楽屋にお花を送り、相手に喜んでもらうためのコツとは
お花を楽屋に送るには、事前にお花を送っていいか、どんなサイズのお花なら送っても良いかを確認することが重要です。お花を送る際は、お店と相談し、小物を入れるか、どんなイメージで造りたいかを伝えましょう。楽屋に送る花の相場は5,000円から20,000円程です。楽屋花に多く使われる花は胡蝶蘭で、フラワーアレンジメントを使った花も多いです。お花を確実に送るには、公演会場に近い花屋さんから直接送ってもらうことが効果的です。お花を送るのは公演初日が一般的ですが、千秋楽に胡蝶蘭を送り、公演をねぎらうことも有効です。
お花を送る前に済ませること
楽屋にお花を送る前に、確認しておくことがいくつかあるので、先に解説します。
まず、送りたいコンサートや劇、舞台などの公演情報が掲載されているホームページやツイッター、電話などで、事前に花を贈呈しても問題が無いかを確認しましょう。
また、お花を送る際には、注文してから公演元に連絡を入れておくことで、スタッフの方々に、送ったお花をスムーズに受け取ってもらうことができます。
送っても問題ない事が分かれば、次に、どのような花を送っても良いか、サイズはどれほどまで受け入れ可能なのか、送っても良い日時、回収が必要であればその日時、そして、スタンド花か、アレンジメント花かといった、どの種類のお花が受け入れしてもらえるのかを確認しましょう。
スタンド花は、支えの脚が付いた、大型の花で、アレンジメント花は、器に入れられた、小型の花です。
次に、注文してから、お花が届くまでの日時を確認しましょう。実際にお花のオーダーを行うには、到着する一週間前までに注文を済ませると、オーダーに応じた材料の仕入れや、アレンジメントのデザイン作業を余裕を持って行えます。
次に、送るお花がどこに飾られるかを確認してください。一般的には、送られるお花は、観覧客の入ってくるエントランスやロビーか、演者が待機する楽屋に飾られます。
他にお花を送る方がいて、自分の花を目立たせたいのであれば、より大きなお花を送ることが効果的です。
お花をオーダーする際には、どの公演に送るかを、お店に伝えると、よりイメージに合ったデザインの提案などが可能となるので、公演の情報の掲載されたホームページなどを伝えることもおすすめです。
また、お花に付属して、装飾を施す場合は、お花を注文するお店の方と相談しましょう。ネームプレートや、小物を入れる場合は、お花の中に収まるサイズに調整することで見栄えが良くなります。小物を追加する場合は、お花の到着予定日の3日前までにオーダーすることが必要ですが、お花のオーダーと一緒に小物を決めておくことで、自然にデザインに配置できるため、一緒に入れたい小物が決まっていれば、オーダー時にお店に伝えましょう。
お花の予算
お花の予算は、サイズに応じて変わってきますが、予算を抑えてお花を送りたいのであれば、楽屋向けのお花でお手軽に送ることができます。楽屋向けのお花は、一般的な相場で5,000円以上で、アレンジメント花が多く選ばれています。
大型のお花を送りたいのであれば、エントランス、ロビー向けに送るお花が向いています。一般的には、10,000円以上のアレンジメント花か、25,000円以上のスタンド花が選ばれています。
胡蝶蘭は楽屋向けのお花
楽屋にお花を送る際に、もっとも多く使われるお花は、胡蝶蘭です。
胡蝶蘭は、法人向けのフラワーギフトとしてもよく使われる、フラワーギフトとして定番の種類のお花です。見た目に高級感があり、鉢花として扱われるため、長期の公演でも枯れる心配がなく、花粉やアレルギー性鼻炎の心配が少ないお花のため、送り先を選ばずに済みます。
胡蝶蘭のフラワーギフトを送ることは、歌舞伎や文楽の公演では一種のマナーとなるほど、有名な存在なのです。
また、胡蝶蘭は、「繁栄」、「幸せが飛んでくる」、「完全なる美しさ」といった花言葉を持ち、芸術を極める舞台やコンサートなどに送るお花としてふさわしい個性を持っています。
一般的には、高級感があり、場の雰囲気に調和しやすい、白色の胡蝶蘭がギフトとして選ばれます。小規模の公演や、ちょっとしたギフトとして送りたいのであれば、胡蝶蘭よりも小さめの、ミディー胡蝶蘭を送るという方法もあります。
胡蝶蘭のデメリットとしては、長期の公演には向いていますが、1日のみの公演の場合は、サイズが大きい胡蝶蘭は向かないという点があります。理由は、大きな胡蝶蘭は持ち運びにくく、クルマなどを使わないと持ち帰りが出来ないので、移動が多い団体の公演や、短期の公演には適していないからです。
大きな胡蝶蘭を送りたい場合は、事前に、公演日数を確認するか、公演元に、胡蝶蘭を送っても良いか確認を取りましょう。
胡蝶蘭のフラワーギフトの相場は、個人からの贈呈で、小規模公演なら、ミディー胡蝶蘭の使用で10,000円から送ることが出来ます。
一般的な、3本立の物であれば、30,000円から、大型の5本立であれば、50,000円からです。
法人では、3本立か、5本立が一般的な相場です。
アレンジメント花は、希望するお花や色を指定して、イメージに沿ったお花のアレンジをプロに行ってもらえることがメリットです。単品のお花だけでなく、色鮮やかに多種多様なお花を使うことで、より送ったお花を見てもらいやすいという利点もあります。
アレンジメント花を送る場合は、使用するお花の色味を指定するか、使用するお花を指定することで、イメージに沿ったアレンジメントを作成してもらえます。例をあげると、「白と緑の色味で造ってほしい。」といったオーダーや、「カスミソウが好きな方だから、カスミソウをベースで造ってほしい。」といった具体的なオーダーをすることが効果的です。
もし、希望する色味や、指定したいお花が特に無い場合は、お店にお任せしたオーダーも出来ます。その場合は、「ミックスカラーのお任せ」で注文すれば問題ありません。
アレンジメント花のデメリットとしては、使うお花によっては花粉が出て、楽屋内の衣装に花粉が付く可能性があること、演者さんの体質によってはアレルギーに該当するお花があると、お花自体の受け取りを拒否されてしまう場合があることです。
これを防止するには、お花を送る前に、演者さんにアレルギーを持つ方がいないか公演元に確認するか、胡蝶蘭などのアレルギーの心配の少ないお花を選ぶ必要があります。
アレンジメントの相場としては、個人では5,000円から10,000円、法人であれば15,000円から20,000円が一般的です。
お花を送る際のポイント
お花を送るには、そのお花がいつ届くかを逆算して、最も鮮度が高い時期を選ぶことで、よりお相手に喜んでもらえます。鮮度の高いお花を届けるには、曜日でいうと、火曜日、木曜日、土曜日に送ることが効果的です。この理由は、日本全国でお花屋さんが仕入れを行うのは、月曜日、水曜日、金曜日が多いからです。つまり、仕入れの翌日に届くように注文が行えれば、仕入れたばかりの新鮮なお花を送ることができるからです。そのため、もし可能なのであれば、公演にお花を送る日を、仕入れの翌日と合わせて、みずみずしいお花を送る事が理想的です。
また、お花を届ける方法として最も適しているのは、公演場所からなるべく近いお花屋さんで注文し、公演会場へ直接届けてもらうことです。この理由は、宅配便で配送を依頼すると、指定した持ち込み時間や、場所に確実に届けてもらう事ができなかったり、お花だと分からず、すぐに開封してもらえなかったりすることがあるためです。
そのため、お花を確実に、決められた時間に配送してもらうなら、公演会場が配達エリアに入っている、フラワーギフトに得意な専門のお花屋さんに依頼することが効果的です。
また、お花の配達先については、公演会場の名前単体ではなく、「公演会場の名前、公演のあるホールの番号、公演名、送りたい演者の名前+楽屋気付」と指定することで、送りたいお相手の楽屋に確実に送ることができます。
また、納品時間と、回収が必要であれば、回収時間も注文時に伝えておきましょう。
お花には、通常、メッセージや送り主の情報を添えたメッセージ札を添えます。
基本的に、メッセージ札の記載や文字のレイアウトは、お店が行うので任せて問題ありません。
メッセージ札には、公演の成功や、送る相手のこれからの活躍を祈る文を書くことがマナーのため、一緒に考えておきましょう。以下に例文を記載しておきます。
(例文)
このたびは、(出演する舞台等の名前)への御出演、おめでとうございます。
演劇一筋に打ち込んでこられたご努力が実を結ばれたものと、心より喜ばしく存じます。
これを機に、今後一層ご活躍をなされますよう、お祈り申し上げます。
また、自作したメッセージ札を入れる事が可能なお店もあるため、お店の方と相談することもよいでしょう。もし作り方が分からない場合は、お店の方に相談すると、作成方法を教えてもらえます。
公演の千秋楽で楽屋に花を贈る時は
楽屋に花を送るタイミングは、イベントの開始前、初日が多いですが、舞台の千秋楽、つまり最終日に送ることもできます。千秋楽にお花を送る際は、通常の楽屋に花を送るときとは、少し事情が異なってきます。
まず、配送する日程ですが、最終公演日の、公演開始前までに送ることが必要ですが、最終公演が午前中に行われる場合には、最終公演日の前日の夜に届ける場合もあるため、お店側と確認しましょう。
千秋楽に送る花は、胡蝶蘭が多く使われます。しかし、先ほど紹介したように、胡蝶蘭はサイズによって持ち帰りづらいという特徴もあるため、千秋楽に送るなら、小型のミディー胡蝶蘭を選ぶことがポイントです。
お花を送る際に、置きやすさや、持ち帰りやすさも考慮することで、送る側の印象を良くすることもできます。
楽屋花で送ることに適したお花の種類
それでは最後に、楽屋花に適したお花の解説をしていきます。
これまで紹介してきたように、アレルギーや花粉の心配が無く、花言葉が適したお花は胡蝶蘭です。実は、胡蝶蘭以外にも、いくつか楽屋に送る花として適したお花もあるのです。
例えば、赤いバラは「愛情」を表し、白いバラは「純潔」を、ピンクのバラは「可愛らしさ」を表します。
花びらが立体的で、飾ると見栄えの良いダリアも適しています。赤いダリアは「華麗」、黄色いダリアは「優美」といった意味を持っています。
さらに、お花を飾り立てる葉物も、飾る花のスケールアップや、奥行きを出すことに効果を発揮します。
例を挙げると、モンステラは「嬉しい便り」、ユーカリは「新生」、「再生」、アレカヤシは「元気」、「勝利」といった花言葉があります。このように、ポジティブな花言葉のお花や、葉物を組み合わせてアレンジメントを造ることで、相手に送るアレンジメントに、より深い意味を込めて造ることができます。
楽屋花ならプレミアガーデンにお任せ
自分の好きな俳優、アイドルの舞台公演、コンサートなどに贈る楽屋花には華やかな胡蝶蘭、アレンジメントがおすすめです。楽屋に飾るものなので場所を取らないコンパクトなものが良いでしょう。「プレミアガーデン」は、東京都品川区に本社がある大型通販ショップです。「プレミアガーデン」では、楽屋花に相応しいお花をたくさん取り揃えています。どんなお花を贈って良いのかわからない場合は、花材はおまかせの商品を選んでください。イメージ、使用したいお花やカラーがある場合は、スタッフに伝えてください。オリジナリティー溢れる楽屋花を創作します。楽屋花にピッタリなお花をご用意していますので、ぜひショッピングページをご覧ください。