モンステラの花言葉 | 風水効果や育て方、贈るシーンまで
大きな葉に独特な切れ込みの入ったモンステラ。そのエキゾチックな見た目の育てやすさから人気の高い観葉植物です。風水効果を狙ってモンステラを置く人は多いですが、実は花言葉も縁起が良いものであることをご存じでしょうか。この記事では、モンステラの花言葉や風水効果、育て方やおすすめの贈るシーンなどを解説します。モンステラを育てたり贈ったりしてみたい方は参考にしてみてください。
モンステラの花言葉
モンステラの花言葉には、「壮大な計画」「深い関係」「嬉しい便り」の3つがあります。どれも、モンステラの性質や受けるイメージからきているものです。
壮大な計画
ハワイでは、モンステラの葉が希望の光を導く言い伝えがあります。これは、モンステラが生長するにしたがって葉に切れ込みが入っていき、そこから差し込む光に希望を見出していたことが由来とされています。
その光が未来への希望をイメージさせることから、「壮大な計画」という花言葉が付けられました。新しいことを始めようとしている方や、試験勉強を頑張っている方に贈るのがおすすめです。
深い関係
うっそうと茂ったジャングルのような過酷な環境の中でも、深い緑色の葉を付け、深い切り込みを入れて太陽の光を取り込もうとする、そんなモンステラの性質に由来しているようです。また、モンステラが気根を大木に巻き付けて育つことも関係しているのかもしれません。自分の家族やパートナーとの関係をさらに深めたい願いを込めて自宅に飾ると良いでしょう。
嬉しい便り
モンステラの葉には大きな切れ込みがあり、そのおかげで下の葉にも光が差し込みやすくなっています。その光はモンステラにとってまさに「嬉しい便り」ではないでしょうか。
見通しが良く明るい未来を連想させるような花言葉なので、新築祝いや出産祝い、合格祝いなどにおすすめです。
また、自分が大きな勝負事や大切な試験を控えているときに、ゲン担ぎとして飾っておくのも良いかもしれません。
モンステラの英語の花言葉
モンステラの英語の花言葉は「献身」です。これは、原生地において、モンステラが古くから人々の生活の身近にあり、生活に根差してきたことに由来しているようです。
贈る人の心にそっと寄り添うような優しい意味合いなので、親しい関係の方や支えたいと思っている人に贈るのはいかがでしょうか。
また、前述したように、ハワイにおいてモンステラは縁起の良い植物とされています。ハワイ出身の方や、ハワイに詳しい方には、とても喜ばれるギフトになるでしょう。
モンステラの花言葉は怖い？
植物や花をプレゼントするとき、良い意味合いだけでなく怖い花言葉も存在していないかを確認しましょう。もし、マイナスイメージの花言葉があると、贈った相手に誤解を与えてしまう可能性があります。しかし、モンステラには怖い花言葉はないので安心してください。自宅に飾るのはもちろん、贈り物に選んでいただいても構いません。
モンステラの基本情報
ここまではモンステラの花言葉について解説してきました。観葉植物として人気の高いモンステラですが、具体的にどんな植物なのか詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。ここからは、モンステラの特性や名前の由来など、基本的な情報について解説します。
科・属 サトイモ科・モンステラ属（ホウライショウ属）
学名 Monstera deliciosa Liebm
和名 鳳来蕉(ほうらいしょう)
原産地 熱帯アメリカ
開花期 7〜9月
特徴
モンステラはメキシコから中央アメリカの熱帯地域が原産の植物で、現在30種類ほどの品種があるとされています。艶のあるグリーンの葉に大きく入った切り込みが特徴的で、自生している場合は気根を大木に巻き付けて生長するツル性の植物です。
暗いジャングルで自生するモンステラは耐陰性や耐寒性が高いので室内でも育てやすく、観葉植物として人気を集めています。葉が大きくて、高さも2ｍほどになることもあり、存在感の大きなインテリアグリーンになってくれるでしょう。
名前の由来
モンステラの名前は、深い切り込みの入った独特な葉の形から、ラテン語で「奇怪」や「異常」を意味する「monstrum（モンストラム）」に由来しています。「奇怪」や「異常」と聞くと少し怖い印象を受けますが、モンステラの葉をユーモラスに表現したものなので、モンステラ自体が異常なわけではありません。
誕生花
モンステラを誕生日プレゼントとして贈りたいときには、誕生花を意識してみましょう。誕生花とは、365日にちなんだ花のことで、ギリシア・ローマの神話に由来しているとされています。誕生日にその日の誕生花を贈ることで、特別なバースデープレゼントになるでしょう。モンステラが誕生花となる生年月日は9月30日と12月15日です。この日や前後の日に誕生日を迎える人が身近にいれば、ぜひモンステラを贈ってみてください。
モンステラの種類
モンステラの原産地であるアメリカ熱帯地域では、20～40種類ほどが分布しています。しかし、一般的な観葉植物として日本で流通しているのは「デリシオサ（ホウライショウ）」と、小型に品種改良された「アダンソニー（ヒメモンステラ）」の2種類であることがほとんどです。いろんな種類のモンステラを育ててみたい方もおられるかもしれませんが、日本ではモンステラの品種探しは少し難しいでしょう。
モンステラの風水効果
モンステラをはじめ、生命のパワーをもつ観葉植物は風水において強い力を発揮するとされています。おしゃれなインテリアグリーンになるモンステラですが、風水効果を狙って飾るのもおすすめです。ここからは、モンステラを飾ることで期待できる風水効果について解説します。
魔除け・厄除け
風水の考え方において、大きな葉をもつ植物には魔除けの効果があるとされています。また、葉の先が尖っているものには、悪い気を寄せ付けない効果も期待できるそうです。そのため、大きくて先が尖っている葉をもつモンステラは、魔除けや厄除けの効果が高いとされています。
金運アップ
モンステラはハワイ語で「湧き出る水」です。「水が湧き出るようにお金が舞い込んでくる」イメージから、ハワイでは縁起の良い木とされています。その由来から、モンステラは金運アップに効果的な植物になっています。
方角では北が金運を司るとされているので、より高い金運アップ効果を狙いたい場合は、部屋の北側にモンステラを飾ると良いでしょう。
対人運・家庭運アップ
丸みを帯びた葉をもつモンステラは、周囲の気を調和して穏やかな流れを作るとされています。気の流れが整うことで気持ちが落ち着き、人間関係のストレスを緩和して良い関係性へと運んでくれます。人に対して優しくなれることで、家の外での対人関係はもちろん、家族との関係もより良いものへなっていくでしょう。
恋愛運アップ
対人運アップに期待できるため、良い縁をもたらしてくれることでもあります。そのため、モンステラは出会い運や恋愛運にも期待できるでしょう。
新しい出会いがない、気になっている人と進展がない方は、モンステラを飾って恋愛運アップを狙ってみてください。
モンステラの育て方
モンステラは花言葉や風水において縁起が良いものなので、贈り物に最適です。しかし、ユニークな樹形がおしゃれなインテリアグリーンになるので、自分で育ててみたい方も多いのではないでしょうか。ここからは、モンステラの育て方について解説します。プレゼントする際にも、基本的な育て方を教えてあげると相手の方も喜んでくれることでしょう。
置き場所
モンステラは耐陰性が高い植物なので、部屋の中でも育てることができますが、適度に日に当てることで丈夫に大きく育ちます。室内でもできるだけ日当たりの良い窓際などに置いて日中は日光に当てるようにしましょう。
しかし、強い直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こしてしまうことがあります。特に夏場はレースカーテン越しの柔らかい光が差し込む場所で管理しましょう。
温度
熱帯地方原産のモンステラは、暑さには強いものの寒さには弱い性質があります。秋から冬にかけての気温が低くなる時期は、室内温度が15度を下回らないように注意しましょう。
窓際は外気の影響を受けて冷えやすくなるので、夜間は部屋の中央に移動させるのがおすすめです。寒い時期にモンステラを温めようとして、エアコンの風を当てるのは避けましょう。葉が乾燥して、病気や害虫の原因になってしまいます。
水やり・葉水
春から秋にかけてはモンステラの生育期になるので、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水をやりましょう。鉢の受け皿に水が染み出してくるくらいの量が目安です。
ただし、水をやりすぎると多湿によって根に負担を与えてしまうため、必ず土が乾いていることを確認します。土の乾燥度合いは気温や湿度によって変わるため、毎日水をやるよりも土の状態で判断する方が良いでしょう。
冬はモンステラの生長が緩やかになるので、水やりも控えます。土の表面が乾いてから3～4日後に水をやるくらいで十分です。ただ、乾燥しやすい冬は、水やりとは別に霧吹きで葉水をすると良いとされています。葉水をすることでモンステラの葉に艶が出て、病気や害虫なども防げます。葉水は毎日やるくらいでも良いですが、難しければ週に1回程度でも構いません。
肥料
自生でもどんどん生長するモンステラですが、適度に肥料を与えることで大きな葉をさらに伸ばします。モンステラが生長期を迎える5～9月にかけて、月に1回のペースで緩効性化成肥料を与えましょう。特に、元気がないときや夏越し、冬越しの前、植え替えの後などにも与えると、株が充実して枯れにくくなり、さらにたくさんの大きな葉を楽しめるようになります。
植え替え
モンステラは生長スピードが早く、鉢植えで育てているとすぐに根が回りきってパンパンになってしまいます。鉢の中で根が圧迫されると水分や養分をうまく引き上げることができずに、株が弱ってしまうため、2～3年に一度はそれまでより一回り大きな鉢に植え替えましょう。
植え替えに適している時期は、モンステラが良く育つ7～9月頃が適しています。
剪定
モンステラが大きく育ちすぎたときや、葉が増えすぎてバランスが悪くなった際には、適度に剪定して整えましょう。古くなった葉や邪魔な葉を根元から切り落とすだけなので、それほど難しくありません。
モンステラは生命力の高い植物なので、多少葉を切り落としても問題なく育ちますが、あまりに思い切って剪定しすぎると光合成の妨げになるのでほどほどにしておきましょう。
モンステラの増やし方
モンステラは挿し木によって増やすことができます。新しい株を購入するよりもコストを抑えられるため、家のあちこちにモンステラを置きたい方におすすめです。
挿し木の方法としては、まず剪定で切り落としたモンステラの茎を水を張った容器に挿しておきます。すると、数週間ほどで根が出るので、新しい土を入れた鉢植えに植え付けましょう。
モンステラの花の咲かせ方
モンステラは、環境や条件を満たすことで5～7月頃に花を咲かせることがあります。大きいものだと20cmほどの存在感のある花で、トロピカルな香りを放つことから、花を咲かせることにチャンレジする人も多いでしょう。
花が咲くにはモンステラの株がしっかり成熟している必要があるので、鉢植えではほとんど花が咲かないと言われています。花を咲かせる目的でモンステラを育てたいなら、地植えがおすすめです。
また、気温10度を下回らないことや60％ほどの湿度を保つことが条件になります。屋外でそのまま育てる場合はこの条件を満たすことは難しいかもしれませんが、ビニールハウスを設置するとこの環境に近づけられるでしょう。
モンステラのトラブルと対処法
観葉植物の中でも丈夫で育てやすいモンステラですが、環境が整っていなければトラブルを起こすこともあります。
しかし、原因と対処法を知っておくことで被害を最小限に抑えられるので、以下のようなトラブルがあることを抑えておきましょう。
根腐れ
水やり後の土がなかなか乾かなかったり葉が黄色く変色している場合は根腐れが考えられます。根腐れは土の中の酸素濃度が低下して細菌が繁殖することで起こる病気で、そのままにしていると根が呼吸できずにいずれ枯れてしまいます。
モンステラに根腐れが疑われる場合は、鉢から引き抜いて傷んでいる葉や根を切り落としましょう。その後、水はけのよい新しい鉢に植え替えてください。
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいに回りきってしまうことです。生長スピードが早いモンステラは放っておくとすぐ根がパンパンになり、いずれは株を枯らしてしまうので、根詰まりを防ぐために定期的に植え替えましょう。
土に水が浸透しにくくなったり、鉢底から根が飛び出してきたりするのが根詰まりのサインです。
葉焼け
日光を好むモンステラですが、直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こすことがあります。葉の一部が茶色く変色している場合や色素が抜けて白っぽくなっているときは、葉焼けを疑いましょう。
もし葉焼けを起こしている葉があれば、その部分はカットし、直射日光の当たらない場所へ移動させることで被害を抑えられます。
モンステラを贈るおすすめのシーン
モンステラは自分で育てるのも良いですが、花言葉や風水的にも縁起が良い植物なので大切な人に贈るのもおすすめです。
ただし、モンステラのような観葉植物は、置くスペースが確保できることを確認しておきましょう。また、あまり大きすぎると迷惑になってしまうので、小型から中型サイズが無難です。
開業・開店祝い
モンステラの「壮大な計画」「嬉しい便り」の花言葉は、何か新しいことをスタートしようとしている人にぴったりです。例えば、開業・開店祝いなどに贈ってみるのはいかがでしょうか。「幸先の良いスタートが切れますように」「新事業がうまく行きますように」という願いが込められています。
結婚祝い・出産祝い
結婚祝いや出産祝いにモンステラを贈るなら、「深い関係」という花言葉を添えましょう。新しい家族とのより仲を深めてほしい願いを込めて贈ることができます。ただし、赤ちゃんが生まれたばかりだと育児で忙しいことがあるので、落ち着いてからお届けすると良いでしょう。
花言葉が素敵なモンステラを大切な人にプレゼントしよう！
おしゃれな観葉植物として人気のモンステラには、プレゼントに適した素敵な花言葉があります。自分で願掛けとして育てるのはもちろん、大切な人に贈ってお祝いや感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
モンステラの花言葉を知って、ギフトに生かしてみてください！
