ミルクブッシュの風水効果とは?元気に育てるポイントや注意点まで解説
まるでサンゴ礁のように細い茎を伸ばして成長していくミルクブッシュ。
おしゃれで育てやすいことから観葉植物として人気を集めています。
そんなミルクブッシュには、金運アップの風水効果があることをご存じでしょうか。
この記事では、ミルクブッシュの風水効果や相性の良い方角、元気に育てるためのポイントや注意点などを解説します。
ミルクブッシュの基本情報
ミルクブッシュの原産地は熱帯アフリカや南アフリカで、ユーフォルビアの一種の植物です。
茎の切り口から白い樹液が出ることと、茎を根元からたくさん生やすことを英語で「ブッシュ」と呼ぶことから「ミルクブッシュ」と名づけられました。
しかし日本では、その樹形がサンゴ礁に似ていることから「アオサンゴ」と呼ばれることもあります。
ミルクブッシュは乾燥に強く繁殖力も高いので、初心者の方にも育てやすい観葉植物です。ただ、茎から出る白い樹液には毒性があり、皮膚につくとかぶれたり、目や口などに入ると刺激痛を感じるため、取り扱いには注意しなければなりません。
ミルクブッシュの品種
ミルクブッシュは1年を通して鮮やかな緑色を茂らせる植物ですが、中には茎の先が変色する品種も存在し、見た目のユニークさから人気を集めています。
市場に多く出回っている品種としては、ファイヤースティック、イエローマジック、ピンクカメレオンなどがあり、好みに合わせて選ぶことが可能です。
それぞれの品種について、詳しく解説します。
ファイヤースティック
ファイヤースティックは、寒くなると茎の先が紅葉するように赤く変色する品種です。茎元のグリーンと茎先の赤のコントラストが美しく、エキゾチックな存在感を放ちます。
赤く変色することでよりサンゴ礁らしさが際立つので、南国風やリゾート感のあるインテリアにおすすめです。
赤い植物はあまり見られないので、来客の際にも注目を集めることでしょう。
風水的にも、赤いアイテムからはエネルギッシュなパワーをもらえるので、仕事や勉強を頑張るあなたをサポートしてくれるかもしれません。
イエローマジック
イエローマジックは、気温や日の当たり具合によって黄色やオレンジのグラデーションをつくる幻想的な品種です。1年を通してさまざまな色合いを楽しみたい方におすすめ。
優しい色味をしているので、どんなお部屋のインテリアにもよくなじみ、派手すぎないのでお店やオフィスの観葉植物としても良さそうです。
日光によく当てることで茎の発色が良くなるので、室内で育てる場合はできるだけ明るい窓際などに置いてあげましょう。
ピンクカメレオン
観葉植物に可愛らしさをプラスしたいなら、茎の先がほんのりピンク色に染まるピンクカメレオンがおすすめです。グリーンからピンクへの優しい色合いのグラデーションが美しく、女性にも人気の品種です。
風水においてピンクは女性を象徴する色なので、女性としての魅力をアップしたい時や、良縁を引き寄せたい時などに飾ってみてはいかがでしょうか。
ピンク色の植物は少ないので、来客の際にも目立ってくれることでしょう。
ミルクブッシュの花言葉
主に茎を鑑賞するミルクブッシュですが、茎の先に黄色く小さな花を咲かせることもあります。しかし、原産地とは違う日本の環境においては、その花を見られることは少ないようなので開花を見られるのはとても珍しいことです。
そんなミルクブッシュの花言葉は「穏やかな性格」で、温かみや優しさを感じられるような花言葉なので、自宅に飾っておくとリラックスできることでしょう。また、ギフトなど贈り物にもおすすめです。
花言葉と風水の考え方を組み合わせて、観葉植物を飾ることによる効果をさらに高めてみましょう。
ミルクブッシュの風水効果
ミルクブッシュは風水において金運を高める効果があるとされているので、貯金をしたい方や収入を増やしたい方、出費を減らしたい方などにおすすめです。
また、ミルクブッシュのように個性的な樹形をしている植物は、東の方角と相性が良いとされており、金運アップ効果が高まるだけでなく、良い知らせが入ってきやすくなるとも言われています。
このとき、東という方角は家の中心から見て最も東方向に近づくのが理想的なのですが、部屋の間取りや家具の配置によっては難しいこともあるので、部屋ごとに考えても問題ありません。
ミルクブッシュの風水効果を高めるおすすめの置き場所
ミルクブッシュは金運アップに効果があり、東の方角と相性がいいことを解説しました。
しかし、具体的に家の中のどこに飾れば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで次に、ミルクブッシュの風水効果を効率的に上げるためのおすすめの置き場所をご紹介します。
どこにミルクブッシュを置くか迷ったら、玄関、リビング、キッチンのどこかに置いてみてください。
玄関
住人の出入口である玄関は、風水においても良い気や悪い気が出入りする場所だとされています。この玄関に観葉植物を置いて気の流れを整えることで、家の中に入り込む気を浄化し、悪い気の侵入をブロックする効果が期待できるのです。
ミルクブッシュには金運アップの効果があるので、玄関に置くことで金運を呼び寄せてくれることでしょう。
より風水効果を高めるために、玄関の中でもミルクブッシュと相性の良い東側に飾れると理想的です。
また、玄関は家の第一印象を決める大切な場所でもあるので、入ってすぐに目につくようにシューズボックスの上などに置きましょう。
リビング
リビングは玄関から入り込んださまざまな気を家の中の各部屋に循環させる中継地点の部屋です。気の流れが滞ることのないように観葉植物を置いて空間を整えましょう。
また、リビングは1日の中でも長い時間を過ごすスペースなので、ミルクブッシュの金運アップの効果をしっかり取り入れることができます。
リビングはキッチンも近いので、水やりをこまめにできるなどお世話の面でも置きやすい場所だと言えるでしょう。
さらに、リビングは大きな窓があることが多く、ミルクブッシュが好む日光が当たりやすいので株が元気に育ち、風水効果もより高まるかもしれません。
キッチン
風水におけるキッチンは、コンロや電子レンジなどから発せられる「火の気」とシンクの「水の気」が入り乱れるスポット。相対する2つの気が混在してしまうことは、お互いの風水的効果を打ち消しあってしまうため、あまり良いことではありません。
また、キッチンには冷蔵庫や炊飯器、ケトルなどの電化製品も多く、これらの人工物からはマイナスの気が発せられるとも言われています。
そんな気が乱れやすいキッチンにこそ、ミルクブッシュを置いて気の流れを整える必要があるのです。
ミルクブッシュは葉や花が少なく、鉢の周りを汚すことがあまり無いため、衛生面に気を付けたいキッチンにも置きやすいことでしょう。
ミルクブッシュの風水効果を下げてしまう場所
ミルクブッシュの風水効果を高めるためには、玄関やリビング、キッチンなどに置くのがおすすめです。しかし、逆にミルクブッシュの風水効果を下げてしまう恐れのある場所もあることを覚えておきましょう。
ポイントは、ミルクブッシュが元気に育つ場所かどうかです。日当たりが悪くなりやすい寝室やトイレには飾らないようにしましょう。
寝室
寝る前や起きた時に、観葉植物が目に入ると癒されるような気持ちになりますよね。観葉植物の中でも、暗い場所でも平気な品種であれば問題ないのですが、熱帯地域で育ったミルクブッシュには耐陰性はそれほど高くありません。
日当たりが良い場所に置く方が元気な株に育ち、茎の発色も美しくなるので、その風水的効果も高まっていきます。
日中は明るい日差しが差し込む寝室であれば良いのですが、普段からカーテンを閉め切っているような部屋はミルクブッシュに適していません。
トイレ
狭い空間であるトイレは、家の中でもさまざまな気が停滞しやすい場所です。観葉植物を置いて気の流れを整えたいところですが、トイレも寝室と同様に日当たりが良くないことが多いですよね。
ミルクブッシュはたっぷりと日光を浴びることで美しく変色する植物なので、日が当たりにくい場所ではその風水効果も半減してしまいます。
また、熱帯地方原産のミルクブッシュは寒さにそれほど強くありません。トイレは冷暖房の風も行き届きにくく、冷えやすい場所でもあるので観葉植物を置くなら耐陰性と耐寒性を兼ねているものがおすすめです。
ミルクブッシュの風水効果を高める育て方
ミルクブッシュの風水的効果を高めるには、適切な環境を整えて元気な株に育てることが大切です。元気なミルクブッシュは茎の発色も美しくなり、インテリアグリーンとしても映えるアイテムになってくれますよ。
ここからは、ミルクブッシュの風水効果を高めるための育て方のポイントを解説します。
ミルクブッシュは初心者の方でも育てやすい植物なので、ぜひチャレンジしてみてください。
置き場所
熱帯地方で育ったミルクブッシュは、お日様の光が大好きな植物。室内で育てるのであれば、できるだけ日当たりの良い窓際などに置きましょう。
ただし、夏の日差しが強い時期に日光に当たりすぎると茎が日焼けしてしまう恐れがあるので、レースカーテン越しの柔らかい日が差し込む場所に移動させてあげてください。
また、空調の風が直接当たると株が乾燥してしまうため、エアコンなどから離して置くようにするのがおすすめです。
さらに、ミルクブッシュは寒さに弱い植物なので気温が下がる冬場には必ず温かい室内で育てるようにしましょう。
室温は5度を下回らないようにエアコンなどで調整してください。
水やり
ミルクブッシュは乾燥気味の環境を好みます。水やりはそれほど頻繁にする必要はなく、月に1〜2回ほどで十分です。
水をやりすぎてしまうと根が水分を吸収しきれず根腐れをおこすこともあるので、土が完全に乾燥してからのタイミングで水をやるようにしましょう。
ただし、ミルクブッシュの葉が落ちている場合は水不足が考えられるので、それまでより水やりの回数を増やしてみてください。
春から夏にかけてのよく育つ時期には、水やりのタイミングでたっぷりとあげて良いですが、秋から冬にかけては生育が緩やかになるのであまり大量の水は必要ありません。
さらに、水やりとは別に数日に1度程度、霧吹きなどで葉水を与えることで乾燥を防げるので、害虫や病気の予防になります。
肥料
ミルクブッシュは丈夫な植物なので肥料なしでも育てることが可能ですが、春から夏にかけての生育期に緩効性肥料を与えることでさらによく育つようになります。肥料を与える頻度は2~3ヶ月に1度くらいで大丈夫です。
秋や冬にかけての育ち方がゆっくりになる季節に肥料を耐えると、ミルクブッシュが枯れてしまう原因になるので注意してください。
増やし方
丈夫で育成が旺盛なミルクブッシュは「挿し木」という方法で手軽に増やすことができますよ。ミルクブッシュの茎の一部を切り取り新しい鉢に挿しておくことで切り口から新たな根が生えてきます。
挿し木の時期は、ミルクブッシュがよく育ちやすい5〜8月頃がおすすめです。新しい株を買うことなく家の中にミルクブッシュを増やせるので、ぜひチャレンジしてみてください。
ただし、ミルクブッシュの茎の切り口から出る白い樹液には毒性があり、皮膚に付着するとかぶれる可能性があるので、必ず手袋をして作業しましょう。
ミルクブッシュが家の中に増えると、その分風水効果も高まりますよ。
剪定
ミルクブッシュはよく分岐してどんどん育っていきますが、あまり枝が込み入りすぎると日当たりが悪い場所が出てきたり、風通しが悪くなって病気のもとになったりします。
樹形が乱れてきたら、剪定バサミで程よく茎を切り落としましょう。このとき、弱っている茎やしわしわになっている茎がないかを確認し、悪くなっている箇所はしっかり切り落としていきます。
ただし、ミルクブッシュの茎の切り口からは毒性のある樹液が出てくるので、室内で剪定する際には鉢の下にシートを敷いて床が汚れるのを防ぎましょう。
病気と害虫
ミルクブッシュは丈夫で害虫や病気の被害に合いにくい植物ですが、風通しが悪かったり湿度が高すぎたりするとアブラムシやカイガラムシ、ハダニなどの害虫がつくこともあります。
これらの害虫はミルクブッシュの樹液を吸い取り、株を枯らしてしまうため、発見したらすぐに観葉植物用の殺虫剤などで駆除しましょう。
害虫がそれほど多くなければ、歯ブラシでこすり取ったり粘着テープで取り除いたりしても良いですが、被害が大きい場合は思い切って該当箇所を切り落とす方が安心です。
植え替え
ミルクブッシュは茎だけでなく根の育成も旺盛です。鉢の中で根がぱんぱんに回ってしまう前に、1〜2年に1度を目安に一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。
植え替えの時期は、ミルクブッシュがよく育つ5〜6月頃がおすすめです。あまり暑すぎるとミルクブッシュに負担をかけてしまうので、夏場の植え替えは控えましょう。
きれいな鉢と水はけの良い新しい土を用意して、ミルクブッシュをリフレッシュさせてあげてください。
ミルクブッシュの風水効果を高めるための注意点
ミルクブッシュは金運アップに効果的な観葉植物ですが、その風水効果をさらに高めるためには以下のようなポイントを意識しましょう。
風水においては、自然のパワーをもつアイテムを大切にする考え方があることと、「生」の気を大切にすることを忘れないようにしてください。
プラスチックの鉢を避ける
自然の素材でできたものからはパワーを得られるというのが風水の考え方です。
太陽を浴びて豊かな土と水で育ったミルクブッシュでも、鉢がプラスチックではその風水効果を十分に発揮できません。
ミルクブッシュの風水効果をより高めたい場合には、できるだけ陶器製の鉢を使用しましょう。
枯れたらすぐに処分する
風水パワーが大きな観葉植物ですが、枯れてしまうと「死」の気を発してしまいます。枯れてしまったミルクブッシュからはよい効果が得られないどころか、悪き気を発する元になってしまうので、枯れたら速やかに処分するようにしましょう。
まとめ
今回は、ミルクブッシュとその風水効果についてご紹介しました。
個性的な樹形でおしゃれなインテリアグリーンになるだけでなく、金運アップも狙えるミルクブッシュ。丈夫で育てやすいので、初めて観葉植物を育ててみたい方にもおすすめです。
水やりもそれほど必要なく、害虫もつきにくいので忙しい方でも気軽に育てられるでしょう。ただし、ミルクブッシュを取り扱う際には、茎の切り口からの白い樹液に注してください。ミルクブッシュを元気に育てて、風水効果をより高めてみましょう。