退職祝いに人気のプレゼントは?おすすめの花や相場・マナーを解説
職場でお世話になった先輩や、一緒に頑張ってきた同僚が退職する時、感謝と応援の気持ちを込めて花をプレゼントしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、退職のプレゼントに最適な花の種類やフラワーギフト、気を付けるべきポイントなどをあわせてご紹介します。
退職のプレゼント選びの参考にしてみてください。
退職祝いのプレゼント人気ランキング
春は多くの会社で退職された方を送る季節です。退職祝いは、今まで職場に貢献してくれた人、公私ともにお世話になった人へ感謝の気持ちを形にする大切な贈り物。今までの感謝の気持ちを込めて、喜ばれるギフトを贈りましょう。
では、退職祝いにはどのようなものが選ばれているのでしょうか。本項目では、退職祝いのプレゼントとしてよく選ばれるものをランキング形式でご紹介します。
1位:フラワーギフト
花は、退職祝いの定番の品です。贈る人の年齢や予算に合わせて、かわいらしいイメージから落ち着いたイメージまでさまざまなタイプのフラワーギフトを選ぶことができます。
自分で選ぶ自信がないときは、店員に相談すると良いでしょう。ネットで購入する場合は、予算や色のイメージを入力すると適切な花を選んでくれるところもあります。メッセージカードを添えることができるのも特徴です。
以下で紹介するギフトにプラスしてフラワーギフトを贈るのもおすすめです。
一般的な予算の目安は、贈る人と自分との立場、プレゼントに賛同してくれる人数などで異なります。贈る人が自分の同期や同僚の場合は3,000〜5,000円、目上の人の場合は5,000〜10,000円が一般的ですよ。
贈る際のマナーとしては、相手が持ち帰りやすい大きさを選ぶこと、持ち帰り用に袋を用意することが挙げられます。
プレミアガーデンでは、予算に応じたフラワーギフトを多数用意していますので、ぜひ公式サイトをご覧ください。
2位:名入れボールペン
ボールペンは、職業を問わず普段から日常的に使われています。普段ならボールペンは安価なものを使い捨てで使う、もしくは替え芯を入れ替えて使う人が多いのではないでしょうか。
贈る人の名前が入ったボールペンは、他にない一点ものです。消え物ではなく末永く大事に使ってもらえる品なので、退職という人生の節目にぴったりなプレゼントです。
3位:名入れのお酒
退職祝いを贈る相手がお酒好きであることが分かっている場合は、名入れのお酒を選ぶのもおすすめです。
ラベルに贈る相手の名前を入れるタイプが一般的ですが、最近ではボトルに直接彫刻で名前を刻む方法もありますよ。日本酒に限らず、ワインや焼酎、ウイスキーの名入れを取り扱っているところもあります。相手の好みを聞いて選んでみましょう。
4位:お菓子・グルメギフト
お菓子やグルメギフトは、贈る相手に気軽に受け取ってもらえるプレゼントです。
その人がよく食べているお菓子が事前にわかっていれば、自分の好みを覚えていてくれたと喜ばれるでしょう。
グルメのカタログギフトにすれば、贈る相手の好みが分からない場合に自分で好きなものを選んでもらえるメリットもあります。
5位:タオル・ハンカチ
タオルとハンカチは、退職祝いに選ばれるプレゼントの定番です。
ハンカチといっても、一般的な素材のものから、タオル地の肌に優しいもの、アイロン不要で手軽に使えるものなど多くの種類があります。
タオルも、おしゃれなデザインのものや高級感にあふれるものなど種類は豊富で、現在ではタオル専門店も増えてきました。どちらも何枚あっても困らず、なおかついつまでも形に残るものとして重宝されています。
退職祝いに花をプレゼントする際の選び方
退職に贈る花プレゼントに用いる花は、そのギフトの全体的なイメージを決める重要な存在。どんな花を選ぶかによって、プレゼントの印象が変わります。
相手の好みやイメージから花を選ぶのが定番ですが、季節の花だとその時期に手に入りやすく、プレゼントに季節感も出せるのでおすすめ。
ほかにも、伝えたい気持ちに近い意味をもつ花言葉から選ぶのも良いでしょう。
相手の好みやイメージで選ぶ
相手の方の好きな花が分かっている場合は、その花を優先して選ぶと喜ばれるでしょう。自分の好きな花を選んでくれた、そしてそれを生かしてプレゼントをしてくれたという気持ちが嬉しいはずです。
ほかにも、相手の方のイメージから連想して花を探すのもおすすめ。美しく上品な方にはバラ、元気で明るい方にはガーベラなど相手の方を象徴するような花ギフトを選んでみましょう。
季節の花から選ぶ
現在は花や植物のハウス栽培の技術が進み、フラワーショップや園芸店ではその季節以外の花も購入できるようになりました。
しかし、それでも旬である季節の花は、美しく花もちが良いのが特徴です。また、その季節に多く市場に流通するので、比較的お手頃価格で手に入りやすいというメリットもあります。
退職のプレゼントを贈った際に記念写真を撮るときにも、その当時の季節が思い出として残るのも素敵ですね。
花言葉から選ぶ
花にはそれぞれ、相手に気持ちを伝えるための花言葉がつけられています。花言葉の花には、感謝や相手の方を応援するような意味合いも多いので、退職のプレゼントにもおすすめ。
例えば、ピンクのバラには「感謝」、ガーベラには「常に前進」という花言葉があります。
花言葉を意識したフラワーギフトを贈る際には、気持ちが伝わりやすいように、花言葉を記したメッセージカードを添えると良いでしょう。
退職祝いのプレゼントに人気の花
退職に贈るプレゼントには、華やかで見栄えが良く、花言葉や縁起の良い花を選びましょう。花の種類にそれほど詳しくない場合は、お店の方になんとなくのイメージや希望を伝えるとぴったりの花を選んでくれます。
ここからは、退職の花プレゼントにぴったりの人気の花を9種類ご紹介します。
バラ
花のプレゼントと聞くと、まっさきにバラを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。バラは日本だけでなく世界的にもギフトとして定番の花となっています。
フリルが重なったような繊細な花びらと、上品な香りが魅力で、色や咲き方によってたくさんの品種が存在する花です。
赤いバラには愛にまつわる花言葉が多いのですが、白いバラには「深い尊敬」、ピンクのバラには「感謝」といった、退職祝いのプレゼントに最適なものもあります。
トルコキキョウ
バラのように渦巻く花びらをつけて咲くトルコキキョウは、バラのような上品さと華やかさが魅力です。グラデーションがかった花びらは、繊細ながらも優美な印象で、上司や先輩への退職祝いにおすすすめ。
白、ピンク、青、紫など花のカラーバリエーションも豊富なので、相手の方のイメージや好みに合わせてアレンジしやすい花です。
さらに、「優美」や「希望」などの退職祝いにぴったりの花言葉もありますよ。
ユリ
上品で厳かなたたずまいが魅力のユリは、目上の方への退職祝いにおすすめです。ただし、白いユリには仏花のイメージもあるので、他のカラーの花と組み合わせてプレゼントすると良いでしょう。
大輪で存在感のある花を咲かせるユリは、1輪混ぜるだけでもフラワーギフトの主役になってくれます。
ユリ全体の花言葉は「純粋」や「無垢」ですが、オレンジのユリには「華麗 」という意味合いもありますよ。
ガーベラ
細長い花びらをたくさん付けて、ぱっと開いたように咲くガーベラ。アクセサリーや雑貨のモチーフとして用いられることも多いメジャーな花です。
ガーベラは、花の中でも咲き方や色で豊富な品種が存在する花。ガーベラのみで花束やアレンジメントをつくっても十分華やかになります。
ガーベラには「希望」や「常に前進」といった、前向きな花言葉があるので退職のプレゼントにも最適です。
サルビア
花茎に真っ赤な筒状の小さな花をさくさん咲かせるサルビア。日本では、道端に自生していることも多いので、誰もが一度は目にしたことのある花ではないでしょうか。
実は赤以外にも青や紫の品種もあり、花束やアレンジメントに用いられることは少ないのですが、花鉢として贈られることはあります。
サルビアの花言葉には「尊敬」があるので、目上の方への退職のプレゼントにいかがでしょうか。
ゼラニウム
花茎の先に4~6つの花を密集させて咲かせるゼラニウム。1輪だけでも華やかさと存在感があるので、花束やアレンジメントの主役としておすすめです。
赤やピンク、オレンジなどカラーバリエーションも豊富で、花もちが良いので切り花としても扱いやすいというメリットもあります。
「尊敬」や「決意」といった、前向きな花言葉があるので、退職祝いのプレゼントにも最適です。
スイートピー
蝶のように、ひらひらと繊細な花びらをつけて咲くスイートピー。旬を迎えるのは、3~4月の年度をまたぐ頃なので、退職祝いに最適です。
白や黄色、ピンクやブルーなど花の色もたくさんあるので、希望のイメージに沿ったフラワーギフトにしやすいというメリットもあります。
そんなスイートピーには「蝶のように飛躍する」という花言葉があるので、退職する方のこれからの活躍を願う気持ちが伝えられるプレゼントになるでしょう。
サイネリア
冬の花壇を彩る花として親しまれているサイネリアは、開花につれてグラデーションのように色が変わっていく美しい花です。
色鮮やかで存在感があるので、花束やアレンジメントにもおすすめ。
サイネリアには「常に輝かしく」「喜び」「希望」「快活」といった前向きな花言葉が多く、退職のプレゼントにも最適です。
ベルフラワー
初夏になると、星型の紫の小花を咲かせるベルフラワーは、釣り鐘のような姿から別名「オトメギキョウ」とも呼ばれています。
株が見えないほどにぎっしりと生い茂り、ボリュームと存在感があるためガーデニングにも人気の花です。
そんなベルフラワーの花言葉は「感謝」や「誠実」。これまでお世話になった方への感謝の気持ちを込めて、退職のプレゼントとして贈ってみてはいかがでしょうか。
退職に贈る花プレゼントの色合い
花束やアレンジメントなどのフラワーギフトは、全体の色味によって印象が異なります。相手の方の好みの色や、イメージカラーなどを想像しながら全体像を思い浮かべてみましょう。
花を選ぶのに迷ってしまう方も、なんとなくのカラーなら、お店の方にも伝えやすいですよね。
ピンク・レッド系
可愛らしい方や、情熱的な方への退職のプレゼントには、ピンクやレッド系のフラワーギフトがおすすめです。
パステルカラーのピンクだと柔らかくて可愛らしい印象になりますが、濃いピンクやレッドだとかっこいい雰囲気にもなります。
赤い花は、女性だけでなく男性にも贈りやすいので退職される方が何人もいるときにも統一できるかもしれません。
イエロー・オレンジ系
元気で明るいイメージの方への退職のプレゼントには、イエローやオレンジなどのポップなフラワーギフトはいかがでしょうか。
フレッシュな印象にもなるので、若い方への退職や転職のお祝いにもおすすめです。
その場がぱっと明るくなるようなイエロー・オレンジ系の花は、送別会など大勢の前でのプレゼントにもよく映えます。
ブルー・パープル系
男性や、クールな女性には、ブルー・パープル系のフラワーギフトがおすすめ。上品で大人っぽい印象になるので、先輩や上司の退職祝いにもぴったりです。
ブルーや紫の花は、他の色の花よりも少ないため、用いる花の種類は限られるかもしれませんが、白や黄色い花との相性も良いので、組み合わせるとより華やかになります。
ミックス系
特定の色味で固定したくない場合は、さまざまな色の花を取り入れたミックスカラーのフラワーギフトがおすすめ。
イメージが定まっていないので、老若男女問わずさまざまなシーンで贈りやすくなります。
色数は多くても、ビビットやパステルカラーなど、トーンを統一すればバラバラになりすぎることもありません。
退職の花プレゼントの相場
退職のお祝いに花をプレゼントする際には、相手の方が気を遣いすぎないよう適した相場のものを用意してみましょう。
自分1人から贈るのか、部署内でお金を集めて贈るのかにも違ってきますが、贈る相手の地位や関係性から見る、だいたいの予算をご紹介します。
同僚・同期【3,000~5,000円】
同僚や同期の方が退職される場合、3,000~5,000円程度の花をプレゼントしましょう。
この金額だと、片手でも持ちやすい花束や、ちょっとした棚に置きやすいコンパクトなアレンジメントになります。
メインの花の本数がそれほど多く入れられない場合は、カスミソウなどの小花やグリーンを用いると全体的にボリュームアップできるのでおすすめです。
先輩・上司【5,000~10,000円】
お世話になった先輩や上司が退職される際には、5,000~10,000円ほどの豪華な花をプレゼントしましょう。
相手の方の地位によっては、社内や部署内などある程度の人数で出し合うこともできるので、ゴージャスな花だとしても一人ひとりの負担を抑えられます。
例えば花束の場合、両手いっぱいに抱えるような見栄えの良いプレゼントを贈れるでしょう。
寿退社【5,000~6,000円】
結婚を機に退職される方への花のプレゼントは、引き出物と同じ金額の予算が一般的。およそ5,000~6,000円のフラワーギフトが相場となっています。
この場合、相手の方が女性であることがほとんどなので、ピンクやレッド、オレンジなどの明るくて華やかな色味の花がおすすめです。
退職に花をプレゼントするときのポイントやマナー
退職される方に花をプレゼントする際には、これといったタブーやマナー違反はありません。しかし、少しでも気持ちよく送り出せるように、細部にまで気遣いを忘れないようにしましょう。
最後に、退職の花をプレゼントするときの注意点やマナーを解説します。
メッセージカードを添える
退職される方が、特にお世話になった方である場合は、メッセージカードや手紙などを添えて感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。
部署内で寄せ書きを書いて、花と一緒に渡すのもよいでしょう。
また、花言葉を意識したプレゼントの場合は、その意味合いが伝わるように花言葉を記すのもおしゃれです。
高価になりすぎないようにする
退職祝いに花を贈る際には、先ほど解説した相場を大幅に超えないようにしましょう。あまりに高価すぎる花を贈ると、相手の方に「お返しをしなくては」を気を遣わせてしまいます。
感謝の気持ちを伝えるために、可能な限り華やかで豪華な花を贈りたいという気持ちもあるかもしれませんが、退職される方が気遣うことなく気持ちよく去れるのが大切です。
サイズに気を付ける
退職祝いは、職場や送別会の席で贈ることが多いと思われますが、持ち帰りが大変になる花を贈ると相手の方に負担をかけてしまいます。
車で移動される方へなら、少々大きな花束でも構わないかもしれませんが、電車やバスだと花は思ったよりも目立つもの。
その場合は、花束に紙袋などを添えたり、アレンジメントやボックスフラワーなど、目立ちにくく安定して持ち歩けるものがおすすめです。
不適切な花言葉や意味合いを避ける
今回ご紹介した花は、前向きで素敵な花言葉をもつものですが、中には退職のプレゼントには適さない意味合いを持つ花もあります。
例えば、アジサイには「冷酷」や「浮気」、赤いシクラメンには「嫉妬」、デンドロビウムには「高慢」といった、マイナスなイメージの花言葉もあるのです。
また、白いユリや菊は、日本において仏花のイメージも強いので、単体で贈るのは避けましょう。
退職祝いには素敵な花をプレゼントしよう!
退職される方には、感謝と応援の気持ちを込めて素敵な花をプレゼントしましょう。相手の方のことを考えながら、花の種類や色味を考えるのは楽しいものです。
縁起の悪い花言葉や、仏花さえ避ければ、とくにタブーやマナー違反は無いので、相手の方の地位や関係性に合った相場内で華やかなフラワーギフトを探してみてください。