胡蝶蘭の水不足の症状4選|原因と対処法について
胡蝶蘭は初心者でも育てやすいといわれていますが、置き場所や水やりの頻度などを間違えると、もちろん枯れてしまいます。
胡蝶蘭は乾燥気味に育てるのがおすすめですが、根腐れなどを心配するあまりに、水不足になっていることもあります。
どのように育てれば、枯らしてしまうことなく育てることができるのでしょうか。
この記事では、胡蝶蘭の水不足の症状について詳しくご紹介します。原因と対処法についても解説するので、当てはまる項目があったら参考にしてみてください。
胡蝶蘭の健康状態は葉の状態をチェック
胡蝶蘭の健康状態を確認したい場合、葉っぱを確認することで健康なのかどうかが分かります。
胡蝶蘭は、健康状態が悪いと葉っぱに症状が出ることが多いからです。
また、葉っぱが元気ということは、株にもきちんと光があたっていることになります。株に光が当たれば、葉っぱはしっかり成長し、光合成もしやすいので病気になりにくいです。
では、具体的にどのような葉っぱが元気な状態といえるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
健康な胡蝶蘭の特徴
健康な胡蝶蘭の葉っぱは、ツヤと張りがあり、上向きになっていて引き締まっています。
葉っぱの色が悪い、葉っぱの形が悪い、ツヤがないという場合は、胡蝶蘭が何らかの病気にかかっている可能性もあるため、注意してください。毎日葉っぱの状態を観察することで、胡蝶蘭の健康状態を管理できますよ。
元気な葉っぱがたくさんあれば、綺麗な花もたくさん咲きます。なお、胡蝶蘭の葉っぱが4枚以上元気なら、株を大きくすることも可能です。
胡蝶蘭の水不足の症状4選
熱帯雨林に生息する胡蝶蘭は、比較的乾燥に強い植物です。そのため、水やりの頻度も少なくて問題ありません。
しかし、水やりをしなければ枯れてしまいます。乾燥気味に育てつつ、必要な水はあげなければならないのです。
水不足になっている場合、下記のような症状があらわれますので、その際は水やりをしっかり行ってください。
葉がしわしわ・ふにゃふにゃになる
胡蝶蘭が水不足になっている場合、葉っぱの表面がしわしわになったり、ふにゃふにゃになるなどの症状が現れます。
大きな葉っぱが魅力の胡蝶蘭ですが、その葉っぱに沢山線が入ってしまうのです。見ただけで水不足なのだと分かるでしょう。
葉が垂れ下がる
葉っぱがしわしわになったり、ふにゃふにゃになったまま放置してしまうと次第に垂れ下がってきてしまいます。
このような状態になると、さらに水が不足しているといえます。葉っぱが薄くなった気がする、形が変わっている気がするという場合も、水不足の可能性があるため水やりをしましょう。
葉が黄色く変色
胡蝶蘭の葉っぱが黄色くなってきている場合、水不足の可能性があります。きちんと光合成するために水は必要です。
水が足りていないと光合成もできないため、葉の緑色が失われてしまうのです。また、乾燥し過ぎる事でも葉っぱが枯れてしまいますので、黄色くなっているのは水不足の可能性があります。
根がカラカラになっている
根っこがカラカラになっている場合も、水不足の可能性が高いです。根っこがカラカラだと葉っぱもカラカラになってしまいます。葉っぱの乾燥だけなら葉水でも対処できますが、根っこは土からしっかり水をあげなければいけません。
水やりしてるのに元気がない…原因は?
胡蝶蘭にお水をあげているのになんだか元気がない……という場合、それ以外の原因が関係していることもあります。
胡蝶蘭を元気に育てるために水やりは不可欠ですが、実はそれ以外にも注意しなければならないことがあるのです。
夏の気温
胡蝶蘭は夏に水分不足になりやすいです。夏は気温がとても高く、特に外で育てている場合は水不足になりやすいです。
土に水をたっぷり与えていても、気温が高いことですぐに蒸発してしまいます。真夏日が続く場合は日陰に移動させたり、室内で育てるようにしましょう。水を少し多めにあげると良いですが、水をあげる時間帯には注意してください。
置き場所
胡蝶蘭を育てる際は、置き場所にも注意しましょう。
胡蝶蘭は室内で育てやすいですが、室内では空調機の風が直接当たらないようにしなければいけません。暖房や冷房の風があたると葉っぱが乾燥してしまいます。また、土の乾燥も進みますので注意が必要です。空調の風が直接当たらない場所で、なおかつレースのカーテン越しぐらいの光が当たる場所が良いです。また、定期的に葉水を行って葉っぱに水分を与えましょう。
根腐れしている
水やりをしていても葉っぱがしわしわになっている場合、根腐れの可能性もあります。根腐れは、水をやりすぎてしまうことで起こります。特に秋から冬の間は水のやり過ぎに注意しなければいけません。
葉っぱが乾燥しているように見えても、実は根腐れという可能性もあるのです。根腐れが原因の場合は、葉水をしても葉っぱの症状は改善されません。
害虫がついている
害虫が葉っぱについてしまうと、葉っぱが枯れてしまいます。葉っぱだけでなく胡蝶蘭全体に影響を及ぼすものなので、駆除しましょう。
胡蝶蘭につきやすい害虫はコバエ・コナカイガラムシ・ハダニ・アザミウマ・アブラムシ・ナメクジ・アリなどです。この中でも葉っぱを腐らせてしまう原因になるのが、コナカイガラムシです。
コナカイガラムシは、葉っぱの裏についていますので、葉の裏までしっかりと見ておきましょう。葉の水分や養分を吸い取ってしまい葉っぱを腐らせてしまいます。コナカイガラムシを見つけたら、つまようじや綿棒などを使って早急に取り除きます。この時、他の葉っぱにつかないように気をつけてください。
取り除いた後は駆除剤などで再び付着しないようにしましょう。
胡蝶蘭の水やりのポイント
胡蝶蘭は水を与えなさすぎても与えすぎても良くないため、この調整が少し難しいと感じるかもしれません。
水やりのタイミングを確認する方法としては、土が乾いているかどうかを目安にすると良いでしょう。水やりの頻度や時間帯にも注意してください。
また、単独で植えられている胡蝶蘭と寄せ植えされている胡蝶蘭では水やりの仕方に少し違いがあります。ここでは単独で植えられている胡蝶蘭の水やり方法をまとめておきます。
水やりの頻度
胡蝶蘭の水やりの頻度は、1週間から2週間に1回でOKです。
水苔などの植え込み資材が乾いた状態になっていれば、水やりをしてください。季節により乾いているタイミングは変わってきます。割り箸を根元にさしこんでみて、抜いた時に箸が濡れている場合は、まだ水をあげるタイミングではありません。
乾いている状態、濡れていないのであれば水やりをしてOKです。割り箸を差し込む際は、根っこが傷つかないように注意してください。
水やりする時間帯にも注意
胡蝶蘭に水をあげる場合、霧吹きでスプレーするのがおすすめです。霧吹きを使ってスプレーすることで、胡蝶蘭にちょうど良い水の量を与えることができます。一定の部分に水が偏りにくくなるため、霧吹きも使って水やりを行いましょう。
根っこの深い部分まで水が浸透するまで水やりをしなければいけないということはありません。水やりに適した時間帯は、夜間から午前10時ごろまでが良いです。真夏は、気温が高いため、日中に水をあげてもすぐに蒸発してしまうので注意しましょう。
受け皿にたまった水は捨てる
胡蝶蘭の水やりで注意したいのは、受け皿に水をためないようにすることです。受け皿に水が溜まってしまっている場合、放置するとカビの発生や根腐れの原因になるため、水は必ず捨てましょう。
葉水も忘れずに
胡蝶蘭は葉水をあげることで長く綺麗な状態を保つことができます。
葉水を与える場合は、葉っぱの表面だけでなく裏面にもまんべんなくお水をあげてください。葉っぱの裏側の方が水分を吸収しやすくなります。滴り落ちるほど水をあげる必要はありませんが、葉水をすることで、綺麗な状態を長く保つことができます。なお、葉水を行う際は、葉っぱについているほこりを払ってあげてください。胡蝶蘭の葉っぱはほこりがついてしまうこともあります。ほこりを優しく取り除いてから水を与えましょう。葉水をしておくことで、ハダニの予防にもつながります。
胡蝶蘭の冬の管理方法
胡蝶蘭は、冬に特に乾燥しやすいです。エアコンをつけている室内だとさらに乾燥は進みます。乾燥させないためにも葉水をしてあげましょう。また、エアコンの風が直接新たらない場所に移動させてあげてください。加湿器も近くに置いておくことで、乾燥を防げます。
他にも下記のような点に注意して冬を越させてあげましょう。そうすることで、また綺麗な花を咲かせてくれます。
植え替えはしない
胡蝶蘭の植え替えを行うのことは、冬は避けるのがベストです。
寒い時期に植え替えを行うと、胡蝶蘭に負担をかけてしまいます。胡蝶蘭の植え替えは春がおすすめです。春から6月の時期に植え替えることで成長しやすくなるので、植え替えは春まで待ちましょう。
肥料や水のやりすぎに注意
肥料を与えすぎると栄養過多になってしまい、胡蝶蘭が枯れる原因になります。また、水を与えすぎることでも根っこが腐ってしまう可能性があるので、冬場に肥料や水をあげすぎないようにしましょう。冬
は夏よりも水やりの頻度は少なくして問題ありません。
外に置きっぱなしにしない
冬に胡蝶蘭を育てる場合は、外に置きっぱなしにしないようにしてください。凍傷になってしまう可能性があります。
室内の場合でも、窓際などに置くことは避けましょう。胡蝶蘭は冬になったら室内に入れるのが安心です・リビングの奥などで低温状態が続くことがない場所に置いてください。
低温状態が続くと、凍傷だけでなく低温障害や灰色カビ病の原因にもなりかねません。
エアコンで温度管理を
胡蝶蘭を室内で育てる場合、温度管理に注意しなければいけません。特に冬場は室内の温度も下がっています。目安の温度は15度以上なので、それを下回る場合は、温度管理した方がいいといえます。
暖房やストーブで室内をあたためつつ、胡蝶蘭には直接あたたかい風が届かないように注意してください。
段ボールや毛布で保温を
胡蝶蘭の防寒対策として毛布や段ボールで鉢を包んであげるという方法があります。
また、透明な衣装ケースに入る胡蝶蘭であれば、衣装ケースに入れて保管する方法もありますよ。ケースに入れた場合は、夜はあたたかい場所に置き、昼間は窓のそばにもっていって光をあててあげましょう。夜に気温が10℃以下になる場合は、毛布をかぶせてあげます。このように冬越しをさせましょう。
胡蝶蘭の種類
胡蝶蘭といっても、大きさや色、品種でさまざまな違いがあります。種類が多いため、さまざまな胡蝶蘭を見て、どの胡蝶蘭を購入するか決めるようにしましょう。
大きさの違いは、花のサイズや輪数、本数で決まります。花自体が大きいか小さいかだけでなく、花の本数や花の数でも見た目は変わるため、どのような用途で胡蝶蘭を用意したいのかにより決めると良いでしょう。
品種に関しては、ラン類でみると、日本では230種類ほど、世界では15,000種類もあるとされています。胡蝶蘭だけでみても50種類は超えますので、知らない品種の方が多いといえるかもしれません。
色に関しては、白、ピンク、黄色、赤っぽい色などがあります。白の胡蝶蘭は胡蝶蘭の代名詞ともいえるもので、最も流通しているため入手しやすいです。どのようなシーンでも、白の胡蝶蘭であれば対応できるといえます。
白の次に人気なのが、ピンクの胡蝶蘭です。ピンクの胡蝶蘭は、ウェディングシーンでも用いられることが多いですよ。そして紅白のリップと呼ばれる色は、さまざまなお祝いのシーンで選ばれています。紅白なので縁起が良いイメージもありますね。入学祝い、卒業祝い、就職祝い、開店記念などで利用されています。
他にも青や紫、緑などの胡蝶蘭がありますので、色々探してみてください。ネットショップで探せば、さまざまな胡蝶蘭を見つけることができますよ。
胡蝶蘭ならプレミアガーデン
プレミアガーデンはこちら
胡蝶蘭は、とても素敵な花言葉があります。「幸運が舞い込んでくる」という花言葉は、お祝いのシーンにふさわしいといえるでしょう。そのため、さまざまな場面で利用されています。
もし贈り物で胡蝶蘭を用意したいという場合は、プレミアガーデンを利用してみてください。プレミアガーデンは、高品質な胡蝶蘭をリーズナブルな価格でお届けする通販ショップです。
胡蝶蘭以外のお花も取扱いがありますが、特に胡蝶蘭はおすすめですよ。最後に、プレミアガーデンで販売している胡蝶蘭の中から、おすすめの商品をいくつかご紹介します。
豪華ラッピング!3本立ての白い大輪胡蝶蘭
白の大輪胡蝶蘭です。白色の胡蝶蘭はとても上品な印象で、大輪なのでとても豪華です。
ラッピングもこだわっているので、お祝いの花に最適でしょう。卓上に飾ることができる大きさで贈りやすいです。ラッピングの相談もできるので、気になる方は相談してみましょう。
世界初の青色 (青紫色) 胡蝶蘭 Blue Gene (ブルージーン) ミディサイズ3本立
胡蝶蘭にはさまざまな色がありますが、その中でも世界初とされている色がこちらの青色です。
青色の胡蝶蘭には、特別な花言葉があります。それは「奇跡のめぐり逢い」です。希少な胡蝶蘭なので、ギフトに最適ですよ。青に少し紫がかった色味で、高級感があります。珍しい胡蝶蘭は受け取られた方も喜んでくれること間違いなしでしょう。
御就任のお祝いにも最適!5本立ての白い大輪胡蝶蘭
白色の胡蝶蘭は好き嫌いが出にくいため、どのような場面にもプレゼントしやすいです。また、白ならどのような空間にも馴染みやすいので、贈る先のことも配慮してプレゼントできます。
上品なピンクの胡蝶蘭は開店祝いにも
ピンク色で上品な中に可愛らしさも感じられる胡蝶蘭は、女性への贈り物で人気です。
胡蝶蘭は白を贈るイメージがあるかもしれませんが、お相手のイメージがピンクなら、ピンクを贈るのも素敵です。ピンク色が好きな方であれば、喜んでくれること間違いなしでしょう。
まとめ
今回は、胡蝶蘭の葉っぱが元気がない時の原因や対処法などをお伝えしました。
胡蝶蘭を贈り物で届けたい場合は、プレミアガーデンを利用するのがおすすめです。全国に配送しているので、近くに胡蝶蘭を取り扱うお花屋さんがなくても安心ですよ。
胡蝶蘭は、花粉が少なく、長く綺麗な状態を楽しめる花で、育て方も比較的簡単です。そのため、ギフトでもとても喜ばれるものとされています。贈り物にお悩みの方は、ぜひプレミアガーデンの胡蝶蘭を利用してみてください。