6月に咲く花といえば?旬の花と梅雨を楽しむおしゃれな飾り方

温かな日差しが降り注ぐ5月も終わりに近づき、夏へと季節が移り変わる6月にも、花々はたくさん咲きます。6月は雨が多くなる季節ですが、花を身近に感じられると、気持ち晴れやかに過ごせる気がしませんか?

この記事では、6月に咲く花の中から厳選してご紹介します。その花が持つ素敵な花言葉やおすすめの観賞方法、花を飾って楽しんでほしい6月のイベントも取り上げます。さらに、おしゃれにアレンジされた花が手に入る通販サイトもご紹介しますので、ぜひ6月に飾って楽しむ花選びの参考にして下さい。

6月に咲く花|魅力や花言葉、飾り方も紹介

6月といえば梅雨の季節。そんな時期に見ごろを迎える花といえば、やはりアジサイです。大きなラウンド型のアジサイがいくつも咲き誇る姿は圧巻で、その迫力と鮮やかな色合いが、目だけでなく心も楽しませてくれるものです。

そんなイメージの強い6月ですが、実はアジサイ以外にもたくさんの花が見ごろを迎えます。今回は、そんな6月に咲くおすすめの花を厳選してご紹介します。

それぞれの花について、花言葉やおすすめの観賞方法、そして切り花で楽しめるものには日持ちについても触れています。ぜひ、参考にしてください。

アジサイ

アジサイの花といえば、小さな花が集まり、ドーム型のような形で咲き誇る姿を思い浮かべますよね。青や水色、紫、ピンク、白など、さまざまな色合いが楽しめ、雨が多く、足早に通り過ぎる道でも、目を奪われる素敵な景色を楽しませてくれます。

そんなアジサイは品種がいくつもあり、ガクアジサイやヤマアジサイ、カシワバアジサイなど、花の形が異なり、それぞれに異なる魅力があります。また、アジサイは屋外で育てられるイメージのある花ですが、サイズが小さい品種もあり、鉢植えで屋内に飾って楽しむことも可能です。

花言葉 アナベル「ひたむきな愛」「辛抱強い愛」

ガクアジサイ「謙虚」

ヤマアジサイ「移り気」「耐える愛」

カシワバアジサイ「汚れなき心」「清純」

観賞方法 ・鉢植えを飾る

・地植えで楽しむ

・切り花(日持ち:1日~10日)

そんなアジサイの品種の中でも、特に親しまれている品種をご紹介します。

ガクアジサイ

アジサイを大きく分けると、日本原産・西洋原産の2種類に分けられます。日本原産の「ガクアジサイ」は、点状の両性花が中心部にあり、周囲を装飾花が囲う形状です。花の造りが額縁のように見えるため、ガクアジサイと呼ばれています。

あらゆる園芸品種の原種となっているのがガクアジサイで、他のアジサイの種類と比較して装飾花が大きく、葉には光沢があります。

装飾花は初めは緑色ですが、時間が経過するにつれて白色へと変化し、土壌の性質によって青かピンクに変わり、最後には緑色へと戻る色の移り変わりを楽しめます。日本古来の品種なので、日本の土壌や環境に適しており、潮風や乾燥、寒さや暑さにも耐えられる品種です。

ホンアジサイ

ホンアジサイは、前述したガクアジサイを元にして、品種改良されたものです。イラストなどでよく描かれている、こんもりとした丸い咲き方のアジサイは「てまり咲き」という咲き方です。ホンアジサイは、このてまり咲きの品種で、装飾花が手毬のような形状であるのが特徴です。ホンアジサイも、土壌によって装飾花の色が、紫や青、ピンクなどへ変化します。ホンアジサイが多く植えられている寺院は「あじさい寺」として親しまれ、ホンアジサイが見頃になるシーズンには多くの観光客でにぎわいます。園芸品種としても多く作出され、切り花としても人気のアジサイです。

ヤマアジサイ

ヤマアジサイは、主に四国・九州地方に分布しているアジサイです。湿度の高い森林や沢沿いに自生することから、「サワアジサイ」の別名でも呼ばれています。

咲き方はガクアジサイと同じガク咲きで、装飾花は白っぽい青色か、薄くピンクがかった色合いになりますが、ガクアジサイと比べて色彩が薄く、葉は細長く小さめなのが特徴です。花序も小型なので「コガクアジサイ」と呼ばれることもあります。

セイヨウアジサイ

セイヨウアジサイは、ガクアジサイが欧米へ輸出され、品種改良されてから日本に輸入された西洋原産の品種です。いわゆる逆輸入のセイヨウアジサイは、アジサイの英名である「ハイドランジア」とも呼ばれて区別されます。

欧米では鉢花用として改良された品種なので、日本原産のアジサイと比べると草丈が短く、ボリュームのある豪華な花を咲かせます。中でも人気のある品種は「アナベル」です。

咲き始めの装飾花は緑色ですが、咲き進むにつれて白へと変化します。大きく丸く咲く花が見頃を迎える頃には、また緑色へと変化する、初夏らしい爽やかな色の移り変わりが楽しめる品種です。花が枯れると、くすんだ緑色から徐々に茶色く色褪せていき、アンティークな風合いでドライになる、ドライフラワー向きのアジサイです。

カシワバアジサイ

庭の塀やフェンスの網目をくぐるように、にょきっと花を覗かせている長細いアジサイを見かけたことはないでしょうか。それはおそらく、北アメリカ原産のカシワバアジサイです。

名前のとおりに、葉に切れ込みを持つカシワの葉に似た形状のアジサイです。花の色は白く、長い房状に装飾花を咲かせます。ピラミッド状にこんもりと咲き進むので、てまり咲きやガク咲きのアジサイよりも全体的に動きを感じられる品種です。

カシワバアジサイの中でも、装飾花の大きな「スノー・クイーン」や、八重咲きの「スノーフレーク」という品種が人気です。

ラベンダー

ラベンダーは、長い花芽を伸ばし、その先に連なるようにたくさんの蕾をつけ、紫色の小花を咲かせます。ラベンダー畑が満開になる景色は圧巻で、美しい花色と心地よい香りを楽しませてくれます。

アロマオイルや芳香剤でラベンダーの香りになじみがある方も多いと思いますが、おすすめは、やはり生花です。小さな鉢植えや切り花のラベンダーはみずみずしく、空間に彩りを添えてくれます。また、ラベンダーはドライフラワーにも最適で、長く楽しめる点でもおすすめです。

花言葉 「期待」「幸福」「沈黙」
観賞方法 ・鉢植えを飾る

・ドライフラワーで楽しむ(切り花の日持ちは2日ほどのため。)

バラ

バラは、季節を問わずに手に入りやすい花の一つですが、一季咲きと呼ばれる品種の開花期は6月です。6月~11月にかけて開花する四季咲き品種もありますが、地植えや鉢植えで育てるバラは通常、一季咲き品種が多いです。

ご存じの通り、バラの花の色はバリエーションが豊富で、黄色やグリーンなどカジュアルな色合いが増えており、親しみやすさを感じる方も多いのではないでしょうか。ギフトシーンで選ばれることが多いバラですが、ご自身が楽しむ花としても、とてもおすすめの素敵な花です。

花言葉 赤いバラ「告白」

白いバラ「麗しい」

イエローのバラ「愛」

グリーンのバラ「新たな気持ち」

観賞方法 ・鉢植えを飾る

・地植えで楽しむ

・切り花を飾る(日持ち:1週間)

カーネーション

カーネーションといえば、母の日が近づくころによく見かける花ですよね。開花期は4月頃からで、母の日の5月、そして6月までと、春先から梅雨頃まで楽しむことができます。

フリル状の花びらを幾重にも重ねる花姿は、華やかで温かみがあり、空間を優しい雰囲気に包み込んでくれる魅力があります。

バラのようにカーネーションのカラーバリエーションも豊富になり、赤やピンクだけでなく、白やグリーンなども。母の日だけでなく、さまざまなシーンに活躍してくれる花となっています。

花言葉 赤いカーネーション「純粋な愛」

白いカーネーション「尊敬」

グリーンのカーネーション「癒し」

観賞方法 ・鉢植えを飾る

・切り花を飾る(日持ち:2週間)

ユリ

ユリは、ラッパのような形の花を咲かせる植物です。花は空に向かって咲くのではなく、横向きに咲く姿が印象的で、地植えのユリは花の顔を見づらいですが、切り花で目線の高さに飾ると、その迫力満点の姿が楽しめます。大きく花びらを広げる姿は豪華で、圧倒的な華やかさを放ちます。

また、ユリは香り高い花としても知られています。花の美しさと共にその香りを楽しむのも大きな魅力ですが、お祝いやお悔やみなど、贈り物に選ぶ際は香りが強すぎないか、注意したほうが良いでしょう。

花言葉 「純潔」「威厳」「無垢」
観賞方法 ・切り花を飾る(日持ち:2週間)

・鉢植えを飾る

・地植えで楽しむ

マリーゴールド

マリーゴールドは、黄色やオレンジ色の鮮やかな花を咲かせる植物です。花の形は品種によって異なり、幾重にも花びらを重ねる八重咲きのフレンチマリーゴールド、ドーム型に花開くボール咲きのアフリカンマリーゴールド、平坦に花開く一重咲きのメキシカンマリーゴールドがあります。

マリーゴールドはビタミンカラーや可愛らしい花姿を楽しませてくれるだけでなく、虫よけ効果があることでも知られています。単体で楽しむのはもちろん、他の花を楽しむ際にも大活躍してくれますよ。

花言葉 黄色のマリーゴールド「健康」

オレンジのマリーゴールド「予言」

観賞方法 ・地植えで楽しむ

・鉢植えを飾る

・切り花を飾る(日持ち:1週間)

ハナショウブ

ハナショウブは、花茎を長く伸ばし、その先に、立ちあがるように広がる花びらを中心に、大きな花びらを外側に垂らすように花を咲かせます。個性的な花を咲かせるハナショウブは、江戸時代を中心に品種改良が進められた古典園芸植物であり、江戸系、伊勢系、肥後系、長井古種の系統に分けられ、花びらの形や咲き方、花色に違いがあります。

そんなハナショウブは切り花にすると日持ちしないため、地植えや鉢植えで楽しむのがおすすめです。日本の気候と相性の良い花なので、初心者でも育てやすいでしょう。

花言葉 「優雅」「優しい心」「嬉しい知らせ」
観賞方法 ・地植えで楽しむ

・鉢植えを飾る

ジニア

ジニアは、別名「百日草」と呼ばれ、とても長い間咲き続ける花として知られています。その花姿は多様で、ダリア咲きやポンポン咲き、カクタス咲きなどがあり、花色や花のサイズ、草丈などもさまざま。選ぶ品種によって、まるで違う花のような雰囲気を楽しむことができます。

ジニアは6月の梅雨の時期を開花期としますが、実は雨は苦手。病気になりやすくなるため、置き場所を選びやすい鉢植えで育てて楽しむのがおすすめです。

花言葉 「遠く離れた友を思う」「幸福」
観賞方法 ・鉢植えを飾る

・切り花を飾る(日持ち:1週間)

シャクヤク

シャクヤクは、長く伸ばす茎の先に、丸みを帯びた花びらを幾重にも重ねた大輪の花を咲かせる植物です。その花は10cm~15cmにもなり、豪華に咲き誇ります。そんなシャクヤクには多くの品種があり、花色や花姿、咲き方もさまざまです。

もともとは薬用の花として中国から伝わった花ですが、観賞用の「和シャクヤク」が作られた歴史を持つほど、日本になじみある花の一つです。和風の雰囲気がある花を飾るなら、欠かせない存在と言えるでしょう。

花言葉 「恥じらい」「はにかみ」
観賞方法 ・地植えで楽しむ

・鉢植えを飾る

・切り花を飾る(日持ち:5日間)

アリウム

アリウムとは、長く伸びた茎の先に、紫や赤紫、白、青色をした、ソフトボールをイメージさせるような丸い形の花を咲かせます。茎の長さは1mを超えることもあり、草花を超えて花を咲かせる姿や、まるでボールが茎に刺さっているような不思議なフォルムに、目を奪われること間違いないでしょう。

お庭に植えてメルヘンな雰囲気を楽しむもよし、切り花を部屋に飾りモダンな雰囲気を楽しむのもよし、さまざまな雰囲気を楽しませてくれるおしゃれな花です。

花言葉 「円満な人柄」「不屈の心」「正しい主張」
観賞方法 ・地植えで楽しむ

・鉢植えを飾る

・切り花を飾る(日持ち:1週間~3週間)

アマリリス

科・属 ヒガンバナ科・ヒッペアストルム属
和名 咬吧水仙(じゃがたらすいせん)、紅筋山慈姑(べにすじさんじこ)
英名 Amaryllis
学名 Hippeastrum
原産地 南アメリカ
花言葉 「誇り」「内気」「輝くばかりの美しさ」「おしゃべり」

春から夏にかけて、赤やピンク、白などの鮮やかな花を咲かせるアマリリス。一般的には6枚の花びらですが、中には8〜10枚の花びらを持つ品種もあります。1本の茎先には複数の花が咲くので、一度にたくさんの花を楽しめますよ。

ギボウシ

科・属 ユリ科・ギボウシ属
和名 擬宝珠(ぎぼし・ぎぼうしゅ)
英名 Hosta
学名 Hosta
原産地 東アジア
花言葉 「静かな人」「沈黙」

ギボウシは、葉にさまざまなバリエーションを持つカラーリーフとして人気のある植物です。緑色以外にもやや色味が異なる品種や、葉が縁どられたもの、斑模様があるものなどがあり、ガーデニングにアクセントを添えてくれる植物として人気があります。

耐陰性が強く、日陰でも育ちやすいという点も人気の理由です。日本ではギボウシとして多く流通していますが欧米では属名の「ホスタ」として流通しています。

そもそもギボウシという名前は、和名の「擬宝珠(ぎぼし・ぎぼうしゅ)」が変化したもので、つぼみの形が寺院などの伝統的な建築物の装飾である、逆さの玉ねぎに似た形状の「擬宝珠」に似ていることから名付けられました。ギボウシは一日花で、1日で花はしおれますが、次々に新しい白や薄紫など涼しげな色合いの花を咲かせます。

サントリナ

科・属 キク科・ワタスギギク属(サントリナ属)
和名 綿杉菊(わたすぎぎく)
英名 Santlina, Cotton lavender, Lavender cotton
学名 Santlina chamaecyparissus
原産地 地中海沿岸
花言葉 「悪を遠ざける」「移り気な人」

サントリナは、小さな黄色い花が密集して咲き、ふわふわとした綿毛に覆われる分岐した細かい葉が特徴です。葉のシルバーホワイトカラーが美しく、摘んだり揉んだりすると、葉から、ラベンダーとヨモギを混ぜたような独特な香りがします。防虫効果のあるハーブの仲間です。香りがラベンダーに似ていることから「Cotton lavender(コットンラベンダー)」の別名がありますが、ラベンダーの仲間ではありません。美しいシルバーリーフは常緑なので、花壇や寄せ植え、ガーデニングのアクセントとして人気です。

高温多湿が苦手なので、風通しと水はけに気を配って夏越しさせましょう。花期には花茎が長く伸びていき、球形状の黄色やクリーム色の小花を咲かせます。

ネジバナ

科・属 ラン科・ネジバナ属
和名 捩花(ねじばな・ねじればな・ねじりばな)、ねじり草、根都古草(ねつこぐさ)
英名 Lady’s tresse
学名 Spiranthes sinensis
原産地 日本
花言葉 「思慕」

5月から咲き出して夏まで咲くネジバナは、らせん状にねじれて咲く独特な形状が特徴で、道端で見かけると一目で分かるような、個性的でかわいらしい見た目をした草花です。

花言葉には「思い慕う」という意味の「思慕」が付けられていますが、これは万葉集の詠み人知らずの歌、「芝付の美宇良崎なる根都古草 相見ずあらば我恋ひめやも」にちなんでいると言われています。この歌に登場する根都古草(ねつこぐさ)がネジバナを指しており、「あなたに逢わなければ恋に苦しむことはなかった」と、ねじれて咲くネジバナの姿に、恋しく思う切ない気持ちを重ねて詠んでいる歌です。

英語ではらせん状の花を三つ編みに結った女性の髪に見立てて、「Lady’s tresses(婦人の編んだ髪)」とも呼ばれます。

6月に咲く花|樹木編

ここまでは、6月に見頃を迎える草花をご紹介しました。次は、少し視線を上げて樹木に注目してみましょう。

6月に花を咲かせる樹木はたくさんありますが、そのうちから3つをご紹介します。日本らしい和の雰囲気と落ち着いた佇まいの花を咲かせるナツツバキやボダイジュ、そして秋冬の実物や縁起物として人気のナンテンです。

どれも梅雨のしっとりとした空気感を味わえる樹木なので、街中を歩くときにはぜひ探してみてくださいね。

ナツツバキ

科・属 ツバキ科・ナツツバキ属
和名 夏椿(なつつばき)、沙羅の木(しゃらのき)
英名 Japanese stuartia
学名 Stewartia pseudocamellia
原産地 日本
花言葉 「愛らしさ」「はかない美しさ」

ナツツバキは日本原産の固有種で、古くから寺院に多く植えられてきた植物です。6月頃にツバキに似た白い花を咲かせることからこの名前で親しまれてきました。沙羅双樹の木に似ていることから「沙羅の木(しゃらのき)」とも呼ばれます。

楕円形状で尖った葉は、つややかで濃い緑の葉を持っています。幹にも光沢があり美しい赤褐色で、花や葉、幹の美しさから、シンボルツリーとして庭木としても好まれている植物です。花言葉は白くて可愛らしい花は一日花であることが由来とされ、「愛らしさ」「はかない美しさ」となっています。咲き方は一重咲き以外に八重咲きの品種もあります。

ナンテン

科・属 メギ科・ナンテン属
和名 南天(なんてん)、南天竹(なんてんちく)
英名 Heavenly bamboo
学名 Nandina domestica
原産地 アジア
花言葉

常緑低木のナンテンは、赤い実をたくさん付ける枝物として人気です。鮮やかな実が付いた姿のほうがポピュラーですが、5〜6月に小さな白い花をたくさん咲かせます。秋から冬にかけて付ける赤い実は、野鳥たちの大好物です。

秋になると葉が紅く色づく紅葉品種もあり、実は赤色だけではなく、白や黄色、薄紫などのバリエーションも存在します。

日本では古くから、難を転じる「難転」という意味を込めて、厄除けや無病息災を祈る縁起物として植えられていました。焼酎に実を漬けた南天酒には咳止めの効用があるとされ、現在でものど飴として販売されています。

ボダイジュ

科・属 アオイ科・シナノキ属
和名 菩提樹(ぼだいじゅ)、コバノシナノキ
英名 Linden
学名 Tilia miqueliana
原産地 中国
花言葉 「夫婦愛」「結婚」

落葉高木のボダイジュは、6月頃にほんのりを香る淡黄色の花を下向きに咲かせます。菩提樹といえば、仏陀が悟りを開いたとされる場所にあった樹木とされていますが、仏教の聖樹とされる菩提樹は「インドボダイジュ」と呼ばれ、シナノキ属の菩提樹とは区別されています。平安時代から寺院や庭園に植えられてきた、日本の文化や歴史に深く関わる植物です。ボダイジュの木は非常に長寿で、数百年から千年以上も生きるとされます。日本で古くから根付いているボダイジュの巨木には、奈良県の法隆寺にある推定樹齢1400年、京都府の常寂光寺の推定樹齢800年のものが有名です。日本の自然や歴史、移り変わりを古くから見守ってきた、私たち日本人にとても馴染み深い樹木です。

6月に咲く花を飾って楽しむ!おすすめイベント4選

6月といえば、以下のようなイベントのある月です。

  • 梅雨
  • 衣替え
  • ジューンブライド
  • 父の日

あまり意識したことがないかもしれませんが、このようなイベントをきっかけとして、花を育て始めたり飾ってみたりするのはいかがでしょうか。花がある暮らしを始めると、空間が華やかになり、気持ちも晴れやかになるものです。

それでは、それぞれのイベントの特徴を簡単に紹介していきます。

梅雨

6月といえば、やはり梅雨のイメージが強いのではないでしょうか。そんな梅雨の時期に思い浮かべる花といえば、アジサイですね。それならばいっそのこと、6月にアジサイを飾って、この季節を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。6月はアジサイ、7月はヒマワリと、季節ごとの花を取り入れることで、四季の変化を身近に感じることができ、心も豊かになるものです。

衣替え

6月は、学校や会社の制服やスーツが衣替えの時期を迎える季節です。軽やかな服装に変わるこの時期、花を飾って空間にも変化を加えてみませんか?好きな花を取り入れるのでも良いですし、花の色に注目して、運気アップを狙ってみるのもおすすめです。

ジューンブライド

6月は、結婚式を挙げると一生幸せな結婚生活を送れるといわれる「ジューンブライド」として知られていますよね。そのため、この6月に記念日がある方も多いのではないでしょうか。そんなお祝いのシーンには、華やかに彩る花が欠かせません。「愛」の花言葉を持つバラをはじめ、素敵な花言葉を持つ花を飾って、特別なひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。

父の日

父の日に贈るギフトに花が選ばれることは少ないかもしれませんが、お食事の際やプレゼントに、小さな花束を添えて贈るのはいかがでしょうか。花の持つ華やかさは格別で、シーンが一層盛り上がり、気持ちも晴れやかになるものです。ぜひ、花言葉を意識しながら選んでみてください。

6月に咲く花をおしゃれに飾る!おすすめスタイル5選と商品紹介

6月の雨の多い時期でも、美しく咲き誇る花々を紹介してきましたが、じっくりと見て、香りも楽しむなら、部屋に飾るのがおすすめです。ガラス器に切り花をさすシンプルなスタイルも良いですが、少しアレンジを加えておしゃれ感を楽しみたい方のために、おすすめスタイルを5つご紹介します。プレミアガーデンでおすすめの商品とともに紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

  • 花束スタイル
  • ボックスアレンジメント
  • カゴアレンジメント
  • リースアレンジメント
  • 豪華アレンジメント

それでは、それぞれの魅力を見ていきましょう。

花束スタイル

さまざまな花や葉ものを組み合わせるとおしゃれ映え

花束スタイルの魅力は、正面を決めて仕立てられているため、花瓶に生け変えてもどの花も美しく生き生きとした姿を楽しめる点です。また、背面があるため、壁を背にして飾りやすいのも、大きな魅力と言えるでしょう。

さらに、花束は贈り物としての定番の形状です。6月に特別な日を迎える方に贈る際には、花束がシーンを盛り上げるとともに、受け取る方の心に残る素敵なギフトとなることでしょう。

ボックスアレンジメント

モダンなスタイルで飾りやすく贈りやすい

ボックスアレンジの魅力は、花のまとまりが良く、飾りやすいことです。花びらが散り落ちる心配もなく、飾っている間のメンテナンスはほぼ不要です。また、密度が高いため、贅沢な雰囲気を楽しむことができる点も大きな魅力と言えるでしょう。

本来の花姿を変えてしまうアレンジではありますが、おしゃれな空間演出を求めるなら、ボックススタイルを選んでみてはいかがでしょうか。

カゴアレンジメント

色形の違う花々もしっくりまとまるナチュラル感

カゴアレンジの魅力は、その素材感によるナチュラルな雰囲気の演出です。モダンな印象の花々も、カゴに収めることでカントリー調の温かみを感じさせる仕上がりになります。

さらに、カゴアレンジは花束とは異なり花瓶に生け変える必要がなく、そのまま飾って楽しめる点も大きな魅力です。手間をかけず、飾り方に悩むことなく花を取り入れたい方には、カゴスタイルがおすすめです。

リースアレンジメント

リース型にアレンジして飾るおしゃれさが魅力

リースアレンジメントの魅力は、デザイン性が高いこと。花をそのまま飾るのではなく、独特の形状にアレンジすることで、おしゃれ感と贅沢感を楽しむことができます。

さらに、リースの終わりのない円形は、「幸福がいつまでも続きますように」という願いが込められており、特別な思いを伝える形状でもあります。ご自宅に飾るのにはもちろん、贈り物としても非常に魅力的な選択です。

豪華アレンジメント

バラの美しさを引き立てる小物を使ったアレンジ

バラは「愛」を表現する際によく選ばれる花であり、定番の印象を持つ方も多いのではないでしょうか。そんな定番のバラも、少し工夫を加えると、モダンな印象に仕上げることができます。例えば、紹介するアレンジメントは鉢物スタイルで、リボンが動きを添え、バラの花束とは異なる洗練された印象を与えます。

花をギフトに選ぶ際は、花の種類だけでなく、デザイン性にもこだわり、より特別感のあるプレゼントに仕上げてみてはいかがでしょうか。

まとめ・6月に咲く花なら「プレミアガーデン」にお任せ

6月は梅雨の時期で、気分が塞ぎこみやすい季節ですが、アジサイを始め、ラベンダーやバラ、カーネーションなど、素敵な花々が美しく咲き誇る時期でもあります。これらの花々を取り入れて、自宅やオフィスの空間に彩りを添えてみませんか?

花は身近な店舗でも購入できますが、思い立った時に欲しい花を手に入れるなら通販サイトの利用がおすすめです。もしお悩みなら、季節の花を織り交ぜた素敵な花束やフラワーアレンジメントを豊富に取りそろえる「プレミアガーデン」をぜひご利用ください。いつでもどこからでも商品の閲覧が可能で、そのまま購入から発送まで行えます。

経験豊富なフローリストが手掛けるおしゃれなフラワーギフトを、ぜひプレミアガーデンでご覧ください。

 

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