叙勲・褒章お祝いに花を贈る際のマナーやメッセージ文例をご紹介
お世話になっている方などが叙勲・褒章を受章した際、お祝いの言葉と共にフラワーギフトの贈り物をするのがおすすめですが、一体どのようなものを選べば良いのでしょうか。
この記事では、フラワーギフトの選び方や贈る際のマナーについて解説します。
そもそも叙勲・褒章とは
叙勲・褒章は共に、優れた業績を残した方に贈られる授与される勲章のことを指します。
中でも、叙勲は国や公共に対して功労のある行いをした方に授与され、褒章は社会の各分野において優れた行いや業績を残した方に授与されます。また、叙勲は個人にのみ授与されますが、褒章は個人の他に、団体や法人も対象となります。
叙勲の種類
叙勲には大きく分けて以下の5つの種類があります。
- 大勲位菊花章
- 桐花大綬章
- 旭日章
- 瑞宝章
- 文化勲章
大勲位菊花章・桐花大綬章は共に、日本における最高位の勲章であり、内閣総理大臣や衆議院・参議院の議長、最高裁判所長官のいずれかを務めた方などに授与される叙勲です。
また、旭日章は、人文や自然科学を含めたさまざまな分野において優れた業績を上げた方に、瑞宝章は国や地方公共団体の公務等に長年にわたって従事し、成績を挙げた方に、文化勲章は科学、芸術を含めた文化的な分野において力を尽くした方に授与される叙勲です。
褒章の種類
褒章には大きく分けて以下の8つの種類があります。
- 紅綬褒章
- 緑綬褒章
- 黄綬褒章
- 紫綬褒章
- 藍綬褒章
- 紺綬褒章
- 褒状
- 飾版
紅綬褒章は自己の危険を顧みずに人命の救助に尽力した方に、緑綬褒章は長年に渡り社会奉仕を行い、顕著な実績を挙げた方に授与されます。
黄綬褒章は、農業や工業、商業などの分野において優れた実績や技術を有する方に、紫綬褒章は科学や芸術分野で優れた成績を挙げた方に。
藍綬褒章は会社経営や公共の事務などを通して優れた業績を挙げた方に、紺綬褒章は公共のために私財を寄付した方に授与されます。
また、褒状は褒章を授与される方が団体であった場合に授与され、飾版は褒章を授与される方が同じ種類の褒章を以前に授与されていた場合に贈ります。
叙勲・褒章祝いにフラワーギフトを贈る際のマナー
叙勲・褒章は、国や公共に対して功労のある行いをした方や社会の各分野において優れた行いや業績を残した方に授与される大変名誉なものです。本人はもちろんのこと、周りのご家族やご友人にとっても非常に喜ばしいことと言えます。
フラワーギフトなどのお祝いの品を贈ることで、お祝いの気持ちを伝えるというのも良いですね。ここでは、叙勲・褒章祝いにフラワーギフトを贈る際のマナーについて解説します。
1週間以内に贈る
叙勲・褒章のお祝いでフラワーギフトを贈る際は、なるべく叙勲・褒章の発表後1週間以内に贈るようにしましょう。早めに贈ることで、お祝いの気持ちがしっかりと伝わるのでおすすめです。叙勲・褒章の発表日は以下のようになっています。
叙勲:春は4月29日、秋は11月3日
褒章:春は4月28日、秋は11月2日
これらの発表日を目安に、早めに贈ると失礼になりません。また、フラワーギフトを贈る際は、お花が劣化してしまうのを防ぐため、相手の方の都合を確認した上で贈ると良いでしょう。
叙勲祝いは大変めでたいものになるため、知らせを受けたらすぐに贈るのが良いとされています。
マナーとされる目安が1週間以内で、早めに手配を済ませてしまった方が印象が良いでしょう。
また、人づてに聞いた場合などはどうしても知るのが遅くなってしまう場合もありますが、その場合も聞いたタイミングを基準に選んで問題ありません。
先にお祝いの言葉を伝えて、贈るタイミングをずらす人もいます。知らせを受けてからすぐはお祝いが大量に届いてしまい、管理に困ってしまう人もいるためです。
お祝いの言葉を伝えているのであれば、10日程度時間がたって送っても問題がないという意見もあります。重要なのは祝いたいという気持ちを形や言葉で示すことです。
送る場所に応じてサイズを調整する
叙勲祝いに贈る花は、主に下記に分けることができます。
- 自宅用、事務所用、オフィス用
- パーティーなどの会場用
- パーティーで渡される花束
それぞれ設置できるスペースが異なるため、送る側が配慮することが大切になります。
たとえば、自宅用や事務所用の定番になっているのが、胡蝶蘭です。何本立てかで価格が大きく変わり、省スペースでも高額なものが含まれます。「名誉・栄光」という花言葉も祝い事に最適でしょう。
オフィスなどにおいて見栄えがする花で、ある程度飾ってから自宅に持ち帰る人もいます。
花持ちも良いため、長く飾って欲しい場合に特におすすめですよ。
設置できるスペースが狭い場合は、ミディ胡蝶蘭を選ぶなどしてサイズを調節しましょう。
また、スタンド花は非常に華やかで、見応えがあり、アレンジの自由度も高いのが魅力です。しかしスペースをとるため、事務所やパーティー会場など、贈ることができる場所が限られるのが特徴です。
パーティー会場に送る場合は受けつけの可否と搬入タイミングを確認
パーティー会場に直接花を送る場合は、花の受け入れ自体をしてくれるか確認する必要があります。
特にスタンド花の扱いには注意が必要で、持込が拒否されるケースもあります。
会場の事情によって可否が変わるため、事前にパーティー会場に確認し、NGであれば別なものを考える柔軟さも重要です。
また、パーティーの開始時間や、花の受け入れ可能時間の確認も必須になります。
特にスタンド花など大型のギフトは、設置の手間などを考える必要があります。
会場で複数のパーティーが行われるケースもあるため、いつ、どのタイミングで受け入れが開始され、設置されるのか確認しないとパーティーに間に合わないケースも出てくるからです。
前日の受け入れが可能か、設置は誰が行ってくれるかなど、確認すべきことは多くなります。必要に応じてパーティーの主催者側に確認が求められるケースもあるため、チェック漏れがないように早めに行動しましょう。
立て札を付けるのが一般的
お祝いにフラワーギフトなどを贈る際は、立て札を付けるのが正しいマナーです。
立て札を書く際は、宛名と文言(祝 〇〇章受章)、送り主名を記載するのが一般的です。文言を書く際は、相手が受章した章名を正確に書くよう注意してください。
特に、「受章」を「受賞」と誤って記載してしまう例が多いです。叙勲・褒章は国や公共に対して功績を残した方に授与されるものであり、「章」と表記するのが正しいため、立て札を書く際はこのような点に注意しましょう。
余裕を持って注文する
叙勲祝いで花を贈る場合は、どんな花を、いつ届けるのかが重要になります。
特に生花を送る場合は可能な限り早く届けられるか、送られる側の望む時間に届けられるかが重要になります。可能な限り早くお祝いを贈りたい場合は、ショップ側にどんなものであればすぐに送れるか確認しましょう。
比較的短い時間で準備できることが多いものは、季節の花のアレンジメントです。特注サイズでなければ胡蝶蘭も一般的に手に入るため、相談してみるのがおすすめです。
特別なアレンジや花の指定、大きなサイズの胡蝶蘭を用意して欲しい場合は時間がかかる場合が増えます。
パーティー会場などにスタンド花を送りたい場合は、会場側の受け入れ態勢や、受け入れ可能なサイズ、フラワーショップで用意できるスタンドのサイズなどの擦りあわせも必須になります。
大切な贈りものですから、余裕を持って注文しましょう。
贈り物には熨斗(のし)を付ける
叙勲・褒章のお祝い品を贈る際は、熨斗を付けるのが一般的です。叙勲・褒章祝いの熨斗は、紅白蝶結びの水引が付いたものを選ぶと良いです。これは、蝶結びが解けやすいことから「何度あっても良いお祝い」を意味することが由来です。
また、熨斗の結び目の上には表書きを書きましょう。表書きは、「御祝」「御受章祝」「御叙勲御祝」などと書くのが一般的です。よくある間違いとして、表書きに「受章」と書いてしまう例がありますが、これは誤りですので注意してください。
メッセージを添える場合は言葉遣いは誤字に注意
叙勲・褒章のお祝い品を贈る際は、お祝い品と共に祝電を贈ると気持ちがより一層伝わるためおすすめです。
祝電を書く際は、言葉遣いや誤字に注意する必要があります。特に、忌み言葉や重ね言葉は共に、悪い出来事や不吉な出来事を連想させる言葉なのでお祝いのメッセージや祝電などに使用するのは避けた方が良いでしょう。特に、よく使用してしまう忌み言葉として「また」があります。このような言葉はお祝いのメッセージには適していないので、「さらに」や「改めて」などの単語に置き換えましょう。
叙勲・褒章祝いに贈る手紙の文例
叙勲・褒章祝いに贈る手紙の文例として、以下のようなものがあります。
〇〇様(相手名)
この度は〇〇章の栄に浴されましたこと、心からお祝い申し上げます。
今後とも健康に留意され、ますますのご活躍をご祈念いたします。
〇〇(差出人名)
祝電を書く際は、相手が受章した章名を間違えないように注意してください。
叙勲・褒章祝いにおすすめのフラワーギフト
叙勲・褒章のお祝いとして、フラワーギフトは非常に人気です。特に、胡蝶蘭やフラワーアレジメントなどは、お祝いの気持ちが伝わりやすく非常におすすめです。
本項目では、叙勲・褒章のお祝いに人気なフラワーギフトを4種類紹介します。気に入ったフラワーギフトがありましたら、是非お祝いの品としてご検討ください。
胡蝶蘭
胡蝶蘭は、叙勲・褒章祝いのフラワーギフトとして最も多く選ばれる品です。胡蝶蘭は通常2万円〜5万円程度の値段で購入することができ、通常のお祝い品よりは予算相場は高いです。
しかし、胡蝶蘭のプレゼントは相手にお祝いの気持ちが伝わりやすいため、非常に人気が高いです。
また、胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」であり、お祝いの品にぴったりです。更なる発展を願うという意味も含むため、栄誉な章を授与された方に贈る品に非常に適していると言えます。
スタンド花
スタンド花は、スタンド台という脚付きの専用容器に生花を飾りつけたものを指します。
スタンド花は、華やかなお祝い事などに贈られることが多く、その存在感と華やかさが非常に人気の品です。
スタンド花の特徴は、複数の花を飾りつけることができる点です。もちろん花屋にお任せでアレンジしてもらうことも可能ですが、自身で飾る花を選ぶことができるので、花言葉などを考えて注文してみてはいかがでしょうか。
花束
花束は、お祝いの品として定番の人気が高い贈り物です。花束も同様、自身で飾る花を複数選ぶことができるので、相手に伝えたい思いを乗せて贈るのも素敵です。
しかし、中にはお祝いの場に適さない花もあるので、選ぶ際は注意してください。例えば、菊は仏花で縁起が悪いため贈り物には不向きですし、紫陽花なども色が移りやすいことから物事が安定しないことを連想させるため選ばない方が無難です。
一方で、カスミソウやバラ(青や白)は演技が良く、おめでたい時に贈る花として適しているのでおすすめですよ。
アレジメント
叙勲・褒章祝いには、華やかなアレンジメントを贈るのもおすすめです。アレジメントは、見た目が華やかなだけでなく、手軽なのも魅力の一つです。
アレジメントは通常器に花が生けられているので、花を美しい状態でそのまま飾ることができます。そのため、相手の手を煩わせることなくお祝いができ、忙しくしている相手に贈る際にぴったりです。
叙勲・褒章祝いならプレミアガーデン
叙勲・褒章祝いをする際は、プレミアガーデンでお花を贈りませんか?
プレミアガーデンでは、お祝いの場にぴったりな華やかな胡蝶蘭やスタンド花を注文することができます。
プレミアガーデンならではの価格と品質の高さで、相手に素敵な花の贈り物をすることができるので、是非ご利用ください。
優雅な佇まいが魅力的な花束
商品ページ:親しみやすくも優雅な佇まいが魅力的な花束 スタンダードタイプ
この商品は、黄色やオレンジ、赤、ピンク、紫などのさまざまな色の花が集まった花束です。鮮やかな色が多く用いられているため、上品かつ華やかな印象を与えてくれます。
長さのある花材を用いているため、お花をラフにまとめたようなカジュアルさも兼ね備えており、親しみを持てます。
奥行きのある表情を見せてくれる花束なのでお祝いの場にぴったりです。また、家族や友人などの近しい関係の人はもちろんのこと、目上の方への贈り物としてもおすすめできる商品です。
紅白のカラーが美しい胡蝶蘭大輪3本立て
商品ページ:紅白のカラーが美しい胡蝶蘭大輪3本立て
紅白の美しい大輪胡蝶蘭の3本立てです。税込16,500円と胡蝶蘭の中ではお求めやすくなっています。紅白の胡蝶蘭は見た目が非常に美しく、かつ色合いから縁起の良さを感じられるため、お祝いの品として贈るのに最適な花です。
紅白は伝統的な日本の配色に合っているため多くのシーンで贈られ、白色の胡蝶蘭に次ぐ人気を誇っています。お祝いの言葉と共に相手に贈ると、お祝いの気持ちがよく伝わるでしょう。
黄色・白・パープルでまとめた個性あふれる豪華アレンジメントフラワー
商品ページ:黄色・白・パープルでまとめた個性あふれる豪華アレンジメントフラワー
この商品は、ホワイト、イエロー、パープルの花が中心となったスタンダードタイプのアレンジメントです。各色の花をグルーピングしてアレンジしているため、まとまりのある洗練されたデザインとなっています。
特徴的なのは黄色のオンシジュームで、しなやかに咲き乱れる姿が非常に華やかで、フラワーアレジメントをより一層豪華なものに演出しています。
この商品は、デザイン性が非常に優れているため、どのようなシーンにも合わせられやすく、お祝いの場なども華やかにしてくれるでしょう。
まとめ
今回は叙勲・褒章祝いにおすすめのフラワーギフトや、贈る際のマナーなどをご紹介しました。
叙勲祝いは年2回、春と秋に国家や社会に対、功労があった人へ勲章が授与され、とても希少で名誉なこととされています。
高級感あふれる胡蝶蘭や華やかなアレンジメントなど、できるだけ豪華なものを贈ると喜ばれるでしょう。
プレミアガーデンでは、胡蝶蘭をメインとし、スタンド花、アレンジメント、花束などのフラワーギフトを取り扱っています。叙勲・褒章祝いに贈る花をお探しなら、ぜひプレミアガーデンのショッピングページをご覧ください。100種類以上の豊富なお花のラインナップでお待ちしています。