バラは通販と販売店、どちらでの購入がおすすめ？人気品種や苗の選び方まとめ
バラを販売しているお店はたくさんありますよね。
いざバラを購入しようと思っても、通販と販売店のどちらを利用するか迷ってしまうお客さまもいるのではないでしょうか？
そこでこの記事では通販と販売店それぞれの特徴ついて解説します。バラの人気品種や苗の選び方もまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
バラは「販売店」と「通販」どちらで購入するべき？
バラを販売しているお店には大きく分けて、実店舗型の販売店とフラワーショップが運営している通販サイトの2種類があります。
販売店と通販サイトにはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか？
ここでは「販売店と通販サイトのメリットと特徴」についてご紹介します。
店舗型の販売店さんの特徴
はじめに「街中にある実店舗型の販売店さんの特徴とメリット」から確認してみましょう。
店舗型の販売店さんを利用する最大のメリットは、「実際に自分の目で見てバラを選ぶことができる」ということでしょう。
ご自身の目で実物を確認しながら選びたいというお客様には店舗型の販売店さんがおすすめです。
また、「販売スタッフさんのアドバイスを聞きながらバラを選ぶことができる」「バラの香りを自分で確認することができる」というのも実店舗型販売店さんを利用するメリットです。
通販サイトの特徴
次に「フラワーショップが運営する通販サイトの特徴とメリット」をご紹介します。
通販サイトのメリットは、「24時間いつでも利用することができる」ということです。
大抵の店舗型の販売店さんは、日中のみの営業となっています。
そのため、「日中は忙しくて花屋に行く時間がとれない」というお客様には通販サイトがおすすめです。
また､「自宅でバラを注文することができる」「自分のペースでじっくり商品を吟味することができる」「自宅や贈り先まで届けてくれるため購入したバラを持ち運ぶ手間が省ける」というのも通販サイトならではのメリットでしょう。
最近では「届いた商品にトラブルがあれば交換対応してくれる通販サイト」も増えてきているので、「実物を見ないと不安」という方は交換に対応している通販サイトを選ぶと安心です。
そもそもバラってどんなお花？
ここまでは、販売店と通販サイトのメリットと特徴についてご紹介しました。
ここからバラの花言葉や人気品種についての解説に移る前に、そもそもバラとはどんなお花なのかを確認しておきたいと思います。まずは「バラの特徴と基本情報」からご紹介します。
| 植物名 | バラ（薔薇） |
| 英名・和名 | バラ |
| 原産地 | 北半球・中国～ミャンマー・ヨーロッパ・中近東・北アメリカなど |
| 学名 | Rosa |
| 科名・属名 | バラ科・バラ属 |
| 開花時期 | ５〜６月の春 ９〜10月の秋 |
| 花色 | 赤、ピンク、黄色、青、白、紫、緑、黒 |
| 耐寒性・耐暑性 | 品種によってやや強い |
園芸分類：落葉低木・常緑低木・つる性大木など(品種によって異なります)
世界中で愛されているバラは、主に北半球原産の植物です。
ミニサイズのつるバラから大輪の低木のものまで、たくさんの人気品種が販売されています。
バラの魅力にはどのようなものがある？
たくさんの品種が販売されているバラの花。
そんなバラが、世界中の人から人気があるのは一体なぜなのでしょうか？
なんといってもバラの一番のその花姿の美しさでしょう。エレガントで華やかなバラの花姿は、男女問わず多くの人の心を魅了します。
また、バラは品種が多く、色や形・大きさなどにたくさんの種類があります。
そのため、どなたでも自分好みのバラを見つけやすいというのもバラが愛される理由のひとつかもしれません。
販売されているバラは色別に花言葉の意味がある！
世界中で販売されているバラですが、そんなバラには色別に花言葉が託されているんです。
ここからは、バラの花言葉をご紹介します。
バラ全体の花言葉
はじめにご紹介するのは「バラ全体の花言葉」です。
バラ全体の花言葉は、ずばり「愛」と「美」。
どうしてバラの花には、「愛」と「美」という花言葉が託されているのでしょうか？
はじめに愛という花言葉についてご説明します。
バラは古くから「愛する人に贈る花」として親しまれていました。
自分が相手に抱いている愛情を、バラの花に託していたというわけで､そういった歴史があるため、バラには「愛」という花言葉がつけられているのです。
では、「美」という花言葉にはどのような由来があるのでしょうか？
これは、バラの花が「美の象徴」とされていたからだと考えられています。
美しさを体現するものがバラの花だったというわけです。
こういった由来があり、バラは美という花言葉ももっているんですね。
赤いバラ
「愛」と「美」という花言葉をもつバラ。
バラは色によって違った花言葉が託されているということは、先ほどご紹介しましたが、ここからは、色別の花言葉を確認してみましょう。
まずは「赤いバラ」の花言葉からご紹介します。
赤いバラの花言葉は、「愛情」・「情熱」・「熱烈な恋」・「ロマンス」・「あなたを愛しています」・「美」などです。赤は、愛や恋を連想させる色です。
また赤には、気持ちを高揚させる心理効果もあります。赤という色に託された心理効果が、赤いバラの花言葉にも繋がっているんですね。
ピンク色のバラ
やわらかで優しいイメージのある「ピンク色のバラ」ピンク色のバラの花言葉は、「上品」・「しとやか」・「感銘」・「幸福」です。ピンク色は、見る人に幸福感や安心感を与える色だといわれています。
ピンク色がもつ心理効果が、ピンク色のバラの花言葉に由来しているのです。
青いバラ
販売数の少ない「青いバラ」青いバラの花言葉は、「奇跡」・「夢叶う」・「不可能」・「神の祝福」・「神秘」などです。これは青いバラがもつ、とあるストーリーに由来しているといわれています。
青いバラはそもそも自然界には存在していないものですが、バラの愛好家たちにとって青いバラは「いつか作ってみたいもの」、「夢」だったのです。
さまざまな愛好家たちが夢を叶えようとした結果、ついにサントリーが青いバラを創り出したのが2004年でした。
そういった物語がルーツになり、青いバラの花言葉が誕生したのです。
紫色のバラ
ビジネスシーンでも人気の「紫色のバラ」紫色のバラの花言葉は、「尊敬」・「誇り」・「気品」などです。
これは紫色が古くから「高貴な色」として珍重されていたからだと考えられています。
紫色のバラは、敬老の日や退職祝いなどにもおすすめです。
黄色のバラ
明るいイメージの「黄色のバラ」黄色のバラの花言葉は、「友情」です。
黄色は、親しみやすい色でもあります。男女問わず人気の黄色のバラは、お友達の誕生日や新築祝いなどにもぴったりのお花ですよ。
しかしその一方で、黄色のバラはネガティブな花言葉ももっています。
黄色のバラのネガティブな花言葉とは、「嫉妬」と「愛情の薄らぎ」。
そのため、花言葉を気にされる方に黄色のバラを届ける場合は、誤解を与えないような配慮が必要です。
メッセージカードなどを添えて「友情」というポジティブな花言葉を伝えてあげると安心です。
オレンジのバラ
ポジティブな雰囲気の「オレンジのバラ」
オレンジのバラの花言葉は、「絆」・「幸多かれ」・「情熱」・「プライド」などです。
オレンジ色には明るさや温かさ、楽しさや活力を与えてくれる心理効果があります。
絆を深めたい相手やこれから新しい一歩を踏み出す方にプレゼントするのもおすすめです。
緑色のバラ
ナチュラルなイメージの「緑色のバラ」緑色のバラには、「穏やか」・「希望を持ちえる」という花言葉が託されています。
緑色には心を落ち着かせる効果・ヒーリング効果があります。
また、植物の新芽や春を彷彿とさせる緑は、見る人に希望を抱かせる色でもあります。
リラックスしてもらいたい相手や新しい門出を応援してあげたい方への贈り物にもおすすめですよ。
白いバラ
ウェディングをはじめ特別なシーンで使用されている「白いバラ」白いバラには、「深い尊敬」・「私はあなたにふさわしい」・「純潔」・「純粋」といった花言葉がつけられています。
白には、「純潔」や「純粋性」といった意味合いが託されています。
また、白は尊さや敬いの気持ちが感じられる色でもあります。
結婚祝いにはもちろんのこと、お悔みの場面でもご利用いただけるのが白いバラです。
黒いバラ
販売店ではあまり見かけない「黒いバラ」黒いバラには、「永遠の愛」・「決して滅びることのない愛」・「不滅の愛」などの花言葉が託されています。
神秘性や絶対性を象徴する黒。黒いバラにはふさわしい花言葉ですね。
また、黒いバラは「あなたはあくまで私のもの」という花言葉ももっています。
パートナーや恋人に贈るならロマンチックですが、お付き合いしていない相手に黒いバラを贈る際は注意が必要です。
虹色のバラ
黒いバラよりも珍しい「虹色のバラ」虹色のバラの花言葉は、「無限の可能性」・「奇跡」などです。
虹色のバラも青いバラと同じく、自然界には存在しないお花です。
虹色のバラにこのような花言葉が託されているのには頷けます。大切な方の人生の節目には、虹色のバラをお届けするのも素敵です。
よく販売されているバラの人気品種8選
色ごとに違うバラの花言葉をご紹介しました。バラの花言葉を確認したところで、ここからは「よく販売されているバラの人気品種8選」について見ていきましょう。
イングリッシュローズ
「イングリッシュローズ」は、オールドローズとモダンローズをかけ合わせて作られた品種です。
イングリッシュローズはイギリスの「デビッド・オースチン・ロージズ株式会社」が販売しており、約200種類程のイングリッシュローズが存在します。
そんなイングリッシュローズには「ほほえみ」という花言葉が託されています。
ダフネ
「ダフネ」は、日本で開発された品種のバラ。四季咲きのダフネは、やわらかなピンク色のお花が特徴です。
小さなつるバラなので育てやすく、通販サイトや販売店でも人気があります。そんなダフネには、「上品」・「しとやか」・「かわいい人」といった花言葉が託されています。
プリュム
「プリュム」もダフネ同様に、日本で生まれたバラです。プリュムの特徴は、ふわふわとした丸い花形。
薄いピンクが特徴で、ほのかな甘い香りを楽しむこともできますよ。
プリュムの花言葉もダフネと同じく、「上品」・「しとやか」・「かわいい人」などです。
羽衣（はごろも）
「羽衣（はごろも）」も日本で誕生したバラです。
かわいらしいピンク色の羽衣（はごろも）は、クラシックな剣弁高芯咲き。
花持ちがいいことでも有名でブーケやアレンジメントフラワーとして楽しまれています。
羽衣（はごろも）もピンクのバラなので、「上品」・「しとやか」・「感銘」・「幸福」といった花言葉をもっています。
マチルダ
「マチルダ」は、丸弁平咲きの品種です。
白いバラがところどころに淡い桃色に染まったようなマチルダの花色は、バラの愛好家にも人気です。
儚げな花姿ですが、実は耐寒性・耐病性に優れているというのもこの品種の特徴。
ガーデニング初心者にもおすすめの品種です。マチルダもピンク色なので、花言葉は「上品」・「しとやか」・「感銘」・「幸福」などとなっています。
ボレロ
「ボレロ」は、フランスで生まれた品種です。
花色は数種類あり、真っ白のもののほか、花の中央部分がほんのりとピンク色に染まった種類も販売されています。花は大輪で、強い香りも魅力です。
そんなボレロの花言葉は、「深い尊敬」・「私はあなたにふさわしい」・「純潔」・「純粋」などです。
アンブリッジローズ
「アンブリッジローズ」は、アプリコットカラーの品種です。
ピンク系のアプリコットカラーから、オレンジが強いアプリコットカラーまでいくつかのカラーが存在します。
イギリスで生まれたアンブリッジローズも、ボレロと同じく強い香りが魅力です。そんなアンブリッジローズの花言葉は、ピンク系であれば「上品」・「しとやか」・「感銘」・「幸福」など、オレンジ系であれば「絆」・「幸多かれ」・「情熱」・「プライド」などです。
サムライ08
「サムライ08」は、「ジャパンフラワーセレクション2009-2010」の「切花部門」において、「フラワー・オブ・ザ・イヤー（最優秀賞）」に輝いたバラです。
大輪の赤い花が美しいサムライ08は、花持ちがとても良いことでも有名です。
ブーケやフラワーアレンジメントなどにも人気があります。
販売されているバラを上手に選ぶポイント
バラの人気品種をご紹介しました。
しかし、いざ購入するとなると「選び方がわからない」という方も少なくないのではないでしょうか？
ここからは「販売されているバラを上手に選ぶポイント」をご紹介します。
苗選びのポイント
バラの苗を選ぶ際に一番気をつけたいのが、「枯れた枝や若々しい枝が多いバラの苗は避ける」ということです。
枝が枯れてしまっているバラの苗がおすすめできないのはもちろんですが、若い枝ばかりのバラ苗にも注意が必要です。
これは若々しい枝が多いバラの苗は、枝が育ちきっておらず健康な芽を出しにくい場合があるためです。
また、「バラの苗の枝が太いかどうか」・「切り口の木質部にあるリングが大きいかどうか」・「枝に縦じまがあるかどうか」も苗選びのポイントです。
太い枝であれば、それだけ水分や栄養分が花や葉に届きやすくなります。
すべての枝が太くないとダメだというわけではありませんが、少なくとも1本以上は太い枝があるバラの苗を選ぶようにしましょう。
また、バラの苗の切り口の内側にあるリング部分（木質部）のリングが大きいものを選ぶのも大切です。
切り口のリングが大きい枝は、丈夫なバラ苗だといえます。
また、枝に縦じまがある苗も丈夫に育っています。
株選びのポイント
バラの株選びのポイントは、「バラの苗の株元が太いかどうか」です。
株元が細いと水分や栄養分が葉や花に届きにくく、弱々しいバラに育つ危険性があります。
できるだけ株元の部分が太く、しっかりとしているバラの株を選びましょう。
バラを購入する時期
健康なバラの苗を選ぶなら、「バラを購入する時期」にも注意を払う必要があります。
バラの苗を購入するのに最適な時期は、苗の状態によっても異なります。
大苗の場合、12月中ごろから3月中に購入するのがおすすめです。
新苗の場合は、4月中頃から6月中に購入しましょう。
バラは様々なスタイルで販売されているためギフトにも最適！
ここまでは、販売されているバラを上手に選ぶポイントをご紹介しましたが、ギフトとしてバラを贈りたいという方もいらっしゃるかと思います。
ここからは、「通販や店舗で販売されているバラのギフト」を種類別にご紹介します。
花束（ブーケ）
バラの「花束（ブーケ）」は定番中の定番ともいえるフラワーギフトです。
プロポーズや結婚記念日など、特別なシーンに人気の商品です。
バラだけで作られた花束（ブーケ）のほか、ほかの植物がいくつか組み合わされている商品もおすすめです。
アレンジメントフラワー
「アレンジメントフラワー」とは、器やカゴなどの容器の中に生花をあしらった商品です。
容器の中には「オアシス」という吸水性のスポンジが入れられており、そのオアシスに生花を挿して形を作っていきます。
そんなバラのアレンジメントフラワーは花瓶に活けなおす必要がなく、もらった相手がそのまま飾ることができるのが魅力です。
フラワーボックス
バラの「フラワーボックス」は女性を中心に人気のあるフラワーギフトです。
フラワーボックスとは箱（ボックス）の中に、生花やプリザーブドフラワーなどを敷き詰めて作られた商品です。フラワーボックスもアレンジメントフラワーと同様に、もらった人がそのまま飾ることができます。
また、箱の蓋を開けるまで何が入っているのかわからないため、サプライズプレゼントにもおすすめです。
鉢植え
バラの「鉢植え」は、ガーデニング好きな方に人気のフラワーギフトです。
耐寒性があるバラは、初心者にもおすすめの植物です。
特にミニバラの鉢植えは、場所もとらず比較的育てやすいことからプレゼントとしてお選びいただくお客様もたくさんいらっしゃいます。
ハーバリウム
バラの「ハーバリウム」は、若い女性を中心に人気が高まってきている商品です。
ハーバリウムとは、専用のオイルを入れたガラス容器の中にドライフラワーやプリザーブドフラワーを詰めたもの。
オイルには長期保存の効果があるため、バラの美しさをより長く楽しむことができますよ。ハーバリウムは通販サイトやお花屋さんのほか、インテリアショップでも販売されています。
まとめ
この記事では、バラを購入できる販売店と通販サイトの特徴や、色ごとに違うバラの花言葉などについて紹介しました。
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