ロマンチックなサボテンの花言葉|種類別の花言葉の違いは?
初心者でも育てやすいサボテンは、ギフトとしても人気がありますよね。ここでは、サボテンの種類ごとの花言葉をご紹介します。サボテンをプレゼントするときの料金相場や注意点・プレゼントにおすすめのサボテンの種類・おしゃれに飾るコツなどもまとめました。サボテンにご興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。
サボテンの基本情報
はじめに、サボテンの基本情報からご紹介します。
サボテンとは、多肉植物の一種。
サボテン科の植物を総称して、「サボテン」と呼びます。
原産地は、南米やメキシコ・アメリカなど広範囲にわたっており、砂漠や高地など過酷な環境下でも生きていけるのが特徴です。
これは、サボテンが葉や茎・根に水分と栄養分を蓄えることができるためです。
種類が多く、特徴やかたちも多種多様ですが、ほぼすべてのサボテンが「刺座(しざ)」または「アレオーレ」と呼ばれる部分(主にトゲの付け根にある白い部分)を備えています。
サボテンの花言葉と由来
サボテン全般の花言葉は、「枯れない愛」・「燃える心」・「温かい心」・「偉大」などです。
「枯れない愛」という花言葉は、サボテンが砂漠などの過酷な環境下でも枯れずに生育することに由来しています。
また、「枯れない愛」から派生して、サボテンには「温かい心」という花言葉も託されています。
「燃える心」・「偉大」という花言葉は、サボテンが燃えるように暑い環境でも大きく成長し、鮮やかな花をつけることに由来しています。
サボテンの種類ごとの花言葉
サボテンの中には、種類ごとに違った花言葉がつけられているものも存在します。ここからは、サボテンの中でもとくに人気のある7種類の花言葉をまとめました。
それぞれのサボテンの特徴もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
ウチワサボテン
ウチワサボテンの花言葉は、「偉大」・「熱愛」です。
これは、サボテン全般と同様に、ウチワサボテンが過酷な環境でも大きく育つことに由来した花言葉です。
ウチワサボテンは、サボテン科オプンティア属の植物です。
学名は「Cynara cardunculus」といい、南米やタイ・イスラエルなどが原産です。
名前の通り、まるで団扇(うちわ)のようなかたちが特徴。
ちなみに、うさぎの顔のようにも見えるため、「バニーカクタス」とも呼ばれています。
果実と茎は食用で、サラダなどにして食べることができますよ。
セレウスサボテン
セレウスサボテンの花言葉は、「熱情」です。残念ながら、この花言葉の由来は定かではありません。
セレウスサボテンは、サボテン科セレウス属に分類されます。
サイズは小さめで、柱型に成長するのが特徴です。
原産地は、北米南部から南米です。
ちなみに、セレウスサボテンのトゲはやわらかく、触っても痛くありません。
そんなセレウスサボテンは、電磁波を吸収する性質があるといわれており、「電磁波吸収サボテン」とも呼ばれています。
シャコバサボテン
シャコバサボテンの花言葉は、「一時の美」・「美しい眺め」・「もつれやすい恋」・「つむじまがり」です。
「一時の美」は、普段はひかえめな印象のシャコバサボテンが、花の時期だけに大きな花を咲かせるということに由来した花言葉です。また、その花が大変美しいことから「美しい眺め」という花言葉もつけられました。「もつれやすい恋」は、シャコバサボテンの複雑な葉のかたちに由来しています。
また、シャコバサボテンがほかのサボテンとは異なり、冬に花を咲かせることから「つむじまがり」という花言葉も託されています。
ちなみに、シャコバサボテンはブラジル原産です。サボテン科スクルンベルゲラ属に分類されてます。
クジャクサボテン
クジャクサボテンの花言葉は、「幸せをつかむ」・「あでやかな美人」・「はかない美」などです。
クジャクサボテンの仲間・ゲッカビジンは、一晩だけ花を咲かせます。「はかない美」は、そんなゲッカビジンの性質にちなんだ花言葉です。
また「あでやかな美人」は、クジャクサボテンがまるでランのような華やかな花をつけることにちなんだ花言葉です。
ちなみに、クジャクサボテンの別名は、「オーキッド・カクタス(ラン・サボテン)」です。そんなクジャクサボテンは中南米原産で、サボテン科クジャクサボテン属(エピフィルム属)に分類されます。
マミラリア白玉殿
マミラリア白玉殿(はくぎょくでん)の花言葉は、「内気な乙女」です。
花言葉の由来は定かではありませんが、マミラリア白玉殿の白いふわふわとしたトゲと丸みを帯びたかたち・小さなピンク色の花がかわいらしく、内気な乙女を彷彿させるからかもしれません。そんなマミラリア白玉殿は、サボテン科マミラリア属に分類されます。
原産国はメキシコやアルゼンチンなどです。
キンシャチ
キンシャチの花言葉は、「はかない夢」です。
これは、キンシャチが花をつけるまでには30年以上かかるということに由来した花言葉です。キンシャチは、「王様サボテン」・「サボテンの王様」とも呼ばれる植物。丸い大きな姿が特徴で、とくに大きなものはなんと1m以上の高さに成長します。
淡い黄色い花を咲かせるのも特徴です。そんなキンシャチは、サボテン科タマサボテン属に分類されます。原産地は、メキシコです。
ゲッカビジン
ゲッカビジンの花言葉は、「はかない美」・「はかない恋」・「あでやかな美人」です。
「はかない美」・「はかない恋」は、ゲッカビジンの花が一晩だけしかもたないことに由来した花言葉です。
また、ゲッカビジンの美しく華やかな花姿と、その花のむせかえるような強い香りがもとになり、「あでやかな美人」という花言葉も託されています。そんなゲッカビジンは、サボテン科エピフィルム属に分類されます。原産地は、メキシコから中米にかけてです。
サボテンはプレゼントに人気
葉や茎・根に水分と栄養分を蓄えることができるサボテンは、気温が高く降水量が少ない砂漠や乾燥した高地などの過酷な環境下でも大きく育っていきます。
この性質からもわかる通り、サボテンは園芸初心者でも大変育てやすい植物です。
また、サボテンには多種多様な品種が存在しています。
かわいいかたちのものから、無骨でかっこいい雰囲気のものまでバラエティに富んでいるので、インテリアや好みに合うものを見つけやすいという特徴があります。このような理由があり、サボテンはプレゼントに大変人気があります。
サボテンをプレゼントする場合の料金相場
サボテンをプレゼントする場合の料金相場は、サボテンの種類やプレゼントを贈るシチュエーション・相手との関係性によっても異なります。
ちょっとした手土産やお礼などにサボテンを贈る場合は、1000円~3000円程度が料金相場になっています。
友人・知人への誕生日プレゼントにサボテンを贈る場合は、3000円~5000円程度が相場です。一方で、引っ越し祝いや新築祝いにサボテンを贈るなら、5000円~10000円程度と料金相場も上がります。また、開業祝いや開店祝いには、10000円以上のサボテンを贈るのもおすすめです。
サボテンをプレゼントするときの注意点
プレゼントに人気のサボテンですが、サボテンを贈るときにはいくつかの注意点があります。
ここでは、サボテンをプレゼントするときの注意点を3つご紹介します。
相手の趣味やインテリアに合わせて選ぶ
サボテンに限らず、観葉植物をプレゼントするときに大切なのが、贈る相手の趣味やインテリアに合わせて商品を選ぶということです。
サボテンをはじめとした観葉植物は、インテリアの雰囲気を大きく左右します。
大きなサイズのものなら、なおさらです。サボテンをプレゼントする際は、相手の趣味やインテリアを把握し、それにマッチするものを選ぶようにしましょう。
サボテンのサイズに注意する
次に気をつけたいのが、サボテンのサイズです。フラワーショップや通販サイトでは、さまざまなサイズ感のサボテンが販売されています。
ちょっとしたプレゼントには、気軽に飾れる卓上サイズのサボテンがおすすめです。
一方で、開店祝いや新築祝いなどのお祝いにサボテンを贈る場合は、ある程度存在感のあるサイズの商品を選ぶようにしましょう。
また、サボテンを贈る相手のご自宅・お店などの広さを確認できる場合は、事前にサボテンを飾るスペースがあるかどうかを確認したうえで、そのスペースに合わせたサイズ感のサボテンを選ぶことも重要です。
子どもがいる家庭にはトゲのない種類を選ぶ
お子さんがいるご家庭にサボテンをプレゼントするときは、念のため、トゲのない種類を選びましょう。
また、犬やネコなどペットを飼っている家庭にも同様に、トゲのあるサボテンは贈らないようにするのがおすすめです。
サボテンのトゲは、種類によっては非常に鋭利で、少し触るだけでケガをすることもあります。トゲのないサボテンで好みのものが見当たらない場合は、トゲがやわらかいものを選ぶと良いでしょう。
サボテンをプレゼントするときの選び方
サボテンをプレゼントするときは、まず先ほどご紹介した3つのポイントに注意してください。はじめに、サボテンをプレゼントするご家庭に小さなお子さんやペットがいないかどうかを確認しましょう。
次に、サボテンを贈る相手の好みやインテリアを把握します。そして、サボテンを置くスペースに合わせてサイズを選んでいきます。雰囲気や花言葉をもとにサボテンを選ぶのもおすすめです。
プレゼントにピッタリのサボテン3選を紹介
ここからは、プレゼントにピッタリのサボテンをご紹介します。育てやすく、インテリアにもなじみやすいサボテンを3種類厳選しました。プレゼント用のサボテンをお探しの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ウチワサボテン
1つ目にご紹介するのは、ウチワサボテンです。
ウチワサボテンはその名の通り、まるで団扇(うちわ)のようなかたちをしたサボテンです。また、うさぎの顔にも似ていることから「バニー・カクタス」とも呼ばれています。
ユニークなかたちが特徴で、インテリアのアクセントになってくれますよ。
ウチワサボテンにはさまざまな品種がありますが、基本的に育てやすく、初心者にもおすすめです。ちなみに花言葉は、「偉大」・「熱愛」です。
キンシャチ
2つ目にご紹介するのは、キンシャチです。
漢字で「金鯱」と書くキンシャチは、「王様サボテン」・「サボテンの王様」とも呼ばれている品種です。
タマサボテン属に分類されるキンシャチは、丸いフォルムが特徴です。
大きなものは1m以上の高さになりますが、卓上サイズのものも販売されています。
そんなキンシャチの花言葉は、「はかない夢」です。愛好家も多いキンシャチですが、トゲが鋭いため小さなお子さんやペットのいるご家庭には不向きです。
ヒボタン
最後にご紹介するのは、ヒボタンです。ヒボタンは、サボテン科ギムノカリキウム属に分類される品種。パラグアイなどを原産とする、サボテンです。ヒボタンの特徴は、そのカラーバリエーションの豊富さにあります。
先端部分に色がついており、赤や黄色、ピンク、オレンジなどとてもカラフルです。
手のひらにおさまるような小さめのサイズから販売されているので、飾りやすいのも魅力です。そんなヒボタンの花言葉は、「燃える心」・「情熱」などです。
サボテンをさらにおしゃれにするコツ
サボテンを購入したら、自己流にアレンジするのもおすすめです。ここからは、サボテンをさらにおしゃれに見せるアイデアを3つご紹介します。
寄せ植え
1つ目にご紹介するアイデアは、寄せ植えです。寄せ植えとは、2種類以上の植物を同じ鉢やプランターに一緒に植えることをいいます。
寄せ植えをすることで、鉢やプランターがにぎやかな雰囲気に仕上がります。また、テーマやイメージを決めてサボテンを寄せ植えするのもおすすめです。
クールなイメージのサボテンを集めてスタイリッシュに仕上げたり、コロンと丸いフォルムのサボテンを集めてかわいいイメージに仕上げたりするのも楽しめますよ。
水耕栽培
2つ目にご紹介するアイデアは、水耕栽培です。意外に思われるかもしれませんが、サボテンは水耕栽培することも可能です。透明のガラス容器でサボテンを水耕栽培すると、見た目が涼やかになり、鉢とはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
また、サボテンから生えてくる根っこを目で見て楽しむこともできます。普段とは違った雰囲気を楽しみたい方は、サボテンの水耕栽培に挑戦してみてはいかがでしょう。
鉢を工夫する
最後にご紹介するのは、鉢を工夫するというアイデアです。サボテンは、鉢次第でそのイメージがガラッと変わります。ここでは、サボテンの鉢に関するおすすめのアイデアを3つご紹介します。
テラリウム
1つ目は、テラリウムです。テラリウムとは、ガラス容器などで植物を育てる栽培方法のひとつです。
テラリウム用のガラス容器はおしゃれなものが多いので、きっと自分好みのものが見つかりますよ。テラリウム用のガラス容器は、透明なので植えつけたサボテンをさまざまな角度から見ることができます。
テラリウム用のガラス容器でサボテンを育てることで、サボテン本来のかっこよさやかわいさを存分に楽しむことができます。
吊り下げプランター
2つ目は、吊り下げプランターです。
吊り下げプランターとは、その名の通り天井やカーテンレールなどから吊り下げることができるプランターのことです。
吊り下げプランターにサボテンを植えつけてから吊り下げて飾ると、空間を有効利用することができます。
「部屋が狭くて、サボテンを飾るスペースがない」という方にもおすすめのアイデアです。
また、吊り下げプランターに植えつけたサボテンを吊り下げて飾ることで、空間に動きと立体感がうまれ、インテリアの見え方がよりおしゃれになります。
ティーカップ
最後は、ティーカップです。丈夫なサボテンは、ティーカップに植えつけることもできます。欠けてしまったティーカップや、いまは使っていないティーカップにサボテンを植えてみませんか?とてもかわいらしいインテリアグリーンが完成しますよ。プレゼントにもおすすめです。ティーカップにはもちろん、マグカップや深めのボウルなどにサボテンを植えつけるのもおしゃれです。
まとめ
サボテンの種類ごとの花言葉を中心に、サボテンをプレゼントするときの料金相場や注意点・プレゼントにおすすめのサボテンの種類などをご紹介しました。
初心者でも育てやすく、種類も豊富なサボテンは、ご自宅用にはもちろん、プレゼントにも非常におすすめの植物です。また、飾り方次第で、ガラッと雰囲気が変わるので、インテリアや気分に合わせて飾り方を変えてみるのも楽しめますよ。ぜひ、サボテンをインテリアに取り入れてみてくださいね。