マーガレットの花言葉特集!怖い意味はある?

春になると可愛らしい花を咲かせるマーガレットは、株が大きく成長する多年草であるため、ガーデニングとして人気です。

また、素敵な花言葉を多数持っているため、プレゼントとしても非常におすすめといえるでしょう。

この記事では、マーガレットの花言葉を細かく解説するほか、マーガレットの品種や育て方、贈るときのおすすめシーンなどもご紹介します。

マーガレット全般の花言葉

マーガレットの最も有名な花言葉は「恋占い」です。

一昔前の映画やアニメで、マーガレットの花びらを1枚ずつちぎりながら「好き、嫌い、好き、嫌い…」と恋占いをしているシーンを見たことはある人は多いのではないでしょうか。

そのシーンが有名であり、そこから「恋占い」という花言葉がつけられました。

実はマーガレットの花びらは奇数であることがほとんどであり、「好き」からはじめると「好き」で終わることが多いです。

そのほかの花言葉としては、「真実の愛」や「心に秘めた愛」、「信頼」など、ギリシャ神話から由来している花言葉もあります。

マーガレットの色別の花言葉

マーガレットは、白やピンク、黄色など複数の色を楽しめる花ですが、その色別にも花言葉が分かれています。

どれも愛や美に関する意味合いですが、微妙にニュアンスが変わってくるため、注意が必要です。

ここでは、マーガレットの色別の花言葉をご紹介するので、プレゼントする際の参考にしてみてください。

白色のマーガレット

マーガレットのなかでも定番色となっている白ですが、その花言葉は「心に秘めた愛」や「恋占い」、「信頼」です。

上記でも触れましたが、花びらをちぎりながら恋占いをしているシーンでは、白いマーガレットがほとんどです。

想いを寄せる人を思いながら育てたり、気持ちを伝えたりしたいときのプレゼントに最適であり、ブライダルシーンでの装花や花嫁さんのブーケにも使われることも多くあります。

ピンク色のマーガレット

キュートさが増すピンクのマーガレットの花言葉は「真実の愛」です。

そのため、「母の日」をはじめ、彼女や妻といった女性に対して愛を伝えるために贈るのがおすすめといえるでしょう。

マーガレットのピンクは淡い色合いであるため、印象が強くなりすぎず、優しいフラワーギフトです。

黄色・オレンジ色のマーガレット

見ているだけで明るい気持ちになるような黄色やオレンジのマーガレットの花言葉は、その花の様子を表すような「美しい容姿」となっています。

そのため、おしゃれや身なりに気を遣っている人に贈るのがおすすめといえます。

また、美しいといわれて嬉しい女性は多くいるため、年齢関係なく贈りやすいマーガレットの1つでしょう。

マーガレットの花言葉に怖い意味はある?

恋占いにまつわる花言葉があると聞くと、人によってはネガティブな花言葉もあるのではないかと不安になるかもしれません。

マーガレットには、「私を忘れないで」という少し切ない表現をしているように感じる花言葉がありますが、これは失恋という意味ではなく、引っ越しなどの環境の変化によるお別れを意味するものです。

むしろ、感謝や思い出など、前向きな意味合いを持っているため、怖いというわけではありません。

このようにマーガレットには怖い花言葉はないため、安心してプレゼントに活用できるでしょう。

マーガレットは合格祈願の花?

マーガレットは花が咲き終わっても自然に花が落ちません。

このことから試験や受験に合格することを連想させるため、合格祈願の花としても有名です。

自分のゲン担ぎのためにマーガレットを育ててみたり、受験を控えている人に贈ったりしてみてはいかがでしょうか。

もし、本物の花を贈るのが難しい場合は、マーガレットをモチーフにした雑貨やアクセサリーなどを贈ってみるのも良いですね。

マーガレットの基本情報

マーガレットの基本的な情報は以下の通りです。

科・属 キク科・モクシュンギク属
和名 モクシュンギク(木春菊)
英名 Marguerite
学名 Argyranthemum frutescens
形態 多年草
開花時期 11月~5月
原産地 アフリカ大陸スペイン領カナリア諸島

下記では、マーガレットの特徴や名前の由来などを解説します。

特徴

マーガレットは、アフリカ原産のキク科の植物です。

11~5月頃に開花を迎え、花は5~10日ほど咲き続けます。

マーガレットには一重咲きが多いですが、八重咲きや丁子咲きなど、花の咲き方もさまざまな種類があります。

花の色は白色をはじめ、淡いピンク色や黄色、オレンジ色なども非常に人気です。

マーガレットは生育が旺盛でどんどん株を大きくしますが、数年経つと茎が硬く茶色くなって木質化しますが、病気ではなく自然なことなので心配はいりません。

名前の由来

マーガレットはその白く可憐な花の様子からギリシャ語で真珠を意味する「マルガリーテス」からその名がつけられたとされています。

白いマーガレットが風に揺られて咲いている様子は、真珠のように輝いていて印象的といえるでしょう。

また、マーガレットの和名は「木春菊(モクシュンギク)」といいますが、これはマーガレットの葉の形がシュンギクに似ていることから由来しています。

誕生花がマーガレットなのはいつ?

マーガレットが誕生花になるのは、「1月17日」「2月1日」「4月1日」「9月3日」「11月22日」などです。

マーガレットは3月や4月のイメージが強いですが、意外と9月や11月の誕生花でもあります。

マーガレットに限らず、誕生日に花を贈るときには誕生花を意識してプレゼントすると良いでしょう。

マーガレットの人気の品種

マーガレットは日本だけでなく、世界中で人気の花であり、続々と園芸品種が誕生しています。

最近では、開花が進むごとに色が変化していったり、ベーシックな一重咲きではなかったりする種類が増えてきました。

ここでは、特に人気のあるマーガレットを6つご紹介します。

チェルシーガール

チェルシーガールは、一般的なマーガレットとして多く流通している品種です。

一重咲きの真っ白な花びらが可愛らしく、細く繊細な茎と葉も特徴的であり、ほかのマーガレットにはない見た目をしています。

そよ風にふかれながらゆらゆらと揺れる様子は、春の訪れを感じさせ、透明感のあるチェルシーガールはどの花とも合わせやすいでしょう。

ストロベリーホイップ

ストロベリーホイップは、花の咲きはじめは濃いピンクですが徐々に薄くなり、やがて白っぽい花になっていくのが特徴な品種です。

花ごとに違う色合いを楽しめるので、一株でも寄せ植えのように華やかに見え、変化を楽しむことができます。

花は比較的小ぶりなサイズですが、大きく育てることができればボリュームのある株になるでしょう。

デイジーイエロー

デイジーイエローは、ストロベリーホイップと似ており、開花が進むごとに黄色から白っぽく色が変化していく品種です。

黄色と白と葉の緑の組み合わせはとても爽やかであり、草丈は約30cmと低いため、鉢植えでも育てやすくなっています。

デイジーイエローは、花壇が一気に明るくなるような色合いをしているため、ガーデニングとしても人気があります。

バービー

バービーは、花びらの外側は濃いピンクなのに対し、内側にいくにつれて白っぽくなっているのが特徴の品種です。

花びらは一重咲きですがグラデーションが美しいため、非常に華やかな印象を与えられます。

また、グラデーションによって少し離れたところから見ると立体感も出るため、庭先を鮮やかに彩ってくれることでしょう。

ホワイトモカ

ホワイトモカは、一重咲きが多いマーガレットのなかでは珍しい二重咲きの品種です。

花に厚みがあってしっかりした印象なので、株が成長して花がたくさん咲いた姿は迫力があります。

正面から見ても可愛いのですが、横から見ると花びらが重なっている様子がよく分かります。

「白いマーガレットが良いけど、少し変わった品種が良い」というときにおすすめといえるでしょう。

マルスレッド

マルスレッドは、濃いめでビビットなピンク色の花びらをつけて咲く品種であり、ガーデニングの挿し色や元気な印象の花を贈りたいときにおすすめです。

茎がどんどん分かれて伸びていくので、開花期になると株いっぱいに花を咲かせてくれます。

花は濃いピンク色でも中央が濃い黄色であるため、ほかのマーガレットとは違った存在感を楽しむことができるでしょう。

マーガレットの育て方

マーガレットを育てるのはそれほど難しくはなく、特別な作業もそれほどありません。

夏越しや冬越しも可能なので、上手に育てれば何年もマーガレットの花を楽しむことが可能です。

ここでは、マーガレットの具体的な育て方を解説します。

用土・植え付け

マーガレットは高温多湿を嫌うため、水はけの良い土がおすすめですが、酸性の土には合わないので苦土石灰を混ぜて中和してあげましょう。

用土を自分で配合することができますが、初心者の場合はホームセンターや園芸店で販売されている草花用の培養土がおすすめです。

鉢は、根が良く成長し、水分を含みやすいようにある程度深めの鉢を使いましょう。

苗を植え付ける際には、下葉が枯れていたらその部分を取り除いてください。

置き場所

マーガレットは日当たりが良く風通しの良い場所を好みます。

ただし、高温多湿に弱い性質があるため、鉢植えの場合は気候によって場所を移動させる必要があります。

たとえば、梅雨の時期は直射日光に長時間当たらず、雨もしのげる軒先などの場所がおすすめです。

日本の寒さには耐えられる可能性がありますが、霜が降りるような厳しい寒さの場合は玄関先などに移動させると安心です。

マーガレットを地植えしているのであれば、霜よけで対策するようにしましょう。

水やり

マーガレットの水やりはメリハリが大切です。

鉢植えの場合、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水をあげましょう。

ただし、土が湿っているときに水を足してしまうと、根腐れの原因になってしまうため、注意が必要です。

冬場は土が乾きにくくなるので水は控えめにし、寒さによって凍結してしまわないように水やりは暖かくなる日中に行いましょう。

肥料

マーガレットに肥料を与えることで花付きが良くなります。

植え付けの際に土に含まれていた肥料は尽きてしまうため、適度に追肥を施しましょう。

開花期である春と秋に、ゆっくり効いていく緩効性肥料を置き、気温の低い11月~3月にはすぐに栄養になる液体肥料を施します。

夏場はマーガレットの育成が止まるため、肥料は必要ありません。

植え替え

マーガレットは根詰まりを起こしやすいため、年に1回は植え替えるようにしましょう。

植え替えに適している時期は、花が咲き終わる4~5月頃と9~10月頃です。

また、地植えの場合でも2~3年に1度は植え替えを行うことをおすすめします。

植え替えを行う際は、新しい土や肥料を用意し、それまでより一回り大きな鉢に植え替えます。

根鉢は1/3ほど崩し、腐っている根があれば切り取りましょう。

花がら摘み・切り戻し

マーガレットは花が咲き終わっても自然に落ちることがありません。

そのままにしていると種を作りはじめ、ほかの花にエネルギーが行かなくなってしまいます。

また、カビや害虫がつく原因にもなってしまうため、必ず花がら摘みをしましょう。

マーガレットの花がら摘みは、花びらだけでなく花茎ごとカットします。

その際、ほかの部分の傷んでいる葉や茎も一緒にカットすることで風通しが良くなります。

また、何年もマーガレットを育てていると茎の根元が木質化していきます。

そのままにしていると、枝が伸びてその先にしか花が咲かなくなっていくため、新芽が出ていることを確認したらそのうえでバッサリと切り戻しましょう。

夏越し・冬越し

マーガレットは高温多湿を嫌う花であり、日差しが強すぎる夏の場合は日中は日陰に移動させるなどの暑さ対策をしましょう。

その際、夏場によくあるゲリラ豪雨をはじめとした雨に濡れないようにしてください。

また、マーガレットは雪や霜に当たると枯れてしまうことがあります。

特に気温が低い時期には、軒先や玄関など、寒さをしのげる場所に移動させることが大切です。

地植えしていて移動が難しい場合は、ビニールなどを被せて寒さ対策を行いましょう。

増やし方

マーガレットは新しい苗を購入しなくても挿し木によって気軽に増やすことができます。

マーガレットの挿し木に適している時期は、5月~6月頃と9月~10月頃の花が咲き終わったタイミングです。

挿し木をする際は、マーガレットの先端から10cmほどを切り取り、葉を2~3枚残してほかは取り除きます。

その後水を入れた清潔な容器に入れて吸水し、2時間ほど経ったら土に挿しましょう。

日陰に置いて水をこまめに与え、根が回ってきたら鉢や花壇に植え付けます

注意すべき病害虫

マーガレットは比較的丈夫で大きく育ちやすい花なのですが、環境によっては害虫がついたり病気にかかったりすることがあります。

どちらも、早期発見・早期対策が大切なので、日頃から細かいところまでチェックすることを習慣にしておきましょう。

害虫

マーガレットにはつく代表的な害虫として、アブラムシが挙げられます。

アブラムシは小さく、よく見ないと気付かないことがあるので注意しましょう。

アブラムシをそのまま放置していると、花が咲かなくなったり枯れてしまったりする原因になるため、すぐに専用の薬剤などで駆除してください。

また、事前のアブラムシ対策として、あらかじめ薬剤をまいておくのもおすすめです。

病気

気温と湿度が高くなると、「立ち枯れ病」という病気にかかりやすくなります。

この病気が進行すると葉が黄色くなり、やがて株全体が枯れてしまうので注意が必要です。

立ち枯れ病が発生しやすいのは高温多湿の環境なので、梅雨時期は雨に当たりすぎないようにしたり、風通しの良い場所に置いたりして予防しましょう。

もし、病気にかかってしまったらその株は抜いて処分しなければなりません。

また、立ち枯れ病は土のなかの病原菌によって引き起こされるため、株だけでなく根の周りの土も取り除いてください。

このときの使用したスコップなどは作業後は消毒しておきましょう。

マーガレットを贈るおすすめのシーン

マーガレットはガーデニングだけでなく、花束やアレンジメントなどのギフトとしても人気の花です。

ここでは、マーガレットを贈る際におすすめのシーンを2つご紹介します。

告白・プロポーズ

マーガレットには「恋占い」という花言葉があります。

そのほかにも、「真実の愛」や「心に秘めた愛」という花言葉もあるため、告白やプロポーズするときに一緒に贈るのがおすすめです。

花の色は相手の好きな色に合わせたり、イメージカラーでまとめても良いでしょう。

また、マーガレットはシンプルな花姿なので、ほかの花との相性も抜群です。

合格祈願

上述したように、マーガレットは花が咲き終わっても自然に花が落ちないことから、合格祈願の花としても有名です。

そのため、身近な人が受験や試験を控えていたら、応援する気持ちを込めてマーガレットを贈ってみてはいかがでしょうか。

ただし、試験を控えている方は勉強などで忙しい可能性があるため、気軽に飾りやすいアレンジメントがおすすめです。

まとめ

マーガレットには、恋や愛にまつわる素敵な花言葉がたくさんあります。

決して派手な花ではありませんが、想いを伝える花として相応しいため、ぜひ告白やプロポーズで贈ってみてください。

また、丈夫で花がたくさん咲くのでガーデニング初心者の方にもおすすめの花です。

マーガレットの花言葉を意識しながら、贈り物やガーデニングを楽しんでみましょう。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?