高性チャメドレアってどんな植物?特徴や育て方まとめ
この記事では、観葉植物の「高性チャメドレア」について解説しています。
高性チャメドレアの特徴や基本的な育て方のほか、お手入れのワンポイントアドバイスやおしゃれな飾り方、高性チャメドレアに関するよくある質問と回答などもまとめました。
高性チャメドレアについて詳しく知りたい方は、どうぞ最後までご覧ください。
高性チャメドレアの特徴
植物名 | 高性チャメドレア(ミクロスパディクス) |
英名・和名 | Bamboo Palm・タケヤシ(竹椰子) |
原産地 | メキシコ東部など |
学名 | Chamaedorea microspadix |
科名・属名 | ヤシ科・チャメドレア属 |
園芸分類 | 観葉植物 |
草丈・樹高 | ~3m |
耐寒性・耐暑性 | 強い・強い |
ホテルのロビーや病院の待合室、おしゃれなカフェなどを彩る、高性チャメドレア。
ヤシの仲間でありながら、一般的なヤシとはひとあじ違った趣を持つ観葉植物です。
そんな高性チャメドレアは、一般的なヤシと比べて葉の形が丸みを帯びておりトロピカルな印象があまり強くないのが特徴。
さまざまなインテリアに合わせやすく珍しさもあるため、グリーンギフトにも最適です。
また、耐寒性・耐暑性に優れており、初心者でも育てやすいという点も高性チャメドレアならではの魅力ですよ。
チャメドレアの風水効果
プレゼントにも人気の高性チャメドレア。
そんな高性チャメドレアには、どのような花言葉や風水効果があるのでしょうか?
はじめに高性チャメドレアが持つ「花言葉」からご紹介します。
高性チャメドレアの花言葉は、「あなたを見守る」。
大切な方へのギフトには、ぴったりの花言葉ですね。
素敵な花言葉を持つ高性チャメドレアは、風水的にも大変良い効果があると言われています。
高性チャメドレアの上に向かってのびていく葉は、陽の気を持っています。
陽の気を持つ高性チャメドレアをリビングに飾ることで、家全体を明るい気で満たし気持ちを前向きにしてくれる効果が期待できます。
チャメドレアの種類
素敵な花言葉を持ち、風水的にも大変良い効果がある高性チャメドレアですが、そもそもチャメドレアにはどのような種類があるのでしょうか?
ここからは、チャメドレアの品種を2つご紹介します。
チャメドレア・セフリジー
はじめにご紹介するのが、「チャメドレア・セフリジー」です。
チャメドレア・セフリジーは高性チャメドレアと同様にヤシ科の観葉植物。
竹のような姿が特徴で、インテリアグリーンとしても人気です。
チャメドレア・エレガンス
次にご紹介するのは、「チャメドレア・エレガンス」です。
サイズが小さめでテーブルの上にも飾ることができるので、「テーブルヤシ」という別名でも流通しています。
高性チャメドレアを枯らさない育て方の基本
高性チャメドレアは耐暑性・耐寒性に優れ、初心者でも育てやすい観葉植物です。
しかし、高性チャメドレアを枯らさずに育てるためには基本的な育て方を知っておく必要があります。
そこで、ここからは「高性チャメドレアを枯らさない育て方の基本」をご紹介します。
これから高性チャメドレアを育てたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。
置き場所
はじめに確認しておきたいのが、高性チャメドレアの「置き場所」です。
高性チャメドレアは耐陰性(日陰に耐える力)があり、あまり日の当たらない室内でも育てることができます。
ただ、高性チャメドレアはもともとは明るい場所が好きな観葉植物です。
まったく日の当たらない場所で育てると元気がなくなってしまいますので、できるだけ明るい場所で育てるようにしましょう。
高性チャメドレアの置き場所としてもっともおすすめなのは、レースのカーテン越しに柔らかい日の光が差し込むような場所です。
直射日光に当てると葉焼け(日光によって葉が傷み弱ってしまうこと)を起こすので、注意します。
また、高性チャメドレアの耐寒性(寒さに耐える力)は強く0℃~5℃程度までは耐えられます。
ただし、20℃以上の環境を好む植物なので、冬場は室内での管理がおすすめです。
水やり方法
次にご紹介するのは、高性チャメドレアの「水やり方法」です。
高性チャメドレアの水やりに最適なタイミングは、「土の表面が乾いてから」です。
高性チャメドレアの土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。
高性チャメドレアを植えている植木鉢の底から水があふれ出てくる程度まで、しっかりと水を与えるようにします。
ただし、高性チャメドレアが休眠期に入る冬場は、「土の表面が乾いたあと2~3日経ってから」水を与えるようにしてください。
観葉植物初心者の方はつい毎日のように水やりをしてしまいがちですが、高性チャメドレアに毎日水を与えていると水分が過剰になり根腐れを起こす原因となります。
水やりは必ず「土の表面が乾いてから」おこなうようにしてください。
また、高性チャメドレアは乾燥しやすいため、定期的に葉水(霧吹きなどで葉っぱに水を吹きかけ乾燥を防ぐこと)をおこないましょう。
植え替えのタイミング
次に、高性チャメドレアの「植え替えのタイミング」について確認していきましょう。
高性チャメドレアを植え替えるタイミングとしては、主に下記のようなものがあります。
(下記は一例ですので、すべての場合において植え替えが必要なわけではありません)
- 高性チャメドレアを購入してから2年程経過している
- 高性チャメドレアを植えている鉢に対して、明らかに木が大きくなりすぎている
- 高性チャメドレアの下葉が枯れてきている
- 水を与えても土に染み込んでいかなくなってきた
- 鉢の底から根が出てきている
- 植木鉢が割れているなど
高性チャメドレアの植え替えは、5月~7月の間か9月が最適です。
高性チャメドレアを植え替える際は、下記の手順をご参考になさってください。
◆用意するもの
元の植木鉢よりひと回り大きな植木鉢
- 鉢底ネット
- 移植ごて
- 軍手
- ゴロ土
- 観葉植物の土
◆高性チャメドレアの植え替え方法
- ひと回り大きな植木鉢に鉢底ネットを敷く
- ゴロ土を鉢底が見えなくなる程度まで入れる
- 観葉植物の土を鉢に対して3分の1程度入れる
- 高性チャメドレアを元の植木鉢からゆっくりと丁寧に引き抜く
- 根が張っている場合は、根鉢を少し崩す(張っていない場合はそのままでOK)
- 新しい鉢に植え付け、土を入れていく(移植ごてや指を使って隙間を埋めていくように)
- 水をたっぷり与える
- 一週間程度は強い風の当たらない明るい日陰で管理する
害虫や病気に注意!
最後にお伝えしたいのが、「高性チャメドレアにつきやすい害虫やかかりやすい病気」についてです。
高性チャメドレアは、ハダニやカイガラムシの被害に合うことがあります。
ハダニやカイガラムシは乾燥した環境が大好きな害虫ですので、発生を防ぐためには高性チャメドレアを乾燥させすぎないことが重要です。
害虫を防止するためには、葉水が有効です。
葉水で予防できないくらい害虫が発生してしまった際は、薬剤を使用します。
また、こまめに剪定をおこない葉の間の風通しを良くしておくことも大切です。
高性チャメドレアがかかりやすい病気は特にありませんが、水の与えすぎによって根腐れを起こすことがあります。
葉が枯れてしまうなど様子がおかしい場合は、水やりの頻度を見直してみましょう。
高性チャメドレアのお手入れのワンポイントアドバイス
ここまでは、「高性チャメドレアを枯らさない育て方の基本」をご紹介しました。
高性チャメドレアの基本の育て方を確認したら、次にチェックしたいのが高性チャメドレアをお手入れする際のポイントです。
ここからは、「高性チャメドレアのお手入れのワンポイントアドバイス」をご紹介します。
屋外・屋内によって注意する点が異なる!
はじめにご紹介するのは、高性チャメドレアは「屋外・屋内によって注意する点が異なる」ということについてです。
高性チャメドレアは耐寒性・耐暑性に優れた観葉植物なので、屋外で育てることも可能です。
ただし、基本的には20℃以上の環境を好むため、冬場はできる限り屋内で管理しましょう。
また、高性チャメドレアを屋内で育てる場合には、エアコンの風が直接当たらないように気をつけます。
エアコンの風が直接当たってしまうと、高性チャメドレアが弱ってしまうためです。
また、高性チャメドレアには耐陰性がありますが、日が当たらない場所で育てる場合は1週間に2度程度は日の当たる場所に移し、日光浴をさせてあげるのとより健康な株になります。
冬のお世話は特に注意!
次にご紹介するのは、高性チャメドレアの「冬のお世話」についてです。
丈夫で育てやすいことでも知られている高性チャメドレアですが、耐寒性は0℃~5℃程度となっています。
冬の気温が0℃~5℃を下回る場合は、必ず屋内で管理します。
また、高性チャメドレアは乾燥しやすく乾燥するとハダニやカイガラムシがつきやすいので、空気が乾燥しやすい冬場は葉水を忘れないようにおこなってください。
肥料のあげかたにも注意!
最後にご紹介するのは、高性チャメドレアに与える「肥料」についてです。
高性チャメドレアに肥料を与える場合は、生育期である5月~9月頃を選びましょう。
置き肥を2ヶ月に1回程度のペースで与えるか、液体肥料を10日に1回程度のペースで与えるのがおすすめです。
また、高性チャメドレアの生育がゆっくりになる冬場には肥料を与えないようにしてください。
これは、冬場に肥料を与えると高性チャメドレアが肥料焼けを起こすことがあるためです。
高性チャメドレアを増やすには?
ここまでは、「高性チャメドレアのお手入れのワンポイントアドバイス」をご紹介しました。
耐暑性・耐寒性・耐陰性に優れた、高性チャメドレア。
基本の育て方とちょっとしたお手入れのポイントをマスターすれば、元気に育てることができます。
さて、そんな高性チャメドレアですが、実はご家庭で増やすこともできるんです。
高性チャメドレアを増やしたいなら、「株分け(かぶわけ)」がおすすめです。
高性チャメドレアの株分けは下記の手順でおこないます。
◆高性チャメドレアの株分け方法
- 株分けをする高性チャメドレアを植木鉢からやさしく引き抜く
- 高性チャメドレアの根鉢を3分の1~4分の1程度カットする
- 高性チャメドレアの幹を2本ずつ程度に分ける
- 高性チャメドレアの葉を全体の4分の1程度剪定する
- 小さめの鉢に植え付ける ※植え付け方法は前の項目の「高性チャメドレアの植え替え方法」をご覧ください
- 水をたっぷり与える
- 一週間程度は強い風の当たらない明るい日陰で管理する
高性チャメドレアをインテリアとしておしゃれに飾ろう
株分けで増やすこともできる、高性チャメドレア。
インテリアグリーンとしてもおすすめですが、せっかくならよりおしゃれに飾りたいものですよね。
そこで、ここからは「高性チャメドレアをインテリアとしておしゃれに飾るアイデア」を3つご紹介します。
土をココナッツファイバーで隠す
高性チャメドレアをおしゃれに飾るための1つ目のアイデアは、「土をココナッツファイバーで隠す」です。
高性チャメドレアの土の表面をココナッツファイバーやバークチップなどで隠すというアイデアです。
植木鉢の土を見えないようにするだけで生活感が消え、おしゃれな雰囲気がアップするのでぜひ試してみてください。
ココナッツファイバーやバークチップは大型園芸店や大型の100円ショップ、インターネット通販などで購入することができます。
植木鉢カバーにこだわる
高性チャメドレアをおしゃれに飾るための2つ目のアイデアは、「植木鉢カバーにこだわる」です。
植木鉢カバーとは、その名の通り植木鉢をカバーする(隠す)ための容器や布などのこと。
最近ではラタンや陶器、レザーや布などおしゃれな植木鉢カバーがたくさん販売されています。
高性チャメドレアを置くお部屋のインテリアと合わせて植木鉢カバーを選んでみてはいかがでしょう?
季節に合わせて、植木鉢カバーを着せ替えてあげるのもおすすめです。
植木鉢カバーは、大型の園芸ショップやホームセンター、インテリアショップのほか、インターネットの通販サイトなどで手に入れることができます。
お家のシンボルツリーとして飾る
高性チャメドレアをおしゃれに飾るための3つ目のアイデアは、「お家のシンボルツリーとして飾る」です。
高性チャメドレアは、上手に育てれば2m~3mにも生長する観葉植物です。
リビングなど家族が集まる場所に置けば、お家のシンボルツリーとしても活躍してくれますよ。
高性チャメドレアに関するよくある疑問
ここまでは、「高性チャメドレアのおしゃれな飾り方」をご紹介しました。
ここからご紹介するのは、「高性チャメドレアに関するよくある疑問とその回答」です。
高性チャメドレアに関する疑問をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
寿命は長いですか?
高性チャメドレアの寿命は生育環境や管理方法によって異なります。
上手に育てれば10年以上元気なこともありますし、場合によっては数か月で枯れてしまうこともあります。
膨らまない時の対処法は?
高性チャメドレアの基部(きぶ)を膨らませたい場合は、直射日光にあててみてください。
若い苗を直射日光に当てることで、基部を膨らませることができます。
値段相場はいくらですか?
サイズにもよりますが、高性チャメドレアは15,000円前後で販売されていることが多くなっています。
サイズの小さなものですとまれに6,000円台~で販売されていることもありますが、背丈のあるものと比べてやや見劣りしてしまいますのでギフトには15,000円以上のものを選ぶのが一般的です。
背丈の大きなものは30,000円台で販売されていることもございます。
また、最近では観葉植物のレンタルという形で高性チャメドレアを楽しまれるお客様も増えてきています。
高性チャメドレアの商品紹介
高性チャメドレアは、私共プレミアガーデンでも大変人気のある観葉植物のひとつです。
「高性チャメドレア10号(ラスターポット付)」は、高さ約170cmの存在感のあるお品物。
特別価格15,000円(税抜)でご用意しております。
引っ越し祝いや新築祝いなどのプレゼントにはもちろん、開業祝いや開店祝い、移転祝いなどビジネスシーンのグリーンギフトとしてもおすすめです。
商品ページはこちら高性チャメドレア10号(ラスターポット付)
まとめ
高性チャメドレアについてご紹介しました。
インテリア性が高く、プレゼントとしても人気の高性チャメドレア。
プライベートシーンにはもちろん、ビジネスシーンのグリーンギフトとしてもぜひご活用ください。