なぜ?竣工式の際に花を贈る3つの理由と、贈るのに相応しい花5種類!
竣工式の際には胡蝶蘭をはじめとした花を贈ることが多く知られています。
ではなぜ、竣工式などといったお祝いの場には花が贈られることが一般的とされているのでしょうか?今回は、竣工式に花を贈る3つの理由と贈るのにおすすめの5種類のお花を紹介していきます。
なぜ竣工式などといったお祝いの場に花を贈るのか
竣工式にお花を贈る理由はさまざまありますが、大きく分けて3つあります。ここではその理由を3つ紹介していきます。
花言葉と名前の由来が縁起良いものであるため
お祝いの場に贈る花として多く使用されるのが胡蝶蘭です。
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」という非常に縁起の良いもの。
胡蝶蘭が多く贈られる理由は、その縁起の良い花言葉にあります。
また、胡蝶蘭は美しい蝶のように見えるという理由で「胡蝶蘭」と名付けられました。
胡蝶蘭の名前の由来、そして花言葉を合わせると、「美しい蝶が幸福を運んでくれる」という意味になります。
そのため、竣工祝いなどといったお祝いの場に相応しいとして多く選ばれています。
また、ブライダルの花としてもとても人気がある花です。
「おめでとう」という気持ちを表すことができるため
それぞれの花がもっている、「花言葉」ですが、お祝いの場に相応しい花言葉をもつ花を贈ることによって、「おめでとう」という気持ちを相手に伝えることができます。先にも述べていますが、胡蝶蘭の花言葉はとても縁起が良く祝福の気持ちを伝えるにはピッタリなのです。
相手に喜んでもらえるため
花束やスタンド花は、普段なかなか自分のためには買わないので、贈られるととても嬉しい気持ちになるでしょう。また、キレイな花を見ていると癒さるため、例えば店を開店するための竣工であれば、「これから頑張ろう!」という気持ちにもさせてくれます。
このようなさまざまな理由により、竣工式などといったお祝いの場には花を贈ることが一般的とされています。
しかし、注意しなくてはいけないこともあります。
それは、お祝いの場にNGとされている花もあるということです。
お祝いの場だけにいえることではありませんが、花を贈る際は「この花は本当にお祝いの場に適している花なのか」ということに十分に配慮して選ぶようにしましょう。
お祝いの場に相応しいとされる花5種類
花にはたくさんの種類があり、そのどれもが魅力的です。
ここからは、竣工式などといったお祝いの場に相応しい花、胡蝶蘭、ラナンキュラス、デルフィニウム、トルコキキョウ、アルストロメリアの5種類と贈ることがNGとされている花をご紹介します。
胡蝶蘭
科目:ラン科
属名:コチョウラン属
別名:ファレノプシス
開花時期:3月~5月
出回り時期:通年
胡蝶蘭の花言葉には、「幸福が飛んでくる」、「純粋な愛」というものがあります。
最初にご説明した通り、この「幸福が飛んでくる」という花言葉がお祝いに贈る言葉としてぴったりということから、胡蝶蘭は竣工式をはじめとした祝いの場に贈呈されることが多いです。
胡蝶蘭は可憐な豪華さがあります。
大きさにもよりますが、一般的には10,000円前後で売られており、高いものだと50,000円のものもあります。
花束が通常、5,000円~10,000円程度で用意できることを考えると、とても高価な花といえますね。
このことから、お祝いとして胡蝶蘭をスタンド花で贈る場合は、予算として15,000円~50,000円くらいで考えておくとよいでしょう。
胡蝶蘭の品種としては、「ファレノプシス・アマビリス」、「ファレノプシス・ベリーナ」などというものがあります。
ファレノプシス・アマビリス
ファレノプシス・アマビリスの特徴としては、乾燥に強い花のため、初心者でも育てやすいということです。
また、サイズも中形で、花持ちがいいです。
あまり大きな胡蝶蘭だと部屋に飾る時に広いスペースが必要となってしまいますが、ファレノプシス・アマビリスのサイズだとそこまでのスペースを用意しなくてもいいため、贈る相手にとっても迷惑にならないでしょう。
ファレノプシス・ベリーナ
レモンのような香りがあることが特徴です。
花びらは全体的に白色をしていますが、中心が紫に色づいていてとてもキレイです。
小ぶりの花びらとその色の付き方から、とても可愛らしい見た目をしており、女性からの人気が高い胡蝶蘭です。
ラナンキュラス
科目:キンポウゲ科
属名:キンポウゲ属
別名:ハナキンポウゲ
開花時期:4月~5月
出まわり時期:12月~3月
ラナンキュラスの花言葉には、「幸福」「純潔」「優しい心遣い」というものがあります。
「幸福」という花言葉が、何か物事を始めるにあたり縁起の良い言葉となっているため、お祝い事の際に贈る花として高い人気があります。
また、ラナンキュラスは春の球根花。
ふわりとした花びらがとてもキレイで印象的な花でもあります。
丸い形をしていることも特徴的で、多くの花びらが集まってその形を形成しています。
その花びらの数はおおよそ190枚。
とてもたくさんありますね。
ラナンキュラスの品種には、「ラナンキュラス・シャルロット」、「ラナンキュラス・ビアンコフェスティバル」などといったものがあります。
春が旬の花のため、春に竣工式や何かお祝い事がある時に贈る花として使用されることが多いです。
ラナンキュラス・シャルロット
ラナンキュラス・シャルロットはお祝い事に贈られる花以外にも、ブライダルのブーケとしても人気が高い花です。
また、数ある品種の中でも大輪であり、見た目もインパクトがあります。
花の直径が10センチ以上あるものが多いため、他の花と比べてもとても存在感があることが特徴です。
お祝いの花として贈るのであれば、ラナンキュラス・シャルロットとスイートピーの組み合わせがとても可愛らしくて見栄えが良いといわれています。
ラナンキュラス・ビアンコフェスティバル
ラナンキュラス・ビアンコフェスティバルは、その見た目がとても特徴的な花です。
フリルがかった花びらが集まった中心から、緑色の葉が出ており、色合いがとてもキレイです。
花びらの色は白やピンク、赤、黄色といったさまざまなものがあります。
デルフィニウム
科目:キンポウゲ科
属名:デルフィニウム属
別名:オオヒエンソウ
開花時期:5月~6月
出回り時期:通年
デルフィニウムの花言葉には、「あなたは幸福をふりまく」というものがあります。
こちらも先ほどご紹介した、ラナンキュラスと同じで、何かを始めるにあたり建物を建てた人へ贈る言葉として縁起が良く、そして、相応しいものといえます。
また、「高貴」という花言葉もあり、その花言葉はデルフィニウムの凛とした見た目にぴったりなものです。
デルフィニウムは1年間出回る花ではありますが、旬は6月~7月の暑くなり始める時期です。
そのため、夏に何かお祝い事があった際に贈ると良い花でしょう。
デルフィニウムは品種によってさまざまな色がありますが、涼しげに見える青色のものが特に人気が高いです。
デルフィニウムには「シネンシス系」「エラータム系」「ベラドンナ系」とよばれる3つの系統があり、それぞれの系統により見た目が全然違って見えます。
シネンシス系のデルフィニウム
有名な品種としては、「スーパーラベンダー」、「SPマリンブルー」といったものがあります。
花屋でよく見かけるものが、このシネンシス系のデルフィニウムです。
シネンシス系のデルフィニウムは、「スプレー咲き」であるということが特徴です。
スプレー咲きとは1本の切り花からいくつも枝分かれして花が咲いている種類のものをいいます。
また、花束やブーケとして使用しやすいので1年中出回っています。
品種改良によりさまざまな色があり、濃い青色のものもあれば、ラベンダー色、ピンク色のものもあります。
エラータム系のデルフィニウム
代表的な品種でいえば、濃い色の「オーロラーブルー」、ラベンダー色の「オーロララベンダー」といったものがあります。
エラータム系のデルフィニウムは、フラワーアレンジメントによく使用される花です。
そして、その他にも竣工祝いなどのお祝い事に贈るスタンド花としても使われることが多く、とても人気が高い花です。
特徴としては、1本の茎に縦長に花がついていること。
値段は、デルフィニウムの3系統の中で一番高いといわれていて、1本500円~1,000円ほどします。
スタンド花としてよく使用されており、花びらが他の2系統のものと比べても大形であることも特徴です。
ベラドンナ系のデルフィニウム
ベラドンナ系のデルフィニウムの有名な品種には、「水のワルツ」、「フォルカフレーデン」などがあります。
枝分かれはしているが、花がついているのは真ん中の一本であるということが特徴の品種です。
花びらは、シネンシス系とエラータム系の中間くらいの大きさです。
花自体の見た目は、シネンシス系のデルフィニウムに似ています。
トルコキキョウ
科目:リンドウ科
属名:トルコギキョウ属
別名:トルコギキョウ
開花時期:5月~7月、9月~10月
出回り時期:5月~11月
トルコキキョウの花言葉には、「希望」「あなたを想う」「優美」といったものがあります。
お祝い事に贈る花としても多く知られていますが、送別の際に贈る花として使用されることも多いです。
また、トルコキキョウの呼び方にはさまざまなものがあり、花屋によっては「トルコギキョウ」と表記しているところもあれば、「ユーストマ」と表記しているところもあります。
トルコキキョウの品種は多くあり、現在では改良が重ねられ、八重咲きのもの、花びらが大形なものもつくられています
一番多く目にするものは八重咲のもの。
見た目がとてもゴージャスで、その見た目はまるでバラのようともいわれています。
花びらはふわりとしており、とても品のある花です。
また、花持ちがいいので育てやすいことも特徴です。
トルコキキョウには「ビーナス」「バルカンマリン」といった品種のものがあります。
ビーナス
八重咲きの品種です。
花びらの先端がフリルのようになっていて、とても可愛らしい見た目をしています。
色は、ピンクっぽいような白っぽいような色をしており、とてもラグジュアリーな印象をもつ品種です。
バルカンマリン
こちらはビーナスとは違い、一重咲の品種です。
花びらは全体的には白色をしていますが、先端だけが紫色になっています。
その色づき方から、見た目がとても印象的な品種です。
一重咲きということもあり、八重咲きのトルコキキョウに比べると華やかさはやや劣るかもしれませんが、気品があり、とても美しいです。
アルストロメリア
属名:アルストロメリア属
科目:ヒガンバナ科
別名:ユリズイセン
開花時期:5月~7月
出回り時期:通年
アルストロメリアの花言葉には、「持続」「未来への憧れ」といったものがあります。
特に「持続」という花言葉は、これから何か新しいことを始めるにあたり、とても強い意志が感じられる花言葉ですね。
まさに、竣工祝いなどといったお祝いの場に贈ることに適した花といえます。
また、色の種類がとても豊富であることも特徴的です。
アルストロメリアの品種には、「ホワイト」や「バタフライ」などがあります。
ホワイト
白色の花びらをしていて、段咲きの品種です。
段咲きとは、花茎を長く伸ばしながら、一輪ずつ順番に開花していく種のこと。
その名の通り、花びらも真っ白でとても清潔感のある見た目をしています。
その見た目から、竣工祝いなどといったお祝いの場だけではなく、ブライダル用のブーケとしても頻繁に使用されています。
バタフライ
バタフライの特徴は、春から秋にかけて長く咲くということです。
また、耐寒性が強いため、よほど寒い地域でなければ冬を越えても耐えて咲いてくれます。
しかし、暑さと多湿には弱いため、夏に贈る花としては適していないでしょう。
日当たりが良い場所でよく育ちます。
気を付けよう!竣工式などのお祝いの場に贈ってはいけない花
今回、竣工式などといったお祝いの場に贈ることに適した花を5種類紹介しましたが、基本的には贈る相手が喜んでくれそうな花であれば、どのような花でも贈っても良いでしょう。
しかし、いくらそうは言っても、竣工祝いをはじめとするお祝いの場に贈ることに相応しくない花もあります。
「キレイな花だからきっと喜んでくれる!」と思ってその花を選んだとしても、もしそれがお祝いの場にNGな花だったとしたら、とても失礼な行為になってしまいますよね。
では具体的にどういった花がNGなのでしょうか。
赤い花
赤い花は火事を連想させてしまいます。
そのため、竣工祝いには絶対に贈ってはいけない花です。
菊
菊は仏花であるため、お祝いの場に限らず贈り物には適していません。
アジサイ
色移りがするアジサイは、「物事が安定しない」という意味を連想させてしまいます。
そのため、これから何か新しいことを始めようとする人には贈ってはいけない花といわれています。
アネモネ
アネモネの花言葉には、「消えた希望」というものがあります。
新しいスタートを切る人からすればネガティブな花言葉なので、贈ることは避けた方がいいでしょう。
おわりに
今回は、竣工祝いをはじめとしたお祝いの場に贈ることに相応しい花5種類と、逆に贈ってはいけない花をご紹介しました。
花に限らず、どんなものでも新しく物事を始める人にとってプレゼントは、応援されているような気持になってとても嬉しいことでしょう。
贈り物は花以外にもさまざまなものがありますが、特に花を贈ることは、その花に込められた花言葉も一緒に相手に伝えられることができるので、とても良いプレゼントになります。
相手の喜ぶ顔を想像しながら、ぜひ竣工式などといったお祝いの場には花をプレゼントしてみてくださいね。
ビル、場などの竣工祝いに花を贈るときは、縁起の良い花言葉をもつ胡蝶蘭や、華やかなスタンド花がおすすめです。観葉植物もこの土地に「根付く」という意味を込めて贈られることの多いフラワーギフトの1つです。「プレミアガーデン」は、東京都品川区に本社がある大型通販ショップです。竣工祝いや,さまざまなお祝いシーンにあったフラワーギフトを取り扱っています。高品質なお花をリーズナブルな価格で提供しています。90%以上のリピーター率を誇っており、政財界関係者、芸能関係者、上場企業、歌舞伎関係者も御用達の通販サイトです。「プレミアガーデン」では常に1ランク上のお花をご用意しています。竣工祝いでお花を送る際はぜひ、「プレミアガーデン」のショッピングページをご覧ください。