10月におすすめのフラワーギフト｜秋らしさを感じる花たち

厳しい暑さが過ぎ、一雨ごとに秋へと近づいていく10月。

10月に贈るフラワーギフトは、秋らしさを感じられるような旬の花や、色を選んで贈ってみませんか？

今回は、秋らしさを表現できるフラワーギフトの選び方や、おすすめの花の種類などをご紹介していきます。

秋生まれの方への誕生日プレゼントや、身近な人へのギフト選びの参考にしてみてくださいね。

 

10月のフラワーギフトは秋らしさが魅力

秋が深まる10月は、過ごしやすい気候になってあちこちに出かけやすくなる行楽シーズンでもあります。出かけ先ではさまざまな花が咲いていて、街中ではキンモクセイの香りも漂い出す時期です。

そんな10月に贈るフラワーギフトには、秋らしい情緒を感じられるような、旬のお花や色合いを取り入れてみましょう。きっと記憶に色濃く残る素敵なギフトになりますよ。

10月に贈るフラワーギフトの選び方

「秋らしい」とは簡単に言っても、どんな花や色を選べばいいのか、具体的には分かりにくいですよね。ここからは、秋らしさを感じるフラワーギフトの選び方について、順に解説していきます。

 

秋が旬の花を主役にするのもおすすめ

サツマイモや栗が秋には特に美味しく食べられるのと同じように、花には旬の季節があります。例えばアジサイは梅雨の時期に、ヒマワリは夏に見頃を迎えますよね。

10月のフラワーギフト選びのポイントのひとつとして、秋に見頃を迎える季節感のある花を主役として使ってみましょう。

人気の種類は通年出回っていることも多いのですが、お花選びに悩んだ際には、せっかくなので秋が旬の花を選んでみませんか？

 

秋らしいカラーで選ぶ

「秋らしい色」というと、どんな色を思い浮かべるでしょうか。一般的には、秋の味覚や風景などから連想されるような色が「秋らしい色」とされています。赤やオレンジ、マスタード、ブラウンといったような暖色系で、鮮やかさよりも深みがあったりくすみがかっていたりする落ち着いた色合いです。

こうした秋らしい色でまとめた花束やアレンジメントは大人っぽい雰囲気になりますので、目上の方や男性の方にも贈りやすいものに仕上がります。

相手の好きな花や色で選ぶ

贈る相手の好きな花の種類や色を知っていれば、相手の好きなものを選べば間違いありません。バラやユリ、ガーベラなどの人気がある花材は通年店頭で見かけることができますので、店員さんと相談しながら素敵なギフトに仕上げてみてくださいね。

また、フラワーギフトのプレゼントでは、花の種類以上に色から受ける印象も大きいので、ぜひ相手の好きな色合いでまとめてみましょう。

ピンクが好きな方にはふんわりとしたやさしくかわいい色合いのアレンジを、ブルー系が好きな方には、白や紫を取り入れた寒色系のアレンジを贈ってみてくださいね。

 

相手のイメージで選ぶ

相手の好きな花の種類や色がいまいち分からない場合には、贈る相手の雰囲気や性格などを思い浮かべながらイメージに合った色や花を選んでみましょう。

明るい雰囲気の方には華やかな形の花や色、落ち着きのある方には落ち着いた佇まいの花など、相手のイメージをコンセプトにしてフラワーギフトを選ぶのも楽しいですよ。

受け取った相手も、自分のことを思い浮かべて選んでもらったのだと思うと、さらに嬉しくなるものです。

 

ライフスタイルに合うギフトタイプを選ぶ

お花は生きていますから、もちろんお手入れが必要になります。特に花束でのプレゼントでは、花瓶に移し替えてこまめな水替えや水切りといったお世話が必要になってきます。

夜遅くまでお仕事などで外出されている相手だと、お花のお世話が負担になってしまうことも考えられます。

フラワーギフトといっても、そのタイプはさまざまです。日中ほとんど留守にされている方や忙しくされている方、また、お花のお世話が苦手そうな方には、フラワーギフトのタイプに考慮して適したものを選んでみましょう。

 

10月の誕生花で選ぶ

12ヶ月のそれぞれに誕生石があるように、お花にも誕生月の花というものがあります。月ごと以外にも、365日それぞれの日にあてがわれた誕生日花もありますので、花選びに迷ったときにはこちらも参考にしてみましょう。

誕生日花は、1日に数種類の花が当てはめられている場合が多いので、いくつかの候補の中からぴったりなお花を選べるでしょう。

ちなみに10月の誕生月花については、後述で詳しくご紹介していきます。

 

花言葉で選ぶ

花の種類や色によって付けられている花言葉は、自分の気持ちを託すメッセンジャーとして活躍してくれます。愛情や尊敬、感謝など、相手へ伝えたい気持ちにぴったりな花言葉を探してみましょう。

ただし、花言葉にはポジティブな意味もネガティブな意味も併せ持っていることが多いので、伝えたい花言葉をメッセージカードなどに書き添えて贈ると誤解がなく伝わりますよ。

フラワーギフトの種類はたくさんある

フラワーギフトといえば、真っ先に花束を思い浮かべる方が多いと思いますが、花束以外にもフラワーギフトのタイプはたくさんあります。

相手のライフスタイルや性格、好みなどから適したギフトタイプを選ぶと、より喜ばれる素敵なギフトになりますよ。

ここからはフラワーギフトのタイプとそれぞれの特徴やメリットなどをお伝えします。

 

花束・ブーケ

手軽に贈ることができる王道のフラワーギフトが、花束です。

特別大きなサイズではなく、花材にもこだわらない場合には、生花店で注文すれば、当日中に受け取ることもできます。「花束を持っていこう」と思い立ってから、すぐに相手へ渡せる気軽さが嬉しいですね。

花束のメリットとしては、紙袋などに入れて持ち運べる点や、サイズによっては当日注文でも受け取れることが挙げられます。

ただし、受け取った方は花瓶などの容器に移し替えて、水替えや水切りなどのお花のお世話が必要になるので、植物のお世話が苦手な方には不向きかもしれません。

 

アレンジメントフラワー

アレンジメントフラワーというとあまり聞き慣れない方もいるかもしれませんが、これはカゴなどの容器に花を生けて、美しくデザインされているギフトタイプです。容器の中には吸水スポンジが仕込まれており、このスポンジに切り花を挿してアレンジしていきます。

そのためデザイン性に優れており、花瓶に移し替えなくても容器ごと置くだけで美しく飾ることができるというメリットがあります。

テーブルの上や玄関、リビングの一角などにさっと置いて、インテリアとしても楽しんでいただけるのが特におすすめしたいポイントです。

水やりも吸水スポンジに水を注いで吸わせるだけで済みますので、お花の扱いに不慣れな方にも気兼ねなく贈れるギフトタイプです。

 

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、近年登場したギフトタイプで、生花に特殊な加工を施すことで年単位の長期保存ができる加工花になります。生花のような美しさを持ちつつも、水やりは不要ですので、お世話の手間がかからないのがメリットです。

水濡れや湿気に気を付けて保管していれば、なんと5年以上も美しい状態で観賞できるため、長く手元に残したい記念日の贈り物としてもおすすめです。

特殊加工されている分、生花よりもアレンジメントの幅が広がっており、時計や写真立てなど雑貨品と組み合わせて販売されているものも多くあります。

インテリアアイテムとしても気軽に贈れるプリザーブドフラワーですが、特殊な加工がされている分、生花よりも価格が高価になります。

 

ボックスフラワー

ボックスフラワーは、その名前のとおりにボックス内に花を詰め込んだかわいらしいアレンジメントです。箱を開けると色とりどりの花が姿を現すので、サプライズプレゼントとしてもおすすめですよ。

先ほどご紹介したアレンジメントフラワーのように、箱の中に吸水スポンジが入っているので、水やりはスポンジに水を注げば完了します。生花を使ったボックスフラワーは、生きたお花のみずみずしさや香りを感じられるギフトですが、プリザーブドフラワーを使った長期保存向けのボックスフラワーも人気です。水やりが要らないので、棚や机の上などに立てかけて飾れば、美しい花を長く鑑賞できます。

箱の中に入っているので出先などで相手に手渡しやすく、持ち運びにも便利です。

 

鉢植え

お花や植物を育てるのが好きな方には、育てる楽しみを味わえる鉢植えタイプのギフトが喜ばれるでしょう。切り花は早くに枯れてしまいますが、鉢植えの草花はお世話をする限り、長く楽しんでいただけます。

鉢植えのお花以外にも、手頃なサイズの観葉植物などもグリーンギフトとして人気がありますので、育てやすい植物を選んで贈ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに観葉植物にも花言葉がありますので、ぜひギフトシーンにふさわしい種類を選んでみてくださいね。

 

10月に贈りたいフラワーギフトの予算は？

ギフトを贈るうえで考慮しておきたいのが予算です。低すぎても高すぎても相手へ失礼になってしまうので、ある程度の相場は抑えておきたいところですね。

予算はギフトを渡すシーンや相手との関係性などでも変動しますが、一般的には3,000円から10,000円程度が相場になります。

気軽に贈りやすいミニサイズのアレンジメントなどは、2,000円程度と比較的リーズナブルな価格帯から販売されています。ボリュームをアップさせたり、高価な花材を使ったりすれば、比例して価格も上がっていきます。

また、長期保存に適しているプリザーブドフラワーは、特殊な加工が施されている分、価格が高価になります。

 

10月のフラワーギフトにおすすめ！秋らしい花たち

フラワーギフトの選び方やギフトの種類、一般的な予算相場などがお分かりいただけたでしょうか。相手のイメージや好きな色、ライフスタイルや性格などにも考慮して、ぴったりなフラワーギフトを選びたいですね。

続いては、10月のギフトとしておすすめしたい、お花の種類についてご紹介します。秋らしさを感じられる旬のお花をメインにピックアップしてみました。花言葉も併せてお伝えしますので、ぜひギフト選びの参考にしてみてくださいね。

 

コスモス

科・属	キク科・コスモス属
和名	秋桜（あきざくら）
英名	Cosmos
学名	Cosmos bipinnatus
原産地	メキシコ
花言葉	「調和」「乙女の純真」

秋になると各地にあるコスモス畑が観光名所として賑わい出します。可憐な花姿のコスモスが秋風に揺れている様子は、どこか儚げな雰囲気も感じられる風景です。群生して仲良く咲いている姿から「調和」の花言葉が、少女のような可愛らしい雰囲気から「乙女の純真」の花言葉が付けられました。

コスモスの名前は、ギリシャ語で美しいという意味を指す「kosmos」が語源になっています。ひとつひとつの花の形が桜に似ているので、和名では「秋桜」と呼ばれています。

他にもコスモスには色別の花言葉を持っていて、赤は「乙女の愛情」、ピンクは「乙女の純潔」、白は「優美」「美麗」、黄色は「野生の美しさ 」がありますよ。

 

ガーベラ

科・属	キク科・ガーベラ属
和名	花車（はなぐるま）、アフリカ千本槍（せんぼんやり）
英名	Gerbera, African Daisy, Transvaal daisy, Barberton Daisy
学名	Gerbera
原産地	南アフリカ
花言葉	「希望」「常に前進」

ガーベラは10月の誕生花です。ぱっと花開く明るい印象の姿と、持っている前向きな花言葉からギフトに選ばれやすいお花になります。お花の単価が比較的リーズナブルであることや、かしこまりすぎないカジュアルな雰囲気を持つ点も人気の理由です。

太めの茎先に大きな花を開かせるガーベラは、見た目がとても華やかなので花束やアレンジメントのメインとして取り入れると、豪華で明るい印象に仕上がります。

「常に前進する」「希望」というポジティブな花言葉を持つガーベラですが、ネガティブな意味の言葉がないのもフラワーギフトとしておすすめしたいポイントです。

色別の花言葉を見ても、白が「希望」、赤が「前向き」「限りある挑戦」、ピンクが「感謝」、黄色が「親しみやすさ」、オレンジが「冒険心」といったように、どれもポジティブな花言葉ですね。

西洋でも「You are my sunshine（あなたは私の太陽）」という花言葉が付けられており、性別や年代、関係性を問わずに贈りやすいお花です。

同じガーベラでも、八重咲きやポンポン咲きといった咲き方によってだいぶ印象が変わりますので、好みの形を選んでみてくださいね。

 

キキョウ

科・属	キキョウ科・キキョウ属
和名	桔梗（ききょう）
英名	Balloon flower
学名	Platycodon grandiflorus
原産地	日本、中国、東アジア
花言葉	「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」

和の雰囲気を感じさせるキキョウは、星形の花を咲かせる日本原産のお花で、秋の七草のひとつとしても数えられています。

キキョウのように青みがかった紫色を「桔梗色」と呼びますが、ポピュラーな色である青紫色の他にも、ピンクや白の花色もあります。特にピンク色のキキョウは、白味の強いパステル調のようなやさしい色合いなので、やわらかな雰囲気です。

古来より紫色は、高い位や身分のシンボルカラーであったため、キキョウの花言葉には「気品」があります。紫色は尊敬の念を表す色としても好まれていますので、目上の方や年配の方へのプレゼントにもおすすめです。

 

ダイヤモンドリリー

科・属	ヒガンバナ科・ネリネ属
和名	姫彼岸花（ひめひがんばな）
英名	Nerine, Diamond lily
学名	Nerine
原産地	南アフリカ
花言葉	「また会う日を楽しみに」「華やか」「忍耐」

ダイヤモンドリリーは、ネリネとも呼ばれているヒガンバナ科のお花です。小さなユリが集まっているような花姿はヒガンバナによく似ていますが、花色は淡いピンク色が主流ですので、ヒガンバナとはまったく違った雰囲気を持ちます。ひとつひとつの花びらがフリルのように波打っていて、とても愛らしい姿です。

ダイヤモンドリリーという名前は、この花びらが光沢を持つことに由来します。日光で花びらがきらきらと光る様子が、角度によってきらめくダイヤモンドのようであることから名付けられました。

花色はピンク以外にも、赤や白、紫、オレンジなどがあります。オレンジ系の暖色は秋らしさを感じられるカラーなので、ぜひギフト用に探してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回は、10月のフラワーギフトにおすすめしたい花の品種や、ギフトの選び方などをご紹介してきました。

フラワーギフトには季節の旬の花材や色合いを取り入れて、気が利いたおしゃれな演出をしてみましょう。季節と結びつくことで記憶にも残りやすいので、嬉しい出来事を思い返しやすくもなりますね。

旬のお花は入手しやすく新鮮なものも多いので、秋を感じる素敵なフラワーギフトを探してみましょう。