サンスベリア（サンセベリア）は空気清浄が期待できる？最適な置き場所なども紹介
室内の空気を少しでも快適にしたいと感じる場面は、年々増えています。そんな中、電気を使わず自然の力で空気を整える観葉植物「サンスベリア」を置いてみてはいかがでしょうか。
スタイリッシュな見た目でインテリアとしても人気の高いサンスベリアは、空気清浄の効果が期待できる存在として注目を集めています。本記事では、サンスベリアが持つ空気清浄の特性をはじめ、効果的な置き場所やより長く健やかに育てるための管理のコツなどを解説します。
サンスベリアに空気清浄効果はある？
結論からいうと、サンスベリアの空気清浄効果は期待できます。サンスベリアには空気中の有害物質を吸収・分解する能力があるとされており、その空気清浄効果はNASA（アメリカ航空宇宙局）の研究でも注目されたことがあります。
特にホルムアルデヒドやベンゼン、トルエンなど、家具や建材から発生する揮発性有機化合物（VOC）を除去する植物の一つとして知られており、サンスベリアの空気清浄効果はトップクラスといわれています。
また、一般的な観葉植物は日中に光合成を行い酸素を出すのに対し、サンスベリアは夜間でも酸素を放出する性質があるため、寝室などに置くことで就寝中の空気環境の改善にも効果が期待されます。
サンスベリアには空気清浄機のような即効性や計測できる性能を備えているわけではありませんが、植物本来の力で空気を整えて空間を快適に保つ補助的な役割としては非常に優秀な存在です。
空気清浄目的でサンスベリアを取り入れるメリット
空気清浄目的でサンスベリアを取り入れるメリットとして、以下の5つが挙げられます。
- 有害物質を吸着してくれる
- 脱臭効果が期待できる
- 加湿・湿度調整のサポートになる
- 電気を使わずエコに空気を整えられる
- おしゃれな見た目でインテリア性も高い
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
有害物質を吸着してくれる
上述した通り、サンスベリアには家具や建材などから発生するホルムアルデヒドやベンゼン、トルエンといった有害な揮発性有機化合物（VOC）を吸着する作用があるといわれています。
これらの物質は目には見えませんが、日常生活の中で知らず知らずのうちに吸い込んでいる可能性があり、健康への影響も懸念されています。サンスベリアのような植物を取り入れることで、空気中のこうした成分を自然な形で軽減する効果が期待できます。
特に換気がしづらい室内や新築・リフォーム直後の空間に置けば、インテリアとしての見た目も楽しみながら空気環境の向上に役立つでしょう。化学的な装置に頼らず、自然の力で空気を整えられる点が大きな魅力です。
脱臭効果が期待できる
サンスベリアは、空気中に漂う不快な臭い成分にも働きかけるとされており、特にキッチンやリビング、ペットを飼っている家庭などでの消臭対策として活用されています。タバコの煙や料理の臭い、湿気によるこもり臭など、生活臭が気になりやすい場所に置くことで空間全体をやさしくリフレッシュしてくれます。
また、化学的な香料やスプレーに頼らず、植物の持つ自然な浄化力で臭いを軽減できるため、小さな子どもや香りに敏感な方にも安心して取り入れられます。見た目もスマートで臭いを気にさせないさりげない存在として空間に溶け込むため、来客時の印象アップにもつながるでしょう。
加湿・湿度調整のサポートになる
サンスベリアは、葉から水分をゆっくりと放出する「蒸散作用」によって室内の空気にやさしい潤いをもたらします。加湿器のように目に見える水蒸気が出るわけではありませんが、植物が自然と行うこのプロセスが過度に乾燥しやすい空間の湿度を緩やかに調整してくれます。
特に、冬場の乾燥や冷暖房を使う環境で効果を実感しやすく、デスク周りやベッドサイドなどの肌が乾きやすい場所におすすめです。
また、人工の加湿器と違って過加湿の心配がなく電源もいらないため、手軽に取り入れられるのもポイントです。
電気を使わずエコに空気を整えられる
サンスベリアは空気清浄機や加湿器のように電気を必要とせず、ただ置いておくだけで自然に空気を整えてくれるエコな空気清浄アイテムです。電源が不要で音もしないため、寝室や仕事中の書斎、在宅ワークスペースなど、静かな環境にもぴったりです。
また、フィルター交換や手入れといった面倒なメンテナンスもなく、植物としての管理だけで長く活用できるのも魅力です。電力を消費せずに快適な空気環境を保てるため、地球にも家計にもやさしい選択肢として注目されています。
おしゃれな見た目でインテリア性も高い
サンスベリアは直線的に伸びる葉がスタイリッシュで、シンプルな空間にもモダンな空間にもマッチしやすいデザイン性の高い観葉植物です。ナチュラルでありながらも洗練された印象を与えるその姿はどのようなインテリアにも調和し、置くだけで空間全体の雰囲気をワンランクアップさせてくれます。
さらに、鉢やカバーを変えることでナチュラルや北欧風、和モダンなど、多様なテイストに合わせてコーディネートできるのも魅力の一つです。サンスベリアは、見た目を楽しみながら空気を整えるという機能性も備えているため、実用性と装飾性を両立した人気の高い観葉植物です。
サンスベリアの空気清浄効果が期待できる置き場所
サンスベリアの空気清浄効果が期待できる場所として、以下のようなスペースが挙げられます。
- 寝室
- リビング
- 玄関
- キッチン
- 書斎・ワークスペース
サンスベリアは空気清浄効果が期待できる観葉植物として、さまざまな生活空間に適しています。ここでは、それぞれの置き場所について具体的に解説します。
寝室
サンスベリアは、夜間にも酸素を放出する「CAM型光合成」を行う観葉植物であり、就寝中の空気環境を穏やかに整えてくれる点が特徴です。そのため、寝室に置く植物として非常に適しており、睡眠の質を高めたい方にもおすすめです。
空気中の不純物を吸収する働きがあるとされているため、目には見えない空気の汚れをやさしく除去しながら、心地良い呼吸環境をつくってくれます。
また、背丈のある種類をベッドサイドに、コンパクトな品種をナイトテーブルの上に置くなど、スペースに合わせて自由に選べる点も魅力です。光や音を気にせず、静かに空気を整えてくれるサンスベリアは寝室にぴったりのグリーンアイテムです。
リビング
家族や来客が集まるリビングは生活臭やホコリ、CO2の発生など、空気がこもりやすい場所でもあります。そこにサンスベリアを取り入れることで、視覚的な癒しとともに空気環境を自然と整えるサポートが期待できます。
また、縦に伸びるスマートな葉のフォルムはリビングのインテリアとも相性が良く、棚の上やテレビボードの横などに設置することで空間の印象をぐっと引き締めてくれます。季節を問わず管理がしやすいため、観葉植物初心者でも扱いやすい点も日常使いに適したポイントです。
玄関
玄関は外気や湿気、靴の臭いなどが混在しやすい場所です。そのため、空気清浄効果を持つ植物を取り入れることで、第一印象がより清潔で心地良い空間になります。
サンスベリアは明るめの半日陰でも育てやすいため、玄関のように光が入りにくい環境にも向いています。細長く立ち上がる葉のシルエットは場所を取らず、狭いスペースでもスタイリッシュに設置できます。
おしゃれな鉢カバーと組み合わせれば玄関の印象を引き締めるアクセントにもなり、来客を迎える場にふさわしい自然な演出が可能です。
キッチン
料理による煙や臭いが発生しやすいキッチンは、空気が滞留しやすい場所の一つです。そんな場所にサンスベリアを取り入れることで、空間全体の空気感をすっきりと整える効果が期待できます。
また、ガスを使う環境では二酸化炭素の排出もあるため、呼吸のサポートにもなる酸素を放出するサンスベリアがあると安心です。葉が上に伸びる省スペース設計なので、カウンターの隅や冷蔵庫の上、キッチンボードの空きスペースなどにも無理なく設置できます。
湿気に比較的強く手入れも簡単なサンスベリアは、忙しいキッチン周りでも気軽に取り入れられる空気清浄アイテムです。
書斎・ワークスペース
長時間過ごす作業空間では、空気の質がパフォーマンスにも影響します。サンスベリアは無音・無臭で空気を整えるため、集中力を乱すことなく空間の快適性を高めてくれる存在です。
パソコンや照明などからの熱の影響も受けにくく、狭いスペースでもスリムに置けるため、机の横や窓際、床に直接置いても圧迫感がありません。さらに、見た目のスマートさも相まって、シンプルで整ったデスク周りの演出にも最適です。
リモートワークが定着した今、仕事の効率と心の安定を支える植物としてサンスベリアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
サンスベリアを管理する際のポイント
サンスベリアを管理する際のポイントとして、以下の5つが挙げられます。
- 葉のホコリをこまめに拭き取る
- エアコンなどの風が直接当たらない場所に置く
- 倒れやすい場所に置かない
- 急激な温度変化を避ける
- 葉の状態を定期的にチェックする
サンスベリアは手間がかからず育てやすい観葉植物として知られていますが、日ごろのちょっとした配慮によって見た目や健康状態を長く保つことができます。ここでは、サンスベリアを管理する際に意識しておきたいポイントを詳しく紹介します。
葉のホコリをこまめに拭き取る
サンスベリアの空気清浄効果を保つためには、葉の表面を清潔に保つことが欠かせません。時間の経過とともにホコリが積もると、植物が行う蒸散やガス交換の効率が下がり、空気浄化能力が発揮されにくくなります。
また、ホコリは見た目にも汚れた印象を与えてしまうため、インテリアとしての美しさを損ねてしまう要因にもなります。月に数回を目安に、柔らかい布やティッシュでやさしく拭き取ると葉本来の艶やかな質感も蘇ります。乾拭きが基本ですが、汚れがひどいときは霧吹き後に軽く拭くのも効果的です。
エアコンなどの風が直接当たらない場所に置く
エアコンや扇風機、ヒーターなどの風が直接当たる場所にサンスベリアを置くと、葉の乾燥や傷みの原因になります。特に冷暖房の強い風は植物にとって大きなストレスとなり、葉先が枯れたり色が変わったりすることもあります。
また、風によって鉢がぐらついたり倒れたりするリスクも高まるため、安全面でも注意が必要です。サンスベリアを置く際は、窓から少し離れた明るい室内や風が拡散されるような壁際のスペースに設置することで、ストレスを最小限に抑えながら空気清浄効果を生かすことができます。
倒れやすい場所に置かない
サンスベリアは縦にまっすぐ伸びる葉が特徴であるため、高さに対して重心が高く、軽い鉢を使っているとバランスを崩して倒れてしまうことがあります。特に人の動線上や地震の際に揺れやすい棚の上などに置くと、落下によって鉢が割れたり葉が折れたりする危険があります。
これを防ぐためには、ある程度重さのある安定した鉢を選んだり床に直置きするスタイルを選んだりすることをおすすめします。
また、複数本の葉が密集している場合は、葉同士を支えるように配置しておくことで倒れにくくなります。安全で見映えも良い設置場所を選ぶことが、サンスベリアを元気に育てるコツといえるでしょう。
急激な温度変化を避ける
サンスベリアは比較的温度変化に強い植物ですが、急激な寒暖差には弱いので注意が必要です。たとえば、冬場の夜に窓際に置いたままにすると外気で急に温度が下がり、葉がしおれたり変色したりする原因になります。
また、夏場の直射日光による葉焼けにも注意しなければなりません。植物にとって適温は10～30℃前後が目安とされており、極端な気温環境からはなるべく避けるように心がけましょう。
葉の状態を定期的にチェックする
日々の管理の中で、サンスベリアの葉の状態を観察することは重要です。たとえば、「葉の色が薄くなってきた」「黒ずんできた」「しおれている」「葉が倒れ始めた」といった変化が見られた場合は、水やりや環境に何らかの問題があるサインです。
また、根本付近に異常が見られる場合は根腐れや害虫の可能性もあります。週に一度は葉全体と鉢を確認する習慣をつけることでトラブルを早期に発見し、枯れるリスクを未然に防ぐことができます。
サンスベリアの美しさと機能を長く保つためには、日々のちょっとした気づきが非常に大切です。
プレミアガーデンが提供するサンスベリア7号
比較的乾燥に強くこまめな水やりを必要としないサンスベリアは、初心者でも育てやすい観葉植物として高い人気を誇ります。その扱いやすさに加え、空気中の有害物質であるホルムアルデヒドを吸着する性質や湿、度の高い環境でカビの発生を抑える効果があることから、空気清浄効果が期待できる植物「エコプラント」としても注目されています。
葉には黄色の縞模様が入り、シュッとした剣のようなフォルムはスマートでスタイリッシュな印象を与え、男性向けのグリーンギフトとしても喜ばれています。省スペースで飾れるため、一人暮らしのワンルームやデスク周り、玄関先などにもよく馴染み、インテリア性の高さも抜群です。
おしゃれで機能的な植物を探している方にはもちろん、誕生日や開店祝い、開業祝いといった特別なシーンにもぴったりな贈り物です。
サンスベリアを求めているならプレミアガーデンへ！
サンスベリアはインテリアとしての美しさだけでなく、空気清浄効果が期待できる観葉植物として多くの人に選ばれています。NASAの研究でも注目されたその特性は、有害物質の吸着や脱臭、湿度調整など、日常の空気環境をやさしく整えてくれる力として注目されています。
電気を使わず静かに働いてくれるため、寝室やリビング、玄関など、さまざまな空間で安心して取り入れられるのも大きな魅力です。
また、管理がしやすく初心者にも育てやすいことから、手軽にグリーンを取り入れたい人にも最適な植物といえるでしょう。「空気をきれいにしたいけど無理なく続けたい」などを考えている方は、サンスベリアを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
プレミアガーデンでは、上記の他にもさまざまなサンスベリアを取り扱っています。それだけでなく、幅広い観葉植物を提供しているため、興味がある場合はぜひ一度プレミアガーデンを覗いてみてください。
