バラの本数別の意味とは？告白やプロポーズにおすすめの本数

 

愛の象徴ともされているバラは、上品で豪華な印象からガーデニングやフラワーギフトの定番になっています。花の色ごとに意味が変わるものはたくさんありますが、バラは本数ごとでも細かく意味合いが異なることをご存じでしょうか。

この記事では、告白やプロポーズ、友人、家族などバラを贈りたい相手別のおすすめの本数をご紹介します。また、色別や部位、状態別など、バラの意味や花言葉を徹底解説してみましたので、ギフトの参考にしてみてください。

 

バラの基本情報

まずは、バラの基本的な特徴や情報について解説します。

 

植物名 バラ（セイヨウバラ）

英名・和名 Rose・バラ（西洋バラ）

原産地 チベット、中国～ミャンマーなど

学名 Rosa

科名・属名 バラ科・バラ属

開花時期 5月～6月頃、10月～11月頃など　※品種によって異なる

花色 赤・ピンク・白・黄色・紫・オレンジ・緑・茶・青・褐色・クリーム色など

耐寒性・耐暑性 強い・強い　※品種によって異なる

特徴

バラは「花の女王」とも呼ばれており、世界中で愛されている花です。花束やアレンジメントなどのフラワーギフトの定番ですが、暑さにも寒さにも強いことからガーデニングでも人気を集めています。

花の色や咲き方の種類が豊富で、毎年のように園芸品種が誕生しており、市場にも多く出回っている花です。

名前の由来

「バラ」という名前は、バラ科バラ属に分類される花の総称です。一般的に、棘（トゲ）のある植物を「イバラ」と呼びますが、バラはその「イバラ」が変化して定着した名前と言われています。

英語ではローズ（rose）と表記しますが、これはラテン語で「バラ色」や「ピンク色」を表す「rosa」に由来しているようです。

花言葉

バラ全般の花言葉は「愛」や「美」などがあります。これは、バラの気品あふれる美しさや鮮やかな色合い、洗練された香りのイメージから付けられたようです。欧米では、聖母マリアを象徴する花ともされており、数々の伝説や絵画などに登場しています。

前述したように、バラは花の色や咲き方がとても豊富ですが、そのどれもが輝くような美しさを放つことからも、このような花言葉になったのでしょう。

 

バラの本数別の意味

色ごとに意味や花言葉が異なる花は多くありますが、花束で贈られることの多いバラは、その本数でも細かく意味が変わってきます。誰かにバラを送るときには本数も意識してみてはいかがでしょうか。

ここからは、シチュエーション別にまとめたおすすめのバラの本数とその意味を解説します。

告白

まずは、意中の人に想いを伝えたいときにおすすめのバラの本数です。愛を伝えるものや告白する意味に最適な本数をピックアップしてみました。

 

1本 「一目ぼれ」「あなたしかいない」

3本 「愛しています」「告白」

7本 「ひそかな愛」

12本「私と付き合ってください」「私の妻になってください」

18本「誠実」「誠意のある告白」

20本「真心あるのみ」「私のひとひらの愛」

24本「一日中思っています」

44本「出会い」

99本「永遠の愛、ずっと好きだった」

 

大きなバラの花束を渡すのは恥ずかしいという方は、潔く1輪でも十分ロマンチックです。1本や3本でも真剣な想いを伝えられる意味があります。

99本のバラの花束はかなり大きなものになり、屋外で渡すと目立ってしまうため、人目が気になる場合は部屋の中や車のトランクに入れた演出におすすめです。

 

プロポーズ

次に、恋人にプロポーズするときにおすすめの本数です。プロポーズといえばバラの花束が定番になっていますが、ただ贈るだけでなく本数とその意味にもこだわってみませんか。

2人の愛の強さや相手を強く思う気持ちが表現できる本数を集めてみました。

 

2本 「この世界は二人だけ」

9本 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」

12本「私の妻になってください」

21本「あなただけに尽くします」

30本「ご縁を信じています」

40本「真実の愛を誓います」

100本「100％の愛」

108本「結婚して下さい」

365本「あなたが毎日恋しい」

 

この中でも、108本の「結婚して下さい」はストレートなプロポーズになります。花束にするとかなりボリューミーなので、特別なギフトになることでしょう。

レストランやホテルのスタッフの方に協力してもらい、サプライズで渡すと想い出に残る演出になります。

 

パートナー

妻や夫などのパートナーは、長く過ごすうちにお互いの存在が当たり前になってしまい、改めて愛を伝える機会も減ってきます。しかし、近しい関係だからこそ、相手への愛情や日頃の感謝を込めてギフトを贈ってみませんか。

2人の絆の深さや永久を連想させるような意味と本数をご紹介します。

 

4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」

6本 「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」

10本「あなたは全てが完璧」

11本「最愛」

33本「生まれ変わってもあなたを愛す」

36本「覚えています」「ロマンチック」

50本「恒久」

101本「これ以上ないほど愛しています」

144本「何度生まれ変わっても好きです」

999本「何度生まれ変わってもあなたを愛する」

1000本「1万年の愛を誓います」

1001本「永遠に」

 

999本や1000本のバラの花束となると、手で抱えることはもちろん運搬が難しくなります。どうしてもこの本数にしたいなら、業者の方に依頼して自宅の部屋に設置してもらう必要があるでしょう。

また、金額も高くなることが予想されるので、普段のギフトには向きません。

 

家族・友人

バラは恋人に贈るイメージが強いかもしれませんが、親や配偶者、きょうだいなどの家族はもちろん、同性・異性の友人にも贈りやすい花です。赤いバラだと「愛」の印象が強くなってしまうため、黄色やオレンジなどカジュアルな色だと誰にでも贈りやすいでしょう。

 

5本 「あなたに出会えた事の心からの喜び」

8本 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」

13本「永遠の友情」

14本「誇りに思う」

19本「忍耐と期待」

22本「あなたの幸運をお祈りします」

25本「あなたの幸せを祈っています」

 

相手に対する感謝の気持ちや、相手の幸せを願うものなどの意味があります。家族や友人の誕生日などにいかがでしょうか。

怖い

バラは愛情にあふれ、ロマンチックな意味が多いですが、中にはギフトにふさわしくない怖い意味をもつ本数もあります。誕生日に年齢の本数だけ贈りたいなど、どうしても数にこだわりたいとき以外は、できるだけ避けるようにしましょう。

 

15本「ごめんなさい」

16本「ころころ変わる不安な愛」

17本のバラの花言葉「絶望的な愛」

 

15本のバラを異性の方に贈ると勘違いされる可能性があります。また、17本も不吉な意味を持っているので、誰かに贈る花束としてはふさわしくありません。

 

バラの色別の意味・花言葉

ここまでは、バラの本数に対する意味を解説してきましたが、バラは花の色でもそれぞれ違った意味になります。色から受ける印象も大事ですが、秘められている花言葉や意味にも注目してみましょう。

赤いバラ

バラの花束といえば赤いバラを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。そして、赤いバラの花束は告白やプロポーズなどでの贈り物の定番にもなっています。

それは、赤いバラに「愛情」「あなたを愛しています」という意味があるからです。思いを寄せる人やパートナーに最適なフラワーギフトになります。

ピンクのバラ

優しくて可愛らしい印象のピンクのバラは、派手すぎないのでちょっとした日常でも贈りやすい色です。意味は「感謝」や「上品」などがあり、家族や友人など贈り人を選びません。

その柔らかい美しさは、特に女性から高い人気を集めています。彼女や奥さん、母親へバラを贈るならピンクにしてみるのもよいでしょう。

黄色いバラ

まぶしく光り輝く黄色いバラには、「友情」や「平和」などの意味があるので、友達の誕生日や記念日への贈り物としておすすめです。中間色なので女性はもちろん男性にも贈りやすいでしょう。

ただし、黄色いバラには「嫉妬」や「愛情の薄れ」という意味も存在します。恋人やパートナーに贈ると勘違いされる可能性があるので注意しましょう。

オレンジのバラ

オレンジのバラは、まるで太陽のように明るい美しさを放ちます。その様子から、健康的で元気なイメージの「無邪気」や「健やか」という意味が付けられました。

子どもや男性へのバラの贈り物に最適なほか、出産祝いやお見舞いなどにも良いでしょう。

白いバラ

純白のウエディングドレスを思わせるような白いバラ。その意味は「純潔」や「私はあなたにふさわしい」などがあり、ブライダルシーンでも多く使われています。

自身の結婚式で用いたり、大切な人の婚約・結婚祝いで贈るのも良いでしょう。結婚記念日にパートナーに贈ると、誓い合った気持ちを再確認する良い機会にもなります。

青いバラ

青いバラは長年の研究と品種改良によって生み出されたものです。それまではなかなか作り出せず「不可能」などの意味が付けられていましたが、青いバラが誕生してからは「夢が叶う」という意味に変化しました。

縁起の良い花言葉なので、何かに挑戦している人や応援したい人におすすめのバラです。

紫のバラ

大人っぽくてミステリアスな雰囲気漂う紫のバラには、「気品」や「誇り」、「尊敬」などの意味が込められています。年上や目上の方にも贈りやすいので、敬老の日や職場の上司への贈り物にいかがでしょうか。

緑のバラ

爽やかでフレッシュな印象の緑のバラ。グリーンという色から受ける印象から連想して「癒し」や「やすらぎ」、「希望」などの意味合いがあります。バラの中でもカジュアルに渡しやすい色なので、友人の誕生日などに贈りやすいでしょう。

黒いバラ

ダークな印象の黒いバラですが、そのイメージに沿うように「あなたはあくまで私のもの」「憎しみ」「死ぬまで憎みます」など怖い意味が込められています。その為、プレゼントとしては避けた方が良いでしょう。

相手の好みなど、どうしても黒いバラを贈りたい場合は、花言葉や意味が関係ないことを伝えるようにすると誤解を与えません。

 

バラの部位・状態別の意味

バラは本数や色によって意味が変わってきますが、さらに部位や花の状態によっても意味が定められていることをご存じでしょうか。

花束やアレンジメントのバラは既にしっかり開花しているものが多いですが、自宅で育てているバラを贈るときなどに参考にしてみてください。

 

つぼみ「愛の告白」「恋の告白」

萎れている「儚い」

満開「私は人妻」

一重咲き「純潔な愛」「敬意」「静かな愛」

葉「あきらめないで」

枝「あなたの不快さが私を悩ませる」

トゲ「不幸中の幸い」

トゲの無いバラ「誠意」「友情」「初恋」

 

この中では、枝やトゲの意味に注意しましょう。しかし、一般的なギフトシーンではあまり気にする必要はありません。

 

組み合わせ別のバラの意味・花言葉

花束で贈られることの多いバラは、バラの色や状態の組み合わせによっても意味合いが異なります。あまりメジャーではないですが、頭の片隅においておくと、ギフトシーンに役立つかもしれません。

 

赤いバラの中に白いバラ「打ち解けて仲が良い」「温かい心」

黄色のバラの中に赤いバラ「あなたがどんな不実でも」

バラのつぼみ3本と開花したバラ1本「あのことは永遠に秘密」

バラのつぼみ1本と開花したバラ2本「あのことは当分の間秘密」

 

少し意味深なフレーズばかりなので、贈り物をする際にはあまり意識しなくても良いでしょう。こっそりと伝えたい気持ちがあるときに、手紙のように贈ってみてください。

 

【シチュエーション別】バラのおすすめの贈り方

愛の印象が強いバラですが、色を選べば恋人関係の人にも贈りやすくなります。友人や家族、男性にもおすすめのフラワーギフトなので、特別な記念日やお祝いに贈りましょう。

シチュエーション別のおすすめのバラの贈り方を解説します。

誕生日

誕生日は誰もがもっている1年に1度の大切な記念日です。だからこそ、今年は何を贈ろうかと迷う方も多いのではないでしょうか。生まれてきてくれたことに感謝し、祝福するためにはバラのギフトが最適です。

バラの色は、恋人やパートナーなら赤やピンク、子どもには黄色やオレンジ、男性には青やグリーンが良いでしょう。バラは1本でも見栄えが良いので10本以下の花束でも十分華やかになります。

誕生日であれば、年の数だけバラを束ねるのも喜ばれるでしょう。

プロポーズ

プロポーズに贈る花といえばバラが定番となっています。人生の大一番を演出する花なので、上品で豪華さがあり、豊かな香りが広がるバラがぴったりなのです。

プロポーズには、「あなたを愛しています」という意味になる赤いバラが適しています。また、「結婚してください」という意味になる108本のバラの花束がおすすめですが、難しい場合は21本の「あなただけに尽くします」という意味を込めても良いでしょう。

結婚記念日

長年連れ添ったパートナーへ結婚記念日の贈り物をするなら愛情を伝えられる深紅のバラを送りましょう。赤いバラだと派手に感じる場合は、「感謝」の意味があるピンクや「やすらぎ」の意味を表す緑のバラがおすすめです。

本数としては、「永遠の愛」を意味する99本がおすすめですが、予算的に難しい場合は「最愛」を意味する11本でもロマンチックになります。おしゃれに決めたい場合は、あえて1輪のバラを贈り、「一目ぼれ」という意味で2人が出会った頃を思い出しながら贈るのも素敵です。

職場の送別会

華やかで豪華な印象のバラは、ビジネスシーンでも贈りやすい花です。お世話になった方が退職するとき、感謝の気持ちを込めてバラを贈りましょう。花の色は、「感謝」の意味があるピンクや、「友情」を表す黄色、「尊敬」という意味になる紫などがおすすめです。

本数は、8本の 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」や、22本の「あなたの幸運をお祈りします」などがふさわしいでしょう。

職場など屋外でバラを贈る際には、持ち帰りやすさも考えて紙袋を添えたり、安定しやすいボックスフラワーにしたりなどの配慮が大切です。

 

バラの本数ごとの意味を知ってギフトに生かそう！

バラは花の色だけでなく本数によっても細かく意味が設定されています。バラはフラワーギフトの定番になっていますが、特別に伝えたい思いがあるなら本数にもこだわってみましょう。

特に、告白やプロポーズなど愛を伝えたいなら、ふさわしい本数がたくさんあります。本数が多くなるほど豪華になり、ロマンチックな意味にもなりますが、予算が限られている場合は20本以下でも素敵な意味になるので、今回ご紹介した本数と意味を参考にしてみてください。