フィカス・アルテシマを育てよう!育て方や水やり、お手入れのコツ
フィカス・アルテシマは、美しい光沢をもつ葉が魅力的なゴムの木の仲間です。
何気なく置くだけでも、おしゃれなインテリアとして機能する万能さと、育てやすい品種であることから人気がある観葉植物です。
今回は、育て方やお手入れポイントなど、アルテシマの楽しみ方についてまとめてみました。
鑑賞性にも富んだアルテシマの魅力を、さっそくご紹介していきましょう。
フィカス・アルテシマの基本情報・特徴
植物名:フィカス・アルテシマ(アルテシーマ)
科・属:クワ科・フィカス属
学名:Ficus altissima
原産地:インド、東南アジアなど
園芸分類:観葉植物
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
ゴムの木の仲間であるアルテシマは、自生地ではかなり樹高が高くなる種類です。
そのため、ラテン語で「アルテシマ=最も背が高い」と名付けられました。
鉢植えでも、大きいものでは3mほどに育ちます。
明るいライムグリーンの葉に黄色い斑が入った種類が多く出回っており、目を惹く美しい葉は、インテリアとしても優れています。
品種改良によってバリエーションも豊かなので、お気に入りのアルテシマを探すのも楽しいですね。
さらには育てやすさも兼ね備えていますから、その人気の高さも頷けます。
樹液について
ゴムの木は、枝や葉の切り口から白い樹液が出てきます。
ゴムの木の樹液は天然ゴムの原料となるため、ラテックスアレルギーを持つ人は注意が必要です。
アレルギーのない人でも、体質によっては痒みやかぶれを起こす可能性があります。
植え替えや剪定などで樹液に触れる際には、軍手やエプロンを着用して作業すると安全です。
もし皮膚や衣類に付着したら、時間が経つと落ちにくくなってしまうので、すみやかに洗い流しましょう。
フィカス・アルテシマの花言葉や風水
アルテシマは育てやすさやインテリア性から人気が高いとお話ししましたが、ギフトにもよく選ばれる観葉植物です。
アルテシマには、贈った相手が喜んでくれる花言葉や風水効果があるのです。
それではアルテシマが持つ花言葉や、部屋に置くことで期待できる風水効果を、さっそくご紹介していきましょう。
花言葉
アルテシマには「永遠の幸福」という縁起の良い花言葉が付けられています。
ですから、結婚祝いや新居祝いなどのお祝い事にはぴったりなギフトとして選ばれている観葉植物なのです。
アルテシマの花は、同じフィカス属であるイチジクを思い浮かべるとイメージしやすいのですが、実の内側に花が咲く特殊な形状をしています。
風水
風水学的には、アルテシマのように大きく丸みがある葉には、お金や幸せが貯まるとして、金運アップなどの効果が期待できます。
「陽の気」を持つアルテシマには、気の流れを良くして明るくさせるパワーもあります。
デザイン性を活かしてインテリアとして置けば、嬉しい風水効果もある観葉植物なのです。
ただし、風水効果が生まれるのは元気な観葉植物であることが基本ですので、こまめなお世話で生き生きとしたアルテシマを育ててくださいね。
フィカス・アルテシマの基本の育て方
アルテシマは美しい見た目に育てやすさも備わり、素敵な花言葉や風水効果もある、とても魅力的な観葉植物です。
ここからはアルテシマを実際に育てるうえでの、基本の育て方について詳しく解説していきます。
コツさえ抑えれば、アルテシマの育て方は簡単なので安心してくださいね。
育て方をマスターして、お気に入りのアルテシマをお迎えしましょう。
植え付けの時期や方法
アルテシマは、葉の色が鮮やかで濃く、みずみずしいもので、株全体がどっしりしている太めの株を選びます。
また、害虫がいないかも必ずチェックしてから購入しましょう。
土は、市販されている観葉植物用の土を使用すれば問題ありません。
土いじりに慣れていて、自分で水はけの良い土を配合する際は、赤玉土をベースにしてパーライト、ピートモスなどを混ぜて調整します。
植え付けは5~8月の間に行い、夏場の作業では炎天下や猛暑日を避けます。
植え付け後、なかなか根付かないときは、常に土が湿るようキープして根付くのを待ちましょう。
置き場所
アルテシマは、耐陰性があり生命力も強い植物なので、そこまで神経質に管理する必要はありません。
置き場所は、直射日光を避けたレースカーテンやブラインド越しの明るい半日陰で管理しましょう。
適度な日光は葉の色つやを良くしてくれます。
普段から日に当てるのが難しい場合は、休日などに数時間でも日光浴させてあげてください。
注意点としては、極端な温度変化がないよう、頻繁に置き場所を変えずに管理することです。
いつも室内で育てているゴムの木を突然ベランダや屋外に出すと、日差しに負ける恐れもありますので、日光浴の際は少しずつ慣らして出しましょう。
水やり
観葉植物の水やりは、毎日欠かさず水やりするのではなく、土が乾いてから行なうのがとても重要なポイントです。
お水は毎日あげたくなってしまいますが、過度な水やりは根腐れを起こす原因となります。
水やりの際は、鉢底から水が溢れ出るほどたっぷりと与えていきます。
生長が止まる冬季は、水やりを控えて乾燥気味に育てるのがコツですので、土の乾燥を確認した2~3日後に水やりしましょう。
受皿に水を溜めておくと、鉢土の湿度が上昇して根腐れの原因になります。
水やりと受け皿の処理はワンセットとして、忘れないように水を捨ててください。
肥料
日光に当てているのに、葉が黄色くなり落ちてしまうときは、肥料で生長を助けてあげると良いでしょう。
肥料は、春~秋の生育期に与え、緩効性の置き肥は2ヶ月に1回、即効性の液体肥料は10日~2週間に1回のペースが目安です。
室内管理では、有機肥料ではなく化成肥料を使うと、匂いを抑えコバエの発生を防げます。
植え替え
観葉植物は、根が育つと、いずれ鉢内でぎゅうぎゅうになってしまいます。
この状態を根詰まりと呼び、根から水分をうまく吸収できなくなってしまうため、一回り大きな鉢へ植え替えを行ないましょう。
アルテシマは5~7月頃の植え替え作業が適期です。
植え替えをすると植物はダメージを受けますので、回復力のある生育期の間に行うと、少ない負担で済みます。
【植え替えの目安】
・購入後や前回の植え替えから2年経過している
・葉が落ちてきた、下の葉が枯れ始めた
・鉢底から根がはみ出ている
・鉢土から根が見える
・水やりしても、すぐに鉢底から水が出てこない
【植え替え手順】
①新しい鉢底に、鉢底ネット・鉢底石を敷く
②新しい鉢に土を3分の1入れる
③株を出して、古い土を落として根をやさしくほぐす
④新しい鉢に株を置き、隙間を埋めるように土を足す
⑤細かい部分まで土を埋めたら、水を与える
POINT:植え替え後、しばらくは涼しい日陰で管理しましょう。
剪定方法
アルテシマの剪定は4~10月頃に行ないましょう。
冬場は新芽が出るまで時間がかかるため、秋の初め頃まで行なうのがおすすめです。
アルテシマの剪定は、好きな場所を切るだけと至って簡単なので、身構えなくても大丈夫ですよ。
ただし、切れ味の悪い刃や不衛生な刃で切ると、切り口が傷むので、切れ味の良い清潔な剪定バサミを使ってください。
成長スピードが早いアルテシマは、すくすくと葉が育つため樹形が崩れてしまいがちです。
葉が増えすぎて密集すると、風通しや日当たりが悪くなってしまいます。
剪定で葉の量を調節することで、葉が健康的になり、害虫予防にも繋がります。
初めにお伝えしたように、ゴムの木であるアルテシマは、切り口から樹液が出てきますので、ラテックスアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
アレルギーがない人でも、体質によっては痒みやかぶれを起こすので、手袋などを着けて作業し、もし樹液が付着したら水でしっかり洗い流しましょう。
冬越し
アルテシマは耐寒性がやや弱いので、冬季は暖かい室内で管理しましょう。
朝方や夜などの寒い時間帯を避け、暖かい日中に水を与えます。
冬場は日光がよく差し込む窓際で管理すると、根腐れを防げます。
気温が5℃を下回らないよう管理できるとベストですが、暖房器具に近すぎたり、エアコンの風が直接当たったりすると、乾燥で葉が傷むので避けましょう。
フィカス・アルテシマのお手入れポイント
基本の育て方をマスターしたら、次は応用編です。
観葉植物は、挿し木などで増やすのも楽しみのひとつですので、慣れてきたら挑戦してみましょう。
次は、アルテシマの増やし方や、お手入れで気を付けたいポイントについてご紹介します。
アルテシマを増やそう
アルテシマは「挿し木」と「取り木」で増やせます。
取り木とは、枝や幹に傷を付け、再生力を利用してその部分から発根させる手法です。
親株の根がある状態で行う増やし方なので、枯れるリスクが少なく、簡単に挑戦できます。
アルテシマには、幹の皮を帯状に剥ぐ「環状剥離法」がおすすめです。
挿し木の場合には、剪定時に切り落とした枝を使用して構いません。
行なう時期は、6~9月頃が適しており、夏場の作業は炎天下や猛暑日を避けて行ないましょう。
【挿し木の手順】
①枝を10cm程に切り、葉を1~2枚残して取り除く
②葉の蒸散で株の乾燥を防ぐため、残した葉を半分にカットする
③半日ほど水に挿し、十分な量の水を吸収させる
④苗植えポットに植え、発根まで涼しい日陰で管理する
⑤乾燥に気を付けてたっぷり水を与え、発根したら鉢に植え替える
POINT:葉からも樹液が出てくるので注意しましょう。
【取り木の手順】
①刃物で幹に帯状の切り込みを入れ、樹皮を剥がす
・長さの目安:幹の直径1.5~2倍
・深さの目安:1~2mm
②幹の露出部に湿らせた水苔を巻いてビニールで包み、紐などで軽く留める
③ビニールに小さな穴を開け、水苔が乾燥しないよう水を注ぐ
④直射日光を避け、1~2ヶ月ほど管理する
⑤切り込みから発根したら、ビニール・水苔を取り除く
⑥発根部の下を切り取り、親株から分け子株を作る
⑦鉢に子株を入れて固定したら水を与え、1週間は日陰に置き、徐々に日光に当てていく
POINT
植え付け時は、支柱で支えると根付きやすくなります。
葉が垂れ下がっていたら?
アルテシマの葉が垂れ下がっていたら、水不足のサインかもしれませんので、葉水で水分を補給させましょう。
葉の裏にもしっかりと水をかけることで、葉裏に寄生しやすい害虫対策に繋がります。
濡れ布やティッシュでやさしく葉の表面を拭き、葉に付いた埃を落とすのも、清潔さを保つために効果的です。
害虫に注意しよう
観葉植物は高温多湿の環境にさらされ続けると、害虫の発生リスクがぐんと高まります。
特にカイガラムシやハダニが発生しやすく、新芽や葉裏に寄生して、植物の養分を吸い取り、どんどん弱らせてしまう虫です。
害虫の排泄物が溜まることで、すす病を発生させる二次被害も想定されます。
ハダニの駆除には、殺虫剤の散布か、葉水や木に水をかけて洗い流しましょう。
カイガラムシの成虫は、体を硬い殻で守り薬剤が効きにくいため、発見次第、歯ブラシや綿棒など、やわらかいもので擦り落とすと効果的です。
風通しの良い場所での管理と、毎日の葉水、こまめな剪定により、害虫は予防できます。
もし発生しても早期発見により被害を最小限に防げますので、日頃からよく植物を観察して、異変があればすぐ気付けるようにしましょう。
フィカス・アルテシマが枯れる原因
育て方を守ってお世話しているつもりでも、アルテシマが枯れてきている…一体どうして?
そんなときに心当たる、いくつかの原因をピックアップしてみました。
詳しい原因や対策方法を、ひとつずつ説明していきます。
葉焼けしている
アルテシマをはじめとするゴムの木の管理では、最も注意したいのが日光や温度管理です。
夏などに強い直射日光に当てすぎると、葉が焼けて変色したり黒ずんだりします。
夏のみでなく、春先の直射日光にも注意です。
冬の日差しに慣れたアルテシマが、春先の少し強い日光にびっくりして、葉焼けを起こしてしまうのです。
春が近づいてきたら、まず日陰に置き、次に半日陰、次に日当たりの良い場所と、少しずつ日光に慣らしていく工程を踏めば、葉焼けを防げます。
白い斑状模様の葉は、特に葉焼けを起こしやすいので注意してくださいね。
高温と多湿
猛暑が続く夏場は、暑さで葉が茶色く変色するケースがありま。
これは、アルテシマを置いている環境が高温多湿であることにより、鉢内が蒸されているのが原因です。
夏季は特に風通しを意識して、涼しい半日陰に置きましょう。
水切れを起こしている
日に当てて湿度にも気を配っているのに、葉がどんどん落ちていく…
そんなときは、水が不足して水切れを起こしているかもしれませんので、水の量をもう少し増やしてみましょう。
観葉植物は、土が乾いたら底から溢れるまで水をたっぷり与えるのが基本中の基本です。
適切な量の水が与えられれば、水不足が解消されて落葉も止まってくれますよ。
フィカス・アルテシマは通販で買おう
育てやすく丈夫で、インテリアとしてもデザイン性豊かなアルテシマ。
すでに購入を決めていたら、通販サイトを利用してはいかがでしょうか。
通販サイトであれば、お仕事や家事などで忙しく、なかなか店舗に行けない方でも、24時間いつでも注文できます。
他にも、観葉植物を通販で買うメリットはたくさんあるので、いくつかお伝えしていきましょう。
持ち帰りの手間がない
第一に、実店舗での購入と違い、持ち帰る手間がないことが挙げられます。
土の入った鉢植えを持ち運ぶのは重労働ですが、通販で購入すれば、自宅に届けられるのでとても助かりますよね。
店舗によっては自社配送を行なっているので、植物の扱いに長けたプロが、家まで安全に届けてくれますよ。
配送には万全を期していますが、もし植物を初めての通販注文する場合にトラブルが不安な方は、返品・交換対応をしっかり行なっているサイトを選べば安心です。
商品・種類を比較できる
通販サイトの魅力として、品揃えが豊富な点があります。
実店舗では、お店の大きさやスペース、ディスプレイの都合で、どうしても置ける商品数が限られてしまいますよね。
ですが通販サイトでは、そういった都合がないので、多くの在庫を用意できるのです。
インターネットで探せば、さまざまな葉色や大きさのアルテシマを、お店ごとに比較して選ぶことができます。
価格の比較もできるので、納得のいくお買い物ができるのも嬉しいですね。
新鮮・高品質な商品が届く
通販サイトの中には、産地から直送するシステムにより、新鮮で高品質な観葉植物を配送してくれるお店もあります。
さらに、在庫スペースも多く取れるため大量の仕入れが可能で、実店舗を構えない分、コストも削減されています。
新鮮で高品質な観葉植物を、店頭よりも安く買い求められる場合もあるのは、とても魅力的ですね。
フィカス・アルテシマのおすすめ商品紹介
インテリアグリーン選びに迷ったら、爽やかなアルテシマに決めてみてはいかがでしょうか。
あわせて鉢カバーのデザインも楽しめば、インテリアの幅が広がりますよ。
良い花言葉を持つアルテシマは、ギフトとしても喜ばれますよ。
プレミアガーデンでは、お求めやすい価格でフィカス・アルテシマをご用意しております。
背丈があると持ち運びが大変な観葉植物も、安心・安全の配送でご自宅にお届けできます。
フィカス アルテシマ8号 (鉢カバー付) stem B5237
高さ 約140cm前後
鉢カバー:Rib Basket(リブバスケット)Natural and Black 8号鉢用 / stem B5237
鉢皿:あり(プラスチック皿)
アルテシマの8号サイズに、ナチュラルなバイカラーの色合いが楽しい鉢カバーをお付けした商品です。
カバーはどんなインテリアにも馴染みやすい色なので、お部屋のどの場所に置いてみても可愛いですよ。
★商品詳細ページ:フィカス アルテシマ8号 (鉢カバー付) stem B5237
フィカス アルテシマ8号 (鉢カバー付) KONTON AL-J05K45V
高さ 約140cm前後
鉢カバー:アルマ ジャー L 45 黒 8号鉢用 / KONTON AL-J05K45V
鉢カバーの重さ:2kg
鉢皿:あり(プラスチック皿)
先ほどのナチュラルテイストとは打って変わって、シックな印象になるアルテシマです。
高級感やモダンなイメージが増しますね。
アジアンテイストのお部屋、和室などにも溶け込んでくれます。
細くカーブを描いた幹と鉢のバランスが絶妙で、遠目から見ても美しいシルエットです。
★商品詳細ページ:フィカス アルテシマ8号 (鉢カバー付) KONTON AL-J05K45V
まとめ
育てやすく寒さにも強い、丈夫な観葉植物であるフィカス・アルテシマの育て方やコツ、おすすめ商品についてご紹介してきました。
お手入れや手間がかからず、観葉植物の入門編にもぴったりなアルテシマは、新築や引っ越し祝いなどのグリーンギフトにもおすすめです。
育て方の基本やポイントを抑えて、アルテシマのある暮らしを楽しみましょう。
アルテシマをお探しの際は、ぜひプレミアガーデンをご利用ください。
★フィカス・アルテシマの商品一覧はこちらから。