結婚祝いにおすすめのフラワーギフトとは?花言葉やマナーなどを紹介

大切な人やお世話になっている人への結婚祝い。さまざまなギフトが贈られますが、何を贈ろうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなときは、華やかに門出を祝福できるフラワーギフトがおすすめです。

本記事では、結婚祝いにおすすめの花言葉やフラワーギフトの種類、押さえておきたいマナーなどを解説します。

結婚祝いにフラワーギフトがおすすめの理由

結婚祝いの贈り物として、フラワーギフトは高い人気があります。花は相手の年齢や性別、趣味に関係なく贈りやすい点が大きな魅力です。特に結婚という人生の節目には、華やかで明るい印象を与えるフラワーギフトがぴったりです。

また、花には「祝福」や「感謝」といった前向きなメッセージが込められており、お祝いの気持ちを視覚的にも伝えやすいという特徴があります。フラワーギフトの種類は豊富であり、飾る場所や好みに合わせて贈ることができるのも嬉しいポイントです。

さらには、新生活の空間を彩るインテリアとしても役立つため、実用性と華やかさを兼ね備えたギフトとして喜んでもらえます。

結婚祝い用フラワーギフトにおすすめの花材9選

結婚祝いのフラワーギフトに向いている花として、以下の9種類が挙げられます。

  • バラ
  • ガーベラ
  • 胡蝶蘭
  • チューリップ
  • カスミソウ
  • デンファレ
  • ブルースター
  • スズラン
  • カーネーション

ここでは、それぞれの花の特徴や花言葉について詳しく見ていきましょう。

バラ

フラワーギフトの定番ともいえるバラは、結婚式や披露宴にも多く取り入れられている花です。バラは知らない人はいないほどにポピュラーな花であり、その華やかさと存在感から「花の女王」とも呼ばれています。

そんなバラの花言葉は色ごとにつけられており、定番の赤いバラには「愛情」や「情熱」、白いバラには「深い尊敬」、青いバラには「神の祝福」といった結婚祝いにぴったりの花言葉がたくさんあります。上品な見た目と華やかな香りのバラは、2人の門出を祝福する結婚祝いに最適です。

ガーベラ

ガーベラも、花束やフラワーアレンジメントなどのフラワーギフトによく使われている定番の花であり、細長い花びらをたくさんつけて丸く咲く姿がかわいらしいのが特徴です。ガーベラは咲き方やカラーバリエーションがとても豊富で、相手の好みやイメージに合わせたギフトを選びやすいというメリットがあります。

ガーベラ全般の花言葉は「希望」や「前進」などがあり、これから新たな人生を歩んでいく2人を応援する結婚祝いにおすすめです。

胡蝶蘭

ビジネスシーンでのお祝いにも多く贈られている胡蝶蘭ですが、「幸福が飛んでくる」という素敵な花言葉は結婚祝いにもおすすめです。蝶がひらひらと飛んでいるように咲く胡蝶蘭は、豪華で華やかな贈り物になります。

胡蝶蘭というと鉢で贈るのが一般的なので、ガーデニングや花を育てるのが好きな方に贈ると喜ばれます。適切な環境下で育ててもらえれば、翌年も花をつけることがあるので長く楽しんでもらえるでしょう。

チューリップ

春に咲く花の代表の一つともいえるチューリップは、年齢問わず誰に贈っても喜ばれる花です。咲き方やカラーバリエーションが豊富なので、チューリップだけで花束をつくっても華やかでかわいらしくなります。

チューリップも、花の色ごとに花言葉がつけられていますが、チューリップ全般だと「思いやり」という意味合いを持っています。一方、白いチューリップには「失われた愛」という花言葉があるので、結婚祝いに贈るときには避けたほうが良いかもしれません。

カスミソウ

小さな花をたくさんつけるカスミソウを使ったフラワーギフトは、ふんわりと繊細なイメージの贈り物になります。花束やブーケではメインの花を引き立てる脇役に回ることも多いのですが、あえてメインの花として取り扱うのもおすすめです。

カスミソウには「永遠の愛」や「清らかな心」といった花言葉があるので、永遠の愛を誓いあった2人を祝福するのにふさわしい花といえます。

また、カスミソウは英語では「Baby Breath(赤ちゃんの吐息)」と呼ばれているため、授かり婚で新しい命を迎える夫婦にもぴったりです。

デンファレ

花の形が胡蝶蘭に似ているデンファレを取り入れると、華やかさと高級感をまとうフラワーギフトになります。花持ちも良いため、ブライダルシーンで多くの人に選ばれています。

花の色は、白やピンク、紫などが定番となっており、デンファレ全般の花言葉として「お似合いのふたり」を持っています。

また、一年を通して市場に多く流通しており、手ごろな価格で手に入れやすいという点も魅力の一つです。

ブルースター

星の形のような青い小花をつけるブルースターは、シンプルながらもかわいらしい印象の花です。葉の形も丸みを帯びており、やわらかくてあたたかい質感が人気を集めています。

欧米では、花嫁が青いものを身につける「サムシングブルー」という風習があるため、結婚する女性に贈るお祝いとしても最適です。そんなブルースターの花言葉は「幸福な愛」や「信じあう心」など、結婚祝いに向いている意味合いを持っています。

スズラン

鈴のような形の小花をつけることからその名がつけられたスズランは香りが良く、香水や化粧品にも使われている三大フローラルの一つです。ヨーロッパでは「聖母マリアの花」といわれており、「純粋」や「純潔」などの花言葉があります。

スズランには、ピンクや赤、黄色などのカラーバリエーションもありますが、定番の白いスズランだと他の花との相性も良く、結婚のイメージにも結びつきやすいのでおすすめです。

カーネーション

母の日に贈る花として定番化しているカーネーションですが、結婚のお祝いシーンでもおすすめです。繊細な花びらをフリルのようにつけるカーネーションは、上品で華やかな印象のフラワーギフトにしてくれます。

カーネーションといえば赤いイメージが強いかもしれませんが、カラーバリエーションが豊富であり、好みに併せて選ぶことが可能です。

カーネーション全般の花言葉は「無垢で深い愛」、白いカーネーションには「純粋な愛」、ピンクには「感謝」などを持っているので、花の色を意識しながら選ぶと良いでしょう。

ただし、黄色いカーネーションには「軽蔑」という花言葉があるので避けたほうが良いかもしれません。

結婚祝いにおすすめのフラワーギフト

結婚祝いにおすすめのフラワーギフトとして、以下のような種類が挙げられます。

  • 花束・ブーケ
  • フラワーアレンジメント
  • フラワーケーキ
  • 鉢植え
  • 観葉植物

ここでは、それぞれの種類の特徴や魅力について具体的に解説します。

花束・ブーケ

フラワーギフトの定番として挙げられるのが花束やブーケであり、さまざまなお祝いのシーンで贈られています。たくさんの花を束ねた花束は豪華で華やかな印象になり、人前で渡すときの見栄えも抜群です。

花の本数や色、ラッピングなどでイメージを変えられるので花屋のスタッフと相談しながら細かい調整が可能なのも嬉しいポイントです。切り花なので花持ちはそれほど良くありませんが、瑞々しい生花の美しさや香りを届けることができるでしょう。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントとは、箱や容器の底に吸水スポンジを敷き、花を挿してバランス良くアレンジしたアイテムです。花器が不要で受け取ってからそのまま飾れるという手軽さが人気で、花の扱いに慣れていない方や忙しい方への贈り物に喜ばれます。

結婚したばかりの人は、新居への引っ越しや手続きなどで忙しいことも考えられるので、飾りやすくて処分もしやすいアレンジメントがおすすめです。最近では、開けるまで何が入っているか分からない「ボックスフラワー」のアレンジメントも人気を集めています。

フラワーケーキ

結婚といえば、ウエディングケーキを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。土台を粘土などでつくり、本物の花でデコレーションしたフラワーケーキは、結婚のイメージを生かしたお祝いとしておすすめです。

本物のケーキが入っているような箱に入れて贈れば、開けたときにあっと驚かせるようなサプライズを仕掛けることもできます。箱を紙袋などに入れておけば出先でも渡しやすく、相手の持ち帰りの負担も減らせるでしょう。

鉢植え

花を育てることが好きな方には、結婚祝いに鉢植えを贈るのもおすすめです。窓際やベランダにも置きやすいコンパクトサイズの鉢であれば、スペースに左右されることなく飾ってもらいやすいでしょう。

ただし、鉢植えは大きさによってそれなりに重さがあることも多いので、出先や職場で渡すよりは宅配などを活用して贈るほうが良いかもしれません。

観葉植物

観葉植物に興味がある方や観葉植物を育てるのが好きな方への結婚祝いでは、観葉植物を贈るのもおすすめです。観葉植物には比較的丈夫で室内でも育てやすい品種も多いため、初心者の方へも贈りやすい種類が数多くあります。

また、観葉植物はおしゃれなインテリアグリーンとして部屋のアクセントにもなってくれるので、インテリアが好きな方への結婚祝いにも喜ばれるでしょう。

結婚祝いで贈るフラワーギフトの相場

結婚祝いで贈るフラワーギフトの相場は、贈る相手によって異なります。ここでは、友人や家族、職場関係の3パターンに分けて主な相場を紹介します。

友人の場合

友人に贈る結婚祝いであれば、3,000~5,000円程度が相場です。相手との距離感や親密性に合わせて、相手に気を使わせないくらいの花を贈りましょう。

複数人の友人と連名で贈る際は、もう少し予算を高めに設定しても良いかもしれません。出先で渡すことも多いと想定されるので、持ち帰りやすいものや荷物になりにくいものを選ぶのがポイントです。

家族・親戚の場合

家族や親戚への結婚祝いにフラワーギフトを贈る場合、一般的な相場は5,000~8,000円程度が目安とされています。ただし、この金額はあくまで平均的なものであり、実際には贈る相手との関係性によって調整することが重要です。

たとえば、自分の子どもや兄弟・姉妹に贈るのであれば、10,000円以上の特別感のあるフラワーギフトを選ぶことも珍しくありません。一方で、いとこや少し遠い親戚であれば、気を遣わせすぎないよう5,000円前後の華やかなアレンジメントやブーケで十分気持ちが伝わるでしょう。

職場関係の場合

職場関係の方に結婚祝いとしてフラワーギフトを贈る際は、相場感や贈る形態に注意が必要です。社内での立場や関係性によって選ぶギフトの内容や金額は変わってきますが、おおよその相場は10,000円前後です。

また、職場関係のギフトは贈るタイミングや場所にも配慮が求められます。たとえば、部署全体で贈る場合は業務に支障が出ないよう手渡しのタイミングを工夫したり、配送する場合は挙式日や新居への引っ越し時期に合わせたりするなどの気遣いが喜ばれます。

さらに、取引先の担当者やお世話になったビジネスパートナーに対して贈るケースでは、花の色合いやデザインも落ち着いたものにするといった失礼のないよう丁寧な選定が必要です。

結婚祝いで花を贈る際のポイント

結婚祝いで花を贈る際のポイントとして、以下の3つが挙げられます。

  • 相手の好みやイメージを尊重する
  • 渡すシーンや持ち帰りに配慮する
  • 他のアイテムと組み合わせる

人生の節目を祝福する結婚祝いは、相手に喜んでもらうことはもちろんのこと、持ち帰りや管理のしやすさなどに配慮することが肝心です。ここでは、花を贈る際に押さえておきたいポイントについて紹介します。

相手の好みやイメージを尊重する

結婚祝いで花を贈る際は、相手の雰囲気や好みに合った色やデザインを意識するとより心のこもった贈り物になります。たとえば、明るく元気な印象のある方には、赤・オレンジ・黄色といった暖色系の花を選ぶと、華やかでエネルギッシュな印象が引き立ちます。

一方、落ち着いた雰囲気のある方には、白やブルー、グリーン系の花が上品で清潔感のある印象を与えるでしょう。あらかじめ相手の好きな花が分かっていれば、その花をメインにアレンジしてもらうことで、より気持ちが伝わるギフトになります。

見た目の美しさだけでなく、相手への気遣いが感じられることで心に残る特別な贈り物になります。

渡すシーンや持ち帰りに配慮する

結婚祝いのフラワーギフトを手渡しする場面では、渡すタイミングや相手の移動手段も考慮することが大切です。職場や外出先などで贈る場合、受け取った相手がそのまま持ち歩くことを想定してサイズや形に気を配りましょう。

たとえば、見た目が豪華な大ぶりの花束は人気がありますが、電車移動や人混みでは扱いづらく、持ち帰りにくさを感じさせてしまうかもしれません。そういった場面では、コンパクトにまとまったアレンジメントや専用の紙袋に入れやすい花束を選ぶと安心です。

贈りたい気持ちがしっかり伝わり、なおかつ相手に負担をかけないような形で渡すのがスマートな贈り方です。

他のアイテムと組み合わせる

フラワーギフトに加えて、相手の趣味やライフスタイルに合わせたアイテムを組み合わせることで、よりパーソナルで特別感のある結婚祝いになります。たとえば、本が好きな方には花と一緒に話題の書籍を添えたり、甘いものが好きな方には焼き菓子の詰め合わせを組み合わせたりすることで、花だけでは伝えきれない気遣いが伝わります。

アクセサリーや雑貨など、相手の好みに合わせたアイテムを選ぶことで贈り物全体に統一感や個性が生まれます。相手の笑顔を思い浮かべながら、心を込めたギフトプランを考えてみてください。

結婚祝いで花を贈るときのマナー

結婚祝いを贈る際のマナーとして、以下の3つが挙げられます。

  • 花の色やイメージに注意する
  • 破損しにくいものを贈る
  • 配送のタイミングを図る

結婚祝いは、夫婦となってこれからの人生を共に歩んでいく2人を応援し、祝福する大切な贈り物です。そのため、相手に誤解を与えないようにしたり縁起が悪くなりうるものを避けたりするのがマナーです。

最後に、花を贈るときに知っておきたいマナーについて解説するので役立ててください。

花の色やイメージに注意する

結婚祝いにぴったりな花言葉を持つ花でも、花の色によっては意味合いが異なることがあります。たとえば、「愛情」や「祝福」などの花言葉を持つバラでも、黄色いバラには「嫉妬」というネガティブな意味合いがあります。

一方、「思いやり」という花言葉を持つチューリップでも、白いチューリップには「失われた愛」という結婚祝いにふさわしくない意味合いを持っています。フラワーギフトを贈る際は、花の色の印象や花言葉に関して一度調べておくことをおすすめします。

破損しにくいものを贈る

結婚祝いに花を贈る際は、見た目の美しさやセンスだけでなく、取り扱いやすさにも注意が必要です。特に避けたほうが良いとされているのが、割れ物や壊れやすい素材でつくられたフラワーギフトです。

たとえば、ガラス製や陶器製の花瓶や花器は、見た目は上品でも「割れる=夫婦の関係が壊れる」といった縁起の悪さを連想させることがあるため、結婚祝いにはふさわしくないと考えられています。

また、壊れやすいアイテムは輸送中の破損リスクも高く、宅配で贈る場合には特に注意が必要です。受け取った側が箱を開けた瞬間に壊れていたという事態になれば、せっかくのお祝いが台無しになってしまいかねません。

配送する場合は衝撃に強く、安定感のあるアレンジメントやボックスフラワー、比較的軽量な鉢植えなどがおすすめです。

まとめ

結婚祝いには、華やかに2人の門出を祝福できる花が最適です。花束やブーケ、フラワーアレンジメントなどが適しており、バラやカーネーションなどは結婚祝いにぴったりの花言葉を持っています。

また、結婚祝いに花を贈るときは、相手の好みに合わせたり持ち運びやすいものを選んだりするのがポイントです。ただし、花の種類や色、花言葉などによっては結婚祝いに向かないものもあるので注意してください。

ぜひ本記事を参考に、素敵なフラワーギフトを結婚祝いとして贈ってみてはいかがでしょうか。

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