ブライダルにおすすめの花23選!結婚式のイメージに合う花を選ぼう
会場装花や新婦が持つブーケなど、ブライダルにおいて花は欠かせないアイテムの1つです。ブライダルシーンでの花は、理想の結婚式に合うものを選ぶのがポイントです。
そこでこの記事では、ブライダルのイメージ別におすすめの花をご紹介します。結婚式にふさわしい花言葉や避けるべき花も紹介しているのでチェックしてみてください。
ブライダルで花をつかうシーン
ブライダルにおいて、花が使われるシーンは大きく分けて次の3つがあります。
使いたい花がたくさんある場合はそれぞれ別の場所で違う花を用いても良いかもしれませんが、ざっくりと共通のメインの花を決めておくと全体の統一感が出るのでおすすめです。
会場装花
ブライダルシーンで使う花の中でも、大きな割合を占めるのが会場装花。
ゲストが最初に目に触れる受付台や注目が集まる新郎新婦の高砂、ゲストテーブルの装飾などに飾られ、会場の雰囲気をより一層盛り上げてくれます。
会場装花は主に、ゲストをおもてなしするための花なので、感謝の気持ちを込めた花選びがおすすめです。しかし、いろいろな場所に装花を飾りすぎると、思っていた以上に高額になることもあるので注意してください。
ブーケ・ブートニア
ブーケはもともと、男性が女性にプロポーズする際に贈ったもの、そしてブートニアはプロポーズを承諾した証として、新婦が受け取った花束から1本抜き取り、新郎に渡したものだと言われています。
ブライダルにおけるブーケやブートニアは、いわば2人の幸せの象徴。思い出の花や2人の好みの花など、持っているだけで幸せな気持ちになれるものや、ウエディングドレスの雰囲気に合う花を選ぶのがおすすめです。
両親への花束
両親への花束贈呈は、ブライダルに欠かせない大切な演出の1つです。改まって花束を渡すのは気恥ずかしいかもしれませんが、これまでの感謝を込めて素敵な花束を贈りましょう。
花束に使う花は、両親が好きな花や色、感謝の気持ちを表せる花言葉をもつものがおすすめです。花のタイプは生花が定番ですが、最近では思い出に残せるプリザーブドフラワーなども人気を集めていますよ。
ブライダルで使う花のおすすめの選び方
花にはたくさんの品種がありますが、統一感を持たせるためにも1回のブライダルシーンで使うのは、その中の数種類だけに抑える必要があります。しかし、使いたい花がたくさんあるとどれを選んで良いか迷ってしまいますよね。
その場合には、以下の点を意識して検討してみましょう。
新婦や新郎の好きな花や色で選ぶ
ブライダルは新郎新婦が主役のイベントなので、まずは2人の好きな花を優先させましょう。好きな花が特に無いようなら、ざっくりとした色やイメージを指定して、フラワーコーディネーターさんにお任せするのもおすすめです。
例えば、ロマンチックなイメージなら赤やピンク系、キュートなら黄色やオレンジ系、ナチュラルならホワイトやグリーン系の花が似合います。
季節の花を選ぶ
ブライダルは何か月も前から時間をかけて準備するものですが、結婚式当日の日程は決まっているので、その季節に合う花を選ぶのもおすすめ。
旬の花はその気候に適しており、市場にも多く流通するので、花持ちが良いだけでなく比較的安価で手に入るというメリットもあります。
また、会場を季節の花でいっぱいにすることで、新郎新婦やゲストにも結婚式当日のイメージが季節と一緒に記憶に残りやすくなるのでおすすめです。
花言葉で選ぶ
花にはそれぞれ花言葉を持っていて、自分や周り人の幸せを願うものがたくさんあります。その中でも、愛にまつわる花言葉を持っているものがブライダルにおすすめです。
例えば、ブライダルに使われる花の定番であるバラには「あなたを愛しています」という花言葉が、ガーベラには「希望」、アイビーには「永遠の愛」という花言葉があります。
結婚する相手への気持ちを込めたり、これからの夫婦像をイメージしたりして、想いに近い花言葉を探してみましょう。
【イメージ別】ブライダルにおすすめの花23選
ここからはブライダルにおすすめの花を、イメージ別に合計23種類ご紹介します。結婚式全体の雰囲気や、ドレスに合わせて選んでみましょう。
これから紹介する花は、ブライダルにもぴったりの花言葉を持っているものばかりなので、いくつか選んで組み合わせるのもおすすめです。
ロマンチックなイメージの花
まずは、ロマンチックなイメージのブライダルにおすすめの花をご紹介します。
バラやラナンキュラスなど結婚式でよく見かける花ばかりですが、改めてその魅力や花言葉を意識すると気持ちも改まります。
バラ
ブライダルの花の定番とも言われているバラは、カラーバリエーションが多く、純白ドレス以外にもカラードレスにも合わせやすいのでおすすめです。
赤いバラはロマンチックなイメージになりますが、ピンクはキュートな印象に、白はエレガントに、黄色は爽やかな印象になります。
バラには、「あなたを愛しています」や「信頼」、「清純」などの花言葉があるのでブライダルにぴったりです。
ラナンキュラス
ラナンキュラスは、バラのように幾重にも重なった花びらが繊細さをイメージさせる初春の花。白や赤、黄色などカラーバリエーションが豊富なので、ブライダルのイメージカラーに合わせた選び方が可能です。
そんなラナンキュラスには「あなたは魅力に満ちている」という花言葉があります。その日に最も輝いている花嫁さんにぴったりなのでおすすめですよ。
カーネーション
母の日に贈るイメージが強いカーネーションですが、定番の赤以外にも白やピンク、黄色などのカラーバリエーションがあり、レースのような花びらでロマンチックさとゴージャスさが演出できます。
カーネーションの花言葉には「無垢で深い愛」などがあり、結婚相手との永遠の愛を誓うブライダルにおすすめです。
キュートなイメージの花
次にキュートなブライダルにぴったりの花をご紹介します。
明るい雰囲気の結婚式や披露宴にしたい方におすすめです。
キュートなイメージの花には、花びらが広がったものや、カラフルなものが多いので、プリンセスラインの可愛らしいウエディングドレスに良く似合いますよ。
カラードレスとの相性も良いので、花の選び方によってはお色直し後も同じブーケを使えます。
ガーベラ
細長い花びらを丸くつけた見た目が可愛らしいガーベラは、育てやすくてガーデニングとしても人気がありますが、豊富なカラーバリエーションでブライダルシーンにもおすすめです。
ガーベラには「希望」や「常に前進」などの花言葉があり、これからの結婚生活に希望を持てるような花です。
マーガレット
黄色い花芯と白い花びらのコントラストが美しく、可憐でキュートな印象のマーガレットもブライダルシーンで多く使われている花です。花冠やブーケ、会場装飾など、あらゆるシーンにぴったりで、他の花とも組み合わせやすい花でしょう。
マーガレットの花言葉は「真実の愛」。結婚相手との愛を誓いあうブライダルにぴったりです。
チューリップ
子どもから大人まで誰もが知る春の花であるチューリップは、赤や黄色、白などのカラーバリエーションが豊富です。
チューリップを使ったウェディングブーケや会場装飾は、キュートで春らしさ満点になるでしょう。
そんなチューリップには「思いやり」や「愛の告白」などの花言葉があり、結婚相手への想いやゲストへの心遣いを表せますよ。
アネモネ
中央の花芯を優しく包み込むように花びらを広げるアネモネも、春を代表する花の一つです。アネモネにはたくさんの品種があり、カラーバリエーションも豊富なので、さまざまなイメージのブライダルに合わせやすいことから人気を集めています。
アネモネには、「君を愛す」や「希望」などの花言葉がありますが、「はかない恋」などのマイナスなイメージも持ち合わせているので、他の花と組み合わせて使うのがおすすめです。
エレガントなイメージの花
続いて、大人っぽくてエレガントなイメージのブライダルにおすすめの花を紹介します。エレガントな花は、すらりとしたAラインやマーメイドラインのウエディングドレスと合わせるとバランスが良くなります。
厳かな雰囲気もあるので教会やチャペルでの挙式にもおすすめですよ。
カラー
まっすぐに伸びた細長い茎と、花びらに見える巻きつくような苞(ほう)が、上品でエレガントなイメージを与えるカラー。
アームブーケにすると、スレンダーなドレスによく似合うスタイリッシュでおしゃれな印象になります。会場装花として飾っても、洗練されたイメージを演出できるのでおすすめ。
カラーには、「乙女のしとやかさ」や「夢のように美しい」などの花言葉があり、花嫁を象徴する花と言えます。
ユリ
清らかで可憐な印象が、厳かな雰囲気のブライダルにぴったりのユリ。
ユリの定番色は白ですが、最近では赤やピンクなどの色も人気です。ユリは1輪でも存在感が大きく、新郎新婦の高砂やゲストテーブルに飾ると豪華な印象になるのでおすすめ。ユリには「純潔」や「無垢」などの花言葉があり、ブライダルブーケにぴったりです。
トルコキキョウ
すらりと伸びた茎に、フリルのような繊細な花びらをつけるトルコキキョウも、ブライダルシーンで人気の花です。
1輪でもボリュームがあり、トルコキキョウを束ねたブーケは豪華でエレガントな印象になります。
そんなトルコキキョウの花言葉は「永遠の愛」や「希望」、「清々しい美しさ」などがあり、結婚式にぴったりです。
ナチュラルなイメージの花
続いて、ガーデンウエディングにぴったりのナチュラルなイメージの花を紹介します。
ブーケや会場装花にグリーンを取り入れたい方におすすめです。優しくて柔らかい印象の結婚式や披露宴になりますよ。
Aラインなどのシンプルなウエディングドレスに合わせるときれいにまとまります。
スイートピー
ひらひらとした小さくて可愛らしい花をつけるスイートピーは、軽やかな印象でナチュラルなイメージのブライダルにぴったりです。
淡いピンクや黄色、ブルーなどカラーバリエーションが豊富なのも魅力。
スイートピーには「門出」や「優しい思い出」などの花言葉があるので、新しい道を歩み始めるブライダルシーンにおすすめです。
スズラン
鈴のような小さな花をつけることからこの名が付けられたスズラン。
スズランを束ねたウエディングブーケは、控えめながらも可憐な印象になります。葉は深い緑色をしているので、ガーデンウエディングにもおすすめ。
スズランの花言葉は「純粋」や「純潔」などがあり、純白のドレスを身にまとう花嫁さんにぴったりです。
アイビー
アイビーは、ブライダルブーケや会場装花に添えるグリーンとして人気の植物です。手のひらを広げたような葉の形が特徴的で、ツタ状なので動きを出しながらも花の隙間をバランスよく埋めてくれます。
アイビーにも花言葉があり、「永遠の愛」や「結婚」など、ブライダルで使わないわけにはいかないような縁起の良い植物です。
カスミソウ
小さな小花をたくさんつけるカスミソウは、ナチュラルな雰囲気のブライダルにぴったりです。以前までは、メインの花に添えるサブフラワーとして用いられることが多かったのですが、最近ではカスミソウを主役にしたブーケが、フェミニンな印象になると人気を集めています。
カスミソウには「清らかな心」や「幸福」といった花言葉があるので結婚式におすすめです。
和風なイメージの花
次に、和風なイメージにしたいブライダルにおすすめの花をご紹介します。
和装での挙式では、古くから日本で親しまれているものや、日本人に似合うような優しい雰囲気の花が多く用いられていますよ。和装とドレス、両方楽しみたい方にもおすすめです。
ピンポンマム
ころんとしたボールのような丸いフォルムが可愛らしいピンポンマム。菊の一種で、和装でのブーケや髪飾りに良く似合います。もちろん洋装でも上品な雰囲気を演出できるのでおすすめです。
ピンポンマムには「君を愛す」、「私を信じて」というように、結婚式を迎える新郎新婦の心情を表すかのような素敵な花言葉があります。
ダリア
たくさんの花弁をつけ、豪華で大人の気品漂うダリアも、和洋問わずブライダルシーンで人気の花です。白やピンク、黄色などカラーバリエーションも豊富で、結婚式のイメージに合わせてアレンジができます。
ダリアには、「優雅」や「気品」などの花言葉があるので、上品なイメージの衣裳を選びたいときにおすすめです。
シャクヤク
花びらが何層にも重なって、上品さと繊細さを併せ持つシャクヤク。ボタン科の花で、1輪でも存在感があるのでブーケや会場装花におすすめです。
日本では昔から、女性の美しさを「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と表してきました。その言葉の通り、美しく品のある女性にぴったりの花です。
シャクヤクには「恥じらい」や「はにかみ」などの花言葉がありますよ。
ブライダルで避けるべき花
新郎新婦や会場を華やかに彩るブライダル装花ですが、中にはゲストが不快に感じてしまう花もあります。
また、花言葉や縁起が悪いイメージのある花も極力使用を控えましょう。
最後にブライダルシーンで避けるべき花の特徴をご紹介します。
縁起の悪いイメージがある花
結婚式は、2人の新しい門出と周りの人たちへの感謝を込めた、大切なイベントです。「凶」のイメージのあるキキョウや、お葬式を連想させる菊は使用しないのがマナー。
また、今回ご紹介した花の中にも、黄色いユリには「偽り」、黄色いカーネーションには「軽蔑・愛情の揺らぎ」というように、色別で見るとブライダルにふさわしくない花言葉を持つものもあるので注意しましょう。
香りが強い花
会場の雰囲気だけでなく、お料理でゲストをおもてなしするのも結婚式の醍醐味です。ゲストテーブルに香りの強い花を飾ってしまうと、せっかくの料理の香りを邪魔してしまうのです。
どうしても香りが強い花を選びたい場合は、受付台などの飲食の場から離した場所で使いましょう。
花粉アレルギーを起こしやすい花
花粉症は多くの現代人を悩ませる症状です。スギやヒノキなど、花粉アレルギーを起こしやすい植物や花の使用は控えるのがマナー。
また、花粉が多いものだと、花嫁のドレスが汚れてしまったり、テーブルにぽろぽろと落ちてきたりするので、ブライダルでは使わないようにしましょう。
まとめ
ブライダルは主役の新郎新婦にとって、ずっと思い出に残るような大切なイベントになります。会場のイメージやドレスとの相性、花言葉なども考慮しながらこだわりの花を飾りましょう。
今回ご紹介したおすすめの花を参考に、あなたのブライダルにぴったりの花を探してみてくださいね。