あなたの身内や友人・知人が事故や病気などで入院や自宅療養をしている時、なんとか元気になってもらいたいものですよね。
そんな時にあなたの気持ちを代弁してくれるのが、「お見舞いの品」です。

お見舞いの品で喜ばれるものはフルーツやお菓子、お見舞い金、タオルや本などの身の回りのものなど多々ありますが、アレンジメントフラワーもおすすめです。

ただし、アレンジメントフラワーをお見舞いに贈る際には気を付けなければならないポイントがあるんです。
このコラムでは、お見舞いにアレンジメントフラワーを贈る際のポイントをご紹介したいと思います。

まずは、もっとも気を付けたいことからご紹介します。
お見舞い品としてアレンジメントフラワーを贈る際は、「お相手の方に植物に対するアレルギーなどがないかどうか」を事前に確認しておくのが鉄則です。

特に最近は、スギ科やイネ科などのお花を使ったアレンジメントフラワーも増えてきています。
花粉症の方はもちろんのこと、ある特定の植物にアレルギーを持っている方もいらっしゃいますので注意してください。

次に気を配りたいのが、「お相手の方が生花の持ち込みが可能な場所にいるかどうか」という点です。
自宅療養なら問題ない場合が多いのですが、病院に入院されている場合は生花の持ち込みが禁止されているということもあり得ます。

1つ目にご紹介したアレルギー対策の一環として「生花持ち込みNG」の病院は増えてきていますので注意しましょう。

3つ目に気を付けたいのが、「鉢植えは避ける」です。
アレンジメントフラワーと言えば、オアシスと呼ばれる吸水スポンジを使ったものや花束になったものなどが一般的ですが、鉢植えも少量ながら販売されています。

鉢植えの植物を病人に贈るのは、古くからタブーとされています。
鉢植えの植物は、「根が付く」ということから「(病人がベッドに)寝付く」という言葉を連想させてしまい、入院を長引かせるものとして忌み嫌われているのです。

くれぐれも鉢植えは避けましょう。

では、どのようなアレンジメントフラワーを贈るのが最適なのでしょうか?
4つ目にご紹介するポイントは、「香りが少なく元気が出るようなカラーのものを選ぶ」です。

上記3つの点を確認して「生花を贈っても問題ない」ということであれば、香りが少なくポジティブな気持ちになるような色味のアレンジメントフラワーを贈りましょう。

ユリやバラなどの香りが強いものは避けます。
これは、お相手の体調によっては強い香りを不快に感じる場合が少なくないからです。

また、色味は「ピンク」、「オレンジ」、「イエロー」のような前向きな気持ちになるものがおすすめです。
喪を連想させるようなホワイト一色のアレンジメントや、血を連想させるようなレッド一色のアレンジメントは避けるのが無難です。