開店祝いの花にお返しは必要?相場・時期・お礼状とメールの文例
開店祝いの花をいただいたら、まずは無事に受け取ったことと感謝の気持ちを伝えましょう。返礼品を贈るかどうかは、お披露目会でのおもてなし、贈り主との関係、相手の受取方針を踏まえて考えます。
この記事では、開店祝いに胡蝶蘭・スタンド花・アレンジメントなどを受け取った方に向けて、お返しの判断、予算と時期、のしの書き方、取引先や友人に送るお礼の文例をまとめます。
- 贈り主を確認し、受け取ったことを早めに連絡する。
- お披露目会への参加や返礼辞退の意向を確認する。
- 品物で返す場合は、無理のない予算で相手が受け取りやすいものを選ぶ。
- お礼状やメッセージを添え、対応した内容を記録する。
開店祝いの花にお返しは必要?状況別の判断の目安
開店祝いをいただいた方全員に、一律の金額の返礼品を用意しなければならないわけではありません。お披露目会でおもてなしをする場合もあれば、会に来られない方へお礼状と品物を送る場合もあります。品物を贈るかどうかにかかわらず、お礼の連絡は先に行うことを基本にしましょう。
| 相手・状況 | 対応の考え方 | 確認すること |
|---|---|---|
| お披露目会でおもてなしをした方 | 会でのおもてなしや記念品をお礼とする方法があります。 | 会への参加と、すでに渡した品物を確認します。 |
| お披露目会に来られなかった方 | お礼状と返礼品など、個別のお礼を検討します。 | 送付先、在席日、受け取りやすい品物を確かめます。 |
| 取引先・法人 | 担当者へお礼を伝え、必要に応じて書面や品物を手配します。 | 会社の贈答品の受取方針や、従来の対応を確認します。 |
| 友人・知人・親族 | 連絡に加えて、品物や食事への招待など、関係に合うお礼を考えます。 | 親しい相手でも、意向を聞かず一律に「返礼不要」とは決めません。 |
| お返しを辞退された方 | 辞退の意向を尊重し、受領の報告と感謝を丁寧に伝えます。 | 品物を無理に送らず、相手の負担にならない方法を選びます。 |
「お返し不要」と「お礼の連絡不要」は分けて考える
開店祝いには、お店の門出を応援する気持ちが込められています。返礼を望まない方もいますが、花が届いたかどうかは気になるものです。「本日受け取り、入口に飾らせていただきました」など、受け取った状況を添えて感謝を伝えるとよいでしょう。
花が高価に見えることだけを理由に、多額のお返しを急ぐ必要はありません。お披露目会やこれまでのお付き合い、贈り主の意向も含めて判断します。
お礼の連絡と返礼品は、いつまでに手配する?
お礼の連絡と、品物を届ける時期は分けて考えると進めやすくなります。品物選びに時間がかかっても、受領の連絡まで待つ必要はありません。
受領の連絡は早めに、お礼状も間を空けずに送る
花を受け取ったら、当日から翌日を目標に、電話やメールなどでお礼を伝えましょう。相手が休業日なら、急ぎの電話を避け、確認しやすい連絡手段を選びます。開店当日の接客が忙しいときは、まず短いお礼を送り、後日あらためて書面で挨拶する方法もあります。
お礼状を送る場合は、できるだけ早く準備します。担当者への連絡と会社宛てのお礼状を併用する際は、宛名や差出人を社内で確認してから送りましょう。
返礼品を贈る場合は、開店後1〜2週間を一つの目安にする
開店前後にお祝いをいただき、品物でお礼をする場合は、開店後1〜2週間を手配の目安にできます。お披露目会の予定や相手の休業日も踏まえ、受け取りやすい日に届けましょう。
開店から時間がたって花をいただいた場合は、受け取った日から対応を考えます。開店日を基準に「すでに期限を過ぎた」と判断する必要はありません。
お礼が遅れたら、気付いた時点で連絡する
連絡が遅れた場合は、「ご挨拶が遅くなり、申し訳ございません」と一言添え、花への感謝を伝えます。忙しさを長く説明するよりも、受け取ったこととお礼を明確に書くと伝わりやすくなります。
開店祝いのお返しの相場と、花の金額が分からないときの考え方
品物でお返しをする場合、いただいたお祝いの3分の1〜半額程度が一つの目安です。ただし、これは必ず返さなければならない金額ではありません。おもてなしの有無や関係性、贈答に関する社内の方針を踏まえて予算を決めましょう。
| お祝いの金額が分かる場合 | 返礼予算の計算例 |
|---|---|
| 10,000円 | 約3,300〜5,000円 |
| 20,000円 | 約6,700〜10,000円 |
| 30,000円 | 10,000〜15,000円 |
上の金額は、3分の1〜半額で計算した予算例です。いただいた花の価格や、実際に選ぶ返礼品の価格を示すものではありません。送料も含めて負担のない予算に調整してください。
胡蝶蘭の本数やスタンド花の段数だけで値段を決めない
同じ3本立ちの胡蝶蘭でも、花の大きさ、輪数、鉢、ラッピング、販売店によって価格は変わります。スタンド花も花材やデザイン、配送条件によって差があるため、外観だけで購入額を特定することはできません。
金額が分からない場合は、贈り主に購入額を尋ねたり、同じ商品を探し続けたりするより、一般的な価格帯を参考にしながら関係性と自店の予算で考えましょう。参考として胡蝶蘭の本数・輪数別の価格の考え方を確認できますが、いただいた花の価格を断定するために使わないようにします。
高額なお祝い・連名のお祝いは、金額だけで判断しない
高額な花をいただいた場合も、形式的に半額を返そうとして負担を増やす必要はありません。応援の気持ちを受け止め、丁寧なお礼状と無理のない品物など、状況に合う方法を考えます。
連名の場合は、会社・部署としてのお祝いなのか、友人が個別に費用を出し合ったものなのかを確認します。部署宛てなら皆で分けられる品物、友人の連名なら一人ずつにお礼を伝えるなど、贈り主に感謝が届く形を選びましょう。
開店祝いのお返しに贈る品物の選び方
返礼品は、相手が受け取りやすく、持ち帰りや保管の負担になりにくいものを選びます。特定の商品を一律に選ぶよりも、人数、好み、受取場所から考えると絞り込みやすくなります。
| 品物・お礼の方法 | 検討しやすい相手 | 選ぶ前の確認 |
|---|---|---|
| 個包装の菓子・飲料 | 職場や家族で分けたい方 | 人数、賞味期限、保存方法、アレルギーなど。 |
| タオルなどの日用品 | 食品以外を希望する方 | 使いやすさ、持ち帰りやすい大きさ。 |
| カタログギフト | 好みが分からない方 | 掲載商品の傾向、申込期限、先方の受取方針。 |
| 自店の商品・食事への招待 | お店を利用しやすい友人・知人など | 来店の負担、日程、利用条件、追加支払いの有無。 |
業種よりも、受け取る方の都合に合わせる
飲食店なら食事への招待、美容室ならサービスの提供なども考えられますが、誰にでも利用しやすいとは限りません。遠方の方には来店が必要な券を避ける、複数人に配るなら人数分ある品物にするなど、相手が実際に使えるかを確認します。
法人宛ての返礼は、担当者個人宛てと会社宛てを混同しないようにしましょう。受取辞退の方針がある場合は、別の名義で送るなどの対応はせず、感謝の連絡を丁寧に行います。
花でお返しする場合は、飾れるかを先に確認する
相手が花を好み、受取日時や置き場所を確認できるなら、花をお礼に選ぶ方法もあります。ただし、いただいた花と同じ種類・同じ大きさで返す必要はありません。取引先の受付に突然大きな花を届けるより、先方の希望を確かめてから手配します。
返礼品に付けるのし・表書き・名入れ
開店祝いへの返礼品にのし紙を付ける場合は、紅白の蝶結び(花結び)を使い、表書きは「御礼」「開店内祝」などとします。下段には、お礼をする側の店舗名や会社名を記載します。
名入れは贈り主が認識しやすい名前にそろえます。店舗名と運営会社名が異なる場合は、お礼状の署名に両方を記載すると、どこからのお礼なのか伝わりやすくなります。
花そのものをお礼として贈る場合は、品物用ののし紙と同じ形式が使えるとは限りません。花店に用途を伝え、札やメッセージカードの形式を相談してください。
開店祝いの花へのお礼状・メール・LINEの文例
お礼の文章には、花への感謝、飾った場所や開店の報告、これからの気持ちを盛り込むと自然です。以下は作成例です。店名・会社名・氏名を差し替え、花の種類や飾った場所、開店状況は実際の内容に合わせて調整してください。
取引先へ送るお礼状の文例
返礼品を同封する場合は、「心ばかりの品をお送りいたしましたので、お納めいただけますと幸いです」など、手配内容に合う一文を添えます。別送の場合は、実際に手配が済んでからその旨を記載しましょう。
受け取った当日に送るお礼メールの文例
普段からメールでやり取りしている担当者には、まずメールでお礼を伝えると円滑です。書面での挨拶がふさわしい関係であれば、あらためてお礼状を用意します。
友人へ送るLINE・メッセージの文例
花の写真を添えると、実際に飾っている様子を伝えられます。公開のSNSに載せる場合は、立て札の個人名や会社名が写ることについても配慮しましょう。
お礼が遅れた場合のメール文例
花を受け取った店舗で確認・記録しておくこと
開店時に複数の花が届く場合は、贈り主とお礼の対応を一覧にしておくと、連絡漏れや二重の手配を防ぎやすくなります。スタッフが代理で受け取った場合も、記録を店長や担当者に共有しましょう。
- 受け取った日、贈り主の会社名・氏名、花の種類を記録する。
- 立て札・メッセージカードの内容を控え、連名の方も確認する。
- お礼を伝えた日と連絡手段を記録する。
- お披露目会への出欠、返礼辞退の意向、返礼品の手配状況を残す。
- スタンド花は、手配元や回収担当・日程の案内を確認する。
立て札の名前は、誰からのお祝いかを確認する手がかりになります。記載内容については開店祝いの花の立て札と名前の書き方をご覧ください。名前だけで連絡先が分からない場合は、社内の担当者や既存の取引記録を確認します。
スタンド花の台や容器の回収は、お礼の連絡とは別に確認します。回収の可否や地域、日程は手配条件で異なるため、すべて無料で引き取ってもらえるとは限りません。詳細は開店祝いのスタンド花の設置・回収の注意点も参考にしてください。
開店祝いの花のお返しについてよくある質問
開店祝いの花は、お礼状だけでもよいですか?
お披露目会でおもてなしをした場合や、相手が返礼品を辞退している場合などは、お礼状や連絡で感謝を伝える方法があります。品物を贈るかどうかは、相手との関係と意向を踏まえて判断しましょう。
取引先から胡蝶蘭をもらったら、必ず半額を返すのですか?
半額は一律の決まりではありません。品物で返す場合の予算は3分の1〜半額程度を参考にできますが、おもてなしの有無、先方の受取方針、社内の贈答基準を踏まえて決めます。
もらった花の値段が分からないときはどうしますか?
本数や段数だけで値段を特定せず、一般的な価格帯を参考に、関係性と無理のない予算でお礼を考えます。正確な購入額が分かるまで、お礼の連絡を待つ必要はありません。
お返しはいらないと言われた場合はどうしますか?
相手の意向を尊重し、品物を無理に送らず、受領の報告と感謝を丁寧に伝えましょう。写真や近況を添える場合も、相手との関係に合う方法を選びます。
連名でいただいた花には、代表者だけにお礼をすればよいですか?
代表者に連絡する場合も、参加した方々へ感謝が伝わるよう依頼します。名前や連絡先が分かる友人には、個別にお礼を伝えると丁寧です。返礼品は部署単位・個人単位など、お祝いの名義に合わせて考えます。
開店祝いのお返しが1か月以上遅れてしまったら?
気付いた時点でお礼を伝え、挨拶が遅れたことを一言お詫びします。返礼品を送る場合も、相手が受け取れる日時や送付先を確認してから手配しましょう。
お礼をSNSに投稿すれば、個別の連絡は不要ですか?
SNSの投稿だけでは、贈り主が見ているとは限りません。個別に受領の報告とお礼を伝えたうえで、必要に応じて写真を公開しましょう。立て札の名前が写る場合は、掲載への意向にも配慮します。
開店祝い以外で胡蝶蘭をいただいた場合も同じですか?
就任・結婚・出産などでは、お祝いの目的や慣習が異なります。開店祝いの目安をそのまま当てはめず、胡蝶蘭をもらったあとのお礼・お返しの基本も参考に、その場面に合う方法を確認してください。
開店祝いへの感謝は、早い連絡と相手に合うお礼で伝える
開店祝いの花をいただいたら、まずは受領の報告とお礼を伝えます。そのうえで、お披露目会でのおもてなしや贈り主の意向を確認し、品物・お礼状・招待など、関係に合った方法を選びましょう。
返礼品を用意する場合の金額や時期は、判断の目安として活用してください。花の見た目から値段を断定せず、実際に贈ってくださった方への感謝が伝わる対応を大切にします。
お礼の気持ちを花で伝えたい方へ
相手が花を飾れるかを確認できたら、置き場所や好みに合うサイズ・色で選びましょう。PREMIER GARDENでは、アレンジメントや花束を探せます。お届け日と配送条件は、ご注文前に商品ページなどでご確認ください。
参考:三越伊勢丹法人オンラインストア「開業祝いのお返し」、ハーモニック「開店祝いのお返し」、八代目儀兵衛「開店祝いのお返しの相場とマナー」

