引っ越しのお祝いに!素敵な花言葉がある花や植物をご紹介
引っ越し祝いの贈り物には、何か縁起の良い物を贈って、新生活がより良いものになるようにお祝いしたいですよね。そんなときは、縁起の良い意味を持つフラワーギフトや観葉植物の鉢植えを贈りましょう。
新しい家のインテリアとしても飾ってもらえるお花や植物は、引っ越し祝いのギフトとして大人気です。
今回は、引っ越し祝いの贈り物におすすめのフラワーギフトの選び方などをご紹介していきます。贈り物を渡すタイミングやマナーについても触れていきますので、ぜひ参考になさってくださいね。
引っ越し祝いにはお花のギフトがおすすめ
引っ越しのお祝いには、お花や観葉植物を贈ると、新しいお部屋の雰囲気が華やぎます。
そしてお花は、どの年代の方でも喜んでいただけるというのもおすすめのポイントです。
美しいお花や植物をもらって、嫌な思いをされる方はあまりいませんよね。
お花のギフトの他にも、室内で育てられる観葉植物なども、引っ越しのお祝いには適しています。まずは、どんなギフトを贈るか、ざっくりとギフトタイプのイメージを決めておきましょう。
鉢植え
自分で育てていく楽しみのある鉢植えは、花や植物がお好きな方には特に喜ばれるギフトでしょう。新しいインテリアとしても活躍してくれるような、観賞性の高いものを選ぶのがおすすめです。
さらに鉢植えは、切り花などとは異なり植物の根が「根付く」ことから、「新しい土地に根付く」「新しい環境に馴染む」といったように、縁起の良い意味を持たせることができます。転勤に伴うお引越しや、進学や就職でお引越しされた方には、鉢植えタイプのギフトがよいでしょう。
アレンジメントフラワー
アレンジメントフラワーは、花瓶などが要らない点と、お世話が簡単な点がメリットです。
引っ越したばかりであれこれ忙しくされている方にも、負担が少なく済む心遣いができます。バスケットなどの器に活けてあるので、デザイン性も高く、受け取ったらそのままお部屋に飾ることができます。水やりは、このスポンジに水を吸わせていくだけですので簡単ですし、花瓶が不要なのでわざわざ用意する必要もありません。そのため、ドタバタしがちな引っ越しシーンに好んで贈られます。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、生花を特殊な液で加工して、生花の鮮やかさやみずみずしさをそのままに閉じ込めた加工花です。状態が良ければ、5年以上観賞できます。花自体が加工されているため、水やりは不要です。アレンジメントフラワー同様にデザイン性が高く、切り花よりも自由度が高いので、さまざまな容器などにあしらうことができます。
置き型タイプや壁に掛けて楽しむものなど、飾り物として置いていただけるので、ちょっとした雑貨品程度の気持ちで気軽に贈れるのも嬉しいところです。
花粉のアレルギーなどをお持ちの方にも、体に症状が出ず楽しんでもらえるお花。
引っ越し祝いには素敵な花言葉がある花を
引っ越しのお祝いには、気持ち良い新生活がスタートできるよう、花や植物でお祝いしましょう。
お花には、それぞれに花言葉があります。とても縁起の良い言葉や、お祝いのメッセージにもなる花言葉もありますので、おすすめの花をピックアップしてみました。
また、観葉植物にも花言葉が付けられています。
鉢植えの観葉植物は、新居祝いや引っ越し祝いの縁起物として人気があります。
初心者の方でも育てやすく、また室内向きの観葉植物もあわせてご紹介していきます。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は、お祝いのギフトには必ずと言っていいほど登場するお花です。
個人的なお祝いはもちろん、ビジネスシーンや冠婚葬祭など、フォーマルな場面でも失礼に当たらないため、通年流通しています。
胡蝶蘭の魅力は、お花の持つ高級さや清潔感、エレガントさの他にも、その美しい花を1~2ヶ月と長い間観賞できる点があります。
また、生命力が強いお花なので、多少お世話を忘れてしまっても、すぐ枯れる心配がありません。そして、ギフトに選ばれやすい理由としてもうひとつ、胡蝶蘭は素敵な花言葉を持っています。大輪の花が蝶が舞うような姿に見えることから、「幸福が飛んでくる」という縁起の良い言葉があるのです。
他にも、花の香りがほとんどなく、花粉が少ないためお部屋が汚れにくいというメリットもあります。贈るお花に迷われたときには、胡蝶蘭を贈れば間違いないでしょう。
バラ
お花のギフトで不動の人気を誇るバラも、引っ越し祝いのお花としておすすめです。
後ほど詳しくご紹介しますが、引っ越し祝いや新築祝い、移店や開店のお祝いギフトには、赤い花を避けるのがベター。そのため、バラと言えば赤が思い浮かびますが、他の色を使ったギフトが良いでしょう。
バラは品種改良によってさまざまな色がありますので、オレンジやイエローなどの明るい元気の出る色でまとめたり、ホワイトやグリーンなどで爽やかなアレンジにしたり、贈る相手やシーンに沿ったアレンジメントを選んでみてください。
バラには色別に花言葉がありますが、黄色には「友愛」「平和」、オレンジには「絆」「信頼」、白は「心からの尊敬」という意味を持っています。この3色は引っ越しのお祝いにおすすめです。
スイートピー
フリルのような波打つ花びらが華やかなスイートピーは、花色のバリエーションがとにかく豊富なので、好みのアレンジメントに応じて選べるのが嬉しいポイントです。
ちょうど卒業・入学シーズンに流通が増えるスイートピーですが、花言葉には「門出」「飛躍」というとても縁起の良いものがあります。
スイートピーの花が、飛び立つ蝶の姿に見えることから付けられた花言葉ですが、新しい門出や新生活のお祝いにはふさわしい花言葉ですよね。
花からはほんのりと甘い香りも漂いますので、美しい花の姿と共に、春の香りを感じることもできますよ。愛らしい姿なので、特に女性には喜ばれやすいギフトです。
引っ越し祝いにおすすめ!縁起の良い観葉植物
観葉植物のグリーンギフトは、お花とは違い自分で育てて、長く楽しんでいただける贈り物です。鉢植えには「根付く」という縁起の良い意味がありますので、植物が好きな方には、観葉植物の鉢植えを贈るのはいかがでしょうか。
観葉植物の中でも、縁起の良い意味や花言葉を持っている観葉植物をご紹介していきますので、ギフト選びの参考になさってくださいね。
パキラ
パキラは、観葉植物の中でも人気のある品種です。
非常に生命力が強く、お世話もしやすいため、観葉植物に不慣れな方でも入門植物としておすすめしたい品種になります。パキラには、「快活」「勝利」という花言葉や、「発財樹」という別名もあるので、商売繁盛や繁栄の象徴としても親しまれています。
これは、貧しかった若者がパキラを育て、生命力の強いパキラをどんどん増やしていき、増やしたパキラを売って富を得たという逸話が由来です。
特に、開店祝いや移転祝いなど、ビジネスシーンでの贈り物として人気があります。
サンスベリア
厚みのある葉が上へと真っすぐ伸びるサンスベリアは、「自然の空気清浄機」にもなる、高い空気清浄効果を持つエコ・プラントです。
エコ・プラントには、植物から放出されるファイトケミカルという物質により、空気中に漂っている菌を掃除して、部屋の空気をきれいにしてくれる効果があります。
葉の面積が広いサンスベリアは、特にその清浄効果が高く、細胞の酸化を防ぎ疲労の軽減効果があるとされているマイナスイオンの発生量も多いので、癒し効果も高いと言われています。
サンスベリアは、その厚みのある葉に水分を蓄えているため、多少水やりを忘れてしまってもすぐには枯れません。
そして花言葉には「永久」「不滅」という縁起の良いものがありますので、住み心地の良い暮らしの手助けをしてくれるサンスベリアは、引っ越し祝いのグリーンギフトにぴったりでしょう。
ドラセナ
鮮やかな緑色の葉が美しく、葉の模様やコントラストも楽しめるドラセナも、引っ越し祝いにはおすすめです。
花言葉には「幸福」「隠しきれない幸せ」があり、ハワイでは家の前にドラセナを飾ると、その家には幸福が訪れるという言い伝えもあり、幸せを呼び込む観葉植物として愛されています。
ドラセナ類の植物はたくさん種類があるのですが、その中でも「幸福の木」の別名でも有名な「ドラセナ・マッサンゲアナ」という品種がおすすめです。
フィカス・ウンベラータ
ほっそりとした幹に可愛らしいハート型の葉がついているフィカス・ウンベラータは、つやつやとした葉が美しく、全体のシルエットもおしゃれなのでインテリア性が高く、とても人気のある観葉植物です。
特徴的なハート形の葉から、花言葉には「永久に幸せ」「健やか」「夫婦愛」というものがあります。
寒さにはやや弱いのですが、耐陰性があるため、室内で育てやすい観葉植物です。
テーブルや棚などにも置ける手頃なサイズから、お部屋のシンボルツリーにもなる大きなサイズまでありますので、新しいお部屋のアクセントになります。
店先に飾られているのもよく見かけるポピュラーな観葉植物で、流通数も安定しているので贈りやすい品種です。
オリーブ
美しいシルバーグリーンの葉が魅力的なオリーブには、「平和」「安らぎ」の花言葉があります。新しい場所での生活や家庭が円満になるようにというメッセージを持たせて贈ることができますよ。
また、オリーブには邪気を祓う力があると信じられ、ヨーロッパでは、オリーブの木を魔除けのために庭へ植えたり玄関に飾ったりしています。
悪い気や厄から家を守る木として、オリーブの木を飾ってもらうのも良いでしょう。
本来は外で育てるのに向いている観葉植物なので、お庭のある家では地植えで楽しんでもらうのも良いですね。
トラブルや災難から家族を守ってくれるよう、みんなが集まるリビングなどに置いてもらうことで、良い効果を発揮してくれるでしょう。
日の光に向けて葉を伸ばしていくオリーブの性質から、「道を照らす」というポジティブな風水的効果もあると考えられていますよ。
紀元前から存在していたと言われているオリーブは、旧約聖書の「創世記」にも登場します。ノアの方舟に乗船する者たちへと、鳩が平和の訪れを知らせるとき、鳩がオリーブの枝を咥えていたと記されているのです。そのため、オリーブは鳩と共に平和のシンボルになりました。スタイリッシュでおしゃれなシルエットなので、カフェやお店などにも飾られている様子をよく見かけます。
ガジュマル
足の生えたような幹の形がユニークなガジュマルは、個体によって幹のニュアンスが異なるため、個性のある一味違った観葉植物です。ちょっと珍しい贈り物を贈りたいとお考えの方は、ガジュマルがぴったりかもしれません。
沖縄では、精霊・キジムナーが宿る神聖な木だとして、人々に愛されています。
そんなガジュマルには「健康」の花言葉があります。自生するガジュマルは、樹高が20m以上にも及ぶものもあり、その生命力の強さから「健康」という花言葉が付けられました。
他にも、「幸せを呼ぶ木」や「多幸の木」という呼び方もされています。
ガジュマルは、テーブルに置けるようなコンパクトサイズや、お部屋のアクセントになるような中型サイズのものまでサイズ展開も豊富ですので、選びやすいのも嬉しいですね。
引っ越し祝いを贈るうえでのマナーや注意点
せっかくの引っ越し祝いのギフトですから、相手の方のご迷惑にならないように渡したいですよね。
贈るタイミングや贈り方によっては、かえって不快な思いをさせてしまったり、ご迷惑になってしまったりという心配もあります。
贈るギフトの内容が決まったら、贈り方のマナーや注意点について確認しておきましょう。
引っ越しから1~2ヶ月以内に贈る
新しいお引越し先に招かれていれば、来訪する当日に持参して手渡しするのがベストです。
もしギフトのサイズが大きすぎて持参が難しい場合には、訪問の日時にあわせて配送手配をしておくのも良いかもしれません。
新居への訪問予定がなく、郵送などでギフトを贈る予定であれば、引っ越しから1ヶ月〜2ヶ月以内に贈るのがベストです。
お祝い事なので、すぐに贈ったほうが良いのでは?と思いますが、引っ越した後というのは片付けや手続きなど、新しい土地に慣れるまで何かと忙しくされていることがほとんどでしょう。また、家具などの位置も定まっていなかったり、新しく買い揃える家具や家電もあったりして、お部屋のレイアウトも決まっていない頃です。
後片付けやもろもろの手続きなどが落ち着いた頃にギフトを贈るのがマナーになります。
贈る際には、相手の方へ受け取り可能な日時をあらかじめ確認しておきましょう。
特に切り花を贈る場合には、ご不在によって受け取りが遅れると、花がしおれたり元気がなくなったりと、見映えが悪くなってしまいます。いちばん美しい状態でお届けできるように、事前に受け取り日時を確認しましょう。
お部屋のスペースに配慮する
鉢植えの植物をギフトに贈ろうと考えているのでしたら、贈る鉢の大きさに配慮しましょう。あまりにお部屋に見合わない大きさの鉢植えを贈ると、部屋が圧迫されてしまったり、生活動線に影響したりと、相手のご迷惑になります。
マンションやアパートなどへお引越しされた方には、テーブルや棚などにも飾れる小さめのサイズや、あまり葉や枝が広がり過ぎない、コンパクトに収まる上へと伸びていくサンスベリアのような観葉植物を選ぶなど、置くスペースへの配慮が必要です。
赤色のお花・赤色のラッピングを避けて贈る
引っ越し祝いのフラワーギフトには、赤色をメインに使ったアレンジメントは避けましょう。赤色のものは「火事」を連想させることもあり、新居祝いや引っ越し祝いなど、お家に関係するギフトには不向きです。
また、赤色から「赤字」もイメージさせるため、開店祝い・移転祝いなど、ビジネスシーンでも避けたほうが良い色だとされています。お花の色以外にも、赤色を使ったラッピングも避けたほうが良いでしょう。ただし、アクセントとして赤色を使う分には構いません。
アレンジメントなどでは、差し色として赤を使うとメリハリが生まれるため、メインのカラーに赤を持ってこないように注意してください。
まとめ
今回は、引っ越し祝いに贈りたいおすすめのお花や観葉植物についてご紹介してきました。
ギフトのイメージや、贈りたいものは決まりましたでしょうか。
新しい場所での生活が良いものとなるように、素敵な花言葉を持っているお花や、縁起の良い意味を持つ観葉植物などを贈りましょう。
贈る際には、引っ越してからすぐではなく、1ヶ月ほど後に届けられるよう配慮をして、相手のお家のスペースや置き場所を考えたサイズを贈る配慮が大切です。