フィカスの種類を徹底解説|人気品種や選び方なども併せて紹介

室内をおしゃれに彩り、空間に癒しを与えてくれる観葉植物。その中でも根強い人気を誇る種類がフィカスです。葉の形や色、幹のシルエットなど、品種ごとに個性があり、インテリアとの相性も抜群です。それに加え、育てやすく丈夫な品種が多いため、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。
本記事では、フィカスの中でも特に人気の高い種類やそれぞれの魅力、選び方のポイント、飾り方のアイデアなど、幅広く解説します。
フィカスで人気の種類6選
フィカス属には数多くの品種がありますが、その中でも特に人気を集めている種類が以下の6つです。
- フィカス・アルテシマ
- フィカス・バーガンディ
- フィカス・ベンガレンシス
- フィカス・ウンベラータ
- フィカス・シャングリラ
- フィカス・ベンジャミン
見た目の印象や育てやすさ、インテリアとの相性など、それぞれに異なる魅力があり、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことができます。ここでは、フィカスを代表する6つの種類に焦点を当て、それぞれの特徴やおすすめポイントについて詳しく紹介します。
フィカス・アルテシマ
フィカス・アルテシマはインドから東南アジアが原産であり、光沢のある大きな葉に黄色味を帯びた美しい斑模様が入っているのが特徴です。「最も背が高い」という意味を持ち、原産地では3m以上に成長する力強い植物で初心者でも育てやすく、置き場所を選ばない点も人気の理由です。
また、「永遠の幸福」という花言葉を持ち、贈り物としても大変縁起が良いことから開店祝いや新築祝い、結婚祝いなどに選ばれています。曲がりのあるユニークな樹形と葉の色合いはインテリア性も高く、日当たりの良い場所で育てることでより一層鮮やかさが引き立ちます。
フィカス・バーガンディ
フィカス・バーガンディは、深い赤ワイン色を意味する「バーガンディ」という名前の通り、新芽は鮮やかな赤紫色をしていて成長とともに黒緑色へと変化していく種類です。この色の移り変わりが楽しめるのが魅力の一つであり、ダークグリーンとバーガンディの組み合わせはシックで落ち着いた印象を与えてくれます。
開放感のある空間に置けばアクセントとなり、大人っぽい空間づくりにぴったりです。葉の色合いや艶感が上質な雰囲気を演出し、インテリアグリーンとしての存在感も抜群なので、上品さと個性を両立した観葉植物を求める人におすすめです。
フィカス・ベンガレンシス
フィカス・ベンガレンシスは、フィカス・アルテシマやウンベラータと並ぶ人気の高い種類であり、インテリア性と育てやすさを兼ね備えた観葉植物です。小判型の葉には美しい葉脈があり、幹は自然な曲がりを見せる独特の樹形に育つため、空間に個性と落ち着きをもたらします。
また、白っぽい幹とくすみ感のある緑の葉のコントラストがやさしく、リビングや店舗のシンボルツリーとしても人気です。「長寿」の花言葉を持ち、神聖な樹とされる背景から開店祝いや新築祝い、結婚祝いなど、縁起物の贈り物としても選ばれています。丈夫で管理しやすいため、初心者にもおすすめできる一鉢です。
フィカス・ウンベラータ
フィカス・ウンベラータは大きく広がるハート型の葉が特徴的であり、柔らかなグリーンが部屋全体をやさしい印象にしてくれる人気の観葉植物です。幹の曲がりや枝ぶりに個体差があり、一鉢ごとに個性を楽しめるのも魅力の一つです。
インテリア性が高く、特に北欧風やナチュラルテイストの空間との相性が抜群で、雑誌やインテリアショップのディスプレイでも多く取り入れられています。フィカス・ウンベラータは比較的育てやすく、日当たりの良い室内に置いて乾燥気味に管理すれば初心者でも扱いやすい品種です。高さが出るため、リビングのコーナーや窓辺に置くと空間に奥行きが生まれ、シンボルツリーとしても活躍します。
フィカス・シャングリラ
フィカス・シャングリラは、丸みのある小さな葉が密に茂るコンパクトな種類で、かわいらしい印象と育てやすさが魅力の観葉植物です。全体のサイズが比較的小さく収まるため、リビングテーブルの上やデスク横、キッチンカウンターなど、限られたスペースにも飾りやすいのがポイントです。
成長速度も比較的緩やかで剪定の手間が少なく、初めて観葉植物を育てる方にもおすすめできます。
また、葉の色合いも濃すぎず明るすぎず、落ち着いたトーンなので和モダンなインテリアにも調和します。自然な雰囲気を持ちつつも、空間をやさしく彩ってくれるバランスの良いインテリアグリーンです。
フィカス・ベンジャミン
フィカス・ベンジャミンは、繊細で小ぶりな葉がたくさん茂る姿が魅力の観葉植物で、古くから家庭やオフィスでも親しまれてきた定番の品種です。丸みのある葉が密に茂り、全体としてふんわりとした柔らかな印象を与えるため、空間をナチュラルに演出したいときにぴったりです。
室内での育成にも向いており、日光の入る窓辺に置けば丈夫に育ちます。ただし、急な環境変化には敏感な面もあり、移動や寒暖差で葉を落とすことがあるので注意が必要です。フィカス・ベンジャミンを育てる際は安定した場所に置き、風通しと日当たりを確保することが元気に育てるポイントです。
フィカスの種類ならではの魅力
フィカスの種類ならではの魅力として、以下の5つが挙げられます。
- 種類が豊富でインテリアに合わせやすい
- 丈夫な種類が多く初心者でも安心
- 空気をきれいにしてくれる
- 存在感がありながら圧迫感がない
- 風水的に「気」を整えるグリーン
フィカスはその多彩な品種だけでなく、育てやすさやデザイン性、空気清浄効果や風水的な意味合いなど、多方面から支持を集めている観葉植物です。ここでは、他の植物にはないフィカスならではの魅力を掘り下げて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
種類が豊富でインテリアに合わせやすい
フィカスは種類が豊富であり、葉の形や色、幹の太さ、全体のシルエットまで品種によって個性が異なります。そのため、シンプルでナチュラルなインテリアにも、モダンで洗練された空間にも合わせやすく、自分の好みにぴったりの一鉢が見つかりやすいのが魅力です。
たとえば、ウンベラータのような柔らかい雰囲気の品種は北欧風インテリアに最適であり、バーガンディのような深みのある色味の品種はスタイリッシュな空間によくなじみます。観葉植物としてただ置くだけではなく、空間の雰囲気をつくるアイテムとしての役割を果たしてくれるのがフィカスの大きな魅力といえるでしょう。
丈夫な種類が多く初心者でも安心
フィカスは観葉植物の中でも特に丈夫な種類が多く、環境の変化にある程度耐えることができるため、植物を育てるのが初めてという方にもおすすめです。たとえば、アルテシマなどは乾燥気味でも元気に育ちやすく、毎日のこまめな管理が難しい方にも扱いやすい品種です。
また、病害虫にも比較的強いため、観葉植物を育てる上で不安に感じる要素が少ないのも嬉しいポイントです。フィカスは、基本的な日当たりと水やりさえ守れば美しい姿を長く保ってくれるため、手軽にグリーンのある暮らしを始めたい方にもぴったりの植物です。
空気をきれいにしてくれる
フィカスは目で見て楽しめるだけでなく、空気を清浄する作用があることでも注目されている観葉植物です。葉が二酸化炭素を吸収して酸素を放出するだけでなく、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着・分解するとされており、自然の力で室内環境を整えてくれます。
特に密閉性の高い現代の住空間では、こうした植物の働きが健康や快適さに大きく貢献します。リビングや寝室、ワークスペースなど、長時間過ごす場所にフィカスを置くことで視覚的な癒しだけでなく、心身ともに心地良さを感じられる空間をつくることが可能です。
存在感がありながら圧迫感がない
フィカスはしっかりとした幹と広がりのある葉を持ち、空間にほど良く存在感を与えながらも重たさを感じさせない軽やかさが魅力です。特にウンベラータやベンガレンシスなどの品種は縦に伸びるすっきりとした樹形であり、空間に奥行きや高さの印象を与えてくれます。
葉が密に茂りすぎず、ほど良く抜け感があるため、狭い部屋に置いても圧迫感を感じにくく、むしろ空間を広く見せる効果もあります。「インテリアにグリーンを取り入れたいけど、場所を取りすぎるのは避けたい」という方にも、フィカスは理想的な選択肢となるでしょう。
風水的に「気」を整えるグリーン
フィカスは、風水においても良い気を呼び込む植物として高く評価されています。上向きに成長する枝や丸みを帯びた葉には「陽の気」を引き寄せる力があるとされており、玄関やリビング、仕事部屋など、人が集まる場所に置くことで運気を整えるといわれています。
また、家庭運や健康運、人間関係を良好に保ちたいときにもおすすめであり、特にフィカス・ウンベラータやベンジャミンは風水アイテムとしても人気です。見た目にも癒しを与える存在であるため、空間全体に穏やかな空気をもたらし、心地良く暮らすためのサポートをしてくれるでしょう。
フィカスの種類を選ぶ際のポイント
フィカスは種類が多くどれも魅力的なため、「どれを選べば良いのか迷ってしまう」という人も少なくありません。そのような場合は、以下のような基準で選んでみてはいかがでしょうか。
- 育てやすさで決める
- インテリアとの相性を考慮する
- サイズや成長スピードをチェックする
ここでは、初めてフィカスを選ぶ人にも分かりやすいよう選ぶ際のポイントを具体的に解説します。
育てやすさで決める
観葉植物を選ぶ上で最初に確認したいのが育てやすさです。フィカスは比較的丈夫な品種が多いですが、種類によって性質がやや異なります。たとえば、アルテシマは乾燥や環境の変化にも強いため、初心者でも育てやすいとされています。
一方で、ベンジャミンのような品種は繊細であり、急な温度変化や移動により葉を落とすことがあるため、安定した環境を用意できる方に向いています。ライフスタイルや経験に応じて、自分が無理なく管理できる品種を選ぶことが植物との心地良い暮らしを続けるコツです。
インテリアとの相性を考慮する
フィカスはインテリア性に優れた植物ですが、部屋のテイストや家具とのバランスを考慮して選ぶと、より洗練された空間づくりが可能になります。たとえば、柔らかい印象のハート型の葉を持つウンベラータはナチュラル系の部屋にぴったりであり、深みのあるカラーを持つバーガンディはモノトーン調やモダンな空間に映えます。
また、曲がった幹やスタイリッシュなシルエットの品種は、空間のアクセントとしても活躍してくれます。部屋の雰囲気を崩さず、調和する植物を選ぶことで視覚的にも心地良いインテリアが完成します。
サイズや成長スピードをチェックする
フィカスは種類によって成長スピードや最終的なサイズが大きく異なるため、設置する場所の広さや将来の管理も考えて選ぶことが大切です。リビングやオフィスなど広い空間には、2m近くまで育つウンベラータやベンガレンシスなどの大型品種が向いています。一方で、デスクや棚の上など限られたスペースにはシャングリラのようなコンパクトな品種が適しています。
また、成長が早い品種はボリュームが出る反面、剪定などのメンテナンスが必要になるため、その手間も考慮して選ぶとストレスなく楽しめます。ライフスタイルや空間に合わせて、適したサイズ感を選びましょう。
フィカスの種類を飾るおすすめアイデア
フィカスの種類を飾る際のおすすめのアイデアとして以下の3つが挙げられます。
- リビングには高さのあるフィカスで空間に奥行きを
- デスクや棚にはコンパクトな種類で視界を彩る
- 玄関やオフィスには風水も意識して配置する
最後に、暮らしのシーン別でフィカスをより魅力的に取り入れるための飾り方のアイデアを紹介するので、フィカスを置く際に役立ててください。
リビングには高さのあるフィカスで空間に奥行きを
リビングは家族が集まる中心的な空間であり、インテリアの印象を大きく左右する場所です。そこに高さのあるフィカスを取り入れることで視線の縦の動きが生まれ、空間に奥行きと開放感を与えることができます。
特にウンベラータやベンガレンシスのような樹形が美しい品種は、天井を高く見せたり部屋全体を広く見せたりする視覚効果も期待できます。
また、観葉植物特有のナチュラルな存在感が加わることで、リビング全体がより穏やかで落ち着いた雰囲気になるでしょう。ソファの横やテレビボードの近くに配置すれば、空間にグリーンのアクセントが加わり、日常に癒しと潤いを与えてくれます。
デスクや棚にはコンパクトな種類で視界を彩る
デスクや棚の上など、スペースが限られる場所には、コンパクトなフィカスを取り入れることで視界に彩りを加えることができます。特に、シャングリラのようなミニサイズの品種は置く場所を選ばず扱いやすいため、在宅ワークや勉強スペースにもぴったりです。
葉が密に茂る姿は見た目にも癒されるだけでなく、目線の高さに緑があることで気持ちがリセットされ、集中力の向上にもつながります。さらに、鉢のデザインにこだわればインテリアの一部としても映える存在になり、ナチュラルかつ機能的な空間づくりに貢献してくれます。
玄関やオフィスには風水も意識して配置する
玄関やオフィスの入り口は、風水で「運気の入り口」とされており、フィカスを置くことで良い気を取り込みやすくなるといわれています。特に、ウンベラータのように葉が上向きに広がる品種は陽の気を引き寄せるとされ、家庭運や仕事運の向上にも効果的です。
玄関に置く際は人の動線を邪魔しないような場所に配置し、鉢のデザインにも気を配るとより印象が良くなります。オフィスでは、エントランス付近や会議室の入り口に配置することで空間が柔らかくなり、訪れた人に安心感を与えることができます。見た目だけでなく、意味も持たせたグリーンコーディネートとして取り入れるのがおすすめです。
フィカスを求めているならプレミアガーデンへ!
フィカスは、多彩な品種と高いインテリア性、育てやすさが魅力の観葉植物です。ウンベラータやシャングリラ、ベンジャミンなど、種類ごとに異なる表情を持ち、選び方次第で自分の暮らしや好みにぴったりな一鉢がきっと見つかります。
また、空気清浄効果や風水的な意味合いなど、見た目だけにとどまらない機能面のメリットも豊富です。置く場所や飾り方を工夫すれば、部屋の印象は一気に洗練されたものになるでしょう。
プレミアガーデンでは、さまざまなフィカスを取り揃えています。豊富なフィカスの種類の中から選びたいと考えている場合は、ぜひ一度プレミアガーデンを覗いてみてください。