花が咲く観葉植物8選|花を咲かせる育て方のコツと開花後のケア方法
オフィスや自宅に置く植物といえば、癒し効果が期待できる観葉植物が思い浮かびますよね。美しい葉や独特の樹形で空間を素敵に彩ってくれる観葉植物ですが、花を咲かせれば、その魅力はさらに引き立ちます。緑の癒しに加え、黄色や赤色などの華やかな彩りも楽しんでみてはいかがでしょうか。
本記事では、花が咲く観葉植物に注目し、上手な選び方や花を咲かせるコツをご紹介します。花を咲かせた後のケア方法や人気の品種も取り上げますので、ぜひ参考にしてください。
育てやすくておしゃれ!花が咲く観葉植物8選
まずは、育てやすく空間をおしゃれに演出してくれる、花が咲く観葉植物8選をご紹介します。
- アンスリウム
- 柱サボテン
- オリーブ
- コーヒーの木
- ストレリチアレギネ
- サンセベリア
- エバーフレッシュ
- ミルクブッシュ
花の特徴はもちろん、観葉植物としての魅力も紹介しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。
アンスリウム
商品ページ:艶やかな仏炎苞を持つアンスリウム
アンスリウムは、株の中央から花茎を長く伸ばし、その先に艶やかな仏炎苞と呼ばれる葉を広げ、その中心に棒状の花を咲かせます。仏炎苞の色は種類によってさまざまで、赤色のほかにも白色や黄色のものもあります。花が咲く観葉植物の中でも、花の咲かせやすさはトップクラスです。また、花は1カ月、仏炎苞は3カ月と長く楽しめるのも大きな魅力です。
アンスリウムの葉は艶やかなハート型をしています。その姿はとてもチャーミングで、和やかな雰囲気を演出してくれますよ。
柱サボテン
商品ページ:力強さを感じるかっこいい柱サボテン「鬼面閣」
柱サボテンは、茎の凹凸から花芽を伸ばし、白い大輪の花を咲かせます。夜の間に花を咲かせるという特性は、鑑賞意欲を一層掻き立てるでしょう。
花を咲かせるのは柱サボテンだけではありません。うちわ型や丸いドーム型のサボテンも美しい花を咲かせます。サボテンは水やりの頻度が少なくて済み、生命力が強い植物です。育てやすいので、ぜひ元気に育てて花を楽しんでみてください。
オリーブ
商品ページ:おしゃれ観葉植物として人気の高いオリーブ
オリーブは、葉の付け根あたりから花芽を伸ばし、その先に白い小花をたくさん咲かせます。オリーブはシルバーリーフが大きな特徴で、インテリアグリーンやシンボルツリーとして根強く人気があります。葉と樹形のスタイリッシュな雰囲気を楽しむ方が多いですが、花が咲き、可愛らしさがプラスされる姿も見ものです。
オリーブは開花が始まるのは4~5年経過した株からなので、早く咲く姿を見たい場合はある程度成長しているものを選ぶとよいでしょう。
コーヒーの木
商品ページ:優しい雰囲気を演出するコーヒーの木
コーヒーは、葉の付け根に蕾を付け、5枚の花びらを広げる白い花を咲かせます。茎に近い位置で花を咲かせるのが特徴的で、たくさん花を咲かせると茎を花が覆い、まるで花の小道ができたかのような姿を楽しめます。
コーヒーの木は、波打つ葉を葉先が垂れるように茂らせ、優しい雰囲気を醸し出しているのが魅力です。リラックスしたい場所に置けば、安らぎの空間を演出してくれるでしょう。
ストレリチアレギネ
商品ページ:トロピカルな雰囲気漂うストレリチアレギネ
トロピカルな雰囲気漂うストレリチアレギネは、鮮やかなオレンジやブルー、パープル色をしたトロピカルな花を咲かせます。その姿は花というより鳥に見えるのが特徴で、花を咲かせたストレリチアレギネは、まるで鳥がとまっているような印象を与えます。その美しい姿を楽しむために、ぜひ開花に挑戦してみてください。
株元から茎を伸ばし、その先に大きな葉を1枚広げる姿は非常におしゃれです。
サンセベリア
商品ページ:モダンな雰囲気でおしゃれ映えするサンセベリア
サンセベリアは、株元から花茎を長く伸ばし、その節々に白く細長い花びらを広げた花をたくさん咲かせます。実は、花を咲かせるのが少し難しい植物とされていますが、うまく育てて咲かせている方も多く、咲かせるのが難しい分、花が咲いた時の感動もひとしおです。
サンセベリアをおすすめする理由は、耐陰性があり、水やりの頻度も少なくてよい育てやすさが魅力だからです。また、空気清浄効果も期待できる上、邪気を払う風水効果も魅力の一つです。
エバーフレッシュ
商品ページ:爽やかな印象が魅力のエバーフレッシュ
エバーフレッシュは、綿毛のようにまん丸な形の花を咲かせます。他の植物には見られない独特の花の形で、温かみを感じる優しい雰囲気を楽しませてくれますよ。
エバーフレッシュは葉が持つ特性も魅力的で、日中は葉を元気に広げていますが、夜になるとその葉を閉じてしまいます。人と同じようなリズムで過ごしている姿が愛らしく、まるでペットを飼っているような感覚を楽しませてくれる植物です。
ミルクブッシュ
商品ページ:インテリア性抜群のアート感を楽しめるミルクブッシュ
ミルクブッシュは、茎の先端に小さな黄色の花を咲かせます。四方八方に伸びる茎の先に小花をつける姿は愛らしく、独特の魅力があります。ほかの多肉植物に比べると、花を咲かせるのが難しいとされる品種ですが、開花を夢見て育ててみてはいかがでしょうか。
そんなミルクブッシュをおすすめする理由は、インテリア性の高さにあります。細い枝をカクカクと広げる姿は視線を引き付け、インパクト抜群。壁を背景に飾ると絵画のような雰囲気を醸し出し、空間をスタイリッシュに彩ってくれますよ。
花が咲く観葉植物の魅力
観葉植物は、美しい葉や独特な樹形を楽しむものですが、花を咲かせる品種を選べば、以下に取り上げるようにその楽しみは広がります。
- 花やその咲く姿も楽しめる
- 空間が華やかになる
- 季節感を演出できる
- うまく育てられている実感が得られる
せっかく観葉植物を選ぶなら、花が咲く品種を選ぶのがおすすめです。それぞれの魅力について解説していきます。
花やその咲く姿も楽しめる
花が咲く観葉植物を選ぶと、葉の美しさに加え、花も楽しむことができます。もちろん、葉の色や模様も十分魅力的で、薄い色や濃い色、斑入り模様など、さまざまな表情を楽しめますが、花が咲くことでその楽しみはさらに広がります。咲いた花の美しさを愛でるだけでなく、花を咲かせた植物全体の姿はまた新鮮で魅力的。花を摘みとって、玄関先や食卓などに飾れば、インテリアにも彩りを添えることができますよ。
空間が華やかになる
黄色や赤色などの鮮やかな花色と、花びらが四方に広がる姿は、空間に華やかさを添えてくれます。観葉植物の葉にも黄色や赤色の斑模様や筋模様が入るものもありますが、花の色が持つ魅力はまた格別です。緑が広がる中に花特有の鮮やかな色が加わることで、まるで異なる世界観が広がり、空間は一層華やかになるでしょう。また、咲き誇る花の柔らかい質感が優しい空気感を作り出すことも、花が咲く観葉植物ならではの大きな魅力です。
季節感を演出できる
観葉植物の多くは1年を通して緑を楽しめますが、花が咲く観葉植物には開花期があり、限られた期間だけ花を咲かせます。この特性により、季節感が感じやすくなります。花が咲く観葉植物を選ぶことで、部屋に季節感を演出し、毎年その花が咲くのを楽しみに待つことができるのも、大きな魅力の一つです。
うまく育てられている実感が得られる
観葉植物が花を咲かせるのは、植物が健康で元気に育っている証拠です。花が咲くことは、植物の成長のバロメーターとなり、うまく育てられている実感を得られる瞬間です。もちろん、観葉植物でも新芽が出たり、鮮やかな緑の葉を広げたり、高さやボリューム感が増す変化がありますが、その成長を花が咲くという別の形で実感できるのは、葉や幹の成長とはまた異なる満足感を与えてくれるのではないでしょうか。
観葉植物の花を咲かせるための育て方
花を咲かせるコツは、観葉植物を体力のある元気な株に育てることです。では、どのように育てればよいのか、以下の3つのポイントが重要となってきます。
- 日当たりのよい窓辺に置く
- 15~20℃の暖かい環境を保つ
- 固形肥料を与える
それでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
日当たりのよい窓辺に置く
観葉植物は基本的に日当たりのよい場所に置きます。午前中にたっぷりの日光が差し込み、半日程度は日光を浴びられる窓辺に置くのがおすすめです。ただし、季節によって日光の差し込み方や日照時間が変化するため、不足していると感じた場合は、場所移動や植物ライトを使って対応してあげましょう。
なかには日光を好まない観葉植物もありますが、以下で紹介していく観葉植物をはじめ、人気の観葉植物の多くは日光を好みます。したがって、「日当たりのよい場所に置く」というポイントは覚えておくと良いでしょう。ただし、直射日光に当たり続けてしまうと葉焼けを起こしてしまうため、注意しましょう。
15~20℃の暖かい環境を保つ
観葉植物の花を咲かせるのには、暖かい環境が必要です。もちろん、植物によって異なりますが、寒さにさらされると、植物は身を守るために葉や幹の成長を抑え、栄養をため込むことがあります。しかし、暖かすぎる環境では植物がバテてしまうので、単純に温度が高ければよいわけではありません。理想は15~20℃です。
植物が葉や茎を伸ばし、花を咲かせられるのは、安心して成長できる環境にあるから。15~20℃の暖かさを保ち、元気に育つ環境を整えてあげましょう。
固形肥料を与える
花を咲かせる、体力のある元気な株に育てるためには、肥料が欠かせません。
肥料には固形と液体の2つのタイプがありますが、花を咲かせたい場合は固形がおすすめです。固形肥料はゆっくりと安定的に栄養を供給するため、植物が自然なペースで栄養を吸収し、株を大きくして体力をつけることができます。
一方、即効性のある液体肥料は急激に栄養を与えるため、植物にとって負担となることもあるので注意してください。また、その効果は単発的で、持続させるためには継続する手間がかかります。こうした理由からも、肥料を与える場合は固形肥料を選ぶようにしてください。
花の楽しみ方と観葉植物のケア方法
観葉植物が花を咲かせたら、その美しい花や、花を咲かせることで一変する植物全体の雰囲気を楽しむことができます。ただし、花を咲かせたままの状態で放置するのはおすすめできません。花を咲かせるのにはもちろん、種作りにも植物が多くのエネルギーを使うため、放置しておくと株が弱ってしまうからです。
そこで、花が咲いたときの楽しみ方とケア方法についてご紹介します。
- 切り花で楽しむ
- 開花後は肥料や活力剤で元気づける
それぞれについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
切り花で楽しむ
花が咲いたら、その美しい雰囲気を数日間楽しみ、切って花瓶に生けて楽しむのがおすすめです。最初は名残惜しいかもしれませんが、切り花にすることで多くのメリットがあります。まず、切り花にすれば、玄関先や食卓など他の場所にも花を飾ることができ、室内のどこでも花のある空間を楽しむことができます。また、花を切ることで植物への負担が減るため、新たな花芽が出て、同シーズンに何度も花を楽しめることもあります。来シーズンに再び花を咲かせるためにも、花を早めに切ることが効果的です。
開花後は肥料や活力剤で元気づける
植物は開花に多くのエネルギーを使うため、開花後には肥料や活力剤で元気づけてあげることが大切です。これにより、使ったエネルギーを補い、次のシーズンに美しい花を咲かせるための株づくりの準備が整います。
開花後は、まず活力剤を与えるのが効果的とされています。週に1~2回程度、使用する活力剤に記載されている指示に従って与えてください。その後は、普段使用している肥料に切り替えても問題ありません。ゆっくりと安定的に栄養を補給できる固形肥料を使用し、元気な株に育ててあげましょう。
花が咲く観葉植物の上手な選び方
花が咲く観葉植物を選ぶ際には、以下のポイントを重視すると、より満足のいく植物選びができます。
- 育てやすい
- 花を咲かせやすい
- 好みの品種
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきましょう。
育てやすい
育てやすい観葉植物を選ぶと、手間が少なく、枯らしてしまう可能性も低くなります。例えば、水やりを頻繁に行わなくてもよい植物や、耐陰性があり直射日光が届かなくても元気に育つ植物は、育てやすさが抜群です。また、生命力が強い植物なら、うっかり世話を忘れたり、不適切な場所に置いたりしてしまっても、回復させやすいでしょう。花を咲かせるためには、まずその植物が元気に育つことが基本です。そのため、観葉植物を選ぶ際は育てやすさにも注目しましょう。
花を咲かせやすい
花を咲かせやすい観葉植物を選ぶと、初心者でも簡単に花を咲かせることができます。花を楽しみに育てているのに、なかなか咲かないとモチベーションは下がってしまいますよね。確かに、咲きにくい花が咲いたときの感動は格別ですが、毎年気軽に花を楽しめる方が嬉しいという方も多いのではないでしょうか。花が咲く観葉植物は数多くありますが、なかには花を咲かせるのが難しい植物もあります。例えば、アガベは数十年に1度しか花を咲かせません。そのため、選ぶ際は花の咲かせやすさにも注目することをおすすめします。
好みの品種
観葉植物を選ぶ際、おしゃれで好みの見た目は、育てるための大事なモチベーションとなります。インテリアアイテムとして空間をおしゃれに彩ってくれるため、花が咲かなくても植物の葉色や樹形を楽しむことができます。また、お気に入りのおしゃれな観葉植物を選ぶと、生活の中で観葉植物に対する関心が高まり、害虫や病気にも気づきやすくなるはずです。観葉植物を選ぶ際は、植物の葉色、樹形、模様、全体的な雰囲気などおしゃれさに注目し、お気に入りの1株を選ぶのがおすすめです。
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花が咲く観葉植物を選ぶと、魅力は葉や樹形だけでなく、花姿や花が咲くことで植物全体の印象が変わり、新たな楽しみが生まれます。鮮やかな花色がグリーンに加わることで、空間は一層華やかになります。季節感を楽しめるだけでなく、育てる喜びも感じられるでしょう。
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