【コルジリネ】耐寒性の強い品種は?越冬方法についてご紹介

ご自宅やオフィスに観葉植物を検討しているなら、スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出してくれる「コルジリネ」を迎え入れてみてはいかがでしょうか。

品種によって異なる美しい葉色や、放射線状に葉を広げて成長していく姿を楽しませてくれる魅力があるほか、害虫や病気にも悩まされにくく、挿し木や取り木で増やしていくことも可能な植物です。

この記事では、そんな魅力あふれるコルジリネを取り上げ、基本情報をはじめおすすめな4品種、育てるにあたって注意したい冬の管理や害虫について解説します。

よく寄せられる育て方に関する疑問にも答えていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

コルジリネとは

コルジリネはオーストラリアやニュージーランド原産の樹木で、笹のような細長い葉で赤や茶色、緑色など鮮やかな葉色や放射状に葉を広げるスタイリッシュな姿を楽しませてくれる観葉植物です。

難しいお世話やメンテナンスを必要とせず、病気や害虫に強い点も注目されており、初心者でも気軽に自宅に迎えることができますよ。

ドライガーデンやリゾートガーデンを楽しみたい方に人気の高い観葉植物ですが、お部屋に一味違った雰囲気をプラスしたい方にもおすすめです。

まずは、コルジリネとはどのような植物なのか基本的な情報を紹介します。

 

コルジリネの基本情報

コルジリネの樹高は10〜200cmと幅広く、屋内で観葉植物として楽しめるだけでなく、屋外ではインパクトのあるガーデニングアイテムの1つとしても活躍してくれます。

温かい国を原産とする植物なので乾燥に強く日光を好む特徴を持ちますが、イメージに反して比較的寒さにも強い一面を持つ点が大きな魅力です。

品種は数十種類もありますが、なかにはマイナス3〜5℃まで耐えられる品種もあり、四季のある日本でも元気に育つコルジリネを楽しめます。

コルジリネは「幸福な交際」という素敵な花言葉を持ち、邪気を払い良い気を呼び寄せる風水効果もきたいできる魅力的な植物です。

ぜひご自宅に、コルジリネを迎え入れてみてはいかがでしょうか。

 

【コルジリネ】耐寒性の強い品種は?

コルジリネは寒さに比較的強い植物ですが、観葉植物として取り入れるならより寒さに強い品種を選ぶのがおすすめです。

数十種類ある品種の中から、特に耐寒性に強い4種を取り上げて特徴をご紹介します。どれも人気の品種ですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

コルジリネ・アウストラリス

コルジリネのアウストラリスという品種は、数あるコルジリネのなかでも耐寒性に優れており、マイナス0℃前後まで耐えられます。

関東地方より西の土地なら地植えでも越冬できると言われているため、該当する地方であれば屋内だけでなく、屋外ガーデニングのシンボル的な植物としても活躍してくれるでしょう。

コルジリネ・アウストラリスは、春から夏にかけて放射状に広がる葉の間から茎が伸び、小さな花が花序に咲かせます。別名ニオイシュロランと呼ばれ、白い花から放たれる香りはとても強く、いい香りという人もいれば、芳香剤をイメージしてしまうという人もいるようです。

 

コルジリネ・オーストラリス・レッドスター

コルジリネ・オーストラリス・レッドスターもコルジリネの中では耐寒性に優れる品種で、マイナス5℃まで耐えられると言われています。

雪が降る土地でも屋内観葉植物として楽しみやすく、関東甲信越地区では地植えで育てることも可能です。

コルジリネの品種の中では主張しすぎない赤い葉色が人気で、オフィスやリビングなど、インテリア性を高めたい時によく選ばれるほか、緑の観葉植物やガーデンアイテムを引き締めたい時にも選ばれます。

コルジリネ・オーストラリス・レッドスターの花言葉は、「幸せな交際」です。ご自身で楽しむ観葉植物におすすめなのはもちろん、花言葉を活用して大切な人に贈る贈り物としてもおすすめですよ。

 

コルジリネ・オーストラリス・ターベイダズラー

コルジリネ・オーストラリス・ターベイダズラーは、レッドスターの色違い品種です。レッドスターの葉色が赤色であるのに対しターベイズダラーは緑色が中心で、葉の中心と縁はクリーム色です。コルジリネの中でも爽やかな雰囲気が強い品種で、1つあるだけで空間が華やかになります。

耐寒性はレッドスターと同じくマイナス5℃程度で、寒さに強く、地植えでなければ寒冷地方でも爽やかな葉色や細い葉のスタイリッシュなスタイルが楽しめますよ。

爽やかさをプラスしたい場合や、1株でも存在感あるコルジリネを選びたい時におすすめです。

 

コルジリネ・チョコレートミント

コルジリネ・チョコレートミントは、名前にもあるように葉がチョコレート色をしており、ミント色のライン葉の縁に入っているのが特徴的な品種です。

モダンでシックな印象が強く、コルジリネ・チョコレートミント1つあるだけで空間が引き締まり、おしゃれな雰囲気を演出してくれるでしょう。鮮やかな緑が揃うインドアグリーンやアウトドアグリーンに、アクセントとして取り入れるのもおすすめです。

ちなみに、上記で紹介したレッドスターやターベイダズラーに比べると耐寒性はやや劣り、マイナス3℃程です。雪を被るような環境下は耐えられませんが、関東以西であれば地植えが可能な品種とされています。

 

【コルジリネ】冬の管理方法

上記に紹介したアウストラリス、レッドスター、ターベイダズラー、チョコレートミントは、寒さが厳しく雪が降る日本でも土地によっては地植えが可能です。

他の品種においても寒さには比較的強いですが、寒くなる冬でも元気な状態を維持するには管理に少し注意が必要になるでしょう。

ここからは、寒さに強いコルジリネでも注意してあげたい、元気な状態で越冬させるための冬の管理方法を紹介します。

管理と言っても、越冬のために特別必要な用具などは特にありません。注意すべきことは以下の5つのみです。

  • 冬は5℃程度の気温が必要
  • 水やりは控えめに
  • 葉水は定期的に
  • 肥料は与えない
  • 植え替えはしない

それぞれの点について、詳しく見ていきましょう。

 

冬は5℃程度の気温が必要

コルジリネは上記で紹介した品種についてはマイナス3〜5℃まで耐えられますが、他の品種においては耐寒温度は5℃程度です。そのため、紹介した4品種以外を選ぶ場合は、屋外のガーデニングに取り入れるのは控えて鉢で楽しむようにしましょう。気温に合わせて、野外と室内を移動できるようにしておくのがおすすめです。

コルジリネは日光を好む植物なので、冬の間でもできる限りは日の当たる場所に置き、日光をたっぷり浴びさせてあげてください。

 

水やりは控えめに

コルジリネの成長が活発になるのは夏の間で、寒くなる秋冬の間は成長スピードが遅くなります。そのため、冬の間コルジリネは水をそこまで必要としていません。水は土が乾いているのを確認し、さらにそこから2〜3日たった頃にあげる程度でよいでしょう。

頻繁に水をあげると根腐れの原因となり枯れてしまうため、冬は水やりの頻度を少なくし、乾燥気味で越冬させるのがおすすめです。

 

葉水は定期的に

葉水とは、観葉植物の葉に直接水を吹きかけることで、水分補給や乾燥防止、葉についている汚れを落とすなどの役割があります。

コルジリネは冬の間は乾燥気味で育てるのがおすすめと紹介しましたが、葉に関しては乾燥を避けた方が良いとされるため、定期的に霧吹きを使って葉に水を与えるのがおすすめです。この時、葉の表側はもちろんのこと、手を添えて葉の裏側にも葉水してあげましょう。

ちなみに、葉水には害虫がつくのを防ぐ役割もあります。病気の原因となる虫は葉の乾燥を好むため、葉水を欠かさず行い、コルジリネに害虫がつかないよう注意しましょう。

 

肥料は与えない

コルジリネは、冬の間は成長スピードが遅くなるため肥料は与えないのがおすすめです。冬に肥料を与えると、根が痛んでしまう可能性があります。

ではどのタイミングで肥料を与え始めるのかというと、冬を越し、気温が高くなり始める4月からです。

気温が高くなり始めると、夏型の成長サイクルを持つコルジリネの成長が始まります。肥料は固形の場合は緩効性化成肥料を2ヶ月に1回のペースで、液体の場合は10〜15日に1回のペースであげるのがおすすめです。

 

植え替えはしない

冬の間の植え替えは、コルジリネに向いていません。植え替えをしていけない理由は、冬はコルジリネの成長スピードが遅くなり、根の成長に限界があるためです。

大きな鉢に良い土を用意したとしてもうまくなじめない可能性が高く、必要最低限の水もコルジリネは補うことができません。成長のために含ませた肥料により、根が傷む可能性も出てきます。

植え替えが必要だと感じた場合はひとまずそのまま越冬させ、成長が活発になる5〜8月に行うと良いでしょう。

 

コルジリネにつきやすい害虫とは

コルジリネが観葉植物やガーデニングに好まれる理由には、病気になりにくい点や害虫が付きにくい点もあげられます。比較的病気や害虫に強いため、詳しい知識を持たない初心者でも育てやすく、万が一病気になったり害虫がついたりしてもすぐに枯れてしまうことはありません。

とはいえ、環境下によってまれに害虫がつくこともありますので、コルジリネにつきやすい害虫を取り上げて注意点をご紹介します。

 

カイガラムシ

カイガラムシは体長1〜3mm程度と非常に小さく、また、種類によっては動かないため見つけにくいという特徴をもつ害虫です。

葉や茎から吸汁し成長を妨げるほか、排せつ物を栄養源として菌が繁殖することで、光合成を妨げるすす病をもたらす可能性もあります。

カイガラムシは殺虫剤では駆除しにくい害虫なので、歯ブラシなどを使って地道に取り除く方法で対策を行いましょう。比較的しっかりくっついているため、固めのブラシを用意し、それでも取れない場合はつまようじや竹ぐしを使用すると良いでしょう。

 

アブラムシ

アブラムシも吸汁被害をもたらす害虫で、コルジリネの成長を妨げます。また、ウィルス病を媒介する虫でも知られており、他の観葉植物などから病気を持ち込む可能性もあるため注意が必要です。

 

アブラムシは目視で確認しやすい虫ですが、大量についていると駆除に苦労するものです。歯ブラシやテープなどを用いて地道に取り除く方法でも良いですし、気にならないのであれば殺虫剤で駆除してしまうのも良いでしょう。

 

ハダニ

ハダニも吸汁被害をもたらす虫です。体長が0.3〜0.4mmと非常に小さく、吸汁された部分の葉の色が抜けて白い小班点となり、数が増えていくことでハダニの存在に気付くことが多いです。

被害が進むと葉の色が悪くなるだけでなく光合成がうまくできなくなり、やがて枯れてしまうため注意してください。

ハダニは水に弱い特徴をもつため、葉水を葉の表と裏側にしっかり行いましょう。水で2倍ほどの濃度に薄めた牛乳を吹きかけて窒息させる方法もありますが、この方法の場合は残った牛乳が害をもたらさないよう後日水を吹きかけて流すなどのケアが必要です。

 

コルジリネの風水効果とは?

コルジリネは刃先が細く尖っていて上向きに伸びていく特徴を持つことから、悪い気を追い払ってくれると言われています。

「幸福を呼び込む」「仕事運アップ」「お金の縁を結ぶ」といった風水効果があるとされ、家庭に良い気を呼び込んでくれるほか、パートナーを引き寄せてくれたり、ビジネスの発展や成功に導く良縁を引き寄せたりしてくれるパワーがあるともいわれているんですよ。

なんだか最近悪いことばかり続いている……なんて場合や、気持を切り替えてスタートしたい時には、コルジリネを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

おすすめの置き場所

コルジリネの風水効果に注目するなら、置き場所には注意が必要です。

おすすめの置き場所は玄関などの入口です。邪気も良い気も空気と同じように流れるため、入口に置くことで邪気を払い、家やオフィスに良い気が流れ込みやすくなります。

方角に注目するなら、東の方角は仕事や勉強によいと言われており、西の方角は金運を引き寄せやすいと言われています。

鬼門とも呼ばれる北東の方角に、悪い気を追い払う目的でコルジリネを置くのも良いでしょう。

 

コルジリネの育て方に関するQ&A

コルジリネという観葉植物の情報や日本でも育てやすい品種、少し注意したい冬の管理や害虫について紹介してきました。

ここからは、コルジリネを育てる上で知っておきたい情報を紹介します。

育て方についてよく寄せられる疑問を5つ取り上げて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

コルジリネの寿命はどれくらい?

コルジリネを観葉植物として迎え入れるにあたり、寿命が気になる方も多いことでしょう。コルジリネの寿命がどれくらいかというと、実は明確な年数はなくわかりません。成長しやすい環境下に置いてあげることで成長サイクルを繰り返し、大きく育ち、長生きしてくれます。

お世話やメンテナンスを怠らなければ、美しい葉色やモダンな姿を長く楽しむことができるでしょう。

 

葉が枯れた。原因は?

葉が枯れる原因は、害虫が付いているケースや日光不足、日焼け、気温が低い、肥料の与え方が悪いなどの原因が考えられます。

コルジリネにはカイガラムシやアブラムシ、ハダニがつきやすいです。水やりなどのついでに葉をよく観察するほか、近くに置いている観葉植物にも害虫がついていないか注意してください。

コルジリネの育成で少し注意しなくてはいけない冬場は、日光不足や気温に注意してあげましょう。

成長が盛んになる夏場は、日にあたりすぎることによる日焼けや肥料の与えすぎに注意してください。もし葉先が枯れる場合はカルシウム不足を疑い、適した肥料に切り替えることをおすすめします。

 

植え替え頻度はどれくらい?

コルジリネの植え替え頻度は2年に1回程度とされています。成長が活発になる5〜8月に、今よりも一回り大きな鉢に植え替えてあげます。

コルジリネは成長過程で球根のような太い茎が地下に伸び、根が鉢の中いっぱいに育ちます。植え替えを怠ると鉢の中で根詰まりを起こし、下の葉が落ちたり葉色が悪くなったりするため、定期的に植え替えを行いましょう。

植え替えをせず大きくなるのを避けたい場合は、コルジリネを増やしてコンパクトな観葉植物として楽しむのがおすすめです。

 

コルジリネの増やし方は?

コルジリネの増やし方には、挿し木と取り木の2つの方法があります。

「挿し木」は、新しく伸びている葉の部分を葉が10枚ほど付いている状態で選定し土に挿す方法です。成長が活発な5〜8月に行い、直射日光のあたらない場所に約1カ月間置いて新しい根が出てくるのを待ちます。

 

「取り木:は、コルジリネの幹に傷をつけたり皮を剥ぎ、その部分から根を出させる方法です。挿し木より成長スピードが早く新しい株を作りやすい点や、親株の姿を変えずに増やせる点が大きな特徴です。

 

コルジリネはどこで買える?

コルジリネは人気のある観葉植物なので身近なフラワーショップでも手に入りますが、置いている品種が限定されていたり、気に入る大きさや形がない場合もあるでしょう。

ではどのような方法で買うのがおすすめなのかというと、通販サイトの利用です。観葉植物を専門に取り扱っているサイトなら品種や大きさなどの縛りが少なく、取扱い株数も非常に多いです。

ウェブ上で自分好みのコルジリネを見つけやすいだけでなく、希望する場所まですばやく届けてもらえます。

 

観葉植物を購入するならプレミアガーデン

プレミアガーデンはこちら

 

コルジリネの購入を検討しているなら、プレミアガーデンがおすすめです。

実店舗を持つフラワーショップには難しい品ぞろえの豊富さが大きな魅力で、さまざまな品種のコルジリネから購入を検討できるほか、品種を絞り込んでも数多くの株から自分好みのコルジリネを選べますよ。

品ぞろえの豊富さは低価格にもつながっており、フラワーショップはもちろん大手通販サイトを利用するより安価な価格で手に入りやすいです。

プレミアガーデンで購入した植物には品質保証がついており、事故品やすぐに枯れてしまった場合に取り換えてもらえる点も選ばれているポイントです。

 

まとめ

コルジリネは温かい国を原産とする植物ですが、四季のある日本でも良く育ち、詳しい知識を持たない初心者でも気軽に楽しめます。

観葉植物にコルジリネを迎え入れる際は越冬のさせ方と害虫には注意が必要ですが、ここで紹介した通り管理の仕方は簡単で、害虫の駆除もひどく心配する必要はありません。

コルジリネは、他の植物にはない葉色や姿を楽しませてくれる観葉植物で、スタイリッシュさが空間をモダンな雰囲気に演出してくれます。

プレミアガーデンで自分好みのコルジリネを見つけて、ご自宅やオフィスに迎え入れてあげてはいかがでしょうか。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?