スワッグのおしゃれな飾り方は?賃貸の壁で飾れる方法やコツなどを紹介

スワッグは、壁に飾るだけで空間を一気に華やかにしてくれます。季節や気分に合わせてスワッグを変えれば、お部屋の雰囲気をガラッと変えることができるでしょう。しかし、賃貸の壁に飾るとなると穴を開けたり、跡が残ったりするのが心配ですよね。そこで今回は、賃貸の壁でもおしゃれにスワッグを飾る方法やコツをご紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

そもそもスワッグとは

スワッグは、ドイツ語で「壁飾り」を意味する言葉です。花や葉、実などを束ねて壁に飾るインテリアアイテムとして、近年日本でも人気が高まっています。

発祥のドイツをはじめ、さまざまな形で取り入れられており、ドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)、生花を束ねたスワッグもあります。

スワッグはフラワーショップで手に入るほか、インテリア雑貨などを扱うお店でも手に入りやすいアイテムです。

賃貸でも楽しめるスワッグの飾り方

スワッグは壁に飾られているイメージが強いため、「賃貸だから、壁に穴を開けられない」と飾ることを諦めていませんか。しかし、賃貸でも以下のようなアイデア次第でスワッグを飾って、おしゃれな空間を楽しむことができます。

 

  • 花瓶などの容器に挿す
  • 棚や皿などの上に置く
  • 空いたスペースに立てかける
  • 天井から吊るす
  • ガーランドとして飾る
  • ハンギングハンガーを活用する

 

以下でそれぞれの飾り方を詳しく見ていきましょう。

花瓶などの容器に挿す

スワッグは、生花のように飾ることも可能です。花瓶に挿すことで飾り場所の選択肢が多くなるため、ちょっとしたスペースがあれば飾ることができます。

また、花瓶を選ぶ楽しさも増えるでしょう。例えば、ガラスの花瓶やフラスコなどと組み合わせればスタイリッシュな印象になり、ブリキの缶に入れれば、レトロ感を演出できます。

ボリューム感のある大きなスワッグであれば、その大きさに合うフラワーベースを用意するのがおすすめです。置き場所は限定されますが、部屋のシンボル的な存在でおしゃれに飾ることができます。

棚や皿などの上に置く

スワッグを棚や皿などの上にそのまま置くという方法もあります。スワッグは壁に吊るしやすいように平らになっているため、棚や皿などにも置きやすく形が崩れる心配も少ないです。ただし、スワッグの正面が上を向いてしまうため、高さのある棚に置く場合は台をかませてななめにしたり、部分的に浮かせたりして飾ると良いでしょう。

スワッグの下に皿を置くときは、下におしゃれな布を敷いてみてください。色や素材の組み合わせによってさまざまな雰囲気を楽しませてくれるでしょう。

空いたスペースに立てかける

スワッグを空いたスペースに立てかけて飾るのもおすすめです。

また、コルクボードや板などを立てかけ、そこにスワッグを固定してしまう方法もおすすめです。この方法ならば、気兼ねなく画鋲を使えますし、S字フックを使って吊り下げることもできます。壁に飾る場合はスワッグの重さが気になるものですが、この方法ならボリュームのあるスワッグを選んで飾ることもできるでしょう。

天井から吊るす

スワッグを天井から吊るして飾ると、動きのあるインテリアとして楽しむことができます。特にアジサイやスモークツリーなどのふわふわっとしたスワッグを飾るのにおすすめです。ライトの近くに吊るせば、光に照らされる姿やスワッグから漏れる光によるおしゃれな雰囲気も楽しめるでしょう。

 

スワッグを天井から吊るすには、ホームセンターなどで手に入る天井固定用のフックなどを利用するのがおすすめです。下向きに負荷がかかっても外れにくい構造が採用されているので、安心して飾ることができるでしょう。

ちなみに、天井から吊るす方法は天井に穴を開けてしまうことになるので、選択肢の一つとして考えてみてもいいのではないでしょうか。

ガーランドとして飾る

ガーランドは花や葉などを紐やワイヤーでつないだ、ひも状の装飾品です。壁や窓辺、家具などに飾りつけ、空間を華やかに彩ります。スワッグを紐やワイヤーに吊り下げて飾ってみましょう。ただし、ガーランドは固定する必要があるため、壁を利用する場合は、剥がせるテープなどを使うのがおすすめです。

ハンギングハンガーを活用する

ハンギングハンガーとは、カーテンレールから吊るして使用する飾るためのアイテムです。

ハンギングハンガーを使えば、賃貸でも簡単にスワッグを飾ることができます。ハンギングハンガーにはさまざまな種類があり、選ぶデザインによって雰囲気が変わります。身近な花屋や園芸店などでも購入できますが、豊富な種類から選びたい場合は通販サイトを利用すると良いでしょう。形や色合いにも注目しながら、好みや部屋の雰囲気に合うデザインを選んでみてください。

百均の道具で賃貸の壁にスワッグを飾るコツ

ここまでは、賃貸でも楽しめるスワッグの飾り方を紹介してきましたが、スワッグを飾るにはさまざまなアイテムが必要だと感じた方も多いのではないでしょうか。こだわりを持つとスワッグを賃貸で飾るハードルが高いと感じますが、アイデア次第で以下のように百均で手に入るアイテムでも飾ることができます。

 

  • フックに引っかける
  • マスキングテープで貼る

 

それぞれの方法を以下で見ていきましょう。

フックに引っかける

百均で売られているフックを使えば、気軽にスワッグを壁に吊るすことができます。百均で手に入るフックには以下のような種類があります。

 

  • 粘着フック
  • 吸盤フック
  • シンク扉用フック

 

上記のフックを利用すれば、壁に穴を開ける必要がありません。粘着フックや吸盤フックは、粘着テープや吸盤で壁に固定するフックです。粘着フックや吸盤フックを利用する際は、平らで汚れや油分のない場所を選びましょう。壁紙の種類によっては、粘着フックや吸盤フックがつきにくい場合があります。

一方、シンク扉用フックは、シンク扉の空間に収納スペースを追加する便利なアイテムです。シンク扉用フックを玄関や部屋のドアの上部に引っかければ、スワッグを簡単に飾ることができます。

マスキングテープで貼る

スワッグをマスキングテープで壁に貼る方法です。マスキングテープは和紙やクレープ紙、フィルムなどを素材とする薄いテープです。本来は塗装作業などの際に、塗料がつかない部分を保護する目的のテープでした。しかし近年では、マステと呼ばれるカラフルで柄物のマスキングテープが人気となり、装飾やラッピングなど幅広い用途に使用されるようになっています。マスキングテープは剥がれやすく、粘着力がそこまで強くないため、飾るスワッグは軽量なものを選びましょう。あまり重すぎるスワッグを飾ると落ちてしまう可能性があります。大きな花束のスワッグを飾れないというデメリットはありますが、賃貸でも安心してスワッグを飾ることができるでしょう。

賃貸の部屋別でスワッグを飾る際のポイント

スワッグは、どのような部屋に飾ってもおしゃれな雰囲気を演出する魅力的なアイテムです。飾る部屋により、スワッグの飾り方で雰囲気も変わります。

以下では、賃貸の部屋別でスワッグを飾る際のポイントを解説します。

玄関

玄関は、家の第一印象を決める顔と言っても良い場所です。そんな空間はやっぱりおしゃれ感を演出したいものです。そのため、目に留まりやすい場所を選んでスワッグを飾るのがおすすめです。例えば、以下のような飾り方がおすすめです。

 

  • 玄関ドアの中心にスワッグをかける
  • 棚の上に置く
  • 棚の上の壁に吊るす
  • 照明近くにスワッグを吊るす

リビング

リビングは家の中心となるため、家族はもちろん訪れた人が長く過ごす場所です。ソファや椅子に座ってくつろぐときに、目に留まりやすい場所を選んで飾るのがおすすめです。

リビングにスワッグを飾る場合は、以下のように飾ってみてはいかがでしょうか。

 

  • 壁に吊るす
  • テーブルボードや棚の上に置く
  • 花瓶に挿して床に置く

 

リビングは家の中でも一番広い空間なので、大きめのスワッグを選ぶと存在感が出ておしゃれでしょう。

寝室

寝室は心身を休ませる空間なので、リラックスするような位置を選んで飾りましょう。良い香りのするスワッグの場合は、ベッド周りに飾るとリラックス効果が得られます。寝室にスワッグを飾る場合は、以下のような方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

  • 壁に吊るす
  • ベッドボードの上に置く 
  • スツールの上に置く

 

視覚的なリラックス効果を狙うなら、目に留まりやすい壁に吊るしたり、窓辺や照明近くに吊るしたりするのも良いでしょう。

キッチン

キッチンにスワッグを飾ると、無機質な空間がおしゃれな空間に早変わりします。以下のような方法で、ぜひ取り入れてみてください。

 

  • 壁に吊るす
  • 花瓶に挿して置く
  • 窓辺に吊るす

 

ポイントは目に留まりやすい場所で、邪魔になりにくい飾り方を選ぶことです。上記のような方法であれば動線に干渉しにくく、取り入れやすいのではないでしょうか。

季節に応じたスワッグのアレンジ方法

季節が移ろいゆく中で、同じスワッグを飾り続けていると、どこか物足りなく感じてしまうこともあるかもしれません。季節ごとにスワッグをアレンジすると訪れた人々にきっと感銘を与えるでしょう。あなただけのオリジナリティ溢れるスワッグで、ゲストをもてなしてみてはいかがでしょうか。そこで以下では、季節に応じたスワッグをアレンジする方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

春(4~6月)

春は明るい色の花が咲き始めるため、鮮やかな春の色を取り入れたスワッグを飾るのがおすすめです。ピンクや黄色、水色などのパステルカラーの花材を組み合わせると、ふんわりと優しい雰囲気のスワッグになります。そこに、ミモザやユーカリなどのグリーンを添えれば、春らしい爽やかさもプラスされるでしょう。パステルカラーなどのリボンを取り入れても素敵です。また、イースターの時期には、卵型オーナメントをスワッグに飾ってみてください。パステルカラーの卵型オーナメントを飾れば、より可愛らしい雰囲気になります。

ぜひ、アレンジに取り入れてみてください。

夏(7~9月)

夏は暑さが厳しくなる季節なので、ブルー系やグリーン系の爽やかな色のスワッグにアレンジするのがおすすめです。

 

ブルー系の花であれば、ラベンダーやデルフィニウムがおすすめです。グリーン系にはユーカリを取り入れてみてはいかがでしょうか。夏のスワッグは、花材だけでなくリボンなどをアレンジし直すのもおすすめです。麻やリネン生地、レースなどを取り入れると、涼しげな印象になるでしょう。

秋(10~12月)

秋はブラウン系の落ち着いた色でまとめるのがおすすめです。エスニックな雰囲気のあるユニークな花に変えたり、ツルウメモドキなどの実がなる植物やフワフワ感が可愛らしい穂を取り入れたりすると、秋らしいスワッグに仕上がります。また、秋はかぼちゃやまつぼっくりなどのディスプレイアイテムも多く出回るので、スワッグと組み合わせて飾り、おしゃれな空間を作り上げるのもおすすめです。

冬(1~3月)

冬はクリスマスやお正月をイメージさせるスワッグにアレンジしてみましょう。クリスマス用のスワッグは、赤と緑の花と植物を組み合わせ、ゴールドやシルバーのリボンで束ねると雰囲気が出ます。冬はコットンフラワーが手に入る季節なので、スワッグに加えると雪が降っているような素敵な雰囲気に仕上げられるでしょう。一方、お正月用のスワッグは、クリスマス用に作ったスワッグを崩し、南天やしめ縄、水引などを加えながらまとめると、素敵に仕上がります。

スワッグにおすすめの花5選

ドライフラワーやグリーンを束ねて作られたスワッグは、ナチュラルな空間を演出してくれるだけでなく、インテリアとしても人気です。しかし、いざスワッグを作ろうと思っても、どんな花材を選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで以下では、スワッグにおすすめの花を5つご紹介します。それぞれの花の特徴などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

アネモネ

アネモネは春を代表する花の一種です。アネモネの花期は3月~4月で、赤やピンク、白、紫などさまざまな色の花を咲かせます。庭やプランターで育てる花としても人気があり、適切に育てれば次のシーズンもきれいな花を咲かせます。花期がきたら、どんどん花を咲かせるので、少し摘み取ってドライフラワーにしてスワッグ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

スターチス

スターチスは春から夏にかけて花を咲かせます。スワッグにしても花の姿が変わりにくく、色も褪せにくいためピンクや紫、青などのビビッドカラーを楽しませてくれるでしょう。ドライフラワーになった後の扱いやすさも抜群で、花びらや茎が折れる心配も少ないので、季節に応じたアレンジを行う際も安心感があります。

バラ

バラは春を代表する花の一種で、5月~6月に見頃を迎えます。カラーバリエーションが豊富なため、色合い豊かなスワッグに仕上げることができるでしょう。バラの最大の魅力は、花びらが幾重にも重なるため華やかであることです。また、バラは香りを楽しませてくれる魅力もあります。ぜひ、生花のままスワッグに取り入れて、その香りやドライフラワーになるにつれて変わる姿を楽しんでみてください。

ミモザ

ミモザは、鮮やかな黄色い花を持ち、小さな花が密集して咲きます。太陽のように見る人を元気づけてくれるでしょう。可愛らしい見た目からとても人気があります。スワッグにしても鮮やかな黄色い色がきれいに残るため、いつまでも明るい雰囲気をもたらしてくれます。

ミモザは1本でもボリュームがあるため、他の花材と組み合わせなくても存在感抜群です。おしゃれなインテリアアイテムとして活躍してくれることは間違いありません。

ユーカリ

ユーカリはさまざまな品種があるため、それぞれに開花期があるものの、比較的どの季節でも手に入りやすい植物です。スワッグに使われる定番人気花材の一つで、どのような花とも相性抜群です。ユーカリもバラと同様に香りを楽しませてくれるため、リラックス効果や防虫効果が期待できるとされています。スワッグに緑がほしい、といったときはぜひ、ユーカリを取り入れてみてください。

まとめ

今回は、賃貸でも楽しめるスワッグの飾り方やコツをご紹介しました。ドライフラワーやグリーンを束ねたスワッグは、賃貸の壁に穴を開けたくない方でもアイデア次第で壁を傷つけることなく、スワッグを飾ることができます。賃貸でも楽しめるスワッグの飾り方は以下の通りです。

 

  • 逆さまにして壁にかける
  • 花瓶などの容器に挿す
  • 棚や皿などの上に置く
  • 空いたスペースに立てかける
  • 天井から吊るす
  • ガーランドとして飾る
  • ハンギングハンガーを活用する

 

このようにスワッグの飾り方を工夫すると、リビングだけでなく、玄関や寝室、キッチンにも気軽にスワッグを飾ることができ、おしゃれな空間を演出することができます。ぜひ、賃貸のお部屋に素敵なスワッグを取り入れてみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?