お部屋やオフィスに何かアクセントを加えたい、雰囲気を変えたい…といったときにお試しいただきたいのが、観葉植物を飾ることです。たった一つの鉢を飾るだけで、雰囲気がガラリと変わりますし、美しいグリーンに目も心も癒されるでしょう。

しかし、どんな観葉植物を選んだら良いのか、迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。種類によっては、置き場所に配慮したり、水やりにコツがあったりして、手間がかかります。植物を育て慣れていないと、枯らしてしまうこともあり得ます。そこで、初めて観葉植物を購入する方におすすめなのは、「育てやすい」観葉植物です。

育てやすい観葉植物の条件とは「生命力が高いこと」。生息する環境に左右されずに育つ、丈夫な性質のことを指します。具体的には、寒さや暑さ、乾燥に強く、病気になりにくく、害虫に対する抵抗力が強いなどが挙げられます。

では、生命力が強い植物を見ていきましょう。

1.カポック
カポックは、丸みを帯びた葉を放射状に広げるかわいらしい姿が魅力です。観葉植物としてポピュラーな存在ですので、見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。丈夫な観葉植物としても知られており、耐寒性・耐暑性に優れ、日陰でも育てられます。乾燥に強いため、頻繁な水やりを必要とせず、非常に育てやすいと言えるでしょう。

2.オリーブ
ほっそりとした幹にシルバーグリーンの葉をたくさんつけるオリーブ。シンプルでありながら、人の心に残る印象的をしているため、人気の高い観葉植物です。原産地は、空気が乾燥した地中海沿岸部だけあって、耐乾性に優れています。冬の寒さにも耐えられますので、庭に直植えしたり、ベランダに飾ったりしても育てられますよ。

3.ドラセナ
「幸福」という縁起の良い花言葉を持っていることから、贈り物として人気のドラセナ。ドラセナには多くの種類がありますが、ほとんどが強い生命力を持っています。特に耐陰性に優れていますので、日当たりが悪いお部屋に住んでいらっしゃる方は、まずはドラセナを育ててみてはいかがでしょうか。

4.フランスゴムの木
小ぶりの丸い葉が特徴のフランスゴムの木は、インテリア性が高い観葉植物です。おしゃれな空間づくりをしたいときには、フランスゴムの木を飾ると良いでしょう。もちろん生命力も強く、栄養分の少ない痩せた土壌でも育つほどです。乾燥に強いため、毎日の水やりが不要。土が乾いてからお水を挙げれば、美しい姿を保ってくれます。

5.ポトス
観葉植物の定番とも言えるポトスは、つる性の植物。鉢を吊るしてつるを下に垂らしたり、鉢に支柱を立ててつるを巻きつかせて育てたり、さまざまな育て方ができますよ。ポトスの特徴は、日陰に強いこと。そのため、日当たりが悪いキッチンやトイレなどに飾る方もいらっしゃいます。

観葉植物を飾ることは、心地よい空間となるだけでなく、育てる経過も楽しめます。植物の日々の変化を観察していくと、観葉植物に対する愛着も沸くでしょう。楽しみながら、観葉植物を育ててみてくださいね。