モンステラの種類一覧|人気種から希少種までの違いや選び方などを解説

モンステラ イメージ

モンステラは、独特な葉の形と南国風の雰囲気が魅力の人気観葉植物です。一見するとどれも似た印象を受けますが、品種によって大きさや葉の形、斑の入り方などが大きく異なります。

そこで今回は、モンステラの代表的な種類や選ぶポイント、飾り方のアイデア、購入時に気をつけたいポイントなどを詳しく解説します。

人気のモンステラの種類

モンステラの中でも、よく目にする代表的な品種として以下の3種類が挙げられます。

  • モンステラ・デリシオーサ
  • モンステラ・ボルシギアナ
  • モンステラ・アダンソニー

まずは、代表的なモンステラの種類について詳しく見ていきましょう。

モンステラ・デリシオーサ

モンステラ・デリシオーサは、最も広く知られている代表的なモンステラの品種で、肉厚で深い切れ込みのある大きな葉が特徴です。葉が成長するにつれて自然に穴が開き、トロピカルでワイルドな雰囲気を漂わせます。

その存在感は抜群で、一つ置くだけで空間に力強いグリーンのアクセントを与えてくれます。

また、比較的丈夫で初心者でも育てやすく、耐陰性もあるため、室内の少し暗い場所でも元気に育つのが魅力です。大きくなりやすいので広めのスペースが必要ですが、その分見応えがあります。

モンステラ・デリシオーサは、空間に植物の力強さを取り入れたい人やインテリアにグリーンを大胆に取り入れたい人にぴったりの品種です。

モンステラ・ボルシギアナ

モンステラ・ボルシギアナはデリシオーサと混同されやすい品種ですが、茎がやや細く全体的にスリムで成長スピードが早いといった特徴がある観葉植物です。葉の切れ込みも深く、美しいフォルムを保ちやすいことから、デザイン性を重視するインテリアにもよく合います。

さらに、省スペースでも楽しみやすい点でも人気を集めており、コンパクトな鉢植えから棚上のグリーンまでさまざまな飾り方が可能です。デリシオーサよりも葉のサイズがやや小ぶりなため、広さに制限のある部屋でもバランス良く配置でき、管理のしやすさとインテリア性を両立したい方におすすめの品種です。

モンステラ・アダンソニー

モンステラ・アダンソニーは、葉全体に開いた大きな穴が特徴的な品種です。葉のサイズは小ぶりでやわらかく、繊細な印象を与え、ハンギンググリーンや壁かけなどの立体的なディスプレイにも向いています。

比較的成長速度が早くツル性の傾向があるため、支柱を立てて育てたり垂らすように飾ることで空間に動きが生まれます。耐陰性もあるので室内でも育てやすく、明るい間接光のもとで特に美しい姿を保ちます。

モンステラ・アダンソニーは、個性的でアートのような植物を探している方やグリーンインテリアにリズムを加えたい方にとって魅力的な種類といえるでしょう。

希少でおしゃれなモンステラの種類

モンステラには上記のような種類の他にも、以下のような希少性の高い種類が存在します。

  • ボルシギアナ・バリエガータ
  • デリシオーサ・バリエガータ
  • モンステラ・オブリクア

ここでは、おしゃれな見た目と希少性の両方を兼ね備えたモンステラの代表的な3品種について詳しく紹介します。

ボルシギアナ・バリエガータ

白やクリーム色の斑が入ったボルシギアナ・バリエガータは、流通量が少なく希少性が高いため、コレクターズアイテムとしても注目されている品種です。通常のボルシギアナに比べて葉の模様が一株ずつ異なり、それぞれに個性がある点も魅力の一つです。

また、環境や育て方によって斑の出方が変化するため、育てる過程での変化も楽しむことができます。斑入りのモンステラは光合成能力がやや落ちる傾向があるため、置き場所や管理にも工夫が必要になりますが、その分だけ愛着も深まる一鉢といえるでしょう。

デリシオーサ・バリエガータ

デリシオーサ・バリエガータは、モンステラの中でも特に希少価値が高く、流通価格も高めの品種です。大型で深い切れ込みの入った葉に美しい白斑がランダムに入る姿は、まさにアート作品のような存在感があります。

インテリアの主役としても十分な存在感があり、一鉢置くだけで空間が一気に洗練されます。育成にはある程度の経験が求められますが、明るく風通しの良い場所に置き、丁寧に世話をすれば長く楽しむことができます。

モンステラ・オブリクア

モンステラ・オブリクアは、極端に穴の大きな葉が特徴の希少種です。葉の面積に対して空洞部分が多く、繊細で軽やかな印象を与えます。この独特な姿は葉が破れているようにも見えるといわれるほどですが、れっきとした品種の個性です。

モンステラ・オブリクアは、高温多湿かつ明るい環境を好む傾向にあるので管理には注意が必要ですが、その希少性とインパクトのある見た目は唯一無二の存在感を演出してくれます。他の品種と比べると栽培が難しく、市場に出回ることが少ないため、見かけたときが購入のチャンスといえるでしょう。

モンステラの種類を選ぶときのポイント

モンステラ 種類 選ぶ ポイント

モンステラの種類を選ぶときのポイントとして、以下のような選び方が挙げられます。

  • サイズで選ぶ
  • 葉の形で選ぶ
  • 斑の有無で選ぶ
  • 育てやすさで選ぶ

モンステラにはさまざまな品種があり、それぞれに異なる特徴があるため、購入する際は見た目の好みだけでなく育てる環境や手間のかけ方も考慮して選ぶことが大切です。ここでは、種類を選ぶときに意識したい4つのポイントについて具体的に解説します。

サイズで選ぶ

モンステラの種類によって大きさは異なり、最終的な成長サイズを考慮することが重要です。たとえば、デリシオーサなどは高さ2m以上に育つこともあり、広いリビングやオフィスなどに向いています。一方、アダンソニーなどは成長してもコンパクトな姿を維持しやすく、棚上やカウンターといった場所に飾りやすいです。

また、購入時点では小さくても鉢を大きくすると予想以上に育つ場合があるため、成長スピードや環境への適応性も確認しておくことも大切です。空間を圧迫しないサイズ感を意識しつつ、将来の見た目も想像しながら選ぶようにしましょう。

葉の形で選ぶ

モンステラの魅力の一つが、品種ごとに個性がある葉の形です。デリシオーサやボルシギアナは深く切れ込みが入った大きくて丸みのある葉が存在感があり、インテリアのアクセントに最適です。一方、アダンソニーやオブリクアは葉に穴が開いている個性的なフォルムが特徴で、空間に軽やかさや遊び心を与えてくれます。

葉の形状が繊細な品種ほど、育成に多少コツが必要になる場合もあるため、デザイン性とメンテナンス性のバランスを見て選ぶのがおすすめです。部屋の雰囲気やインテリアスタイルに合った葉の形を意識して選ぶと、より洗練された空間を演出できます。

斑の有無で選ぶ

モンステラを選ぶ際、注目されるのが「斑入り(ふいり)」かどうかです。斑入りの葉はインテリアに映えるため人気が高く、希少性から価格も高くなりがちです。

しかし、見た目が美しい反面、光合成の効率が落ちるので育て方に注意が必要であり、日照不足や水分過多によって葉の状態が悪化することもあります。初心者の方や手間をかけずに育てたい方の場合は、斑のないグリーン一色の品種を選ぶのが無難です。見た目の美しさと育てやすさを天秤にかけ、自分に合ったものを選びましょう。

育てやすさで選ぶ

観葉植物は長く楽しむものだからこそ、自分のライフスタイルに合った育てやすさで選ぶのがポイントです。デリシオーサやボルシギアナは初心者にも人気であり、多少の環境変化にも耐えやすく、明るい日陰でも育ちます。

一方、オブリクアや斑入りの希少種は気温や湿度管理にデリケートであり、定期的な葉水や温度調整が必要になることもあります。

また、病害虫に対して強いかどうかもチェックしたいポイントです。仕事や家庭で忙しい人には、あまり手間がかからず気軽に管理できる品種を選ぶと失敗が少なくなります。無理のない範囲で植物と向き合える環境を整えることが、モンステラを長く楽しむ秘訣です。

モンステラを楽しむ飾り方のアイデア

モンステラを楽しむ飾り方として、以下のようなアイデアが挙げられます。

  • 鉢やスタンドにこだわって見栄えをアップ
  • 種類に応じた置き場所の工夫
  • 他の植物や小物とのコーディネート
  • モンステラの存在感を引き立てる照明演出

モンステラは種類ごとに形や雰囲気が異なり、インテリアに取り入れるだけで空間の印象を大きく変えてくれます。ここでは、飾り方を工夫することでさらに魅力を引き出せるポイントを4つ紹介します。

鉢やスタンドにこだわって見栄えをアップ

モンステラの魅力を引き立てるには、鉢やスタンドの選び方が重要な要素です。シンプルな陶器製の鉢で落ち着いた印象にしたり、ラタンや木製の鉢カバーでナチュラルテイストを強調したりなど、スタイルに応じたアレンジが楽しめます。

また、アイアン製のスタンドや高さのあるプランターベースを使えば、葉の広がりや茎のしなやかさがより際立ち、視線を自然と上に誘導してくれる演出にもなります。植物の大きさに合わせた器のサイズを選ぶことでバランスの良い見た目になり、部屋の印象も整います。

モンステラを飾る際は、器とのコーディネートにもこだわることでワンランク上のインテリアに仕上がるでしょう。

種類に応じた置き場所の工夫

モンステラは種類ごとに成長スピードやサイズ感が異なるため、置き場所の工夫が大切です。たとえば、デリシオーサのように大型になる種類はリビングの角や玄関ホールなど、空間に余裕のある場所に置くと存在感を発揮します。

一方、アダンソニーのようなコンパクトな品種であれば、棚の上やカウンター、キッチン周りなどに置きやすく、グリーンのアクセントとして取り入れやすいです。

また、葉の向きや茎の伸び方を意識して壁際や窓辺などに寄せて配置すると、より自然な印象になります。風通しや日照にも配慮しながら、モンステラにとって心地良くかつ部屋のレイアウトにマッチした場所を選ぶことがポイントです。

他の植物や小物とのコーディネート

モンステラ単体でも十分な存在感がありますが、他の観葉植物や小物と組み合わせることでさらに洗練された空間に仕上がります。たとえば、サンスベリアやポトスなどの異なる葉形の植物を並べることで、コントラストが生まれて視覚的にリズムが出ます。

さらに、ウッド素材の小物やヴィンテージ雑貨、アートフレームなどを添えるとナチュラルさとデザイン性が共存するおしゃれな空間が演出できます。

観葉植物の高さやボリュームに差をつけると、奥行きのあるディスプレイにもなります。あくまで主役はモンステラにしつつ、他の要素とバランス良く配置することでインテリアとしての完成度が格段に高まります。

モンステラの存在感を引き立てる照明演出

照明を工夫することで、モンステラのシルエットや葉の模様を一層美しく見せることができます。間接照明を使って下からやわらかくライトを当てれば葉の陰影が壁に映り込み、幻想的でリラックス感のある空間が完成します。

また、スポットライトを使って部分的に強調したい部分を照らすことで、美術館の展示のような雰囲気をつくることも可能です。照明の色温度を調整してナチュラルな印象にしたり、モダンでスタイリッシュな雰囲気に寄せたりなど、好みに応じた演出ができます。

昼間だけでなく、夜の時間帯にも映える飾り方を意識することでモンステラの楽しみ方がより豊かになります。

モンステラを購入する際の注意点

モンステラを購入する際の注意点として、以下の3つが挙げられます。

  • サイズ感と成長後の大きさを確認する
  • 根の状態や葉の色から健康状態を見極める
  • 価格と希少性のバランスを見極める

モンステラを購入するときは見た目や価格だけで判断するのではなく、将来的な育てやすさや品質を見極めることが重要です。ここでは、失敗を防ぐために押さえておきたいチェックポイントを解説するので、モンステラを生活に取り入れる際に役立ててください。

サイズ感と成長後の大きさを確認する

購入時のモンステラが小ぶりでも、種類によっては数年でかなりの大きさに成長するものもあります。たとえば、デリシオーサは適切に育てると数mに達することもあるため、将来的に置く場所や管理方法まで考慮して選ぶことが大切です。

一方、アダンソニーや一部の斑入り種は比較的コンパクトなまま育てやすく、室内でも扱いやすいサイズ感となります。購入時は今のサイズだけでなく、成長したときのサイズや葉の広がり具合なども含めてチェックすると失敗を避けやすくなります。

根の状態や葉の色から健康状態を見極める

見た目が美しいモンステラでも、健康状態に問題がある株を選んでしまうと育てにくく、早期に枯れる原因にもなります。そのため、店頭で購入する場合は土の中の根の張り具合や鉢底からの根の出方などをチェックすることをおすすめします。葉の色がくすんでいたり、変色や黒ずみが見られる場合は、根腐れや病気の可能性があるので避けたほうが無難です。

また、新芽がしっかり出ているか、茎の太さやハリに異常がないかも確認しましょう。可能であれば販売スタッフに水やり頻度や直前の環境を聞いておくと、購入後の育成にも役立ちます。見た目だけに惑わされず、植物そのものの元気さを見極めることが大切です。

価格と希少性のバランスを見極める

モンステラは人気の高さから価格帯が幅広く、中には非常に高額で取引される希少品種も存在します。しかし、「高いから良い」「珍しいからすごい」といった理由だけで選んでしまうと、思わぬ失敗につながる可能性もあります。

たとえば、斑入り種の中には白斑が少なくなってしまうケースや、斑の出方が不安定なものもあり、見た目が期待通りにならないこともあります。

また、希少種であっても育てにくく管理が難しい種類もあるため、自分のライフスタイルや管理できる環境に合った品種かどうかを見極めることが重要です。価格と価値のバランスをよく考えた上で、納得できる一鉢を選びましょう。

プレミアガーデン厳選のモンステラ7号

モンステラ7号

モンステラ7号 (プラスチック鉢)

モンステラという名前は、ラテン語で「奇怪」を意味する「モンストルム」に由来し、深い切れ込みのある葉の姿から名づけられました。その独特な葉はハワイアンジュエリーのモチーフにもなり、南国の雰囲気を感じさせます。

見た目の美しさに加えて丈夫な性質を持っているため、多少の日陰でも育てることが可能です。

まとめ

一口にモンステラといっても、デリシオーサやアダンソニー、ボルシギアナ・バリエガータなど、個性豊かな品種が数多く存在します。育てやすいものから希少で観賞価値の高いものまで、自分の好みや飾る空間に合わせて選ぶことが可能です。

選ぶ際は、葉の大きさや斑の有無、成長スピードなどの違いをしっかり把握し、自分の環境に適した種類を選ぶことが大切です。それだけでなく、購入時には植物の健康状態や将来のサイズ感を確認することも忘れてはいけません。

正しい知識を持って選べば、モンステラは長く楽しめるインテリアグリーンとして、暮らしに癒しと彩りを与えてくれます。ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりのモンステラを見つけて豊かな生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

プレミアガーデンでは、上記以外にもさまざまな観葉植物を展開しているので、モンステラをはじめとした観葉植物を求めている場合は、ぜひ一度プレミアガーデンを覗いてみてください。

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