おしゃれなドラセナ・コンシンネを飾ろう!育て方やお手入れポイント

 

尖った葉を集めて上向きに伸ばす、スタイリッシュな姿のドラセナ・コンシンネをご存知でしょうか。

シルエットがほっそりとしていて、葉も大きく広がらないため、室内インテリアに取り入れやすい観葉植物です。

テーブルサイズから背丈ほどまでのサイズ展開があり、飾りたい場所にあわせてサイズを選べるのも人気の秘訣です。

今回は、基本的な育て方からお手入れのワンポイントまで、ドラセナ・コンシンネについて詳しくご紹介します。

ドラセナ・コンシンネの基本情報・特徴

植物名:ドラセナ・コンシンネ

科・属:リュウケツジュ科・ドラセナ属

学名:ドラセナ・マジナータ

和名:紅覆輪千年木(ベニフクリンセンネンボク)

原産地:マダカスカル島

園芸分類:観葉植物

耐寒性:弱い

耐暑性:強い

 

ドラセナ・コンシンネは、ほっそりとした幹に、笹の葉にも似た細く尖った葉を放射状に伸ばします。

葉が柔らかいので、刺々しい印象を与えず、爽やかでシャープな雰囲気になります。

柔らかい幹の性質を利用して、自分の好きな形に幹をデザインできるため、インテリアグリーンとして高い人気があります。

品種によって、葉の色味が微妙に異なるので、お気に入りの色合いを見つけるのも醍醐味のひとつです。

丈夫に育ちやすいので、初心者の方にもおすすめできる品種ですよ。

マダガスカル原産なので、暑さには強いですが寒さには弱いです。

自生するものは樹高が高くなりますが、観賞用では50~150cmと小さいサイズから用意されており、バリエーションも豊富です。

ドラセナの中でも、コンシンネは特に人気があり、他に「幸福の木」とも呼ばれるマッサンゲアナも人気です。

ちなみに、コンシンネの学名であり別称でもある「ドラセナ・マジナータ」という名前で販売されている場合もあります。

ドラセナ・コンシンネの花言葉や風水

花だけではなく、観葉植物にもひとつひとつ花言葉が付いてることをご存知でしょうか。

コンシンネには、その姿から連想された美しい花言葉が添えられているのです。

さらに、観葉植物には風水効果も期待できるので、インテリアとして取り入れると良い効果をもたらしてくれますよ。

次は、コンシンネの花言葉と、風水における効果をご紹介していきます。

花言葉

コンシンネには「真実さ」という花言葉があります。

まっすぐ伸びた葉からイメージされる堅実さや実直さから、「真実の木」という別名も付いています。

魅力的な花言葉と別名があるコンシンネは、贈り物にも向いているので、ギフトにも選ばれやすい観葉植物です。

風水

風水とは、生活環境を整えることで運気を上げる、中国に古くからある環境学です。

現在は、インテリアとして風水を取り入れ、手軽に楽しむスタイルが主流になります。

観葉植物には風水効果があり、厄除けや魔除けとしても効果的です。

コンシンネのような、上向きに細く尖って伸びる葉には「陽の気」があり、玄関に置くことで悪い気を追い払う効果があります。

コンパクトサイズのコンシンネであれば、仕事部屋やデスク上に置くと、電磁波の悪い気を吸収してくれて、仕事や勉強の効率を上げる効果が期待できます。

ドラセナ・コンシンネの基本の育て方

数ある種類の中からお気に入りのコンシンネを決めたら、育て方を勉強しましょう。

ドラセナ類の観葉植物は育てやすく強い種類が多く、コンシンネもそのうちのひとつです。

初心者の方でも簡単に育てられますので、ご安心くださいね。

ここからは、コンシンネを楽しむための育て方について、置き場所や水やりの方法など、基本的な部分からご紹介していきます。

植え付けの時期・方法

コンシンネは、葉色が鮮やかでつやがよく、葉の模様がぼやけていない株を選びます。

購入時には、害虫被害を防ぐために、虫がいないかも必ずチェックしておきましょう。

植え付け作業は、生育期である春から秋の間の5~7月に行うと、元気に根付いてくれます。

土は、市販されている観葉植物用の土を使えば、土いじりが苦手な方でも植え付け作業を簡単に行えますよ。

テーブルサイズなどの小さいものなら、土の代わりにハイドロカルチャーで育成できますが、水やりの調節が難しいので、植物の扱いに慣れてからの挑戦をおすすめします。

置き場所

コンシンネに耐陰性はあるものの、熱帯地域が原産の植物ですので日光は大好きです。

レースカーテンやブラインド越しの窓際で、直射日光を避けて管理しましょう。

夏場は日差しが強く、葉焼けを起こす危険があるので、半日陰の場所に置いて育てます。

また、暑すぎる場所や湿度の高い場所に置いていると、鉢土が蒸れることにより根が弱ったり腐ったりするので、風通しの良い場所で管理する重要です。

通気性を上げることで、害虫予防にもなります。

水やり

コンシンネは春から秋にかけて生育期を迎え、冬は休眠期に入ります。

生育期の間は、鉢土が乾いたタイミングで、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。

冬季は生長が止まるので、そこまでたくさんの水を必要としません。

水のやりすぎはかえって根腐れを起こしますので、与え過ぎには注意します。

目安として、土が乾いてから2~3日後に水やりを行ないましょう。

水やりの際、受け皿に溢れた水を放っておくと、鉢内の湿度が上がって根腐れの原因になりますので、水やり後は受け皿の処理も忘れずに行ないましょう。

肥料

春~秋の生育期は、置き肥の場合は2ヶ月に1回、液体肥料の場合は2週間に1回のペースで与え、生長を手助けします。

生長が止まる冬季に肥料を与えると、肥料焼けを起こして植物が弱ってしまうため、置き肥などは必ず取り除いてから冬を迎えてください。

植え替え

植え替えは、生長した根が鉢内で詰まる「根詰まり」を防ぐため、定期的に行いましょう。

根が窮屈だと、水分をうまく吸収できず枯れてしまうばかりか、根腐れを起こす危険もあります。

生育期である5〜7月頃に植え替え作業をすると、コンシンネへの負担を抑え、回復が早まります。

夏場の作業時は、猛暑日や炎天下を避けて行ってください。

【植え替えの目安】

・購入後や前回の植え替えから2年経過している

・葉が落ちる、下葉が枯れている

・鉢底から根が出ている

・鉢土から根が見える

・水やりしても鉢底から水が出にくい

【植え替え手順】

①新しい鉢底に鉢底ネットと鉢底石を敷く

②鉢の3分の1ほど土を入れる

③コンシンネの株を出し、古い土をやさしく落とす

④傷んだ根があれば切り、余分な葉を剪定する

⑤新しい鉢に株を置き、ウォータースペースを確保しつつ土を入れる

⑥根の隙間を埋めるように細部まで土を入れ、たっぷり水を与える

POINT

植え替え後の植物は、とてもデリケートです。

日光のダメージになる場合もあるので、しばらくは日陰で管理します。

剪定方法

生命力の強いコンシンネはぐんぐんと上へ葉を伸ばしていくので、あまり放置しすぎると樹形が崩れてしまいます。

また、葉が密集によって風通しが悪くなることで、病気や害虫の発生が考えられますので、剪定で整えてあげましょう。

コンシンネは、春先に剪定作業を行ないます。

切り口が傷んだり腐ったりするのを防ぐために、切れ味の良い清潔な剪定バサミで行なってくださいね。

コンシンネの剪定作業は簡単で、枝を水平に切って、生長前の姿へ近付けるように大胆にカットします。

初めての剪定だと、こんなに切っていいものかと心配になりますが、生長が早いコンシンネは、新芽を元気に伸ばしてくれるので大丈夫です。

冬越し

なるべく窓際の日光が当たる場所に置くのがおすすめですが、冬の朝や夜も窓際に置いたままだと、気温差や冷え込みで弱ってしまいます。

冷え込む時間帯は窓辺から離れた場所に置き、管理温度が5℃を下回らないよう調整できるとベストです。

冬の日光の強さであれば、日中窓際に置いてもほとんど葉焼けしません。

また、室温を保つのは大切ですが、エアコンの風に直接当たらないよう注意してください。

これらのポイントを抑えて冬越えすれば、春先からまた元気に育ってくれますよ。

ドラセナ・コンシンネを楽しむポイント

コンシンネの基本的な育て方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

思うよりも簡単ですから、「これなら育てられるかも!」とやる気が湧いてきた方もいるかもしれません。

次は、基本の育て方にプラスしたお手入れのコツや、よりコンシンネを他の楽しめるポイントをご紹介します。

挿し木で増やそう

コンシンネは挿し木で増やすことが可能で、生育期を迎える5〜7月に行なえば、1ヶ月程度で根付いてくれます。

剪定時に落とした枝を使ってもいいので、剪定した後は、ぜひ挿し木にチャレンジしてみてください。

【挿し木の手順】

①枝を5〜10cmに切る

②葉を2~3枚残し、他の葉は取り除く

③培養土を育苗ポットに入れ、水を与える

④中心に植え付け用の穴を空け、枝を挿す

⑤明るい日陰で管理し、水やりを行なう

⑥根と新芽が出たら鉢に移し替える

 

POINT

挿し木の長さは、新芽があれば約10cm、葉がない枝は約5cmが目安です。

葉水をしよう

葉を上向きに伸ばすコンシンネの葉が垂れてしまっていたら、水分が足りていない状態です。

水やりで根から水分を吸収させる以外にも、霧吹きなどで葉を湿らせる葉水を行ないましょう。

葉水には葉の付着した埃を取ることで、光合成をしやすくする効果もあります。

害虫対策にもなり一石二鳥ですので、ぜひ葉水をしてあげてくださいね。

害虫に注意しよう

高温多湿環境では、害虫が発生する恐れがあります。

コンシンネには、カイガラムシやハダニがつきやすく、どちらの虫も葉や幹から養分を吸い上げるため、どんどん植物が弱っていきます。

排泄物がすす病など二次被害を及ぼす恐れもあるので、日頃からよく観察して、虫を発見したらすぐに対処しましょう。

ハダニは葉裏に寄生しやすいので、葉の裏までよくチェックしてみてください。

駆除方法としては、殺虫剤を散布したり、虫を歯ブラシなどで擦り落としたり、水で洗い流すのも効果的です。

ドラセナ・コンシンネが枯れる原因

生命力の強いコンシンネですが、ときには元気がなくなって枯れてしまうことも…

お気に入りの観葉植物は、枯らさず大切に育てたいですよね。

枯れる原因を把握しておけば、一歩先回りして対策することもできます。

次は、コンシンネに元気がないときや、枯れてしまう場合に考えられる原因をご紹介します。

根詰まり

「水やりしたときに、水がなかなか底から流れ出なくなってきた」「水やりしているのに、なんだか葉がぐったりしている」

このような場合は、根が鉢の中で詰まり、うまく水分を吸収できていないのかもしれません。

根詰まりを起こしたまま放置すると、最悪の場合は根腐れに繋がり、植物が枯れてしまいます。

異変に気付いたら、一回り大きな鉢を用意して植え替えを行ないましょう。

植え替えの際には、ぎゅうぎゅうに詰まった根をやさしくほぐしつつ、傷つけないようにして植え替えてくださいね。

もし根が傷ついてしまったら、必ず乾燥させてから植え付けを行ないましょう。

葉焼け

葉焼けとは、光合成を行なう葉の組織が、強すぎる日光によって破壊され、葉が変色する現象です。

破壊された組織は再生できず、光合成ができなくなります。

葉焼けが多いと、必要なエネルギーを光合成によって充分に確保できなくなるので、植物の健康が損なわれてしまうのです。

いつも暗めの場所で管理していた植物を、いきなり日光に当てても葉焼けを起こす場合がありますので、窓際などから少しずつ慣らしていくといいでしょう。

温度管理

寒さに弱いコンシンネは、冬場はできるだけ室内に入れて管理しましょう。

特に、冬の夜や朝方は冷え込みますので、温度差で枯れないよう注意が必要です。

できれば管理温度が10℃以上になるよう調整できると、コンシンネにとっては冬場でも快適な環境になります。

暖房器具などで温度調整する際は、エアコンの風が直接当たらないように注意して、ヒーターなどの近くに置き過ぎないよう気を付けてください。

暖房で乾燥する室内では、葉水をかけて水分補給させるといいでしょう。

ドラセナ・コンシンネをインテリアグリーンに

洗練された雰囲気のあるコンシンネは、清潔感や清涼感があり、ご自宅をはじめオフィスや店舗などにも飾れる観葉植物です。

シンプルな部屋のアクセントにもなりますし、和洋どちらのインテリアにも馴染みます。

多様なサイズ展開があるのも選びやすいポイントですね。

枝をデザインする楽しみ方もあり、観賞用として楽しめる観葉植物です。

次は、コンシンネをインテリアグリーンとして飾る楽しむコツや、幹の曲げ方についてご紹介しましょう。

曲がり幹にチャレンジ

コンシンネの柔らかい幹と芽が上に伸びる性質を活かして、曲がり幹のデザインに挑戦しましょう。

古い幹を無理やり曲げようとすると折れる恐れがありますので、曲げる幹は必ず新しいものを選んでください。

【幹を曲げる手順】

①まずはまっすぐ育てる

②紐で引っ張りゆっくりと曲げて固定する

③しばらく育てて安定したら固定を取る

POINT

②~③を繰り返し、何度も少しずつ曲げていくのもおすすめです。

幹を曲げることで、葉が混み合って密集しないという利点も生まれます。

思い描いた形になるまで少々時間は要りますが、曲がって育つ過程も楽しいですよ。

自分で幹をアレンジすれば、さらに愛情を注げること間違いなしです。

鉢カバーで楽しもう

観葉植物は、植物そのものを楽しむ以外にも、鉢カバーでの楽しみ方があります。

コンシンネも、鉢カバーを変えるだけでまた違った印象になり、よりインテリアにマッチさせられます。

模様替えで鉢の雰囲気が合わなくなってしまっても、鉢を変えることなく部屋に馴染ませることができますよ。

気分転換したいとき、季節によって雰囲気を変えたいときも、鉢カバーで手軽におしゃれを楽しみましょう。

ドラセナ・コンシンネのおすすめ商品

ドラセナ類は種類が豊富ですが、コンシンネの中でもいくつかの品種があります。

すらりとした葉の形はそのままに、葉色や模様などのニュアンスが微妙に異なっていますよ。

次は、プレミアガーデンでご用意している、コンシンネのおすすめ商品をご紹介します。

鉢カバーにもこだわっていますので、ご自宅のインテリアにぴったりなものをお選びくださいね。

ドラセナ コンシンネ8号 (ラスターポット付) オリーブグリーン

高さ:約100cm前後

やさしいパステル調の色合いのオリーブグリーンの鉢でお届けするコンシンネです。

丸みのある鉢は印象がやさしく、インテリアにも溶け込みやすいです。

お部屋の雰囲気を変えるのに役立つ、ほどよいサイズ感になります。

★商品詳細ページ:ドラセナ コンシンネ8号 (ラスターポット付) オリーブグリーン

 

ドラセナ コンシンネ8号 (鉢カバー付) stem F1806 Gray

高さ:約100cm前後

鉢カバー:Eco Stone(エコストーン)Gray 8号鉢用 / stem F1806 Gray

鉢カバーの重さ:10.5kg

鉢皿:あり(プラスチック皿)

重厚感のあるセメント、エコストーンの鉢カバーで高級感を演出できるコンシンネです。

店舗やオフィスエントランスなどにもおすすめで、上質な空間を生み出すアクセントとして飾っていただけます。

カバーは爽やかな色合いで、和洋問わずインテリアに向いているので、ギフトにもいかがででしょうか。

★商品詳細ページ:ドラセナ コンシンネ8号 (鉢カバー付) stem F1806 Gray

 

ドラセナ レインボー10号 (ラスターポット付)

高さ:約180~190cm前後

「ドラセナ・コンシンネ・レインボー」は、通常のコンシンネと異なり、赤や緑のストライプ模様が入った葉がカラフルで、お部屋の雰囲気を賑やかにしてくれます。

ゆるやかに生長するので、頻繁に剪定しなくても、整った樹形を長く楽しむことができます。

赤みのある葉は温かみもありますので、シンプルな部屋の差し色としても飾っていただけます。

★商品詳細ページ:ドラセナ レインボー10号 (ラスターポット付)

 

コンシンネ ホワイボリー7号 (ラスターポット付)

高さ:約80cm前後

「コンシンネ・ホワイトホリー」の名でも親しまれています。

葉には白いストライプ模様が入り、グリーンとホワイトのコントラストは見る人に爽やかな印象を与えます。

色合いがやわらかめなので、インテリアに馴染みやすいのも嬉しいポイントです。

リビングや寝室など、清潔感が欲しい場所に飾るのがおすすめです。

 

★商品詳細ページ:コンシンネ ホワイボリー7号 (ラスターポット付)

まとめ

今回は、丈夫で育てやすく、爽やかな姿のドラセナ・コンシンネの育て方や、お手入れポイント、おすすめ商品などをお伝えしました。

育て方に慣れてきたら、苗を増やたり幹をデザインしたりするなど、さらにコンシンネを楽しむことができますよ。

ぜひこの機会にコンシンネを育てて、グリーンと共に暮らしてみてはいかがでしょうか。

ドラセナ・コンシンネの購入をお考えでしたら、ぜひプレミアガーデンでお買い求めくださいませ。

★ドラセナ・コンシンネの商品一覧はこちらから。

 

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