ブライダルベールの花言葉【由来や風水効果、育て方まで】

ブライダルベールは可憐な白い小花をたくさん咲かせます。名前の通り、ブライダルシーンや結婚祝いなどにぴったりの花言葉が付けられています。風水効果も高いとされているので運気を上げたい方は育ててみるのもおすすめです。

この記事では、ブライダルベールの花言葉や風水効果・育て方や注意点などを解説しています。ブライダルベールを贈るおすすめのシーンもご紹介しているので、大切な人へのギフトを考えている人はぜひ参考にしてみてください。

ブライダルベールの花言葉

ブライダルベールには、「花嫁の幸福」や「願い続ける」など、ブライダルシーンを連想させるような素敵な花言葉が付けられています。白い花もそのイメージにぴったりですね。

それぞれの花言葉について、由来とともに詳しく解説します。

幸福・花嫁の幸福

ブライダルベールの花が春〜秋にかけて長期間咲くことから、永続する幸せにちなんで「幸福」の花言葉が付けられました。また、ブライダルベールが花嫁さんが結婚式で身に付けるベールに見えることから、「花嫁の幸福」の花言葉にもなっています。

花嫁さんの幸せな笑顔を連想させるブライダルベールは、結婚祝いやプロポーズでの贈り物にぴったりです。

願い続ける

結婚式において、新郎新婦の家族や親族は2人の結婚を祝福するとともに末永い幸せを願います。このイメージから、ブライダルベールには「願い続ける」の花言葉も付けられました。

ブライダルベールは、結婚祝いや結婚式での会場装花に使うと花嫁さんの幸せを願う意味合いになりますが、ブライダルシーンに限らず誕生日や家族の記念日など、大切な人の幸せを祈って贈ると喜ばれることでしょう。

豊かさ

ブライダルベールは育て方が比較的簡単で、どんどん葉や花の数を増やしていきます。その生命力の強さから「豊かさ」の花言葉も付けられました。太陽や水の力で豊かに成長していくブライダルベールのように、元気いっぱいに育ってほしい願いを込めてお子さまに贈るのもおすすめです。

鮮やかな人

ブライダルベールの葉は艶があり美しく、真っ白な花とのコントラストが見事です。この見栄えの良さから「鮮やかな人」の花言葉が付けられました。

いつも明るく元気な人やエネルギッシュな人など、きらきらと鮮やかに輝いている方に贈るのも良いでしょう。

ブライダルベールの基本情報

ブライダルベールには贈り物に最適な花言葉がありますが、そもそもどのような花なのでしょうか。以下では、ブライダルベールの基本情報を解説します。風水や誕生花などのプレゼントに役立つ情報もぜひ参考にしてください。

 

ツユクサ科

ギバシス属

学名 Gibasis pellucida

英名 Tahitian bridal veal

和名 ブライダルベール

原産地 メキシコ

開花期 4~11月

特徴

ブライダルベールは、常緑性の多年草で観葉植物としても親しまれています。原産地はメキシコで、草丈は20~30cmとコンパクトですが生育が旺盛でたくさんの葉を茂らせます。花は1cmにも満たないほど小さいですが、春から秋の開花期を迎えるといくつも花を咲かせるのでナチュラルな華やかさがある花です。

色鮮やかで艶のある葉と雪のように白い花とのコントラストが美しく、ガーデニングでも人気を集めています。

名前の由来

「ブライダルベール」とは結婚式において花嫁さんが身に着けるベールのことです。ブライダルベールはハンギングで育てられることも多いですが、下に垂れるように成長した美しい姿がベールに見えることからこの名が付けられました。

白い小花が星のようにきらきらと輝き、花嫁さんの幸せそうな笑顔を連想させます。

誕生花

誕生花とは、365日全ての日に定められた花のことです。ギリシャ・ローマに伝えられる「自然界の花や木は神の力を秘めており、季節の花が咲くことは神様からのメッセージである」という考え方に由来しています。大切な人への誕生日プレゼントとして、その日にちなんだ誕生花を贈ると、特別感のある素敵なギフトになるでしょう。

ブライダルベールが誕生花となる日は、3月27日・6月13日・11月6日です。この日に誕生日を迎えられる人が身近にいるなら、ブライダルベールをプレゼントしてみませんか。

風水効果

風水の考え方において、自然のパワーを持つものには高い効果が期待できると言われているため、太陽の光を浴びて水と土で育つ植物は開運アイテムとなります。

ブライダルベールのように開花期が長く、低く這うように育つ植物は長く続く命の象徴とされており、「子宝祈願」に期待できます。特に相性の良い方角は北や南西向きなので、この方角を意識してブライダルベールを飾ってみましょう。

また、白い花には浄化作用があるとされており、悪い気を払って良い気を取り込んでくれます。良い人と巡り合えることから、人間関係や恋愛運にも効果が期待できるでしょう。

ブライダルベールの育て方

ブライダルベールは丈夫で枯れにくいため初心者でも育てやすい植物です。どんどん成長していくので育てる楽しみを日々実感できるでしょう。

以下では、ブライダルベールの育て方を解説します。

用土・植え付け

ブライダルベールは水はけの良い土を好みます。自分で土を配合するなら、赤玉土小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜましょう。ホームセンター等で購入できる草花用の培養土を用いると手軽に用意できます。

植え付けは、ブライダルベールが良く育つ4~9月の間に行いましょう。寒くなりすぎると株がしっかり根付く前に弱ってしまうため、できるだけ暖かい気候のときに植え付けてください。

置き場所・温度

ブライダルベールは太陽の光が大好きな植物です。日光不足になると花付きが悪くなるため、年間を通して日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、夏の強い日差しや西日に当たると葉焼けを起こしてしまうので、室内で育てる場合はレースカーテン越しの窓際など柔らかい光が差しこむ場所がおすすめです。

生命力の高いブライダルベールですが、寒さには弱く外気温が5度を下回ると葉が傷み、枯れる恐れもあります。屋外で育てる場合、秋が終わる頃には室内に移動させて管理しましょう。室内でも窓際は外と同じくらい冷え込むこともあるので、窓から離して置いてください。

水やり

ブライダルベールが良く成長する時期である春〜夏にかけて、鉢植えの土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水をやりましょう。この時に、鉢の受け皿に溜まった水を放置すると、雑菌が繁殖して根が傷む可能性があるのでこまめに捨てるようにしてください。

秋〜冬は、土を触って完全に水気を感じなくなったら適度に水やりをしましょう。この時期は乾燥しやすい季節でもあるので、霧吹きで葉水を与えると葉に艶が出て病気や害虫も防げます。秋冬の水やりは、気温が高い日中に行うと株に負担を与えません。

肥料

ブライダルベールに適度に肥料を施すと、株が充実し花をたくさん咲かせます。5~10月の間は特に成長が著しくなるので、じっくりと効いていく緩効性化成肥料を与えるか、水で薄めた液体肥料を1週間〜10日に1度のペースで水の代わりに与えましょう。

ただし、肥料が多すぎると細い茎だけが伸びて形が乱れやすくなり、根に負担も与えるので適量を守ることが大切です。

剪定

ブライダルベールの葉が茂りすぎたり、間延びしたら剪定を行いましょう。ブライダルベールは生育が旺盛なため、育てていると風通しが悪くなり、病気や害虫の発生の原因になります。

葉が出ている枝であれば、どこから切っても構いません。節から新芽を伸ばすので、成長した姿を想像しながら剪定しましょう。花が咲き終わったら、花茎ごと切り落とすと全体がすっきりします。

植え替え

ブライダルベールは季節によって場所を移動しやすくなるよう、鉢植えで育てるのがおすすめです。根も良く育つので、2~3年に1度は一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。株元から10cmほどの長さに切り戻すと株がすっきりします。

夏の管理

ブライダルベールは比較的暑さに強い植物ですが、気温が高くなりすぎると弱ってつぼみが落ちてしまうことがあります。真夏の間は明るい日陰に移動させるなど、強い日差しを避けて管理しましょう。また、夕方の西日に当たると葉焼けを起こしてしまうので、注意が必要です。

冬の管理

ブライダルベールは気温が5度を下回ると弱ってしまいます。ブライダルベールを外で育てる場合、寒さが厳しくなってきたら室内に移動させてあげましょう。そのため、地植えではなく鉢植えで育てる方がおすすめです。水やりは控えめにし、乾燥気味に管理しましょう。

増やし方

ブライダルベールは株分けと挿し芽(挿し木)によって増やすことができます。株分けに適している時期は5~9月で、古い土を1/3ほど取り除いた後、ハサミ等で2~3株に切り分けましょう。それぞれ別々の鉢に植えて日陰で葉水を与えながら管理し、1週間ほどたったら通常の育て方に移行してください。

挿し芽は5~8月の間に行いましょう。伸びた茎を先から4~5節含めて切り、下葉を2~3枚だけ残して、10本1束にしたら長さの1/3ほどを植えます。1本だけではボリュームが出ないため、このように複数本まとめると見栄えが良いです。植え付けたら10日ほどで初根し、1~2ヶ月ほどたつと脇芽が出てきてこんもりと育ちます。

 

ブライダルベールに起こりやすいトラブルと対策

ブライダルベールは初心者でも育てやすい植物ですが、全くトラブルが起きないわけではありません。しかし、原因や対処法を事前に知っておくことで被害を最小限に抑えられます。

根腐れ

葉が黄色や茶色に変色・土の表面にカビが生えている場合は、根腐れが考えられます。根腐れとは土の中の酸素濃度が低下し、有機物の腐敗が進むことで根や土が腐ることです。土の通気性が悪くなって常に湿っている状態になり、根が呼吸できなくなって水を吸い上げられず、やがて枯れてしまいます。

根腐れは日当たりの悪さや水のやりすぎで起こるため、鉢から抜いて傷んだ根や土を取り除き、水はけの良い新しい土に植え替えましょう。変色している葉や茎は切り取り、根元から腐っている場合は元気な茎を切り取って挿し芽にすることで復活が期待できるでしょう。

根詰まり

根詰まりとは、ブライダルベールの根が鉢の中いっぱいに回りきってしまうことで、水が土に浸透しなくなり、鉢から根が飛び出して気付くことがあります。根がうまく呼吸できず、水も吸い上げにくくなるため、放置していると枯れる原因になるでしょう。

根詰まりが疑われたら、一回り大きな鉢に植え替えることで対処できます。特に、ブライダルベールの成長が著しい春〜夏にかけては根も良く育つので注意しましょう。

葉焼け

ブライダルベールは日光に当てることで良く育ちますが、強い日差しを長時間浴びると葉が白くなったり茶色く変色したりし葉焼けを起こしてしまいます。このような症状があれば、日差しが強くなりすぎない場所に移動させましょう。

傷んだ葉は元に戻ることはないので、切り取ってください。

ハダニ

葉の裏に小さな虫が付いている時や、蜘蛛の巣のような白い色がある場合は、ハダニが発生している可能性があります。ハダニは繁殖力が高く、大量発生するとブライダルベールの汁を吸い取って枯らしてしまうため発見次第駆除しましょう。

傷んだ葉はカットし、葉や茎を水で洗い流すか、植物用の殺虫剤を噴霧するのも効果的です。ハダニは葉の乾燥により発生しやすくなるため、定期的に葉水を与え、濡れた布などで葉を拭き取ったりすると予防できます。

ブライダルベールに関してよく寄せられる質問

ブライダルベールを育てていると疑問や不明点も出てくることでしょう。以下では、ブライダルベールに関してよく寄せられる質問を解説します。

増えすぎたらどうすればいい?

ブライダルベールは生育旺盛な植物です。気付いたら株が大きくなり、増えすぎてしまうパターンもあるでしょう。育てている植物が大きくなるのは良いことですが、手入れがしにくくなればブライダルベールにとっても良くありません。

ブライダルベールが増えすぎたら、剪定や切り戻しをし、株分けをしてボリュームを落としましょう。大きくする場合は風通しが良くなる程度に剪定し、一回り大きな鉢に植え替えてください。

ブライダルベールの花が咲かない!枯れる原因は何?

ブライダルベールの花が咲かない原因は、日照不足や肥料不足・根詰まりなどが考えられます。しかし、気温が極端に高い真夏は花が少なくなることもあるので明るい日陰などに移動させましょう。

また、水のやりすぎや寒さによって枯れることがあります。適度な水やりを心がけ、冬は気温が低くなりすぎない場所で管理しましょう。

ブライダルベールを贈るおすすめのシーン

ブライダルベールは素敵な花言葉を持ち、育てるのも難しくないため贈り物にも最適です。サイズ感もコンパクトなので置き場所にもそれほど困らないでしょう。最後に、ブライダルベールを贈るおすすめのシーンをご紹介します。

結婚祝い

ブライダルベールには花嫁さんの幸せを祈る素敵な花言葉があります。結婚が決まった人に「いつまでもお幸せに」という願いを込めてブライダルベールを贈りましょう。花言葉は「花嫁の幸福」となっていますが、男性への結婚祝いとしてもおすすめです。

出産祝い

ブライダルベールの「願い続ける」や「豊かさ」の花言葉を生かし、出産祝いに贈るのも素敵です。新しく生まれた命が豊かに健やかに育つような願いを込めて贈りましょう。

ただし、出産直後は赤ちゃんのお世話などで忙しく、花の手入れをする余裕がないこともあるので、少し落ち着いた頃に贈るなどタイミングをはかると相手に負担をかけません。

誕生日

いつも元気で明るくきらきら輝いている方にはブライダルベールの「鮮やかな人」の花言葉がぴったりです。ブライダルベールはポジティブな花言葉ばかりなので、誤解を招く心配なく誰にでも贈ることができます。

お菓子や雑貨などと組み合わせてプレゼントするのも素敵です。

ブライダルベールの花言葉を知って大切な人に贈ろう!

ブライダルベールは花嫁さんのベールを思わせる幸せな花です。花言葉も相手のことを思う素敵な意味合いばかりなので、大切な人への贈り物や自分で育てて楽しんでみましょう。

ブライダルベールは育てるのも難しくないので、初心者の方にもおすすめです。ブライダルシーンのような可憐な白い小花をを育ててみたい方は、ぜひ挑戦してみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?