ピンクの観葉植物がかわいい!センス良く飾るコツや風水効果も紹介
贈り物としても人気がある観葉植物には、たくさんの種類があります。
通常は葉っぱの色やツヤ感、また葉のフォルムを楽しむために採用することが多く、室内でも育つように耐陰性に優れているのが特徴的です。
そんな観葉植物の中に、葉がピンクになる種類があるのはご存知でしょうか。中にはピンクの花を咲かせる華やかな観葉植物もあるのです。
ここでは、女性に人気があるピンクの観葉植物の種類や、センス良く飾るコツ・風水効果などを詳しく解説していきます。
ピンクの花が咲く観葉植物+育て方
グリーンとピンクは実はとても相性が良く、ファッション業界でも人気がありますね。
一口にピンクと言ってもバラエティに富んだトーンがあり、緑色と組み合わせることでより鮮やかに感じられます。
またピンクと緑は色相環で言うと補色の関係性にあり、お互いを引き立たせる色です。
まずは、ピンク色の花が咲く観葉植物と、その育て方を紹介していきましょう。
シャコバサボテン
はじめに紹介するのは、南アフリカやブラジルを原産地とするシャコバサボテンです。
シャコバサボテンは品種によって、オレンジ・赤・白・ピンク色の花を咲かせるサボテン科の植物になります。
花の少ない秋から冬にかけて色鮮やかな花を咲かせてくれるので、一つあるだけでお部屋がパッと明るくなりおすすめです。
またタフで長持ちするため、基本的なお手入れさえ欠かさなければ毎年華やかな花を楽しむことができるでしょう。
・育て方のポイント
シャコバサボテンは多湿な森林が原産の植物なので、他のサボテンと異なり乾燥には強くありません。
したがって、置き場所や温度管理には注意が必要です。
まず4月~10月までは日当たりの良い場所に置いて育てましょう。その理由は、日当たりによって花芽の形成が決まるからです。
ただし真夏の直射日光に当てると、弱ってしまうので遮るようにしてください。
また気温が10℃以下になったら室内で育てるようにしましょう。
シャコバサボテンは手を掛けてあげることで、たくさんの花芽がつき美しい花を咲かせてくれますよ。
アンスリウム
熱帯アメリカやカリブ海周辺の島々が原産地のアンスリウムは、ハワイアンを感じさせるような華やかな花を咲かせる観葉植物です。
アンスリウムの花は、ピンクの他にも赤や白、グリーン系などもありますよ。
とても丈夫なので鉢植えだけではなく切り花としても活用されることが多いため、品種改良が進みたくさんの種類が増えています。
また花に見える部分がハート型をしているので、風水効果があると言われ若い女性からの支持も多いでしょう。
しかし花びらに見えるのは実は葉が変形した部分になり、本当の花は細い尾のようにも見える黄色の隆起部分になります。
・育て方のポイント
アンスリウムは5月頃から9月頃までは室外で育てることもできます。
しかし寒さに弱く花芽の生長にも影響を与えるので、冬場は室内で育てるのがおすすめです。気温が15℃を下回ってきたら室内に入れるようにすると良いでしょう。
水やりに関しては春から秋にかけてはそれほど神経質になることはないですが、休眠期に入る冬は水やりは控えめにしてください。
葉っぱにツヤがないと感じたときは活力液を水で薄めて、霧吹きで葉水してあげると良いですよ。
アンスリウムの育て方についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。
ホヤ カルノーサ
ホヤ カルノーサは、東アジア~オーストラリアが原産の植物です。
ツル性の植物なので木の幹などに張りつくように生長していきます。したがって支柱などに絡ませて育てるのに向いているでしょう。
葉には水分を溜め込むことができるので肉厚な印象です。
ホヤにはたくさんの品種がありますが、カルノーサは星の形をした淡いピンクの花をつけます。
花言葉に込められた意味も「人生の出発」「満足」と言う素敵なものが多く、贈り物としても最適です。
・育て方のポイント
光の当たる場所を好みますが直射日光には弱い植物なので、レースのカーテン越しに育てるようにしましょう。
日当たりの悪い場所でもある程度は育ちますが、かわいい花を咲かせたい場合には光が必要です。
またホヤは葉の中に水分を溜めることができるので、過度な水やりは控えましょう。
特に冬場は土の表面が乾いてから、1週間程度経過してから水を与えるようにしてください。
ただし湿度は必要なので、乾燥が続く冬は霧吹きで葉水をして潤いをキープさせると良いです。
ピンクの葉を持つ観葉植物+育て方
観葉植物の中には、カラフルな葉っぱを持つ種類がたくさん存在しています。
例えば緑の葉の中に小さなピンク色の斑が入ったタイプや、寒くなるとピンク色になるものなど、好みに応じてセレクトできるのも魅力です。
ピンクの葉を持つ観葉植物は、インテリアとして置くだけでその場を明るくしてくれるため、特に女性に人気があります。
ここではピンクの葉を持つ観葉植物と育て方を解説するので参考にしてください。
コルジリネ ピンクシャンパン
スラっと伸びた長い葉っぱが印象的なコルジリネ「ピンクシャンパン」は、リュウゼツラン科の観葉植物です。
葉には明るい白色の斑が入っており、根元の部分がほんのりとピンク色になります。
暖かい地方では地植えでも育つので、寄せ植えとしてもよく利用されますよ。
また、もっと濃いピンク色が好みの方には「ピンクパッション」と言う品種がおすすめです。
こちらはピンクとパープルの縞模様が入っていて、より鮮やかな印象を受けます。
・育て方のポイント
寒さに強く関東地方でも0℃以下にならない限りは室外でも越冬できるくらい丈夫な植物です。
したがって、花のない季節に冬を彩るカラーリーフとして大活躍するアイテムにもなるでしょう。
管理も簡単で、乾燥したら水を与えるのが基本的な育て方です。
生長期になる春~秋は定期的に肥料を与えてください。液体肥料でも良いですが少しずつ溶けていく固形肥料がおすすめです。
シンゴニウム コンフェティ
次に紹介するのは、サトイモ科のシンゴニウム「 コンフェティ」と言う観葉植物です。
淡いグリーンに、まるで絵の具を落としたような斑模様がかわいらしいイメージ。
模様が規則的ではないので、光の当たり方や見る角度によっても違った印象を与えるでしょう。
この他にも、やわらかなピンク色の葉を持つ「ピンクバタフライ」も人気です。
こちらは葉の表面がピンクで裏側は緑色をしているので、コントラストを楽しめる植物になります。
・育て方のポイント
植物を初めて育てる方にもおすすめのシンゴニウムは、耐陰性が抜群でたくましい植物です。
通気性の良い場所に置いて、土が乾いたらしっかりと水を与えてください。
ただしあまりにも光の弱い場所に置きっぱなしにすると、発色が悪くなるので注意をしましょう。
葉が大きく育ってきたら春先に切り戻しをします。切り戻した葉っぱは、花器に入れて楽しんでもいいですね。
コリウス
東南アジア・オーストラリアに分布するコリウスはシソ科の植物です。
コリウスは現在では100種類以上あり、よく寄せ植えにも使われているので誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
南国を思わせるような鮮やかな葉色が特徴的で、葉の縁に濃いピンクが入っているものや、葉脈に斑模様のピンクが大きく入っているものなど、見るだけで楽しくなるようなアイテムが豊富です。
多年草ですが寒さには弱いので1年草として扱われていることが多いでしょう。
・育て方のポイント
コリウスは強い日差しに当てると葉焼けしてしまう可能性があるので、光が適度に入る明るい場所に置くのがおすすめです。
寒さにも弱いので、霜が当たる季節には室内で管理するようにしましょう。
水やりは他の観葉植物と同じなので、それほど気を使うことはありません。
また葉を美しく維持するためには、花芽を摘むことをおすすめします。
花を咲かせても良いのですが、花に栄養が奪われるので葉の発色が悪くなる可能性があるためです。
葉脈がピンクになる観葉植物+育て方
植物の葉をよく見ると、茎と繋がっていて葉に栄養を運んでいる維管束があります。これは人で言えば血管のような働きをする部分です。
この筋の部分を「葉脈」と言いますが、ここがピンク色になる植物も存在しています。
ここでは自然が創ったアートのような美しい葉っぱを持っている観葉植物を紹介してみましょう。
フィットニア
濃い緑と葉脈のピンク色が見事なコントラストを見せるフィットニアは、いつまでも眺めていたくなるような観葉植物です。
フィットニアはペルー原産のキツネノマゴ科の植物で、網目のような繊細な模様が特徴でしょう。
見た目の印象から「アミメグサ」と言う別名もついています。
花が咲くのは非常に珍しいので、日本ではカラーリーフとして親しまれることが多いです。
フィットニアには葉脈が白になるタイプと濃いピンクになる品種がある他、葉の縁が丸いものやギザギザしたタッチのものなど数多くの品種があります。
・育て方のポイント
熱帯性の植物であるフィットニアは、暑さには強いのですが耐寒性がないのが欠点です。
気温が低い部屋の中だと自然に枯れてしまうので、10℃以下にならないように管理してください。
水やりは土が乾いてきたタイミングで与えるようにしましょう。
また夏の強い光に当てると、葉焼けを起こす可能性があります。フィットニアの葉の美しさを保つためには、明るい日陰などで育てるようにしてください。
マランタ(アマグリス)
熱帯アメリカが原産地のマランタは、薄暗いジャングルの中に自生しているクズウコン科の植物です。
熱帯地方独特の大胆で美しい葉の模様が美しく、目を奪われます。
マランタは葉の表面の緑色だけではなく、裏側の濃いピンク色も個性的です。
また生長するにしたがって、葉脈の付け根部分から濃い緑色が少しずつ広がっていく姿も見応えがありますよ。
茎は立ち上がることはなく、這うように育つので鉢植えで育てるのに向いています。
・育て方のポイント
薄暗い場所で育つ植物なので、直射日光は避けて室内の明るいエリアで育てるのがコツになります。
ただしあまりにも太陽の光に当てないと、葉の色が褪せてしまうので注意してください。
高温多湿を好むため、春から秋の生育期にはたっぷり水をあげるようにしましょう。
休眠期となる冬は、土がしっかり乾くのを待ってから水を与えます。
植え替えをする場合は、梅雨に入る前の5月くらいが最適です。
ピンクの観葉植物にはどんな風水効果があるの?
観葉植物が持つグリーンのエネルギーは、私たちの心を癒してくれますね。
緑の中にピンク色が入っている場合は、どんな効果をもたらしてくれるのでしょうか。
風水ではピンク色には人間関係を良好にする効果があるとされています。
さらに女性の美や恋愛運を司っているカラーとも言われているので、インテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
では実際にどこに置けば、風水効果を上げることができるのかをチェックしてみましょう。
恋愛運を上げる
風水とは中国に古くから伝わる環境学です。
わかりやすく言うと、環境によって運は開かれると言う考え方に基づいています。
中でも植物には自然のエネルギーが満ち溢れていると考えられていて、ピンクの葉を持つ観葉植物は恋愛運を上げるのに効果的です。
また、リビングなど家族の集まる場所に配置することで、家族の絆が強くなるとも言われています。
また寝室にハート型の植物を飾ると、恋愛運がアップするでしょう。
特に「アンスリウム」や、ツル性の「ハートカズラ」などを取り入れると良いですよ。
家の中心から見て東南の方角にあるお部屋に飾るのもおすすめです。
女性らしさ(美)をアップ
風水においての観葉植物は、足りないエネルギーを補ってくれる救世主です。
もしあなたが美容運やダイエット運をアップさせたいなら、家の南の方角にピンクの観葉植物を飾ってみましょう。
特にすらりと伸びる葉を持った「コルディリネ」を窓際に置くと運気が上がります。
また木製のプランターに入れて飾ると効果的です。
南は火を司るエリアになるので、濃いピンクよりもやわらかい色調を持ったピンクの植物が向いています。
ピンクの観葉植物をインテリアに取り入れるコツ
ピンクとグリーンの組み合わせは、お互いの色を際立たせる補色の関係にあります。
ピンクの斑入りの葉や、ピンクの花が咲く観葉植物は温かみがあるお部屋作りには欠かせないアイテムです。
また殺風景なお部屋に一つ飾るだけでも、一気に明るい雰囲気になるのが魅力でしょう。
ここではピンクの観葉植物をインテリアに上手に取り入れて、オシャレに見えるコツを紹介します。
モノトーンの部屋に飾って差し色にしよう
大人っぽいモノトーンの部屋は、高級感がありスタイリッシュな雰囲気を演出することができるでしょう。
最近では若い女性でも濃いブラウン系やシックな黒の家具をチョイスする方が増えて来ています。
そんなお部屋にさりげなくピンクの観葉植物があることで差し色になり、よりシックな印象になるのです。
またピンクを加え抜け感を出すことで、リラックスすることができるでしょう。
ただし部屋のアクセントになるピンクの観葉植物を低い位置に飾ってしまうと主張が強すぎるので、胸くらいの高さの棚などに置くのがおすすめです。
木製の家具と組み合わせてやわらかい雰囲気に
ピンクの観葉植物は、かわいいお部屋作りには最適なアイテムです。
しかしカラフル過ぎて逆に落ち着きのないイメージになってしまうのではないかと躊躇している方も多いでしょう。
そんな場合は、木製の家具と組み合わせたり木製の鉢カバーなどを取り入れれば統一感が出ます。
中でも重厚感があるウッドプランターは、洋風にも和風にもピッタリなので活用してみてください。
パステルカラーでまとめる
とにかくピンクが好きと言う女性には、パステルカラーのインテリアにすることをおすすめします。
ピンクが基礎になっているお部屋なら、少しずつトーンを変えて飾るのもオシャレです。
またパステル調ばかりだとメリハリのない空間になってしまうので、濃いグリーンの葉を持つコーヒーの木・ポトス・パキラなどと組み合わせるとまとまりが出ます。
少しだけ濃い色をプラスするだけでも引き締まった雰囲気になるので挑戦してみましょう。
ピンクの観葉植物を部屋に飾ってみよう
観葉植物は葉の美しさを楽しむものですが、そこにピンクが加わることでより華やかな雰囲気になります。
グリーン系の植物の中に一つあるだけでも、温かみのある空間が生まれるはずです。
今回はピンク色の花をつけたり葉の色がピンクになる観葉植物を紹介しましたが、あなたのお気に入りは見つかりましたか。
是非お部屋のアクセントにピンクの観葉植物をプラスして、ワンランク上の空間を楽しんでみてくださいね。