胡蝶蘭のしおれた花の摘み方は？ しおれたときの対処法や花を長くきれいに楽しむヒントをご紹介

 

生花や贈り物、さらに園芸品種としても高い人気を誇る胡蝶蘭。

その花の高貴な姿や、開花してから非常に長持ちするという特性から、大変重宝され愛されてきた花のひとつです。

そんな胡蝶蘭ですが、花期が終わりに近づいてきて花がしおれてきたらどう管理するのがよいか、ご存知でしょうか。

ちょっとしたコツを知っておくだけで、胡蝶蘭の花をより長期間楽しめるようになるだけでなく、来年・再来年にふたたび咲かせることも可能になります。

そこで今回は、胡蝶蘭の花の長く楽しむ方法について、花を長持ちさせるコツ、しおれはじめたらすべきこと、来年以降にまた咲かせる方法を中心に、お伝えしていきます。

この記事を通して、より長く美しく、胡蝶蘭を鑑賞してもらえたならば嬉しく思います。

胡蝶蘭について

まずは胡蝶蘭について基本的な情報をお伝えしていきます。

生花や贈り物では定番の種類として広く親しまれている胡蝶蘭ですが、実際はどんな植物なのでしょうか。

まずは、胡蝶蘭という植物について、名前や生息する地域などを切り口にして少々詳しく触れていきましょう。

胡蝶蘭はどんな植物？

胡蝶蘭はファレノプシス属（Phalaenopsis）に属する蘭を指す名前です。

ファレノプシス属の中でも、ファレノプシス・アフロディテ（Phalaenopsis ahprodite）やファレノプシス・アマビリス（Phalaenopsis amabilis）は代表的な種類で、これらの種の蝶々のような形状の大きな花にちなんで、胡蝶蘭という和名が付けられたようです。

ファレノプシス属はインドネシアやフィリピンを中心に多様な種類が生息しており、それらを交配した品種も栽培用として出回っています。

胡蝶蘭はどこから来た植物？

上述の通り、インドネシアやフィリピンで多様化しているファレノプシス属ですが、中国南部・ニューギニア・オーストラリアのクイーンズランド州など、極めて広域に分布しています。

ファレノプシス属は多くの種類が着生蘭と言われており、土壌に根を張るのではなく、樹木や岩肌などの表面に根を伸ばし張り付くようにして生育しています。

こうした生態は、ファレノプシス属が比較的乾燥に強く、運搬が容易であることを示しており、エキゾチックな熱帯園芸植物として世界中に広まるのを後押ししました。

現在私たちの身の回りに胡蝶蘭がたくさん出回っているのも、花の美しさという理由のみでなく、胡蝶蘭の生態が栽培や運搬に適していたからであるとも言えるのです。

胡蝶蘭の花の寿命はどれくらい？

胡蝶蘭の花は、長い場合であれば、咲き始めから数えて３ヶ月ほど保つことがあります。

一般に販売されている胡蝶蘭の花はすでに開花していますから、もう少々短くはなりますが、それでも１ヶ月前後はきれいな姿を楽しめると考えて良いでしょう。

切り花にした胡蝶蘭も、他の花と比較して非常に長命で、２週間以上美しい姿を見続けることが可能です。

こうした胡蝶蘭の花の寿命の長さも、花そのものの美しさと相まって、切り花やフラワーギフトなど様々な用途で重宝されていることの理由と言えるでしょう。

胡蝶蘭の花を長く楽しむコツは？

ここからは、胡蝶蘭の花をより長く美しい状態で保つために知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

ここでは大きく分けて、株についたままの花を長持ちさせる方法と、切り花にして長持ちさせる方法のふたつをご紹介します。

花を長持ちさせる管理方法

ここからは、胡蝶蘭の花をより長く美しい状態で保つために知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

ここでは大きく分けて、株についたままの花を長持ちさせる方法と、切り花にして長持ちさせる方法のふたつをご紹介します。

花を長持ちさせる管理方法

胡蝶蘭の花は非常に寿命が長く、それほど繊細な管理をしていなくとも、2~3週間ほどは美しい姿を楽しむことができます。

ただし、ちょっとしたコツを知っておくことで、胡蝶蘭の花はさらに長い期間、美しい姿を見せてくれます。

胡蝶蘭の花を長持ちさせる管理方法のコツは以下の2つ。

• 暖かい環境を用意する
• 乾燥に気を付け、高めの湿度を保つ

この2つについて、詳しく解説します。

 

暖かい環境を用意する

１つ目のコツは、暖かい環境を用意することです。

すでにご紹介した通り、胡蝶蘭は熱帯地域を原産とする植物です。

そのため、胡蝶蘭にとって快適な暖かい環境を用意してあげると、花持ちも良くなります。

ただし、真夏のような暑さのなかでは、かえって花が痛むのを早めてしまう恐れがありますので、注意しましょう。

 

乾燥に気をつけ、高めの湿度を保つ

２つ目のコツは、空気の乾燥に気をつけ、高めの湿度を保つことです。

胡蝶蘭は、本来は着生蘭として、熱帯雨林の樹木の表面や岩肌に張り付くようにして生育する植物です。

こうした環境の特徴は、湿度をたっぷりと含んだ空気がよく循環する場所であるということと、根回りに余分な水分が少ないということです。

つまり、根回りには過剰に水を与えることを避け、代わりに湿度を高く保つのが、胡蝶蘭にとって理想的であるということです。

注意すべきは、暖かい温度を保つために暖房をかけるなどしている場合、湿度が低くなりやすいという点です。

特に、エアコンの風が直接与えるような場所では、花のがすぐにしおれやすくなるのみでなく、胡蝶蘭の株そのものも弱ってしまう恐れがありますので、避けるようにします。

空気が乾燥している場合は、霧吹きなどを用意してこまめに葉水（葉の表面に水を吹きかけること。空気の乾燥に弱い植物を育てる際に有効）を行うと、調子の良い花を長持ちさせることに繋がります。

切り花を長持ちさせる管理方法

胡蝶蘭を切り花で入手した際や、咲いた胡蝶蘭の花茎を切り取って切り花にした際などにも、長持ちさせるためのコツがあります。

切り花にした場合、花茎を株に付けたままの状態に比べて花の寿命は短くなるものの、それでも２週間前後鑑賞することができます。

胡蝶蘭の切り花を長持ちさせる最も基本的で重要なポイントは、必ず水切りをすることです。

水切りとは、切り花の切り口を水に浸して水中で切り直す技法で、茎が水をよく吸収できるようになり花を長持ちさせる効果があります。

また、切り花を挿している容器の水は、できるだけ毎日交換するようにすることで、花が傷むことを防止でき、きれいな姿を維持するのに繋がります。

なお、切り花用の延命剤などを使用するのも効果的です。

花がしおれはじめたら

ここまで、胡蝶蘭の花を長持ちさせるためのテクニックをお伝えしてきましたが、いくら胡蝶蘭の花が長命とはいえずっと咲き続けられる訳ではありません。

花がしおれてきたら、適切に対応し、できるだけ長く美しい姿を楽しめるようにしてあげましょう。

しおれた花はすぐに摘む

しおれはじめた花を残しておくと、株が体力を消耗してしまうだけでなく、そこからカビなどが発生しまだ咲いている花まで傷んでしまうこともあります。

そのため、しおれはじめた花は、必ずすぐに摘むようにします。

そのとき、花と花茎をつないでいる柄の部分から確実に摘むようにしましょう。

切り花の場合は切り戻すのも有効

胡蝶蘭を切り花にしている場合、下方に付いている古い花がしおれはじめたらそれを摘み、その分だけ水切りをし直して花茎を短くしておくと、上方に付いている新しい花がより長持ちするようになります。

このとき、水切りする切り口を斜めにしておくと、花茎が水を吸いやすくなり効果的です。

胡蝶蘭を来年も楽しむために

胡蝶蘭は上手く管理することで、何年も繰り返して開花を楽しむことができます。

そこで次は、翌年以降も胡蝶蘭の花を咲かせることを目標にした管理方法について触れていきます。

来年も咲かせたいなら切り花に

花を咲かせることは、胡蝶蘭の株にとってたくさんの体力を消費します。

翌年以降も胡蝶蘭の花を楽しむためには、株を元気な状態で維持することが必須になります。

そのため、花が咲き始めたらすぐに花茎を切って、株の体力を温存させるとよいでしょう。

もちろん、このとき切った花茎は切り花として２週間ほど楽しむことができます。

花が終わった後の管理方法

 

その後は、胡蝶蘭を栽培する基本に沿って、翌年の花が咲くまで管理していきます。

ここでは胡蝶蘭を育てる基本として、置き場所、水やり、肥料の３点を軸にお伝えしていきます。

これらを参考にしながら、来年の開花を目指してみてください。

胡蝶蘭の管理は、慣れてしまえばそれほど手間のかかるものではありませんので、難しそうという印象にとらわれずに、ぜひ挑戦してみてください。

置き場所

胡蝶蘭が好むのは、暖かくて風通しがよく、空気が乾きすぎない、直射日光の当たらない場所です。

おすすめなのは、レースのカーテン越し程度のやわらかい光の当たる窓辺などでしょう。

気温が10℃を下回らない場所を選びますが、エアコンや暖房器具などの付近は空気が乾燥しすぎてしまう傾向にあるため、避けたほうが無難です。

また、胡蝶蘭の栽培では根腐れに十分警戒する必要がありますので、風通しのよい場所を選ぶことが成功のコツです。

望ましいのは、ある程度の湿度を含んだ空気がよく循環する場所ですが、屋内でそのような場所を確保するのは難しいため、通気のよい場所に置いて適度に葉水（霧吹きなどで葉の表面に水を吹きかけること。空気の乾燥に弱い植物を育てる際に有効）をするようにすると丁度よいでしょう。

水やり

胡蝶蘭の水やりの基本は、鉢の内部の植え込み材が完全に乾いてからたっぷりとあたえることです。

季節や栽培環境によって、鉢内が乾くまでの時間は変わってきますので、植え込み材の表面をよく観察したり、鉢を持ち上げて重さを確認したりして、確実に乾いていることを確認してから水を与えます。

葉に皺が寄っていないか（胡蝶蘭は水不足になると葉に皺が出てきます）、根腐れ（水分や肥料分の過多が原因で根が傷むこと）が発生していないかなどを観察しながら、丁度よいサイクルを探していきましょう。

成長期である５月から９月ごろまでは、葉焼けと空気の乾燥に注意しつつ、屋外で栽培してもよいでしょう。

また、湿度の高い梅雨の時期や徐々に気温が低下してくる秋から冬にかけては、根腐れの危険性が増しますので、水やりの際に鉢内が乾いていることを一層注意して確認します。

肥料

水栽培で胡蝶蘭が調子よく生育してくるようになってきたら、肥料を与えてみると良いでしょう。

肥料は胡蝶蘭の成長期（花が終わった後、５月から９月ごろ）に、少量ずつ様子を見ながら与えていきます。

胡蝶蘭用の肥料が便利ですが、専用のものでなくても、少な目の量であれば使うことができます。

ただし、着生蘭である胡蝶蘭はもともと多くの栄養分を必要としないので、調子よく根や葉を伸ばしている様子が見られないうちは、肥料を与えずにじっくり育てていく方が無難です。

胡蝶蘭のおすすめの購入先は？

ここまで記事を読んでくださった皆さまに、最後におすすめの胡蝶蘭の購入先をご紹介して終わろうと思います。

胡蝶蘭は、栽培するためにも贈り物にするにも、状態の良い株を入手できるかどうかが大切になります。

良質な株を手に入れることができれば初心者の方でも容易に栽培をはじめられますし、贈り物にする場合にはやはり高品質な胡蝶蘭の美麗な花が求められます。

そのため、こだわりを持って良質な株を仕入れて販売している業者や販売店を見つけることが、胡蝶蘭の購入時に最も気をつけるべきことのひとつと言えるでしょう。

プレミアガーデンをおすすめする理由

プレミアガーデンでは、お客様満足度100%を目指し、妥協のない高品質維持の試みを続けております。

それは胡蝶蘭の取り扱いにおいても徹底されており、高品質な胡蝶蘭の生産者からさらに選りすぐりの美しい株のみを入荷するという方法をとっています。

そのため、扱われている胡蝶蘭の品質は折り紙付きで、一般的な大量生産のものとは一線を画します。

特に注目すべきは見る人の目を引く花の壮麗さで、その大きさは他社の約1.2〜1.5倍にもなります。

このようなこだわりのために幅広い層から人気を得ており、個人的な贈り物から舞台や企業・大使館等のお祝花など幅広いご注文をいただいております。

お客様からも厚い信頼をお寄せいただいており、リピート率は90%を超えております。

ここでは最後に、プレミアガーデンをおすすめする理由を、もう少々具体的にお伝えさせていただきます。

誰でも・どんなシーンでも注文可能

プレミアムガーデンでは、インターネットからのご注文を毎日受け付けております。

そのため、胡蝶蘭を入手したい・贈り物を用意したいと思い立ったら、すぐに・どこにいてもご注文いただくことが可能です。

インターネット上で生花を購入することに不安のある方もいらっしゃるかもしれませんが、プレミアガーデンでは前述のようにこだわりを持って高品質の胡蝶蘭をご用意しておりますので、安心してご注文いただけます。

ご注文の仕方もシンプルで、ホームページの商品写真からお好みの商品を探していただき、「オーダー」をクリックしていただき、お届け先等の情報を入力していただくだけです。

お支払いはクレジットカードと銀行振込に対応しており、お好みの方法をお選びいただけます。

法人様からのご依頼にも対応しており、ご希望であればFAXでのご注文や請求書でのお支払いもお選びいただけます。

これらの特徴から、誰にでも・どのようなシーンでもご利用いただきやすい購入先となっております。

 

贈り物の際にもうれしいサービス

プレミアムガーデンでは、大切な日に贈るフラワーギフトとしてもご満足いただけるよう、種々のサービスをご用意しております。

ご希望の場合は無料で木札をお付けすることができるほか、よりまごころの伝わるフラワーギフトにしたいというお客様のために、メッセージカード等の添付も受け付けております。

なお、さらに個性的で思い出に残る贈り物にしたい場合にも最適な、お客様ご自作の立て札や装飾物をフラワーギフトに盛り込むオプションもご提供しております。

前日の15:00までのご注文では翌日配送も可能ですので、お急ぎのご用意も可能でございます。

もちろん、お祝い先に直接配送することも可能ですので、ご用意したフラワーギフトを最も良い状態でお届けしております。

これらのサービスのため、プレミアガーデンは贈り物として胡蝶蘭をお考えの際にはまさに最適な購入先となっております。

胡蝶蘭の購入はプレミアガーデンで

以上の理由から、プレミアガーデンは胡蝶蘭の購入先として、初心者からベテランの方まで、さらにプライベートなフラワーギフトから豪勢なお祝花まで、誰にでも・どんなシーンにもおすすめできるものとなっております。

この記事をご覧になって胡蝶蘭に興味をお持ちくださいましたら、プレミアガーデンの販売ページへぜひ一度ご訪問ください。

国内トップクラスの高品質かつ低価格の胡蝶蘭をご用意して、お待ちしております。

 

まとめ

今回は、胡蝶蘭の花を長く楽しむ方法について、管理方法、花がしおれはじめたときの対処法、翌年以降も咲かせるコツといったところに焦点を合わせてお話してきました。

難しいイメージが定着してしまっている胡蝶蘭の管理ですが、基本を抑えておけば、むしろあまり手間がかからない花でもあります。

今回の記事が、胡蝶蘭の花を長く楽しむヒントになっていれば幸いです。