定年退職の際に花を贈る理由と、贈るのに相応しい花5種類
職場で上司が定年退職をする際、花束を贈ることが一般的とされています。
ではなぜ、定年退職の際に花束を贈るのでしょう。
理由はさまざまありますが、大きく3つに分けることができます。
1つ目は「感謝の気持ちを伝えられる」ということ。
2つ目は「特別感がある」ということ。
3つ目は「寂しさや悲しさを和らげてくれる」ということです。
このほかにも、定年退職の際に花束を贈ることが一般的とされる理由はいくつもあります。
花束は贈る相手により、相手が好みとする花の種類や色を組み合わせて、その人だけのオリジナルのものも作ることが出来るので、そういったところも花束が贈られる理由でもあるでしょう。
今回は、定年退職の際に相応しいとされる花5種類と、贈ることがNGとされている花と色をご紹介したいと思います。
なぜ定年退職の際に花を贈るのか
職場で上司が定年退職をする際、花束を贈ることが一般的とされています。
実際に、上司の定年退職の場で花束を贈ったことがある人、または、そのような場面を見たことをある人も多いのではないでしょうか。
ではなぜ、定年退職の際には花束を贈るのでしょう。
理由はさまざまありますが、大きく3つに分けることができます。
花束を贈る理由3つ
感謝の気持ちを伝えることができる
花にはそれぞれ花言葉があり、それを組み合わせることによって今までなかなか機会がなく伝えることができなかった感謝の気持ちを相手に伝えることができます。
特別感がある
花束は普段なかなか自分で購入することはしません。
なにか特別な理由がない限り手に入れることはできないでしょう。
そのため、花束を贈られると特別感が出て嬉しい気持ちになります。
寂しさや悲しさを和らげてくれる
長年勤めてきた職場を離れ、部下や会社の仲間たちと別れることはとても寂しいことです。
そのような気持ちの中、きれいな花束を贈ることによって、その寂しさや悲しさを和らげ、新たな旅立ちを祝福し、応援する意味があります。
このほかにも、定年退職の際に花束を贈ることが一般的とされる理由はいくつもあります。
花束は贈る相手により、相手が好みとする花の種類や色を組み合わせて、その人だけのオリジナルのものも作ることが出来るので、そういったところも花束が贈られる理由でもあるでしょう。
しかし、注意しなければいけないこともあります。
それは、定年退職の際に贈ることがNGとされている花や色もあるということです。
そのため、花を贈る際には正しい知識を持ち、選び方には注意しなければいけません。
今回は、定年退職の際に相応しいとされる花5種類と、贈ることがNGとされている花と色をご紹介したいと思います。
定年退職の際に贈ると良いとされる花5種類
花にはたくさんの種類がありますが、その中でも定年退職の際に贈ると良いとされている5種類の花、バラ、ガーベラ、ユリ、カーネーション、スイートピーをご紹介します。
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バラ
科目:バラ科
属名:バラ属
別名:ソウビ、ショウビ
開花時期:5月~10月
出回り時期:通年
バラの花言葉には、「絆」「信頼」「心からの尊敬」というものがあります。
そのため、お世話になった上司に贈ることにぴったりの花です。
また、バラはたくさんの品種があり、その数は2,500種類を超えます。
今もなお、品種改良が行われているので、その数は今後も増えていくと考えられます。
バラには「ラ・フランス」という品種がありますが、この「ラ・フランス」は19世紀半ばにフランスで作られました。
このラ・フランスが作られた時期を境にして、それ以前に作られた品種を「オールドローズ」と呼び、それ以降に作られた品種を「モダンローズ」と呼んで分けています。
ラ・フランス
ラ・フランスは名花で、とても人気がある花です。
そして、花びらが大きいことが特徴です。
香りも豊かで、部屋に飾ると部屋中にその香りが広がります。
花枝が細いため、大きな花びらの重さに耐えきれずうつむいて咲いていることが多いです。
ラ・フランスの花びらの色は、淡いピンク色をしていて、シックな印象もありますが可愛らしい印象も持ち合わせているので、男性よりかは女性に贈ることに向いているでしょう。
ガリカ、アルバ、ブルボンなど(オールドローズ)
オールドローズと呼ばれる品種のバラの中で、有名なものは、ガリカ、アルバ、ブルボンなどです。
オールドローズの特徴としては、ほとんどの種類が春にしか咲かないということです。
また、麗しい見た目と強い香りでバラ好きの人のなかでは人気があります。
クラシカルな見た目をしている花が多いので、性別を問わず男性、女性どちらに贈ることにも適しています。
ピース、アンジェラ、ストロベリーアイス(モダンローズ)
モダンローズの代表的な品種は、ピース、アンジェラ、ストロベリーアイスなどです。
モダンローズの特徴は、四季咲きであるということ。
春から秋にかけて花を咲かせます。
こちらも花びらが大きいことが特徴です。
しかし、四季咲きということと花びらを大きくすることに力が注がれているため、近年では香りがない品種も増えてきました。
見た目が可愛らしさも美しさも兼ね備えているので、こちらも性別を問わず、あらゆる人に贈りやすい花です。
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ガーベラ
科目:キク科
属名:ガーベラ属
別名:クレオパトラ
開花時期:3月~5月、9月~11月
出回り時期:通年
ガーベラには、「前向き」「限りなき挑戦」という花言葉があります。
まさに、定年退職の際に贈る言葉としてぴったりですね。
ガーベラの葉は、地面と接するところに茂るようにして集まっています。
また、花茎が長く伸びて咲く姿もとても特徴的です。
ガーベラの有名な品種には、トマホーク、ブルーアイ、パスタロサートというものがありますが、そのどれもが見た目が美しく人気があります。
トマホーク
トマホークは、鮮やかで元気いっぱいな印象をもつオレンジ色の花びらが特徴的です。
また、花びらがとても細くてたくさんあります。
可愛らしい見た目をしていて、さまざまな花と組み合わせることができます。
こちらはキュートな見た目をしているため、男性よりかは女性に贈ると良いでしょう。
ブルーアイ
ブルーアイは、紫色のような濃い色をしています。
花びらは大きめで、シックな見た目です。
可愛らしいというよりかは重厚感のある見た目をしているので、男性に贈ることに向いている花です。
また、芯が黒いことも特徴です。
パスタロサート
パスタロサートの花びらの形は特徴的で、ウェーブがかかっています。
ピンク色の花びらで、花の中心に向かってだんだんと色が濃くなっていることも印象的です。
一見キュートな見た目をしていますが、よく見るとクラシカルな印象もありますので、可愛いというよりかは美しいという印象です。
性別を問わず、男女ともに贈りやすい花です。
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ユリ
科目:ユリ科
属名:ユリ属
別名:リリー
開花時期:5月~8月
出回り時期:通年
ユリには、「威厳」「高貴」「純潔」「無垢」といった花言葉があります。
「威厳」「高貴」という花言葉をもつことから、上司が定年退職する際の花束に選ばれることが多いです。
ユリが球根植物ということは広く知られていることと思います。
球根植物は、球根の地下部に球根を作りだし、その球根の上下から根を出します。
ユリの有名な品種にはヤマユリ、ササユリ、テッポウユリなどがあります。
ユリは定年退職の花束の他にも、「純潔」「無垢」という花言葉をもつことから、結婚式のブーケとして使用されることも多いです。
ヤマユリ
ヤマユリの花径は20センチほどあり、とても大形です。
花びらの数は6枚で、色事体は白いのですが、赤褐色の斑点があります。
花びらの真ん中には黄色のラインのようなものが入っており、先端にむかってそのラインは細くなっていきます。
見た目は可愛らしくも、かっこよくも、美しくもあるので、性別を問わず、どのような人にも贈りやすい花です。
ササユリ
ササユリは、香りがとても強いことが特徴的な花です。
それゆえに、部屋に飾ると部屋中にその香りが行き渡ってしまうほどです。
花びらは淡いピンク色をしており、先端が少しだけくるんと曲がっています。
花径は10~14センチほどなので、ユリの中でも比較的小さめなサイズです。
ピンクで可愛らしい見た目をしているということもあるので、男性よりかは女性に贈る花として向いているでしょう。
テッポウユリ
テッポウユリの花びらの形は特徴的で、ラッパのような形をしています。
花びらは細長く、あまり大きくはありません。
近縁種のタカサゴユリに非常に見た目が似ています。
見分け方としては、テッポウユリの方がタカサゴユリよりも小ぶりです。
また、葉が細いこともテッポウユリの特徴です。
贈る相手は選ばず、男女ともに贈っても喜んでもらうことができます。
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カーネーション
科目:ナデシコ科
属名:ナデシコ属
別名:オランダナデシコ、ジャコウナデシコ、オランダセキチク
開花時期:4月~6月、9月~10月
出回り時期:通年
カーネーションといえば、赤いカーネーションを母の日に贈ることが有名ですが、実は、定年退職に贈る花としても適しています。
カーネーションには、「感謝」「誇り」といった花言葉があるからです。
こういった花言葉をもつことから、これまでお世話になった上司に贈ることに向いていて、とても人気があります。
しかし、注意しなければいけないことがあります。
それは、白いカーネーションを贈る時です。
白いカーネーションには、「尊敬」という意味が込められていますが、他にも「愛の拒絶」というネガティブな花言葉もあります。
そのため、定年退職の花束として贈る際には、他の色のものと組み合わせると良いでしょう。
カーネーションの有名な品種としては、ダークテンポ、オペラ、ムーンダストがあります。
ダークテンポ
ダークテンポの花びらはピンク色で、花びらの縁が赤く色づいています。
フリルのような花びらが特徴的で、見た目は華やかで美しいです。
落ち着いた印象もある一方、ぱっと見は可愛らしいので、男性よりかは女性に贈ることに適しているでしょう。
オペラ
花びらの色が淡いピンク色をしていて、とても可愛らしい見た目をしています。
ガーリーで元気いっぱいな印象があるので、こちらも男性よりかは女性に贈ることに向いています。
いつも明るく働いてくれたムードメーカー的な存在の人に贈ると良いかもしれませんね。
また、その可愛らしい見た目から、花束として贈るだけではなく、園芸用としても人気が高い品種でもあります。
ムーンダスト
ムーンダストの花びらは青っぽいような紫っぽいような色をしています。
花びらが通常より大きめなスタンダードタイプと、1本に複数の小輪の花をつけるスプレータイプがあります。
見た目がとてもシックで大人っぽい印象なので、性別を問わずあらゆる人に贈ることができます。
また、定年退職の際に贈る花以外にも、「永遠の幸福」という花言葉をもつことから、「ずっと幸せでいてほしい」という願いを込めて母の日に贈る花としても広く知られています。
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スイートピー
科目:マメ科
属名:レンリソウ属
別名:ジャコエンドウ、カオリエンドウ、ジャコウレンリソウ
開花時期:4月~6月
出回り時期:1月~4月
スイートピーの花言葉には、「門出」などといったものがあり、定年退職の際に贈る花として相応しい花です。
スイートピーは濃厚な香りがあることが特徴です。
その香りは甘くてフルーティーで、とても良い香りをしています。
スイートピーの有名な品種としては、ひかり、アリス、ビオラなどがあります。
ひかり
淡いピンクの花びらをしていて、中心に向かってだんだんと白くなっています。
花びらの縁何ミリかが、白っぽいような黄色っぽいような色をしていて、とても可愛らしい見た目の花です。
その見た目から、女性に贈ることに適しているといえます。
アリス
花びらが濃いピンクをしていて、可愛らしいというよりかは重厚感のある見た目をしています。
そのため、性別を問わず、男女ともに贈ることに適しているでしょう。
ビオラ
紫色の花びらをしていて、とてもシックな印象がある花です。
また、ビオラの花言葉には「優しい思い出」というものがあるため、まさしく送別の際に贈る花にぴったりですね。
クラシカルな見た目をしているため、こちらも男女問わずあらゆる人に贈ることができます。
注意!定年退職の際に贈ってはいけない花
このように、定年退職の際に贈ると良いとされる花を5種類紹介しましたが、逆に贈ってはいけないといわれている花もあります。
棘がついたままのバラ
棘がついているものは、「大切な縁を傷つける」と考えられているため、昔から縁起が悪いとされています。
バラを贈る際には、誤って棘がついたままになっていないか、必ず確認するようにしましょう。
白い菊
白い菊は仏花で、お葬式によく使われる印象があるので、定年退職の際に贈る花として相応しくありません。
贈る相手が、「菊が好きだから」ということであれば問題ないと思いますが、そうでなければ選ぶことはやめておきましょう。
花の種類以外に気を付けたいこと
花の種類以外にも気を付けなければいけないことがあります。
それは、花束の大きさです。
あまり大きな花束にしてしまうと、贈った相手が持ち帰るときに大変な思いをしてしまいます。
サイズは大きすぎず、小さすぎない丁度いいものを選び、贈る際には紙袋も一緒に渡してあげましょう。
おわりに
今回は、定年退職の際に贈ると良いとされる花を5種類と、逆にNGとされる花についてご紹介しました。
これらのポイントをおさえて、定年退職の際には性別や贈る相手の好みなども考えながら、相応しい花束を選びましょう。
持ち帰りのことを考えて、コンパクトな花束やアレンジメントなどを贈るのがおすすめです。
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