柱サボテンを育てよう!特徴と基本情報を紹介
コロナ禍によるおうち時間も増えてきた今、観葉植物をお部屋に飾って、癒されている方も多いと思います。
観葉植物といってもいろいろな種類があり、どんな植物を飾ろうか悩んでいる人も多いでしょう。そこでおすすめなのが柱サボテンです。
今回は、観葉植物である柱サボテンに注目して、基本情報や種類育て方などを解説します。
柱サボテンとは?
柱サボテンとは、南北アメリカなどの乾燥した地域を原産とするサボテン科の植物のうち、柱のように伸びる形の品種を総称したもので、サボテンといえばこの柱サボテンを思い浮かべる人も多いです。
育てる難易度もそこまで高くないので、長く育てているうちに「赤」や「ピンク」「白」などのお花が咲き、楽しく観葉植物を育てることができるような特徴があります。
サボテンの形は体幹がとてもしっかりしているので、家に緑色を取り入れて癒されたい人はもちろん、ギフトとしてお洒落な鉢カバーとセットになったものを贈ると喜ばれること間違いないです。
柱サボテンの風水効果や花言葉
細く尖った形の多いサボテンは風水では、よい運気も悪い運気も寄せつけない作用があるとされています。そのため、家に置くのは不向きといわれていますが、サボテンを外部と接触する場所や、気のめぐりが悪い場所などに置くと悪い邪気を吸い取ってくれたり、気を寄せつけない効果を発揮して、幸運を呼びこむ効果があるようです。
また、柱サボテンの花言葉は「情熱」です。
これから情熱的な人生を送ってもらいたい人や、なにかに没頭している人などに喜ばれるでしょう。
鉢カバーもプラスするとそのままインテリアのポイントして使えるので、喜ばれます。新築祝いや開店祝いといったお祝い事に向けたぴったりのギフトになるでしょう。
柱サボテンの種類
柱サボテンの種類には、成長に従って見えてくる分岐の仕方にタイプがいくつかあります。同じ柱サボテンでも違いがあるので、ぜひ自分のお気に入りの柱サボテンを見つけてみてください。さっそく代表的なものをご紹介します。
黄金紐
黄金の紐のような色が特徴の地面を這うタイプの柱サボテンの1つで、茎は直径2.5㎝程度です。原産地はボリビアやアルゼンチンで、小さいうちは可愛らしく上を向いて育っていき、成長するにつれてチューブが地面を這うように伸びていくのが特徴になります。
名前に紐とついているので、納得の形ですね。また、ハンキングで育てると始めから下垂するので、個性的な形が好きな人には手に取ってみてほしいです。また、このサボテンは育てているうちにオレンジ色の花が咲きます。
鬼面角
高さ10m、太さ10~20㎝ほどにもなる鬼面角は数10㎝程度では、しっかりした単幹で育ちますが、成長すると途中で分岐するので、しばしば高木のような外見になることもあります。原産地は南米ブラジルやウルグアイです。鬼面角と呼ばれる所以として、5~8の稜で構成されるそれぞれの柱は多様な表情をもつことからきています。剪定を繰り返していくことで形を作りこみ、剪定後の切断面が生み出す幾何学模様のユニークさも特徴の一つです。花は長さ15㎝、太さ10~15㎝ほどで白~クリーム色で夜に開きます。
弁慶柱
弁慶柱は、柱上部で分岐するタイプで、映画の西部劇で見るサボテンもこのスタイルをしている種類が多いです。ソノラ砂漠に広く分布し,メキシコ、アリゾナ州カリフォルニア州の一部に生息は限られます。大きさは気候の地域差にもよりますが、最大15m程度といわれていますが、そこまで成長するのはまれで、せいぜい10m程度が一般的だとされています。また、5~6月に純白の花が咲きます。成長するにつれて、人間が両手を広げたような形になり、なんだか可愛らしいです。
翁丸
おじいさんのような長くて白い毛の側棘に覆われ、成木になっても分岐せずに1本で生きる単幹タイプの柱サボテンです。原産地はメキシコ中部です。このタイプのサボテンは、国内で何本存在するかというほどの希少な柱サボテンで、種子は手に入りづらく、苗木も入手がかなり困難とされています。この見た目ですが、白い毛の下には、鋭い中心棘があるので、扱いに注意が必要なサボテンです。花は、鮮やかなピンク色の花が咲きます。
蝦サボテン
筒状で根元で分岐し群生する柱サボテンです。原産地は米国南部からメキシコです。学名のエキノケレウスはラテン語で「棘だらけのろうそく」が語源となっています。エキノカクタス属には球形の金鯱や太平丸など広く知られた品種を含んでいて、背が低い割には立派な棘があります。このサボテンは美しい花が比較的長い間咲き、花が咲くとひときわ存在感を増す柱サボテンの一つです。また、日光にも比較的強く丈夫な品種です。
武衛柱
世界最大級のボリュームで育つといわれている武衛柱は単幹からたくさん分岐するタイプの柱サボテンです。原産地はメキシコ南部です。成木になると上部からいくつも分岐し、立体感と白い棘がサボテンらしく、野性味にあふれますが、白色の鋭い棘には注意が必要です。春と秋が成長期で、夏になると休眠します。
柱サボテンの育て方
柱サボテンにはたくさんのタイプがあるということがお分かりいただけたと思います。では、次は実際にお気に入りの柱サボテンを選んで、実際に育ててみましょう。柱サボテンは育てることも難しくないので、育てる際に気をつけるポイントをしっかり押さえておけばきれいに育てることができます。さっそくご紹介します。
置き場所は日当たりのいい場所がおすすめ
柱サボテンは日当たりがいい場所を好みますが、真夏の直射日光に当ててしまうと、葉焼けをしてしまうので、直射日光には当てないよう気を付けてください。屋内と屋外でそれぞれ日当たりや温度・湿度が違いますが、屋内に置く場合は、日光がよく当たる窓辺などに置くとよいでしょう。真夏の直射日光にはくれぐれも気を付けてください。また室温ですが、寒さにはやや弱いので、冬の室温の気温は5℃ぐらいを保つようにしましょう。屋外に置く場合は、湿度の高い環境はあまり得意ではないため、長雨が当たる場所には置かず、明るい軒下などに置くようにしましょう。また、霜や雪に当たると凍って枯れてしまうので、外気が5℃以下になったら、暖かい室内に取り込みましょう。
水やりは土が乾燥したら
柱サボテンは葉や茎に水分を貯めているため、乾燥した環境を好みます。水やりですが、成長期と休眠期で量やタイミングが異なります。成長期の春・秋は、土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水を与え、受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるのですぐに捨てます。気温が高くなる夏は、日中に水を与えると株が蒸れて弱ることがあるので、朝か夕方以降の涼しい時間帯に水やりをしましょう。休眠期に入る冬は水やりの回数を減らします。3~4週間に1度の頻度にとどめ、乾燥気味に管理してください。土が常に湿った状態になると根腐れを起こす原因になります。気温が0℃を下回る場合は、完全に断水してもかまいません。
たくさんの肥料は不要
葉や茎に水分や栄養分を蓄える性質がある柱サボテンには、あまり多くの肥料は必要としません。年に1回程度、元気がないと感じた時に与えるくらいで十分です。春から秋の成長期に2か月に1回のペースで緩効性の固形肥料を置き肥したり、規定の濃度に薄めた液体肥料を1週間~10日に1度、水やりの代わりに与えると、成長期によりよく成長するので、おすすめです。また、休眠期に入る冬の時期は肥料は与えないようにするのがよいでしょう。夏場も成長期ですが、成長が緩やかになるため、肥料を控えた方が安心です。
柱サボテンを育てるときの3つのポイント
柱サボテンは頻繁な水やりは不要で、たくさんの肥料も必要としないため、育てるのが比較的簡単ということがお分かりいただけたと思います。成長すると、柱サボテンも大きくなり、植え替えをすることで根詰まりを解消したりといったことや気を付けなければならないポイントがまだあるので紹介します。
根詰まりは植え替えで対処!
根詰まりとは、成長した柱サボテンを同じ鉢で育て続けることにより、根が鉢の中に広がることを言い、根詰まりは根腐れの原因となるので、1~2年に1度のペースで植え替えをする必要があります。植え替えのタイミングとしては、鉢底から根が出てきたり水の吸収が悪くなったりしたときです。
手順としては以下の通りになります。
- 水を控えて土を乾燥させておく
- 一回り大きな鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- 清潔な土を鉢の1/3程度まで入れる
- 鉢から株を抜き出し、根についた土を揉み落とす
- 半日陰に1週間ほど置いて株を根ごと乾燥させる
- 新しい土に植え付け、3~7日後に水やりを開始する
植え替えの時期は4月~9月がおすすめなので、なるべくその期間に植え替えを終えるようにしましょう。
冬場の育て方に注意!
もともと温暖な地域に生息している柱サボテンは日本の冬の寒さは苦手です。霜に当たると枯れることがあるので、寒くなったら室内へ取り込みましょう。室内へ取り込んだ後も日が当たりやすい場所を確保して、室温も5℃以上を保つように心がけてください。水やりは、休眠期に入っているので、ほとんど必要としません。乾燥気味に管理すると耐寒性が高まるので、3~4週間に1度の頻度で水やりは大丈夫です。氷点下になる環境の場合は、完全に断水してください。
病気や害虫対策は早めがおすすめ!
柱サボテンの病気として「立ち枯れ病」にかかることがあります。この病気はカビ菌を原因とする伝染性の病気で、葉や茎に病班が現れるのが特徴です。進行すると株全体に広がり、立ち枯れの状態になります。もし、症状が見られたら被害箇所より上部を早めに胴切りして切除し、被害が大きい場合は薬剤を吹きかけて殺菌しましょう。
また、柱サボテンは害虫も付きやすいです。はカイガラムシやネジラミなどがいます。これらの害虫は茎や根に棲みついて養分を吸い取り、株を弱らせます。もし、カイガラムシを発見したら、すぐに粘着テープなどで取り除くか、殺虫剤を使って駆除してください。ただし、成虫には薬剤が効きにくいため歯ブラシなどでこすり落とします。ネジラミは植え替え時に根の様子を確認して見つける必要があり、もし、いた場合は根をよく洗って薬剤に浸します。薬剤につけた株は乾燥させてから新しい鉢へ植え付けましょう。
柱サボテンの増やし方
柱サボテンは胴切りや挿し木によって増やすことができます。胴切りをする際には、暖かく湿度が低い時期が最適です。
ここでは柱サボテンの増やし方を紹介します。
胴切りの方法
胴切りとはその名の通り茎を水平にカットして数を増やす方法です。伸びすぎた株をコンパクトに仕立て直したい時にもこの方法を応用することができます。
胴切りの方法は以下の通りです。
- あらかじめ消毒した切れ味のよいナイフを用意し、柱サボテンの元気な茎を用意したナイフで水平に切り取る。
- 切り離した部分を風通しのよい半日陰に置き、切り口をしっかりと乾かす。(株の大きさによって完全に乾燥する日数が異なってきます。)
- 株の切り口から細い根が出てきたら、新しい鉢へ土を入れて柱サボテンの茎を軽く埋める。
- 植え付け後は風通しの良い明るい日陰に置き、3~4日ほど経ってからたっぷりの水を与える。
挿木の方法
挿木は株から分岐する子株を切り離して数を増やす方法です。
方法は以下の通りになります。
- 茎から生えている子株をあらかじめ消毒した切れ味のよいナイフなどで切り込みを入れて剥がすように切り分ける。
- 給水がよくなるように切り口をV字に削ぎ落とす。
- 切り分けた子株を風通しのよい場所でしっかりと乾燥させる。※胴切りの手順にも書きましたが、株の大きさによって乾燥する日数が異なってくるので、しっかりと乾燥させましょう。
- 胴切りの時と同じように、株の切り口から細い根が出てきたら、新しい鉢へ土を入れて柱サボテンの茎を軽く埋める。
- 植え付け後は風通しの良い明るい日陰に置き、3~4日ほど経ってからたっぷりの水を与える。(胴切りのとき同様)
柱サボテンをインテリアとしておしゃれに飾るポイントとは
ここからは、柱サボテンを育てて、インテリアとしておしゃれに飾る紹介をします。柱サボテンは様々なインテリアになじむので、あなた好みのお気に入りの飾り方をして、お部屋をおしゃれに飾りましょう。
明るい場所に飾ろう!
柱サボテンは観葉植物として、どんなインテリアともなじみやすいですし、育てやすい植物として人気です。日当たりのよい窓辺は、小ぶりな柱サボテンの置き場所には、最高の場所ともいえて、可愛らしい鉢植えをいくつか集めて楽しむとあなただけのグリーンな世界がそこには広がりますね。可愛らしいお部屋の内装には、生命力あふれる力強い柱サボテンを置くことにより、可愛らしさを引き締め、サボテンの存在感がいい具合にお部屋のアクセントにもなりますね。また、アンティーク感がある家具やモノトーン基調の家具をそろえているような方にもこの柱サボテンをインテリアの一部として飾ってみることにより、洗練されたかっこいい空間を柱サボテンが演出してくれることでしょう。
天井から吊るそう!
柱サボテンは窓辺に置くのが最高の置き場所と書きましたが、サボテンの飾り方は、窓辺に置く以外にも様々な飾り方を楽しむことができます。まずは、最近人気のハンキングで、観葉植物を天井や壁から吊るして飾ってみるというのはいかがでしょうか。置いて飾るサボテンとは違う角度からサボテンを楽しむことができ、可愛いサイズの柱サボテンを見上げたり、垂れ下がる観葉植物を観賞するのはとても新鮮で、飾り方もおしゃれです。ハンキングを試す道具などは100均でも購入できるので、簡単に試すことができますね。あとは、並べて飾るというのも可愛いですが、棚の上や並べるところが狭くなってきたら、壁を利用して飾ってみるのもおすすめです。コレクションのように飾ることで統一感が生まれ、見ているだけで元気がもらえてきそうです。
鉢カバーを使って楽しもう!
柱サボテンは単独でも充分観葉植物として楽しむことができますが、きれいな鉢カバーをインテリアとして取り込むことで、より素敵な空間を演出することができます。最近は、アンティーク加工を施してあるカバーにも人気が高まっているようです。また、おうちだけでなく、オフィスのデスクなどにサボテンを飾れば、仕事で疲れたときにも癒しをくれるでしょう。
柱サボテンの商品紹介
柱サボテンは太く存在感のある人気の植物です。複数の茎を上に向かって伸ばし、その姿は生命力あふれ、力強さを感じます。柱サボテンは、乾燥に強く、水やりも頻繁に必要なく、育てるのは比較的簡単で、観葉植物を育ててみたいという初心者の方にもおすすめの植物です。柱サボテンは様々なインテリアとなじみ、サボテンのグリーンには癒されるという方も多く、自宅観賞用はもちろんのこと、柱サボテンの花言葉は「情熱」でもあるので、おしゃれなオフィスや飲食店といった店舗の開店祝いに人気がある商品です。大切な人へのギフトにいかがでしょうか。
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まとめ
プレミアガーデンでは、上記でご紹介した柱サボテンをはじめとする観葉植物はもちろんのこと、花束やアレンジメントといったフラワーギフトの取り扱いや厳選された高級胡蝶蘭も取り扱っております。
また、シチュエーション別に適しているフラワーギフトも取り扱っているので、ご自身でシチュエーション別に検索してみていただけますと幸いです。
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