母の日に花を贈る理由とは?おすすめの花や贈る際のポイントなども紹介

母の日 花 イメージ

毎年、5月の第2日曜日は母の日。日ごろの感謝を伝える日として、日本ではカーネーションを贈る風習が根づいています。

しかし、最近ではカーネーション以外の花を贈ることが増えており、多種多様の花が選ばれています。そこで今回は、母の日に花が選ばれる理由をはじめ、母の日におすすめの花の種類やおすすめのフラワーギフト、選ぶ際のポイントなどを解説します。

そもそも母の日に花を贈る理由とは

母の日に花を贈る習慣は、母への感謝の気持ちを目に見える形で伝えるための手段として広まりました。特に、カーネーションは「尊敬」や「私の愛情は生きている」などの花言葉を持ち、母の日の象徴的な存在として定着しています。

母の日の起源は所説ありますが、1900年代初頭のアメリカで亡き母を偲んだ女性が白いカーネーションを祭壇に飾ったのがきっかけだといわれています。それがのちに赤いカーネーションを生きている母に贈る習慣へと変化し、世界中に広まっていきました。

花は言葉にしづらい思いを自然に伝えてくれる贈り物であり、華やかさや香り、美しさを通じて感謝の気持ちを表現できます。それだけでなく、花束やフラワーアレンジメントは手渡した瞬間だけでなく、飾られている間も贈り主の思いを届け続けてくれます。

こうした背景や意味から母の日には花を贈るという文化が根づき、今もなお多くの人々に選ばれ続けています。

母の日におすすめの花の種類10選

母の日 花 おすすめ

ここでは、母の日におすすめの花を10種類紹介します。それぞれの特徴や魅力なども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

カーネーション

母の日といえば、真っ先に思い浮かぶのがカーネーションではないでしょうか。カーネーションは定番でありながらも毎年多彩なアレンジや新しい品種が登場し、選ぶ楽しさも広がっています。

赤は「母への愛」、ピンクは「感謝」「温かい心」といった花言葉が込められており、まさに母の日にふさわしい意味合いを持っています。一方、白いカーネーションは故人に贈る花とされるので、扱いには注意が必要です。

カーネーションの価格帯やサイズも多種多様であり、気軽なギフトからフォーマルな贈り物まで柔軟に対応できるのも魅力の一つです。

バラ

華やかで上品な印象を持つバラも、母の日ギフトとして高い人気を誇ります。特にピンク系のバラには「上品」「しとやか」、白には「純潔」「深い尊敬」など、心のこもった花言葉があり、優雅で洗練されたギフトとして選ばれています。

カーネーションと組み合わせて花束にしても美しく、見た目のゴージャスさと香りの豊かさで特別感を演出できます。長年お世話になっている義母や少しフォーマルな贈り先にも適しており、しっかりと感謝の気持ちを伝えたいという方にぴったりです。比較的花持ちも良いため、数日から1週間以上楽しんでもらえるのもポイントです。

ガーベラ

丸く大きな花びらが愛らしいガーベラは、ポジティブな意味合いの花言葉を多数持つことから母の日の贈り物として近年注目されています。「神秘」「穢れなき心」などの言葉が込められており、明るく元気なイメージを届けたいときにぴったりです。

また、色の展開も豊富にされており、赤やピンクはもちろんのこと、黄色やオレンジなどのビタミンカラーも人気です。ブーケやアレンジメントにアクセントとして加えるだけで、全体の雰囲気をパッと華やかにしてくれる魅力があります。

ガーベラは可愛らしくも存在感があるので年齢問わず喜ばれやすく、カジュアルな感謝の気持ちを伝えたいときにおすすめの花です。

アジサイ

5月の中旬から6月にかけて見ごろを迎えるアジサイは、季節感を感じられる鉢植えギフトとして人気です。母の日に贈る花としてはやや変化球ではありますが、その分インパクトと個性があり、「家族」「和気あいあい」といった花言葉も母への感謝にぴったりです。

また、アジサイは色の変化を楽しめる品種も多く、時間とともに表情が変わっていく様子を楽しめるのも魅力の一つです。ガーデニングが好きな方やベランダで植物を育てている方に贈れば、咲いたあとも植え替えなどを通じて長く楽しんでもらえるでしょう。

胡蝶蘭

格式の高さと優雅な姿で知られる胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っており、母の日の贈り物にもふさわしい特別感があります。白は清楚で上品、ピンクはやさしさと温かみを感じさせる色合いであり、相手の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

一般的にはビジネスシーンでの贈答が多い胡蝶蘭ですが、母の日にも「少し特別な贈り物をしたい」「記念に残るものを贈りたい」という方に選ばれています。花持ちが良く1ヶ月以上楽しめることも多いため、長く飾ってもらえるのも嬉しいポイントです。

胡蝶蘭はインテリア性も高く、上質な空間づくりにも貢献してくれる一鉢です。

トルコキキョウ

やわらかな質感と品のある佇まいが魅力のトルコキキョウは、「優美」「感謝」「思いやり」など、母の日にぴったりの花言葉を持つ花です。花びらが幾重にも重なり合う姿は上品さと華やかさを兼ね備えており、落ち着いた雰囲気の中にも存在感を発揮します。

トルコキキョウにはピンクや白、紫などの色合いがあり、淡いカラーを組み合わせたアレンジメントにすれば、やさしさや心地良さを感じられる贈り物に仕上がります。幅広い年齢層の母に贈りやすく、ナチュラルテイストが好きな方にも喜ばれる花です。

カスミソウ

繊細な小花が特徴のカスミソウは、主役というよりはアレンジの引き立て役として使われることが多いですが、その存在感と意味合いから母の日にも人気の高い花です。花言葉は「感謝」「清らかな心」「幸福」など、母の日の贈り物にふさわしい言葉を持っています。

カスミソウをブーケやアレンジメントにふわりと添えることで、全体にやわらかさと奥行きを加えることができます。近年では、ドライフラワーやプリザーブドフラワーとしても人気が高く、ナチュラル系やアンティーク調のギフトとしても使われています。

ユリ

高貴な香りと堂々とした姿で存在感を放つユリは、フォーマルな印象を与える母の日のギフトとして人気です。特に、白いユリには「純粋」「威厳」といった花言葉があり、尊敬や感謝の念を強く伝えたいときに適しています。

また、オリエンタルリリーやカサブランカなど、品種によってボリューム感も異なり、大きな花束として贈ればインパクトのある贈り物になります。ただし、ユリは香りが強い傾向にあるため、好みが分かれる点や花粉の取り扱いには注意が必要です。

ラナンキュラス

重なり合う花びらがバラのように華やかで可憐な印象を与えるラナンキュラスは、母の日のフラワーギフトとしても人気が高まっています。花言葉は「華やかな魅力」「晴れやかな魅力」などであり、受け取った人の心を明るくするポジティブなメッセージが込められています。色のバリエーションも豊富であり、淡いピンクや黄色、オレンジなど、明るくやわらかな印象のカラーが好まれる傾向にあります。

ラナンキュラスは花びらが多いため、アレンジメントにするとボリューム感が出やすく、ブーケにも華やかさを添えてくれます。可愛らしい雰囲気やフェミニンなデザインが好きな母へのプレゼントにおすすめです。

ゼラニウム

ゼラニウムは鮮やかな花色としっかりとした葉が特徴の植物であり、長く育てて楽しめるギフトとして人気です。花言葉は「尊敬」「信頼」といった母の日にぴったりの意味合いを持ち、気持ちを丁寧に伝える贈り物としてふさわしい存在です。

ゼラニウムは比較的育てやすく、乾燥にも強いため、ガーデニング初心者や忙しい方でも気軽に育てられる点も魅力です。ベランダや玄関先に彩りを添える植物としても活躍し、花のある暮らしを贈るという点でも満足度の高いギフトになります。実用性を重視したい方や観葉植物に近いものを贈りたいと考えている方におすすめです。

母の日にふさわしい花ギフト

母の日にふさわしい花ギフトとして、以下の5つが挙げられます。

  • 花束(ブーケ)
  • フラワーアレンジメント
  • 鉢植え
  • プリザーブドフラワー
  • ボックスフラワー

花の種類だけでなく、どのような形で贈るかも母の日ギフト選びでは大切な要素です。贈る相手の好みやライフスタイルに合ったスタイルを選ぶことで、より気持ちのこもったプレゼントになるでしょう。

ここでは、それぞれのフラワーギフトの特徴などを詳しく見ていきましょう。

花束(ブーケ)

手渡しの際に人気なのが、見た目に華やかでインパクトのある花束(ブーケ)です。好きな花や色合いを自由に組み合わせられる他、受け取った瞬間の感動も大きいため、感謝の気持ちをダイレクトに伝えるギフトとして定番です。

また、サイズや形に自由度があり、小ぶりで可愛らしいミニブーケから両手いっぱいに広がる大きめの花束までさまざまなスタイルが楽しめます。自宅に花瓶がある場合はそのまま活けてもらいやすく、見た目にも豪華で写真映えも抜群です。

フラワーアレンジメント

花瓶の準備が不要で、届いてすぐにそのまま飾れるのがフラワーアレンジメントの魅力です。吸水性スポンジに活けられているので手間がかからず、日々忙しい母や高齢の方にもやさしいギフトです。

フラワーアレンジメントは、花の配置や全体のデザインが整っているのでプロによる完成度の高い仕上がりが期待でき、見た目にもバランスが良い印象を与えられます。置き場所に応じたサイズが選べる他、カゴや木箱、陶器など、器の素材にもこだわればインテリアとしても活躍します。ナチュラル派にもシックな雰囲気が好きな方にも合わせやすいギフトです

鉢植え

花を長く育てて楽しみたいという方には、鉢植えのフラワーギフトが最適です。アジサイやゼラニウム、胡蝶蘭などは鉢植えでの流通も多く、ガーデニング好きな方や植物を育てるのが好きな方に喜ばれます。

季節の移ろいとともに成長する姿を見る楽しみがあり、「ありがとう」の気持ちがその後も続いていくような印象を与えられるのも魅力の一つです。

また、屋外・室内どちらでも飾れる種類が多く、生活空間に彩りを添える存在として長く活躍してくれるギフトです。

プリザーブドフラワー

枯れない花として人気のプリザーブドフラワーは、花本来の美しさを保ちながらも水やり不要で長持ちするのが特徴です。忙しい方や高齢の方、小さな子どもがいる家庭でも扱いやすく、手間をかけずに長く楽しめることから実用性を重視する方に選ばれています。

また、アクリルケース入りやフォトフレーム型など、デザイン性に富んだ商品も多く、インテリアの一部として飾ることも可能です。「長く感謝の気持ちを伝えたい」「お世話になった気持ちを残したい」というときにぴったりのギフトです。

ボックスフラワー

ボックスフラワーは、箱のフタを開けた瞬間に広がるサプライズ感が魅力のフラワーギフトです。コンパクトで持ち運びしやすく飾る場所を選ばないため、遠方への配送や手渡しどちらにも対応しやすいのが特徴です。

四角や丸型、ハート型など、バリエーションも豊富であり、箱の素材や色によって印象も大きく変わります。花と一緒にお菓子や紅茶などを詰め合わせたギフトボックスにすることもでき、実用性と華やかさを兼ね備えた贈り物として注目されています。

母の日に花を贈る際のポイント

母の日 花 ポイント

母の日に花を贈る際のポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 相手の好みの花を取り入れる
  • 飾りやすさ・手間の少なさを考慮する
  • メッセージカードを添える
  • 花の色や花言葉にも気を配る

どんなに美しい花でも、贈る際の心遣いや選び方一つで相手の印象が大きく変わります。相手に合わせた思いやりある選び方を意識することで、気持ちがしっかりと伝わるプレゼントになります。

最後に、各ポイントについて解説するので、母の日に花を贈る際に役立ててください。

相手の好みの花を取り入れる

母の日の花を選ぶ上で最も大切なのは、贈る相手の好みに合わせることです。カーネーションが定番ではありますが、「バラが好き」「アジサイを育てたい」など、日ごろから母の好みをリサーチしておくとより喜んでもらえるギフトになります。

好きな花の種類はもちろん、色の好みや雰囲気まで意識できれば、相手にとって「自分のために選んでくれた」と感じてもらえる特別な一鉢になるでしょう。贈る相手を思い浮かべながら選ぶことで、気持ちのこもったギフトになります。

飾りやすさ・手間の少なさを考慮する

贈る側は華やかさや見た目を重視しがちですが、受け取る側にとって大切なのは飾りやすさや手入れの負担が少ないことです。花瓶が不要なアレンジメントや育てやすい鉢植え、水やりの必要がないプリザーブドフラワーなどは、実用的かつ長く楽しめる点で喜ばれます。

特に、高齢の方や忙しい方への贈り物には、管理のしやすさを優先して選ぶのがスマートです。母の日でフラワーギフトを贈る際は相手の生活スタイルを想像し、手間が少なく気軽に飾れるものを選びましょう。

メッセージカードを添える

どれほど見事な花を贈っても、言葉が添えられているかどうかで受け取る印象は大きく変わります。シンプルでも構わないので、「いつもありがとう」「健康に気をつけてね」など、一言のメッセージをカードで添えることが大切です。

花だけでなく言葉でも気持ちを伝えることで、より深い感謝や愛情が相手に届きます。市販のカードに手書きで添えるだけでも温かみが伝わる他、最近ではオンライン注文でもメッセージを印刷して届けるサービスが多くあります。普段、気恥ずかしくて言葉にできないような気持ちを一言添えるだけで贈り物の印象がぐっと良くなるでしょう。

花の色や花言葉にも気を配る

花の色や花言葉にはそれぞれ意味や印象があり、母の日に贈る際には選び方に注意したいポイントです。たとえば、白いカーネーションは亡くなった母へ贈る花とされるため、存命の母には避けるのが一般的です。一方、赤やピンク、オレンジなどは明るく前向きな印象があり、花言葉にも「感謝」「温かい心」などの意味が込められています。

また、相手の好きな色を取り入れたり、気分が明るくなるカラーを選ぶのもおすすめです。贈る相手にふさわしい色合いや意味を持つ花を選ぶことで、より気持ちの伝わるギフトになります。

母の日に花を贈るならプレミアガーデンへ!

母の日に花を贈るのは、感謝や愛情を自然に伝えられる素敵な習慣です。カーネーションをはじめとする定番の花に加え、バラやアジサイ、胡蝶蘭など、さまざまな選択肢があり、花の種類や贈り方次第で印象も大きく変わります。

相手の好みや生活スタイルに合わせて選び、心のこもったメッセージを添えればより一層気持ちが伝わります。普段はなかなか伝えられない「ありがとう」の気持ちを、今年の母の日は花に託して贈ってみてはいかがでしょうか。

プレミアガーデンでは、さまざまな花材を取り扱っています。母の日に特別なフラワーギフトを贈りたいと考えている場合は、ぜひ一度プレミアガーデンを覗いてみてください。

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