夏の暑い時期におすすめの観葉植物は?選び方や管理ポイントなども紹介

夏の暑い時期は、観葉植物を取り入れて涼しげな空間を演出するのにぴったりの季節です。暑さに強い観葉植物を選ぶことで元気に成長する姿を楽しめるだけでなく、室内の温度や湿度を調整し、快適な環境づくりにも役立ちます。

本記事では、夏におすすめの観葉植物を厳選し、それぞれの特徴や魅力について詳しく紹介します。夏のインテリアに緑を取り入れたい方や、観葉植物を上手に育てたい方はぜひ参考にしてみてください。

夏におすすめの観葉植物6選

まずは、プレミアガーデンが提供している夏におすすめの観葉植物を6種類紹介します。それぞれの特徴や魅力なども解説するので、気になったらぜひ商品ページをチェックしてみてください。

モンステラ

モンステラ

モンステラ

モンステラは、個性的な切れ込みのある大きな葉が特徴のサトイモ科の植物です。ラテン語で「奇怪」を意味する「モンストルム」に由来する名前の通り、独特の葉を持ちます。英語では、葉に開く穴から「スイスチーズ・プラント」とも呼ばれます。

また、ハワイでは神聖な植物とされており、「希望の光を導く」象徴としてハワイアンジュエリーやキルトのモチーフにも多く用いられています。「繁栄」「成功」といった願いが込められ、風水では「金運」「対人運」「家族運」アップにもつながるといわれています。

原産地はジャングルで高温多湿を好み、日本の夏の暑さにも耐えます。ただし、直射日光は避け、日陰での育成がおすすめです。可愛らしい葉は、ギフトやインテリアグリーンとしても人気です。

パキラ

パキラ

パキラ

パキラは、中南米原産で涼しげな葉を広げる人気の観葉植物です。近年は複数の幹を三つ編み状に仕立てた樹形が流通しており、見た目にも楽しい印象を与えます。

丈夫で生命力が強く、「快活」「勝利」といった花言葉を持ちます。また、「マネーツリー」とも呼ばれ、台湾での商売繁盛の逸話から「財をもたらす樹」として知られています。風水学的には「仕事運」や「集中力」を高めるとされ、ビジネスシーンの贈り物に最適です。

パキラは存在感があり、天井の高いフロアやリビング、マンションのエントランスなどに映えます。病気にも強く耐陰性もあるため、初心者でも安心して育てられるでしょう。

自宅のシンボルツリーとしてはもちろんのこと、開店・開業祝いや開院祝いなどの贈り物としても最適な観葉植物です。

アレカヤシ

アレカヤシ

アレカヤシ

アレカヤシは、竹のような茎と噴水状に広がる緑の葉が特徴であり、空間に南国風のエキゾチックな雰囲気をもたらします。暑さに強い一方で寒さには弱いため、冬は暖かい室内の日当たりの良い場所か明るい日陰に置くのが適しています。

風水では南東に置くと良いとされ、オフィスや子供部屋に置くとやる気や学業運の向上に効果があるといわれています。

また、アレカヤシは蒸散作用に優れており、周囲の湿度を快適に保ってマイナスイオンを多く放出してくれます。トルエンやベンゼン、一酸化炭素などの有害物質を吸収・除去する空気浄化能力も高く、寝室やリビングなどのリラックス空間に最適です。

サンセベリア

サンセベリア

サンセベリア

サンセベリアは、剣状の葉と虎の尾に似た縞模様が特徴的な人気の観葉植物です。多肉植物なので乾燥に強く耐陰性も備えているため、初心者でも育てやすいでしょう。ただし、寒さには弱いため屋内での育成が推奨されます。

また、サンセベリアもNASAのエコ・プラントに指定されており、ホルムアルデヒドなどの有害物質を除去する高い空気清浄効果とマイナスイオン放出で空間を快適にします。さらに、優れた空気置換能力で昼は酸素を放出し、夜は二酸化炭素を吸収するため、天然の空気清浄機としての役割も期待できます。

サンセベリアは美しい縞模様が魅力で、スタイリッシュなインテリアグリーンとして人気です。環境に優しく、見た目も楽しめるサンセベリアはどんな空間にも調和するでしょう。

ユッカ

ユッカ

ユッカ

ユッカは「青年の木」とも呼ばれ、力強く上へ伸びる葉が特徴の観葉植物です。「幸福の木」と似た太い幹を持ちますが、葉はシャープで生き生きとした印象を与えます。

風水では、ユッカの鋭い葉は邪気を払い、陽の気を取り入れるとされています。玄関やエントランス、部屋の入り口など、気の滞りやすい場所に置くのがおすすめです。

また、力強い成長は仕事運や金運アップにもつながるといわれています。「勇壮」「爽快」といった花言葉を持ち、開店・開業祝いなどの贈り物にも最適です。

ユッカは、スタイリッシュな見た目で男性の部屋にもよく合います。葉の広がりも少ないため、置き場所に困りません。耐陰性と耐乾性も備えているため、初心者にも育てやすい観葉植物です。室内で管理する場合は、なるべく日当たりの良い場所に置くのがおすすめです。

オリーブの木

オリーブの木

オリーブの木

シンボルツリーとして人気のオリーブは、地中海原産の常緑高木でナチュラルでスタイリッシュな樹形が魅力です。オリーブオイルや実だけでなく、観葉植物としても人気が高く、庭木や店舗のシンボルツリーとして利用されています。

オリーブの花言葉は、「平和」「知恵」などです。ノアの大洪水の逸話から「平和」の象徴とされ、国旗や国連のデザインにも用いられています。「知恵」はギリシャ神話のアテネに由来し、オリンピックの勝者にオリーブの冠が贈られることから「勝利」の象徴ともされています。

風水においても「幸福」と「再生」の力を持つとされており、家庭を守るインテリアグリーンとして最適です。

オリーブの木は日光を好むため、屋内だけでの生育にはあまり適しておらず、窓際などの日当たりの良い場所に置くか、定期的に屋外に出すのがおすすめです。

夏に観葉植物を育てる魅力

夏に観葉植物を育てる魅力として、以下の5つが挙げられます。

  • 熱帯原産の植物が元気に成長する
  • 室内の温度や湿度を調整する効果がある
  • グリーンが涼しげな雰囲気を演出する
  • 空気を浄化し快適な空間をつくる
  • 水やりの頻度が増え植物と向き合いやすい

ここでは、それぞれの魅力について詳しく見ていきましょう。

熱帯原産の植物が元気に成長する

夏は熱帯や亜熱帯原産の観葉植物にとって成長が活発になる季節です。特に、モンステラやアレカヤシ、ガジュマルなどは暖かい気候を好み、気温が上がることで葉を大きく広げ、新しい芽をどんどん伸ばしていきます。気温が安定して高いため、光合成も活発に行われ、短期間で目に見える成長を実感しやすいのが特徴です。

また、夏は日照時間が長く、日光を十分に浴びることで葉色が濃くなり、より健康的な姿を維持できます。成長期のこの時期にしっかりと管理を行うことで、観葉植物を元気に育てる絶好のチャンスといえるでしょう。

室内の温度や湿度を調整する効果がある

観葉植物には、葉から水分を蒸散させることで室内の湿度を調整する働きがあります。特に夏はエアコンの使用によって室内が乾燥しやすくなりますが、植物の蒸散作用によって適度な湿度が保たれ、快適な環境をつくることができます。

また、大きな葉を持つ観葉植物は日光を和らげる効果があり、直射日光を受けた室内でも涼しげな空間を演出してくれます。アレカヤシやモンステラなどは蒸散作用が特に高く、室内環境を調整する役割も果たします。観葉植物を取り入れることで夏の暑さを和らげ、リラックスできる快適な空間をつくれるでしょう。

グリーンが涼しげな雰囲気を演出する

夏の強い日差しが差し込む室内では、グリーンの観葉植物があるだけで涼しげな印象を与えます。葉の色が濃く大きな種類は視覚的に暑さを和らげる効果があり、インテリアとしても涼しさを演出できます。

特に、アレカヤシやサンセベリアは葉がシャープで涼しげな印象を持ち、夏のインテリアに最適です。さらに、水を含んだ葉が光を反射することで日差しの強さを和らげ、室内を快適にする効果も期待できます。夏のインテリアを爽やかに整えるためにも、観葉植物を取り入れてみてはいかがでしょうか。

空気を浄化し快適な空間をつくる

観葉植物には二酸化炭素を吸収して酸素を放出するだけでなく、空気中の有害物質を吸着・分解する働きがあります。特に、サンセベリアやポトスは、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有害物質を除去し、空気を浄化する効果があるとされています。

夏はエアコンを長時間使用することで空気の流れが滞りがちですが、観葉植物を配置することで新鮮な空気を循環させることができます。

また、植物の蒸散作用によって空気中の微細な水分が増え、エアコンの冷気による乾燥を防ぐ役割も果たします。観葉植物を適切に配置することで、より快適な室内環境を整えることができるでしょう。

水やりの頻度が増え植物と向き合いやすい

夏は気温が高く水分の蒸発が早いため、水やりの頻度が増えます。そのため、植物と向き合う機会が増え、成長の変化を観察しやすくなります。水やりをしながら新しい芽が出ているのを発見したり、葉の色が濃くなったりすることで日々の成長を楽しむことができます。

また、水やりの際に葉の状態を確認することで害虫の発生や病気の兆候を早期に察知することが可能になります。植物と触れ合う時間を増やせればより愛着を持って育てることができ、充実した園芸ライフを楽しめるでしょう。

夏における観葉植物の選び方

夏場で観葉植物を選ぶ際、以下のような選び方が挙げられます。

  • 乾燥に強い種類を選ぶ
  • 暑さや湿気に強いものを選ぶ

ここでは、それぞれの選び方について具体的に解説します。

乾燥に強い種類を選ぶ

夏は水分の蒸発が激しくなるため、乾燥に強い種類の観葉植物を選ぶことが重要です。特にサンセベリアやパキラは乾燥に強く、少ない水やりでも元気に育つため、夏の暑さに耐えられる植物として人気があります。

また、多肉質の葉を持つ植物は水分を保持する力が強く、暑い時期でも適切に管理すれば健康的に育ちやすいのが特徴です。夏に向いている観葉植物を選ぶことで、管理の手間を減らしつつ美しい姿を維持することができるでしょう。

暑さや湿気に強いものを選ぶ

夏の高温多湿な環境に強い観葉植物を選ぶことで、管理がしやすくなります。ガジュマルやアンスリウムなどは湿度の高い環境でも育ちやすく、暑さにも耐性があります。

湿気を好む植物であれば夏の蒸し暑い時期にも順応しやすく、特別なケアをしなくても健康に育つため、初心者にもおすすめです。特に梅雨時期の湿気が多い環境では、適度な換気と葉水を行いながら管理することで美しい葉を維持しやすくなります。

室内・屋外問わず夏での観葉植物の管理ポイント

室内・屋外問わず夏での観葉植物の管理ポイント

室内や屋内に関わらず、夏場で観葉植物を管理する際のポイントとして以下の5つが挙げられます。

  • 水やりの頻度とタイミングを調整する
  • 直射日光と日陰のバランスを考える
  • 葉水を活用して乾燥を防ぐ
  • 風通しを良くして害虫対策をする
  • 肥料の与え方を工夫する

最後に、押さえておくべきポイントについて紹介するので育てる際に役立ててください。

水やりの頻度とタイミングを調整する

夏は気温が高く土が乾燥しやすいため、水やりの頻度を増やす必要があります。ただし、与えすぎると根腐れの原因になるため、適切なタイミングを見極めることが大切です。

基本的には土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるのがポイントです。特に、朝などの涼しい時間帯に水をやることで、蒸発を抑えつつ効率的に水分を吸収させることができます。一方、真昼の暑い時間帯に水をやると土の温度が急激に上がり、根を傷める可能性があるので避けたほうが無難です。

また、植物の種類によって水分を必要とする頻度が異なる点にも注意してください。鉢底に水が溜まらないようにしながら、適切な水分量を保つことが重要です。

直射日光と日陰のバランスを考える

夏は日差しが強く、直射日光を浴び続けると葉焼けを起こしてしまうことがあります。そのため、置き場所を工夫し、適度な日陰を確保することが大切です。

観葉植物は基本的に明るい場所を好みますが、真夏の強烈な直射日光は避けるようにしましょう。たとえば、レースのカーテン越しの光が当たる場所や午前中だけ日差しが当たる半日陰に置くと、適度な光を受けながら健康的に育てることができます。

また、夏場は日光の当たる時間が長くなりがちです。朝や夕方に植物の位置を調整することで、適度な光を確保しつつ葉焼けのリスクを抑えることができます。

葉水を活用して乾燥を防ぐ

夏は高温とエアコンの影響で空気が乾燥しやすく、葉の水分が失われやすい時期です。そのため、定期的に葉水を行い、植物の水分補給をサポートすることが大切です。

葉水とは、霧吹きを使って葉全体に水を吹きかける方法で、葉の乾燥を防ぐだけでなく害虫の予防やホコリの除去にも役立ちます。朝や夕方の涼しい時間帯に行うと、水分の蒸発を抑えながら葉に潤いを与えることができます。

また、葉水をする際は葉の表面だけでなく裏側にも水をかけると、ダニやアブラムシなどの害虫対策にもなります。植物ごとの特性に合わせて、適切な頻度で葉水を取り入れるようにしましょう。

風通しを良くして害虫対策をする

夏は気温と湿度が高くなるため、カビや害虫が発生しやすい環境になります。特に、風通しが悪い場所ではハダニやカイガラムシなどの害虫が付きやすくなるため、定期的な換気と環境管理が重要です。

観葉植物を育てる際は、窓を開けて自然の風を取り入れたり扇風機やサーキュレーターを利用したりすることで空気の流れが生まれ、害虫の発生を抑えられます。ただし、扇風機などの風が観葉植物に当たってしまうと乾燥を促してしまうため、風が直接当たらないように工夫することが大切です。

また、害虫を早期に発見するためには、定期的に葉の裏をチェックすることも重要です。もし害虫を見つけた場合は、速やかにピンセットで取り除くか市販の殺虫剤などを使用して駆除しましょう。

肥料の与え方を工夫する

夏は観葉植物の成長期にあたり、適切な肥料を与えることでより健康的に育てることができます。ただし、高温多湿の環境では根に負担がかかりやすいため、肥料の種類や頻度を工夫することが重要です。

基本的には、緩効性肥料を2ヶ月に1回程度与えるのが理想的です。緩効性肥料は少しずつ栄養を供給できるため、根に負担をかけずに済みます。一方、即効性のある液体肥料を使う場合は、水やりの際に薄めたものを2週間に1回程度与えると成長をサポートできます。

ただし、肥料を与えすぎると根を傷めたり肥料焼けを起こしたりする可能性があるため、規定量を守ることが大切です。特に、夏の高温時に肥料を多く与えると吸収しきれずに根がダメージを受けることがあるため、様子を見ながら調整することが必要です。適度な栄養補給を心がけることで、夏の間も元気な観葉植物を維持することができます。

夏向けの観葉植物を求めるならプレミアガーデンへ!

夏におすすめの観葉植物として、モンステラやパキラ、アレカヤシ、サンセベリアなどが挙げられ、これらの観葉植物は見た目だけでなく、風水効果や空気清浄効果も期待できます。

観葉植物は夏の暑さ対策にも有効であり、蒸散作用で室内の温度や湿度を調整し、涼しげな雰囲気を演出します。それだけでなく、空気浄化効果で快適な空間をつくってくれるでしょう。

夏に観葉植物を育てる際は、乾燥や暑さに強い種類を選びましょう。水やりや日当たり、葉水、風通しなどに注意し、適切に管理することで観葉植物は元気に育ちます。

プレミアガーデンでは、夏におすすめの観葉植物を多数取り扱っています。興味がある場合は、ぜひ一度プレミアガーデンを覗いてみてください。

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