ヘリクリサムの花言葉は怖い?人気の品種や育て方なども紹介

花言葉は花の魅力をさらに深めてくれる大切な要素の1つです。しかし、中には怖い花言葉を持つ花もあります。鮮やかな黄色やオレンジ色で、ドライフラワーとしても人気の高いヘリクリサムにも怖い花言葉があると言われています。

今回は、ヘリクリサムの花言葉の由来や人気の品種、育て方などをご紹介します。ぜひ、ヘリクリサムの魅力を再確認してください。

ヘリクリサムの花言葉には怖い意味がある?

ヘリクリサムの花言葉には怖い意味があるのでしょうか。結論から言うとヘリクリサムの花言葉には怖い意味はありません。ヘリクリサムの花言葉の中には「永遠の思い出」があります。永遠の思い出は、一方で終わりのない思い出を指す一方で、時間の流れを止めるという意味を持っているため、怖いと捉えられるのかもしれません。

花言葉は人や状況によって様々な解釈が可能です。永遠の思い出は大切な思い出を忘れない意味を持っているため、ポジティブに解釈することも可能です。花言葉が持つ意味は、捉え方1つで怖いものから素晴らしいものへと変わることを理解していただければと思います。

ヘリクリサム(ムギワラギク)の花言葉

ヘリクリサム(ムギワラギク)の花言葉には、「永遠の思い出」以外にも「いつまでも続く喜び」「不滅の花」「黄金の輝き」「記憶」が存在します。ヘリクリサムがドライフラワーにしても色褪せず美しい姿を保っていることから「永遠の思い出」「いつまでも続く喜び」「不滅の花」が生まれました。「黄金の輝き」は学名のchrysos(金)が由来しており、ヘリクリサムの美しさに相応しい花言葉と言えるでしょう。

ヘリクリサムの基本情報

科:キク科

属:ヘリクリサム属

和名:ムギワラギク(帝王貝細工)

英名:Helichrysum

学名:Helichrysum bracteatum

原産地:オーストラリア

花色:黄色、白、ピンク、オレンジ、赤など

開花時期:6月~9月

ヘリクリサムは、美しい花々と独特の香りから多くの人々に愛されている植物です。その特徴として、白色やピンク、黄色などさまざまな色の花を咲かせ、独特の形状を持つことが挙げられます。乾燥させても色褪せないことから、プリザーブドフラワーとしても使われます。ヘリクリサムの名前の由来は、ギリシャ語のhelisso(ねじる)とchrysos(金)から来ており、花の形状と色を指しています。

ヘリクリサムの特徴

ヘリクリサムは乾燥させても色褪せずに美しい花を保つ植物です。花は固くカサカサしており、光沢があります。寒さや高温多湿に弱く、日本では半耐寒性一年草として育てられています。ヘリクリサムは高さ50-1mほどに成長し、夏から秋にかけて鮮やかな黄色やピンク、白など多彩な色の小花をつけます。ヘリクリサムの花々は、乾燥させてもその美しさを保つため、ドライフラワーやアレンジメントにもよく使用されます。美しさと長い保存性が特徴的なヘリクリサムは、さまざまなシーンで活用されている花です。

ヘリクリサムの誕生花

ヘリクリサム(ムギワラギク)の誕生花は、以下の通りです。

  • 2/22
  • 2/28
  • 5/24
  • 6/23
  • 7/11
  • 7/17
  • 7/25
  • 9/2

ヘリクリサムの魅力は、長い花期とドライフラワーとしても美しく残る特性にあります。特別な日に生まれた人へのプレゼントとして、ヘリクリサムの花束やアレンジメントは最適です。花言葉と合わせて、永遠の幸せや絶え間ない愛情を願うメッセージとして贈りましょう。また、自分自身の誕生月にヘリクリサムを育ててみるのも良いでしょう。

ヘリクリサムの名前の由来

ヘリクリサムの名前は、ギリシャ語のHelisso(ねじる)とChrysos(金色)を組み合わせたものが由来です。花が乾燥すると花弁が巻き込まれて金色のボール状になることから名付けられました。日本名のムギワラギクは、形状が麦わらに似ていることから来ており、ドライフラワーとして利用する際にその特性が見られます。ヘリクリサムの名前は、見た目と特性を上手く表現しているのです。

ヘリクリサムには毒性がある?

ヘリクリサムはキク科のため、キク科アレルギーの方は注意が必要です。また、ヘリクリサムには打撲やアザなどをケアする効能があるとされており、アロマオイルも発売されています。アロマオイルの注意事項にはケトン類が入っているため、お子さまや妊婦さん・てんかん患者の方・高齢の方の使用には注意が必要です。ケトン類には神経毒性や堕胎作用があるため、アロマオイルをお使いの際は使用方法・使用量の目安を確認し使用する必要があります。また、緊急を要するケガや症状には医療機関への受診をおすすめします。

以上のように、一部の人には刺激となる可能性があるということを覚えておくと良いでしょう。

ヘリクリサムをプレゼントで贈ろう!おすすめのシーン

ヘリクリサムの美しい花は、さまざまなシーンでプレゼントとして贈ることができます。カードに書かれたメッセージと一緒に贈ると、より一層感動的になるでしょう。ヘリクリサムはドライフラワーとしても長持ちするため、贈った人の思いやりが長く感じられます。以下でおすすめのプレゼントシーンをご紹介します。

記念日のプレゼントに

記念日にヘリクリサムを贈ることは、感謝や愛情を繊細に表現する素晴らしい方法です。ヘリクリサムの花言葉は「永遠の思い出」「いつまでも続く喜び」「記憶」であり、記念日に贈るには最適です。2人の間にある永遠の絆を象徴し、過ごした日々の尊さを称えます。

例えば、結婚記念日には白やピンク色のヘリクリサムがおすすめです。白は純粋な愛をピンクは夫婦間の愛を象徴します。また、友達との友情記念日には、黄色のヘリクリサムが良いでしょう。黄色は友情や信頼を表現します。このように、ヘリクリサムはその色や花言葉によってさまざまな記念日のプレゼントに適しているのです。

結婚式やプロポーズに

ヘリクリサムは、美しい花言葉から結婚式やプロポーズにプレゼントとして選ばれることがあります。特に「不滅の花」を象徴するヘリクリサムは、プロポーズの際に贈る花として非常に適しているでしょう。結婚式では、生け花やテーブル装飾に使われることもあります。美しい花びらと花言葉が、新たな生活を始める二人の永遠の愛を象徴します。また、ヘリクリサムは乾燥させても色褪せにくい特徴があるため、結婚式やプロポーズの思い出を長く残すことができます。ヘリクリサムを用いた贈り物や装飾は、心からの祝福と愛情を伝える素敵な方法です。

大切な人への感謝の気持ちを伝えるときに

大切な人への感謝の気持ちを伝えるとき、ヘリクリサムは最適なギフトとなります。花言葉の「永遠の思い出」「記憶」といった美しい思いを象徴し、感謝の気持ちと一緒にメッセージカードを添えて贈ると、より感謝の意を伝えやすくなります。例えば、以下のようなメッセージはいかがでしょうか。

「いつも支えてくれてありがとう。 あなたとの思い出は永遠だと思っているよ。 これからもずっと一緒にいたい。 ヘリクリサムの花言葉と共に。」このように、ヘリクリサムの花言葉を生かしたメッセージは、相手に深い感動を与え、感謝の気持ちが伝わります。

ヘリクリサムの人気の品種

ヘリクリサムには多くの品種がありますが、中でも特に人気のあるものは以下になります。

  • ヘリクリサム・ホワイトシップ
  • ヘリクリサム・イタリカム
  • ヘリクリサム・シルバースノー
  • ヘリクリサム・ペティオラレ
  • ヘリクリサム・オーレア
  • ヘリクリサム・ライムミニ

以下でそれぞれの品種を詳しく解説します。あなたのお気に入りの品種はどれでしょうか。

ヘリクリサム・ホワイトシップ

ヘリクリサム・ホワイトシップは、ヘリクリサムの品種の中でも特に人気です。その名の通り白い花とシルバーの葉色が特徴的で、穂状に咲く花がまるで白い船のように見えることから、名前がつけられました。ヘリクリサム・ホワイトシップは耐寒性に優れており、日当たりと風通しが良い場所を好みます。そのため、植木鉢や花壇などで栽培する際には日当たりの良い場所に設置し、乾燥気味に育てることが大切です。過湿に弱いため、水のやりすぎには注意してください。

ヘリクリサム・イタリカム

ヘリクリサム・イタリカムは、イタリア原産のヘリクリサムの一種です。別名カレープラントとも呼ばれ、草丈は30~60cmとやや大型で、夏から秋にかけて小さな黄色い花を咲かせます。日当たりを好む性質があるため、明るい場所で育てることが推奨されます。また、耐寒性が強いので、冬場でも屋外での栽培が可能です。

ヘリクリサム・シルバースノー

ヘリクリサムの中でも人気が高いシルバースノーは、寄せ植えにもよく使われる品種で、這うように広がるのが特徴です。シルバースノーは成長すると40cm程度まで育つ中型のヘリクリサムです。シルバースノーの育て方は、日当たりの良い場所〜半日陰の風通しが良く、水はけの良い場所を好みます。また、中〜アルカリ土壌を好むため、酸度の強い場所では、苦土石灰などで調整するのがおすすめです。

ヘリクリサム・ペティオラレ

ヘリクリサム・ペティオラレは、初夏頃に白っぽい花を咲かせます。一見目立ちませんが、清楚で可憐です。蒸れや過湿に気をつければ、特に問題なく育つ丈夫な植物のため、初心者にも安心でしょう。銀と薄緑の葉色があり、葉や茎に白い毛が密集しているのが特徴です。

日当たりと水はけが良ければ良く育ちますが、環境が良いと他の植物の邪魔をすることになるため、切り詰めるなどの対処が必要です。関東南部では冬でも屋外で育ちますが、霜で葉の先が枯れることもあります。

ヘリクリサム・オーレア

ヘリクリサム・オーレアはつる性で毎年楽しめるため、グランドカバーとして利用されることが多い品種です。グランドカバーとは、地面を覆うように生える植物のことを指します。芝生もグランドカバーの一種ですが、通常は芝生以外の植物を指すことが多いようです。

ヘリクリサム・オーレアは、黄色の小さい葉が可愛らしい品種で、生育旺盛のため、伸びた茎を切っても次々と新芽を出すのが特徴です。

ヘリクリサム・ライムミニ

ヘリクリサム・ライムミニは、ライム系のカラーリーフで小さな葉が密集しているのが特徴です。コンパクトなサイズ感から、鉢植えや寄せ植えに使われることが多く、小さな空間でも楽しむことができます。ヘリクリサム・ライムミニは枝数も多いため、真夏は蒸れないように切り戻して形を整えるのがおすすめです。

ヘリクリサムの育て方

ここでは、ヘリクリサムの育て方を解説します。育て方のポイントを押さえることでヘリクリサムの美しさを長く楽しめるでしょう。

用土・肥料

ヘリクリサムは植え付ける2週間以上前に苦土石灰を、1週間程前に腐葉土や完熟堆肥と緩効性肥料を混ぜておきます。鉢などに植え付ける際は水はけの良い草花培養土がおすすめです。培養土は手で握りしめるとある程度固まり、塊を指先でつつくと簡単に崩れる位の湿り気を持った状態に湿らせておくのがポイントです。生育期の4〜7月の間に少量の肥料を与えてください。

置き場所

ヘリクリサムは日光を好む植物の一つであり、成長を促すためには十分な日照が必要です。ただし、真夏の強い日差しは逆にヘリクリサムにストレスを与えてしまうため、この時期は日陰に移動させると良いでしょう。ヘリクリサムは乾燥に強い一方で、冬季の霜には弱いため、霜が降りる可能性のある地域では室内へ避難させることが望ましいです。冬季の管理が難しい場合はガーデニングショップで冬越し可能な品種のアドバイスを求めると良いでしょう。

水やり

適切な水分管理は、健康な植物を育てる上で重要な役割を果たします。ヘリクリサムの水やりは地植えの場合、植え付け以降に水やりは基本的に不要です。鉢やプランターの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのがポイントです。過湿を避けるためにも土の表面が乾いたら指で少し深さを確認してから水やりを行いましょう。特に夏場は乾燥しやすいため、こまめなチェックが必要です。また、冬場は成長が遅くなるので、水やりは控えめにし乾燥気味に育てます。ただし、室内で育てている場合や暖房の影響を受けている場合は、乾燥に注意しながら適宜水を与えてください。ヘリクリサムの美しい花を長く楽しむために、水やりに気を付けましょう。

植え替え

ヘリクリサムは一年草のため、植え替えはしなくて良いとされています。植え替えは、鉢植えにしたときに長く育てたいときに行ってください。植え替えるタイミングは、主に3月中旬〜5月と9月の中旬〜11月上旬が適しています。

2〜3年に1度根詰まりしないようにひと回り大きい鉢に植え付けましょう。

剪定

ヘリクリサムは年間を通じて楽しめますが、そのためには適切な剪定が不可欠です。ヘリクリサムの花を楽しむために、花が終わった後に花穂を取り除きましょう。その際、花穂を取り除くだけでなく、茎も一緒に切ってください。茎も切ることで新芽の成長を促すことができます。適切な剪定を行うことで、一年中ヘリクリサムの美しい花を楽しむことができるでしょう。

増やし方

ヘリクリサムは、挿し木や種まきによる増やし方が一般的です。挿し木は夏〜秋にかけて行うと成功率が高いため、初心者にもおすすめです。若い茎先を5〜10cm切り取り、切り口を1〜2時間水につけた後、挿し木培養土を入れた容器に挿してください。一方種まきは、春先、4月頃の気温20度前後に行います。直まきでも構いませんが、種が小さいため、ポットや育苗箱に種まきして育てるのが良いでしょう。

植え付け

ヘリクリサムの植え付けは、4月〜5月が最適な時期とされています。植え付け前には、用土をよく湿らせておきます。ヘリクリサムは排水性の良い土を好むので、鉢底に小石を敷いたり、赤玉土を混ぜたりすると良いでしょう。植え付け後は日陰でしっかりと水を与え、根付いたら日当たりの良い場所へ移動させます。株間は20~30cmと広めに取りましょう。

摘芯・摘果

摘芯・摘果は植物の成長をコントロールし、健康な状態に保つための重要な手段です。摘芯とは、植物の主茎の先端部分を摘むことで横方向への成長を促し、より樹形を丸みやすくする手法です。ヘリクリサムは、新芽が伸びてきたら適度に摘むことで、枝分かれを促し豊かな花を楽しむことができます。一方、摘果は未熟な実を間引くことで、残った実が大きく育つのを助ける技術です。しかし、ヘリクリサムは観賞用の草花なので、特に摘果の必要はありません。摘芯・摘果は少々手間がかかるかもしれませんが、美しいヘリクリサムを育てるためには欠かせないステップです。

病害虫

ヘリクリサムは一般的には病害虫に強い植物とされていますが、ハダニに襲われるケースも存在します。ハダニは葉の裏側にいることが多いため、定期的に葉の裏を確認し、水をかけて予防すると良いでしょう。定期的な観察と適切な対処がヘリクリサムの健康な成長を支えます。

まとめ

今回はヘリクリサムの花言葉や人気の品種・育て方などを解説しました。ヘリクリサムは美しさだけでなく、花言葉に込められた意味合いも人々を引きつける要素です。しかし、その美しさを長く保つには適切な育て方が必要です。水やりや置き場所・用土選びなど、さまざまなポイントを押さえてケアすることで、ヘリクリサムはより美しさを増すでしょう。

また、ヘリクリサムは記念日や結婚式などのさまざまなシーンでプレゼントとして贈ることができます。ヘリクリサムの魅力を最大限に活かしてみてはいかがでしょうか。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?