大切な人に贈りたいオレンジのバラ!おすすめの飾り方や贈り方を紹介
カラーバリエーションが豊富なバラですが、中でもオレンジは人気のある花色です。
見る人の気持ちをぱっと明るくさせるようなオレンジのバラは、大切な人への贈り物としても喜ばれるでしょう。
この記事では、オレンジのバラの品種や花言葉、おすすめのプレゼントシーンなどを紹介します。フラワーギフトにオレンジのバラを選びたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
オレンジのバラの歴史
バラは、3,500万年前には存在していたと言われているくらい、とても歴史のある花です。
一般的なバラといえば、赤や白などのイメージが強く、オレンジのバラは少し珍しい印象ではないでしょうか。
実はオレンジのバラは、今から100年ほど前に赤いバラと黄色いバラを交配させて生み出されたもので、バラ全体の歴史の中では比較的新しいものです。
その後、交配や品種改良が進み、オレンジのバラにも様々な品種が生まれ、広く流通するようになりました。
オレンジのバラの品種
一言でオレンジのバラといっても、その色は、濃いオレンジやピンクがかったもの、淡いクリーム色など様々で、花の咲き方や大きさもそれぞれ異なります。
基本的には通常のバラの育て方と大きな差はなく、ガーデニングにも気軽に取り入れることができるでしょう。
ここでは、丈夫で育てやすい、初心者の方にもおすすめのオレンジのバラの品種を4つご紹介します。
ベビーロマンティカ
中央の黄色から、花びらの縁のピンクのグラデーションが美しいベビーロマンティカは、21世紀初頭にフランスで開発された品種です。
成長するとその背丈は30〜90cmほどになり、樹形は半直立性で、一輪で咲くことが多いですが、花もちが良く雨にも強いので、庭でのガーデニングでも親しまれています。
庭でベビーロマンティカを育てる際には、冬に2/3から半分ほど剪定して切り戻しを行うことで、株がまとまって翌年にきれいに花がつきやすくなるでしょう。
アブラハム・ダービー
アブラハム・ダービーは、たくさんのカップ咲きの大輪を咲かせ、果実のような香りを発する華やかな品種です。
花の中央のピンクがかったオレンジ色から外側へかけての淡いグラデーションが美しく、バランスもよいため、ガーデニングにも多く選ばれています。
比較的丈夫で気温の変化にも強いことから、初心者の方でも育てやすい品種です。
タモラ
タモラは、淡いアプリコット色の花と、深い緑色の葉との絶妙のコントラストが美しい品種のバラです。
オールドローズの雰囲気が色濃く残る花は3〜5輪の房咲きで、花つきがよく次々と咲き続けます。
やや直立状に伸長しますが、中程度の育ち方で葉もよく茂るため、育てる楽しみが大きな品種です。
切り花や鉢植え、地植えなど、どんな育て方にも向いていて、病気にも強いので、初心者の方でも育てやすいと言えます。
ジャストジョーイ
ジャストジョーイは、20世紀後半にイギリスで生まれた品種で、14cm前後の大輪の花とティー系の甘い香りが特徴的です。
樹形はコンパクトですが、その大輪の花はお庭の中で圧倒的な存在感を放つことでしょう。
花の中央のオレンジ色が徐々に淡く広がるグラデーションが美しく、オレンジの花の中でも人気の高い品種です。
また、丈夫で花付きもよいため、バラ初心者の方でも育てやすいと言えます。
オレンジのバラのイメージ
格式高い印象のバラですが、オレンジだと温かくて柔らかい印象になります。
また、オレンジはビタミンカラーとも呼ばれており、エネルギッシュで元気な印象も受けますよね。
赤いバラや白いバラは少しフォーマルで堅いイメージがあり、贈り物としてはハードルが高いと感じる人も多いかもしれません。しかし、オレンジだとカジュアルな雰囲気になるので、気軽に贈りやすいのではないでしょうか。
また、心理学的にオレンジは、逆境に立ち向かう強さを備え、大きな悲しみを乗り越える力のある色だとも言われているので、応援したい人へのプレゼントにも良いかもしれません。
オレンジのバラは、少しずつ流通が広がっていますが、まだ珍しい印象の花なので、庭で育てていると周りからの注目を集めるでしょう。
オレンジのバラの花言葉
バラは、多くの花の中でも、色や本数などにより細かく花言葉が分けられているのが特徴的です。
バラのカラーバリエーションは、定番の赤や白、黄色の他にも、珍しいものだと青や紫、黒なども存在しています。
バラの花言葉は愛を伝えるものが多い印象ですが、オレンジのバラの花言葉はお祝いにぴったりなものがあるので、大切な人へオレンジのバラを贈りたい時は、花言葉を意識してみると良いかもしれません。
ここからは、オレンジのバラの花言葉についてご紹介します。
情熱
赤いバラと同じように、オレンジのバラにも「情熱」という花言葉があります。
しかし、オレンジは愛のイメージがそれほどないので、なにかに夢中になっている人や、熱中している人を応援する意味で贈ることができるでしょう。
また、なにかを成し遂げた人に、おめでとうの気持ちを込めて贈るのも良いかもしれません。
恋人やパートナーに、赤いバラを贈るのは少し気が引けるという方は、オレンジのバラをフランクにプレゼントしても良いでしょう。
熱望
「情熱」と少し似ている部分もありますが、熱望は「強く願い望むこと」です。
目標やゴールへ向けて頑張っている人を応援できるような花言葉なので、夢を追いかけている人や新しい門出を迎えた人へのプレゼントとしていかがでしょうか。
もちろん、「あなたを強く欲しています」という情熱的なアプローチとして、告白やプロポーズに利用しても素敵です。
絆
大切な家族や友人にオレンジの花束を贈るときは、この「絆」という花言葉が多く用いられます。
どんなことがあっても離れることのない人と人との結びつきを意味する「絆」は、大切な人たちへの贈り物として最適な花言葉です。
家族や友人だけでなく、会社の同僚や先輩・後輩など幅広い関係性の人に贈れるので、プレゼントのシーンを選びません。
幸多かれ
新しい門出を迎えた人へ、これからの人生が幸多いものになるよう願いを込められる花言葉です。
入学や卒業、就職や転職、結婚や出産など、人生の転機を迎えた人を祝福したいときには、オレンジのバラを贈ってみてはいかがでしょうか。
明るくて温かいオレンジ色が、贈った人へ元気と希望を与えてくれることでしょう。
無邪気
真っ白な状態で産まれてくる、まさに「無邪気」な赤ちゃんのために、出産祝いとしてオレンジのバラを贈るのも素敵です。
また、小さなお子様への入園や入学祝いにも喜ばれることでしょう。
相手が大人であっても、無邪気で天真爛漫な人へ、「いつまでも変わらずに」という願いをこめて贈ることもできます。
オレンジのバラを贈りたいシーン
大切な人の幸せを願う意味合いが多いオレンジのバラは、シーンを問わずあらゆるお祝いの場で贈りやすい花です。
赤いバラや白いバラよりもフランクでカジュアルな印象なので、日常のちょっとしたお祝いでも気兼ねなく受け取ってもらえることでしょう。
ここからは、オレンジのバラを贈るときのおすすめのシーンをご紹介します。
誕生日祝い
実はオレンジのバラは、10月の誕生花でもあります。
秋らしい色合いのオレンジのバラを、10月に誕生祝いとして贈るのがおすすめです。
誕生日パーティーなどを開催する際には、オレンジのバラを飾ることで、会場が華やぎますよ。
また、オレンジのバラは、華やかさの中にも親しみやすい印象なので、老若男女問わず喜ばれることでしょう。
誕生花の存在について知らない人へは、ひとことメッセージカードを添えるとより気持ちが伝わります。
長寿祝い
「絆」や「幸多かれ」の花言葉にのせて、大切なおじいちゃんやおばあちゃんへ長寿のお祝いとしてオレンジのバラを贈るのはいかがでしょうか。
年配の方は、オレンジのバラを見慣れていない方も多いかもしれないので、素敵なサプライズになるかもしれません。
ただし、年配の方の中には、バラに「仏事」のイメージを持っている方もいるので注意が必要です。
勘違いや誤解を招かぬように、贈る際にはメッセージカードにお祝いの気持ちを記しておくとよいでしょう。
結婚祝い
大切な人の結婚のお祝いとして、オレンジのバラを贈るのもおすすめです。
オレンジのバラの「絆」や「幸多かれ」という花言葉にのせて、いつまでもパートナーとの絆を大切に、これからの結婚生活が幸多いものになるよう気持ちを込めてお祝いしましょう。
赤いバラは意味合いによっては「求愛」のイメージが強くなるので、結婚祝いにバラを贈りたいのであればオレンジがおすすめです。
出産祝い
「無邪気」な赤ちゃんの誕生を祝って、オレンジのバラをおくるのはいかがでしょうか。
新しい生命の誕生に、明るくエネルギッシュなオレンジはよく合います。
ただし、まだ入院している方へ、鉢植えのバラをお見舞いとして持参するのはマナー違反なので注意してください。
なぜなら、鉢植えの「根付く」が、病気で床に「寝付く」ことを連想させるからです。
どうしても入院中に花を贈りたいのであれば、切り花やフラワーボックスなどのアレンジメントであれば飾りやすく相手の負担にもなりにくいでしょう。
転職祝
転職して新たな仕事を始めるときは、希望と不安が入り混じった複雑な時期かもしれません。
そんな人の新たな門出を祝福するために、オレンジのバラをプレゼントしましょう。
ビタミンカラーのオレンジは贈る人へ元気を与え、新しい人生へと力強く踏み出す手助けができます。
オレンジのバラはカジュアルさもあるので、男性へも贈りやすいというメリットもありますよ。
開業・開店祝い
新しく事業を始めようとしている人へは、「情熱」や「熱望」といった花言葉でビジネスのスタートと成功を応援しましょう。
明るく元気な印象のオレンジは、受け取った人へ勇気と希望を与えてくれます。
オレンジのバラをオフィスや店舗に飾ることで、職場の雰囲気を明るく華やかにしてくれる効果も期待できるでしょう。
オレンジのバラのおすすめの贈り方
大切な方へオレンジのバラを贈ることが決まったら、どのような形態のフラワーギフトにするかを検討しましょう。
フラワーギフトの選び方のポイントは、華やかさやボリューム、受け取りやすさや飾りやすさです。
代表的で多く選ばれるフラワーギフトは次の3つになります。
花束・ブーケ
花の贈り物の定番といえば花束やブーケです。
オレンジのバラだけでまとめてもよいですが、他の色のバラや、違う種類の花を織り交ぜても素敵な花束になります。
花の本数が多いほど、豪華でボリューミーになるので、お祝いしたい人やシーンに合わせて最適な花束を用意しましょう。
インパクトがあって思い出にも残りやすい花束ですが、持ち歩きしにくいというデメリットもあります。
花束を渡したい場合は、相手の家やオフィスなど、持ち帰りの必要がない場所が無難です。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントとは、花器の底に敷いた吸水スポンジに花を挿して飾り付けるもので、花を自由にレイアウトできるのでデザイン性の高いフラワーギフトです。
美しい状態で固定されているので、持ち歩きや保存によって形がくずれにくく、吸水スポンジがあるので水やりの必要もありません。
受け取ったあと、そのまますぐに飾ることができるので、花の扱いに慣れていない方にも負担になりにくい贈り物です。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは、生花を特別な方法で加工し、長期間保存可能な状態にしたもので、花束やフラワーアレンジメントのように、萎れたり枯れたりする心配がありません。
美しい状態のまま、ずっと残しておきたい贈り物として最適です。
また、生花特有の香りや花粉もないので、飲食店などの店舗にも衛生的に飾れます。
生花を使っているので、造花よりもリアルで美しい形をキープできるのが魅力的です。
オレンジのバラのおすすめの飾り方
オレンジのバラをいただいたら、ぜひお部屋に飾ってその美しさを楽しみましょう。
生きた花を部屋に飾ることで、生命エネルギーが発せられ、風水的にも良い効果をもたらします。
花は基本的に、どこに飾ってもよいのですが、花の癒し効果を最大限に活用するためには、目につきやすい場所や家族が集まる場所がおすすめです。
玄関に
お客様を最初にお出迎えする玄関にオレンジのバラを飾ることで、最初のおもてなしになります。
また、靴の匂いがこもりやすい玄関に香りの良いバラを飾ることで、空間を華やかに彩ってくれる芳香剤のような効果も期待できるでしょう。
さらに、光が差し込みにくい玄関は暗くなりがちなので、はつらつとしたイメージのオレンジのバラを飾ることで、ぱっと明るい印象になるはずです。
リビングに
1日のうちでも多くの時間を過ごし、家族も集まりやすいリビングにオレンジのバラを飾ることで、その空間が華やかになって家族の会話も増えるかもしれません。
ビタミンカラーであるオレンジからは、元気とエネルギーをもらえるので、疲れたときに眺めてみるのも良いでしょう。
また、リビングは家具や家電が集まりがちな部屋なので、花などの自然のアイテムを取り入れることでバランスが良くなります。
お店やオフィスに
飲食店や美容院などの店舗にオレンジのバラを飾ることで、お客様をおもてなしし、癒しの空間を演出してくれます。
明るく元気な印象のオレンジが、店内をぱっと明るくすることで、お店全体の雰囲気も変わるでしょう。
また、オフィスにオレンジのバラを飾ると、仕事で忙しい中でもエネルギーをもらえるような効果が期待できます。
洗面所に
洗面台や鏡、洗濯機がある洗面所は、無機質な空間になりがちなので、少し寂しい印象を与えますが、そこにオレンジのバラを飾ることでがらりと華やかになります。
自宅であってもお店であっても、手洗い場に花が飾ってあると、とても清々しい気持ちになるものです。
スペースにあまり余裕がないのであれば、ミニバラをさりげなく飾るだけでも十分に雰囲気は変わります。
身支度を整える場所である洗面所に花を飾ることで、朝の少し憂鬱な気分も晴れるかもしれません。
トイレに
トイレは窓がなかったり、小さかったりすることが多く、暗くなりがちなスポットです。
明るくエネルギッシュな印象のオレンジのバラを飾ることで、どんよりした雰囲気のトイレも華やぎます。
トイレに飾るのであれば、本数の多い切り花も良いですが、細い花器で1輪だけ飾るのもおしゃれです。
トイレは、風水的に見ても、気の流れが滞りやすい場所なので、生命力のあるアイテムで空気の流れを整えましょう。
オレンジのバラを長持ちさせるポイント
オレンジのバラをいただいたら、少しでも長持ちさせるために、適切な処理を行いましょう。
季節や気温にもよりますが、正しいお世話を続けることで、バラの花を長く楽しめますよ。
最後に、オレンジのバラを最後まで楽しむためのポイントをご紹介します。
花器を洗浄する
花を生ける前に、花器をよく洗って清潔な状態にしておきましょう。
汚れがひどい場合は中性洗剤を使用して、汚れを完全に取り除いてください。
花器に汚れがたまったままだと、細菌やバクテリアなどが繁殖し、花が萎れる原因にもなります。
水切りしてから生ける
ラッピングなどを取り外したら桶や洗面器に水を張り、その中に茎をつけて、先端から2cmほどの位置をはさみで斜めにカットしましょう。
そうすることで断面積が大きくなり、水を吸いやすくなるので花が長持ちします。
はさみは切れ味のよいものを使い、使用前には除菌や消毒をして清潔にしておきましょう。
清潔を保つ
バラを花器に生けたあとはできるだけ毎日水を交換し、定期的に花器も掃除することで、常に清潔な状態を保ちましょう。
花器の水の中に、台所用漂白剤を2〜3滴入れるとバクテリアの増殖を抑制できるのでおすすめです。
また、砂糖を少量入れるとバラの栄養剤のような効果が期待できるので、花もちが良くなります。
まとめ | 大切な人にオレンジのバラを贈ろう
今回は、オレンジ色のバラについてご紹介しました。
オレンジのバラは見た目の明るさから元気やエネルギーをもらえ、花言葉も素敵なものばかりなので、大切な人への贈り物としてもおすすめです。
特別な気持ちを込めてオレンジのバラをフラワーギフトとして贈りたい場合は、メッセージカードなどを添えると思いが伝わります。
オレンジのバラをいただいたら、少しでも長持ちさせるために適切な処理とお世話を行いましょう。