手軽に贈れるお花のプチギフト。おすすめのタイプや選び方
お花の贈り物といえば、王道はなんといっても花束。
豪華な花束を贈るとなると、前もって注文や配送手配が必要で準備に時間が掛かります。
そこでおすすめしたいのが、手軽に購入できるミニブーケなどのお花のプチギフトです。
お花屋さんに立ち寄ったついでに買ったり、当日にささっと作ってもらったり、手軽に買い求められるのが魅力的ですよね。
今回は、最近人気が高まっているお花のプチギフトについて、そのメリットや選び方などを詳しくお伝えしていきたいと思います。
お花のプチギフトが選ばれる理由
ミニブーケなどのお花のプチギフトが選ばれているのには、いくつかの理由やプチギフトならではのメリットがあります。
お花のプレゼントを贈り慣れておらず、ちょっとためらいがある方も、プチギフトのメリットや魅力を知れば、きっと買い求めやすくなるでしょう。
気軽に贈れる
何といっても、お花のプチギフトは気軽に贈ることができるのが最大の魅力です。
店舗ではすでにアレンジが完成しているミニブーケも並んでいますから、完成品を買い求めればさっと持ち帰ることができます。もしオーダーをする場合でも、ミニブーケのサイズ感であれば、少々待つ程度で花束を作ってもらえるでしょう。
事前に念入りな下調べや注文が不要で、思い立ったその日、その時に入手できるミニブーケは、普段あまりお花を贈る習慣のない方でも買い求めやすく、贈りやすいフラワーギフトなのです。
気持ちが伝わりやすい
ミニブーケなどのお花のプチギフトは、買い求めやすい価格帯で用意されているものが多く、手軽に買える金額であるのが魅力的です。しかし、低予算での贈り物だからといって、見栄えが劣ることも物足りなさがあることもなく、相手への気持ちが十分に伝わるギフトだと言えます。
年齢や性別を気にすることなく贈ることができますし、きれいなお花をいただいて嫌な気分になる方はあまりいませんよね。老若男女へ気兼ねなく贈れて、さらにお祝いや感謝の気持ちが伝わりやすい素敵なプレゼントとなるのがミニブーケなのです。
低コストでも華やか
ミニブーケが買い求めやすい価格帯だからといって、プレゼントが物足りなくなることもありません。むしろ、低予算なのに予算以上の華やかさを感じられる贈り物だと言えます。
さらに、季節の旬である花材を使えば、さらにコストを抑えつつボリューミーに仕上げられますし、季節感を味わうこともできるでしょう。
また、手頃な価格帯のプレゼントは、相手の方に必要以上に気を遣わせることがなく、気持ちよく受け取っていただけます。
持ち帰りしやすい
外出先や職場などで相手に手渡しする場合は、相手の方がギフトを持ち帰りやすいよう配慮する必要があります。大きな花束を渡すと、例え持ち帰り用の大きな紙袋に入れたとしても、帰り道は気を遣って持ち帰らなければなりません。電車通勤で通っている方などは、人や物とぶつからないように特に注意しなければなりませんよね。
その点、プチギフトのサイズ感であれば、小さな紙袋に収まるので、お土産感覚で手軽に持ち帰れます。膝の上にも置けますし、大きめのカバンにすっぽり入ってしまうことも。
持ち帰りの手間を考えると、プチギフトは相手の方に配慮した贈り物だと言えます。
フラワーギフトの種類を決めよう
さて、フラワーギフトと一口に言っても、お花のギフトタイプはさまざまです。
生花はもちろんですが、最近では特殊加工された長期保存用のお花や、石けんで作られた本物そっくりのお花、アンティークな色合いがおしゃれなインテリアとなるドライフラワーなど、豊富なバリエーションがあります。
贈る相手の好みに応じて、ぴったりなフラワーギフトのタイプを選んでみましょう。
生花
まずは、生花です。生花の魅力は何と言っても、生きているお花ならではのみずみずしさや鮮やかさ、香りを楽しめることでしょう。
ヒヤシンスやスイートピーなど香りの良い花を選べば、受け取ったときの甘やかな香りに気持ちもほころびます。
切り花ですから日持ちは短くなりますが、お部屋に生きたお花を飾っておくと、とても華やかな気持ちになれるものです。
お花のお手入れが好きな方は、毎日の水換えや水切りも楽しみのひとつになるでしょう。生花を楽しんだ後はドライフラワーにしてみたり、押し花を作ってみたりと、その後の楽しみ方もいろいろあるのが魅力的です。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工を施すことによって、生花ならではの美しさを保ったままで長期間保存できる加工花です。
水やりが不要なので、お花の扱いに不慣れな方へも気軽に贈ることができます。こまめにホコリを払ったり、水に濡らしたりしないよう注意して管理していれば、5年以上は鑑賞できると言われています。
ドライフラワーとは異なり、生花の鮮やかさを保っていますので、見た目の美しさはそのままです。加工の際に、金色や銀色、レインボーカラーなどに染色されたものもありますので、生花では味わえない色合いも楽しめますよ。
壁に立て掛けたりテーブルに置いてみたり、飾り方の自由度も上がりますので、インテリアを彩るアイテムとして好まれます。
ソープフラワー
ソープフラワーは、シャボンフラワーとも呼ばれているお花で、正確に言えばお花ではありません。石けんを薄く伸ばし、花びらのように加工して、まるで本物のお花のようにリアルに作られたお花になります。
ソープフラワーのメリットとしては、まず水やりなどのお手入れが不要であることが挙げられます。雑貨感覚で卓上や小さなスペースにも飾れるので、インテリアアイテムとしても優秀です。そして、石けんで作られているため、ソープの爽やかな香りを楽しめるのも魅力です。
生花ならではの花の香りはありませんが、アロマの香りがするものも販売されているので、お部屋のディフューザーとしても活躍してくれるでしょう。玄関口やトイレに飾るのもおすすめです。
また、お花は好きなのに花粉でアレルギー反応が出てしまう……とお悩みの方は意外といらっしゃいますが、そんな方へもソープフラワーであれば安心して贈ることができます。
ドライフラワー
ドライフラワーは、近年おしゃれなインテリア作りやナチュラルな空間のアクセントとして大変人気が高まっており、ドライフラワーの専門店もあるほどです。
ドライフラワーの花束を壁に吊るす「スワッグ」はドイツ語で「壁飾り」を意味しますが、無造作に壁に掛けるだけでもお部屋が華やかになるため、インテリアグッズとしても人気です。また、ドライフラワーを紐状に吊るした「ガーランド」も、壁飾りとして人気があります。
吊るして乾燥させるハンギング法や、少量の水で徐々に乾燥させていくドライ・イン・ウォーター法などを用いれば、お家でも簡単にドライフラワーを作ることができますよ。
生花を楽しんだあとは、まだフレッシュなうちにドライフラワーにすることで、もっと長くお花を飾っておくことができます。
ハーバリウム
ハーバリウムとは、「植物標本」という意味を指しています。先
述したプリザーブドフラワーやドライフラワーをオイルと一緒に瓶に入れたものです。本来は植物の研究目的として長期保存するために使われていた方法でしたが、近年では鑑賞用としてインテリア雑貨のひとつになりました。ハーバリウムを作るワークショップなども、大変人気がありますよね。
ハーバリウムのお花は保存用のオイルに浸けてありますので、水換えなどの手間は要りません。密閉されていますので、花瓶に生けたお花と違って飾りやすいのも魅力です。
オイルの中でたゆたうように揺れるお花は幻想的で美しく、生花とは全く異なる楽しみ方ができます。雑貨店やインテリアショップなどでも販売されていますので、花屋さん以外でも入手しやすいのが嬉しいポイントです。
容器とオイルを用意すれば、自分で作ったドライフラワーでオリジナルのハーバリウムを作ることができます。お手製の手作りハーバリウムをプレゼントするのも素敵ですね。
喜ばれるお花のプチギフトの選び方
お花のミニブーケを贈ろう!と決めたら、次に悩むのはお花選びですよね。
普段から買い慣れていないお花を選ぶとなると、どうやって選べば良いものか迷ってしまいます。
そんなときに役に立つよう、相手に喜ばれるお花のプチギフトの選び方について、いくつかおすすめの方法をまとめてみました。
ギフト選びに首を捻っている方は、ぜひ参考になさってみてくださいね。
フラワーギフトのタイプを選ぶ
まずは先ほどご紹介した、フラワーギフトのタイプから選んでみる方法です。
生花以外にも、プリザーブドフラワー、ソープフラワー、ドライフラワーなど、お花の種類はさまざまです。お花のお世話が苦手そうな方や、普段忙しくされていてお世話の手間が大変そうな方には、生花以外のギフトタイプが良いでしょう。
また、家に花瓶がなさそうな一人暮らしの方や男性の方へも、花瓶へ移し替える必要のないギフトタイプがおすすめです。
相手の好きな色や花の種類で選ぶ
贈る相手の好きな色や、好きなお花の種類をご存じでしたら、それらを取り入れたミニブーケを選べばきっと喜んでもらえますよ。
フラワーギフトの贈り物において、色がもたらす印象というのはとても重要です。
季節によって入手しにくいお花もありますが、好きなお花の種類が店頭にない場合には、好きな色合いでまとめたミニブーケを贈りましょう。
事前にリサーチしておけるとベストですが、もし相手の好きな色がはっきりと分からなければ、その人が持っている小物や、よく着ている服の色などを思い出してみてください。普段から持ち歩くものや身に着けるものは、お気に入りの色を選んでいることが多いものです。
相手の雰囲気やイメージで選ぶ
ミニブーケの色合いで悩んでいる場合には、相手の方を思い浮かべたときイメージされる色を使ってみるのも良いでしょう。明るく華やかな方であればオレンジやイエロー系、女性らしく優しげな雰囲気の方にはレッドやピンク系、落ち着きがあって品のある方にはブルーやパープル系などといったように、相手の雰囲気から連想される色合いでまとめてみるのもおすすめです。
自分のことを思い浮かべながら選んでもらったのだと思えば、受け取る側の嬉しさも倍増するでしょう。
旬のお花を選ぶ
贈る季節によって、季節のお花を選んでプレゼントに季節感をプラスしてみるのもおすすめの選び方です。
例えば春なら、チューリップやスイートピー、ラナンキュラスなどの花材を。夏にはアジサイやヒマワリ、秋はダリアやコスモス、冬にはバラなど、旬の花をメインに使ったブーケを選んでみましょう。
また、旬のお花は単価も低価格ですので、予算内でもっとボリュームアップしたブーケに仕上げることもできますよ。
お花のプチギフトにプラス!もっと素敵な贈り物に
ミニブーケなどのプチギフトにもう一品加えれば、プレゼントがより素敵なものとなるでしょう。
「花だけだとちょっと物足りないかな?」「小物を贈りたいけどそれだけだと寂しいかも……」というときには、お花のプチギフト+小物のプレゼントはいかがですか?
小物や雑貨以外にもプラスアルファでおすすめのプレゼントをご紹介しますので、参考になれば幸いです。
雑貨や小物を添える
お花のプチギフトだけでは、なんだかちょっと物足りない気がする……というときには、小物や雑貨をプラスしてプレゼントしましょう。
例えば、文房具やアクセサリー類、ハンカチやコンパクトミラー、コーヒーや紅茶のティーバッグなど、ちょっとしたアイテムを足すだけで、プチギフトがとても華やかになります。
手紙やメッセージカードを添える
親しい間柄の人や、あまり話す機会がなかったけれど感謝の気持ちを伝えたい…というときには、お手紙やメッセージカードをプチギフトに添えてみましょう。
直筆のメッセージというのはもらうととても嬉しいものですし、思い出として残ります。
複数名でプレゼントする場合には、事前に寄せ書きを記入してもらい、ギフトを渡す当日にミニブーケなどと一緒に手渡すのも喜ばれるでしょう。
普段は面と向かって言えない素直な気持ちや感謝の思いを伝えたいときにも、メッセージカードが役立ってくれますよ。
スイーツを添える
デパ地下などで販売されているお菓子売り場は、お土産用のものなどを含めて、箱のデザインにまで凝ったかわいらしい形のスイーツが多く販売されています。
見ても楽しめる、味わっても楽しめるかわいらしくてきれいなスイーツは、贈り物には最適です。クッキーやチョコレート、マカロンやマフィンなど、贈る相手の好みや喜ばれそうなデザインのお菓子を選んで、お花のプチギフトと一緒に渡してみましょう。
ギフトカードやカタログを添える
数名で贈る合同のプレゼントであれば、ギフトカードやカタログなどと一緒にミニブーケを贈るのもおすすめです。
相手の方は自分の好きな物を購入できますし、予算もはっきりと決めやすいので贈る側も助かりますよね。カフェへ行くのが好きな方には、コーヒーショップのギフトカードやチャージ型のプリペイドカードなども喜んでいただけるでしょう。
好みの物が分からず悩んでいる場合には、贈った相手が自分で使い道を選べるタイプのギフトを選ぶのも良い手段です。
ワインやビールなどお酒を添える
かわいい小物よりも、お酒類が喜びそうな方には、ちょっと珍しい種類のお酒や外国のビール、ワインボトルなどとあわせて、お花のプチギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。
地域限定の地酒やかっこいいラベルの瓶酒、ユニークな名前の日本酒など、ちょっと珍しいお酒を選べば平凡なギフトにはなりません。
特に男性の方は、お花だけではなくお酒も一緒にプレゼントされれば喜んでもらえるでしょう。
ぬいぐるみを添える
小さなお子さまやかわいいもの好きな方には、ぬいぐるみと一緒にお花をプレゼントしてみるのもおすすめです。好きなキャラクターを知っていれば、そのキャラクターのぬいぐるみや、インテリアとして置いてもかわいらしいテディベアなども喜んでもらえそうですね。
ぬいぐるみにミニブーケなどを持たせて贈るのも素敵な演出です。
まとめ
今回は、ミニブーケなどのお花のプチギフトについて、プチギフトならではのメリットやフラワーギフトのおすすめタイプ、選び方などをご紹介してきました。
お花のプチギフトは、低コストで贈ることができる手軽なギフトながらも、華やかさを損なわずに喜んでいただけるおすすめのギフトです。
老若男女を問わずに選べますし、手軽に渡せる価格帯なので相手の方に気を遣わせず、気持ちよく受け取っていただけるでしょう。
思い付いたらすぐに購入できる、便利なお花のプチギフトを、日頃の感謝や愛情を添えて、親しい方へ贈ってみてはいかがでしょうか。