観葉植物には空気清浄効果がある!おすすめのエコプラント10選!

 

 

 

観葉植物はお部屋の雰囲気を変えてくれるおしゃれなアイテムですが、実は自然の空気清浄機とも言われているのです。

その効果は、加湿やマイナスイオンによるリラックス効果だけでなく、カビの抑制や有害物質の吸着など様々です。

観葉植物を選ぶときには、見た目だけでなく空気清浄効果の面にも注目してみましょう。

 

インテリアだけじゃない観葉植物の効果

お部屋に置くことでインテリアのポイントになる観葉植物ですが、見た目の美しさだけでなく私たちの身体に嬉しい効果がたくさんあります。

おしゃれになるだけでなく、お部屋の空気がきれいになるのなら一石二鳥ですね。

まずは、観葉植物の空気清浄効果をご紹介します。

酸素を生み出してくれる

植物は光合成によって、二酸化炭素を吸収して酸素を排出しています。

そのため、観葉植物を飾るだけで、常に新鮮な酸素がお部屋に満たされていきます。

冬場などはつい窓を閉め切ったままにしてしまいがちで、家族の人数が多い場合は、お部屋の酸素濃度が気付かないうちに、低くなってしまうこともあるでしょう。

観葉植物がお部屋の空気を新鮮にしてくれるので、お部屋の中でも思い切り深呼吸をしたくなりますね。

加湿効果が期待できる

植物には、周囲の空気が乾燥しているとき、根から吸収した水分を葉から蒸散して空気中の湿度バランスを保とうとする働きがあります。この働きによって、お部屋の加湿効果が期待できるでしょう。

最近の住宅は気密性が高く、エアコンをつけるとお部屋の空気が乾燥しすぎてしまうことがあります。加湿器を用いて湿気を得る方法もありますが、掃除やお手入れが行き届いていない場合、加湿器に蓄積したカビやホコリを撒き散らしてしまう恐れもあります。

自然の力で加湿ができると、身体にも良さそうですよね。

疲労回復やリラックス効果がある

森林浴に行くと、なぜか心も身体も軽くなるような気持ちになりますよね。

植物から発せられるマイナスイオンには、疲労回復の効果があると言われています。

また、目の疲れや身体の酸化を抑える効果もあるので、疲れた身体を癒してくれるのです。

さらに、植物から出ているフィトンチッドという成分にはリラックス効果があるとも言われています。

観葉植物の優しいグリーンを眺めていると、自然を感じられて心が安らぎますが、視覚効果だけでなく化学的にも私たちを癒してくれるのです。

カビの抑制効果や有害物質の吸収

植物が放出しているフィトケミカルという化学物質は、人体に有害なカビの胞子やバクテリアなどを抑制する効果があるとされています。

さらに部屋の空気中には、壁紙や家具から発生した有機化合物やタバコの煙などから発生した目に見えない汚れが浮遊している可能性も。

この中には、有害な化学物質であるホルムアルデヒドやアンモニアなどがありますが、植物がこれらの化学物質を吸着してくれる働きがあります。

これらの空気清浄機能は、天然の空気清浄機としてNASAにも、認められているものです。

 

空気清浄効果が期待できるおすすめの観葉植物

空気清浄効果が高いと言われている植物は、エコプラントとも呼ばれています。

エコプラントの中には、日本でも観葉植物としてなじみのあるものも多く、園芸店などでも手に入りやすいものがほとんどです。

見た目もおしゃれな種類が多いのでお部屋のアクセントにもなります。

ここからは、空気清浄効果が高いと言われているおすすめの観葉植物を10種類ご紹介します。

サンスベリア

サンスベリアは、エコプラントの中でも空気清浄効果が高いと言われている観葉植物です。

サンスベリアには、他の植物にはあまりない、夜間にも二酸化炭素を吸収して酸素を排出する特徴を持っています。

また、マイナスイオンの放出量も高いので、癒し効果もある人気の観葉植物です。

お世話がそれほど難しくないので、初心者の方でも育てやすい観葉植物でもあります。

害虫や病気にも強いので、基本的には水やり程度のお世話で十分ですが、寒さには弱い性質があるので、最低でも8℃以上を保てるようにしましょう。

ドラセナ

ドラセナは「幸福の木」とも呼ばれており、日本でも観葉植物として親しまれている他、贈り物としても人気の高い植物です。

ドラセナはエコプラントとしても、蒸散や有害物質の吸収作用に優れています。

特に、ホルムアルデヒドなどのお部屋の有害物質を取り除く作用が高いという点で、評価されています。ドラセナは、暗い部屋でもある程度は耐えられるので、リビングはもちろん、寝室などの観葉植物としておすすめです。

ポトス

ポトスは葉の黄色い斑がきれいで、さわやかな見た目をしたサトイモ科の観葉植物です。

日本でも数多く流通しており、ハンギングやグランドカバーで見かけることもあるでしょう。ポトスは葉がたくさんついているので、加湿作用が期待でき、空気もきれいにしてくれます。

NASAの実験では、特に栽培しやすいエコプラントと評価されており、初心者の方でも育てやすい観葉植物と太鼓判を押されてるほどです。成長力も高く、挿し木でどんどん増やすことができます。

一般的な観葉植物は日光が不足すると斑が消えてしまうことがありますが、ポトスは日光不足でも斑が消えにくく、室内で育てるのにぴったりです。

アイビー

星型の葉が可愛らしいアイビーは、その育てやすさからガーデニングや観葉植物として親しまれています。

エコプラントとしても空気清浄効果も高く、石油製品やタバコの煙から発生する有害物質(ベンゼン)の除去効果に優れていると人気です。

アイビーは暑さ、寒さ、乾燥、日陰に強い性質を持ち、非常に育てやすいのが魅力的。

また、増やしやすい観葉植物なので、お部屋のあちこちに飾ることで、より空気清浄効果を高めることができるでしょう。

アレカヤシ

数あるヤシ科の植物の中でも、上品な雰囲気を持ち合わせているので観葉植物として人気が高くなっています。

アレカヤシは空気中に多くの水分を放出し、有毒化学物質を除去する能力にも優れているので、エコプラントとしても優秀です。

葉が羽状に広がる南国風のスタイルが特徴的で、家庭だけでなくオフィスやカフェなどの観葉植物に用いられています。

NASAの実験によると、高さ1.8mとアレカヤシが24時間の間に放出した水分量は約1ℓだと言われています。部屋をおしゃれに見せつつ、加湿ができるのは嬉しいですね。

エバーフレッシュ

エバーフレッシュは、昼夜に葉を開いたり閉じたりする少し珍しい観葉植物です。

しかし、その爽やかで涼し気な姿が人気で、家庭でも観葉植物として多く育てられています。

エバーフレッシュはその名の通り、マイナスイオンの放出に優れていると言われており、さらに有害物質も除去する能力もあります。

エバーフレッシュが葉を閉じるのが夜間で、水分の蒸発を防ぐためですが、日中も葉が閉じている場合は水分不足が考えられるので、たっぷりと水をやりましょう。

エバーフレッシュはカイガラムシやハダニがつきやすいので、風通しの良い場所に置いておき、葉の裏などをこまめにチェックしてください。

アロマティカス

アロマティカスは全体が細かい繊毛で覆われており、ふわふわしたような手触りが特徴の観葉植物です。

ミントのような爽やかな香りを発するので、ハーブとして栽培されることが多いです。

さらに、幅広い種類の有害物質を除去してくれるので、エコプラントとしても人気があります。

アロマティカスは日当たりの良い場所を好むので、明るい窓際などに飾ると良いでしょう。

ただし、高温多湿には弱いので、気温と湿度が上がる夏場は、日陰の涼しい場所に移動させましょう。

オリヅルラン

オリヅルランは、すらりとした細長い葉が特徴の観葉植物です。

葉に白い斑が入っているので、爽やかな見た目をしていますが、暑さにも寒さにも非常に強いので、観葉植物の中でも育てやすいでしょう。

ホルムアルデヒドやキシレンなどの有害物質を吸収するので、空気清浄効果も高いと言えます。

日の当たる場所を好むので、明るい窓際などで育てると元気な株になります。

ただし、直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こしてしまうので、レースカーテンなどで日光を遮りましょう。

アロエベラ

アロエベラはゲル状の果肉を持ち、食用としても親しまれている観葉植物です。

その果肉は薬効が高く、怪我や火傷などにも効果的だとされており、現在も様々な研究が行われています。

さらに、空気中の有害物質であるホルムアルデヒドやベンゼンなどを浄化する作用があり、その空気清浄効果も認められています。

葉が多肉なので害虫がつきにくく、水やりの頻度も少なくて良いので、お世話の手間がかからないのも魅力です。

アロエベラを選ぶ時は、根元がしっかりしていて葉に弾力のあるものがおすすめです。

ゴムの木

丸みを帯びた葉が優しい印象のゴムの木は、日本でもポピュラーな観葉植物です。

ゴムの木は、有害物質であるホルムアルデヒドなどの除去効果が高いことで知られている、エコプラントでもあります。

大きな葉は頑丈で落葉の心配があまりなく、室内でも安心して育てられます。

日当たりの良い場所に置くことでどんどん成長し、暑さにも寒さにも強いので初心者の方にも育てやすい観葉植物です。

ゴムの木は種類が豊富で、おしゃれな形のものが多いので、インテリアの良いアクセントになります。

観葉植物が枯れてしまう原因

空気清浄効果の高い観葉植物も、育成環境が適切でないと元気がなくなったり枯れてしまうことがあります。

枯れてしまった観葉植物を放置していると、害虫が大量発生したりカビが生えることがあるので、すみやかに処分しましょう。

ここでは、観葉植物が枯れてしまう原因について解説をします。

乾燥や葉焼けを起こしている

観葉植物の中には、熱帯雨林などの湿度の高い所で育ってきたものが多く、葉にも潤いを与えないと乾燥してちりちりになってしまうことがあります。

水やりの際には土だけでなく、霧吹きなどで葉水も与えましょう。

乾燥してしおれてしまった葉も、枯れていなければ水分を与えることで元気を取り戻します。

また、直射日光に当たりすぎると、葉焼けを起こす可能性があるので注意が必要です。

その場合は、葉焼けしている部分を取り除き、日陰に移動させて様子を見ましょう。

日当たりが適切でない

観葉植物の中には耐陰性があるものが多く、あまり日光が当たらない暗い室内でも育つことができる種類もあります。

しかし、観葉植物の葉や茎がひょろひょろしてきたり、葉に変色が見られる場合は、日光不足が原因かもしれません。

そのまま放置していると、株が弱くなり枯れてしまう原因になります。

暗い場所に置いている場合は、明るい窓際などに移動させてみましょう。

しかし、夏の強い日差しに当たりすぎると、葉焼けを起こしてしまうので注意が必要です。

夏場は、レースカーテン越しの柔らかい光が差し込む場所などに観葉植物を置いてみてください。

根腐れや肥料焼けを起こしている

植物に水を与えすぎると、根腐れを起こしてしまいます。

根腐れの原因には、以下のとおりです。

  • 水のあげすぎ
  • 水はけの悪い土を使っている

とくに、受け皿のお水をそのままにしておくと、根がずっと湿った環境になっていしまい、根腐れを誘発します。

水のあげすぎだけではなく、肥料のあげすぎにも注意が必要です。

肥料の濃度が高かったり、量が多すぎたりすると、肥料焼けを起こすこともあります。

肥料は、それぞれの植物の性質や季節に合わせて適量を与えましょう。

害虫がついている

観葉植物には、カイガラムシやハダニなどの害虫がつきやすく、放置していると枯れる原因になります。

ハダニは葉の裏につくので気付きにくいですが、葉の養分を吸い取ってどんどん落葉させてます。

また、カイガラムシの排泄物は、他の植物にスス病をうつすことも分かっています。

観葉植物に害虫がつくのを防ぐには、こまめに葉水をして乾燥を防いだり、定期的に葉をチェックすることが大切です。

虫や汚れがついていたら、すみやかに取り除き、大量発生している場合はその箇所を切り落として被害の拡大を防ぎましょう。

 

観葉植物のおすすめの置き場所

空気清浄効果の高い観葉植物をお部屋に置くことで、室内の空気がきれいになります。

観葉植物はお部屋のどこに置いてもよいのですが、できれば人が集まりやすい場所や、日当たりの良い場所が良いでしょう。

最後に、観葉植物の具体的なおすすめの置き場所をご紹介します。

観葉植物の置き場所に迷ったときは、参考にしてみてください。

玄関

日当たりの悪いイメージのある玄関でも、耐陰性や耐寒性のある植物であれば大丈夫です。

玄関は暗くなりがちですが、観葉植物を置くだけで爽やかな空間になります。

空気清浄効果のある観葉植物であれば、有害物質などを吸着してくれるので、清々しい空気でお客様を迎えることもできるでしょう。

観葉植物の中には、臭いを吸収してくれるものもあるので、靴の臭いがこもりやすい玄関にはおすすめです。

玄関に観葉植物を置く場合は、ときどき明るい場所に移動させて日光浴させてあげると元気に育ちます。

リビング

日当たりの良いことが多いリビングであれば、観葉植物も元気に育ちます。

家のメインとなる場所なので家族も集まりやすく、観葉植物をたくさん置くことでリラックス効果も高まり会話も弾むでしょう。

テーブルやチェスト、ソファなどの家具との相性を考えながら観葉植物を選ぶことで、おしゃれなインテリアになります。

また、リビングにはエアコンがついていることが多く、暑さや寒さに弱い種類の観葉植物でも安心して育てることができますね。

バスルーム

日当たりが悪く温度変化が激しい浴室には、耐陰性や耐寒性が強い観葉植物がおすすめです。

吊るすタイプの観葉植物であれば、ポールに吊るしておくことでシャワーなどから守ることができます。

湿気がこもりすぎると、観葉植物にカビが生えてしまうこともあるので、換気はしっかり行いましょう。

観葉植物が発するマイナスイオンのリラックス効果で、一日の疲れをゆっくり癒すことができそうです。

寝室

他の部屋よりも暗いことが多い寝室には、耐陰性の高い観葉植物を置きましょう。

寝る前のひとときに、グリーンを見ることでリラックス効果が生まれます。

さらに空気清浄効果の高い観葉植物であれば、空気中の有害物質を吸着してマイナスイオンを放出してくれるので、深い眠りにつくことができるでしょう。

また、寝室はエアコンを長時間つけることも多く、湿度が下がりがちなお部屋です。

観葉植物によって加湿できると肌や喉の乾燥も防げます。

 

まとめ

観葉植物の中には加湿効果をはじめ、マイナスイオンを放出したり有害物質を吸着したりと、空気清浄効果に優れているものがあります。

観葉植物をお部屋に取り入れれば、インテリアのアクセントになるだけでなく、お部屋の空気もきれいになります。

観葉植物はお手入れが簡単なものも多く、初心者の方でも無理なく育てることができるので、観葉植物をお部屋に置いて、新鮮な空気を発生させましょう。

 

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