プチ花束で気持ちを伝えよう!おすすめのシーンや贈るときのポイントを解説
花の贈り物といえば、やはり花束が人気です。
しかし、ボリューミーな花束を用意しようとするとそれなりにコストがかかり、注文や配送手配が大変なこともあるでしょう。
花束はプチサイズでも十分見栄えが良く、他にもメリットがたくさんあるんです。
この記事では、プチ花束の選び方やおすすめのシーン、贈るときのポイントなどをご紹介します。
プチ花束を贈るメリット
大きな花束も魅力的ですが、プチ花束にもたくさんのメリットがあります。
小さくても存在感があり見栄えも美しいので、フラワーギフトとしてプチ花束を選ぶ人も増えてきていますよ。
まずは、プチ花束を贈ることのさまざまなメリットをご紹介します。
気軽に贈れる
プチ花束の最大のメリットは、贈る側も受け取る側も気軽だということです。
ドラマや漫画のようなゴージャスな花束を贈るのは、少しハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。
片手で持てるほどのプチ花束であれば、出先であってもそれほど目立たないので、周囲の注目を集めたくない方にもおすすめです。
大きな花束を贈るほどではないという場合にも、プチ花束であればシーンを選ばずにいつでも贈りやすくなります。
低コストで贈れる
花の種類や本数にもよりますが、ボリューミーな花束を注文すると3,000〜5,000円ほどはかかるでしょう。
しかし、プチ花束であれば、500〜1,000円ほどで購入できることがほとんどです。
フラワーショップにプチ花束がディスプレイされていることもあるので、そのまま持ち帰ることができれば注文する手間もかかりません。
店頭でみつくろってもらう場合でも、ミニサイズであれば待ち時間もそれほどかからないでしょう。
急なお祝いや忙しい中でも準備にも負担が少なくおすすめです。
おしゃれでスマート
数本の花を上品に束ねたプチ花束は、大人っぽくておしゃれな印象になります。
サプライズで花束を渡したい時、大きな花束だと隠しておくのが難しいですが、ミニサイズであれば相手にも気付かれにくいというメリットがあります。
屋外でもバッグや紙袋に隠しておき、タイミングを見てさっと渡すことができれば、スマートに贈ることができそうですね。
花束の本数が少なくても、花の種類やラッピングにこだわれば十分素敵なフラワーギフトになりますよ。
男性にも贈りやすい
男性に花束を贈りたいときにも、プチ花束がおすすめです。
花束というとどうしても女性への贈り物というイメージがありますが、小さなサイズであれば男性へも贈りやすくなります。
プチ花束はラッピングが目に入りやすいので、ラッピングカラーを落ち着いた色味にすることで中性的に仕上げられるでしょう。
花束を受け取るのは恥ずかしいという男性へも、プチサイズであれば受け取ってもらいやすいのではないでしょうか。
持ち運びしやすい
フラワーギフトの中でも、花束は持ち運びしにくいものです。
大きなサイズであれば両手で持たなけらばならず、地面にそのまま置くことも難しいので出先だと荷物になってしまうことも。また、天候によっては花にダメージを与えかねません。
しかしプチ花束であれば、バッグや紙袋に入れて持ち運ぶことも可能です。
荷物になりにくいので、お出かけ先や職場、学校での贈り物にもおすすめとなっています。
プチ花束のタイプ
プチ花束を贈るときには、まずは花のタイプを決めましょう。
生命力のある生花はもちろん、長持ちするよう特殊加工されたものやアンティークな色合いが楽しめるものなど、その形状はさまざまです。
贈りたい花束のイメージに合わせて、適切なものを選んでみましょう。
生花
花束といえば、まずは生花を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
みずみずしい生命力あふれる生花は、周りに元気を与えてくれます。香りも楽しめるので、花が好きな方へ贈るのであれば生花がおすすめです。
プレゼントのあとに花瓶などに挿しておくと、つぼみが開花していく楽しみもあるでしょう。
しかし切り花は寿命が短く、数日〜1週間ほどで萎れてしまうというデメリットもあります。
それゆえの命のはかなさ、尊さも生花の魅力です。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工を施して、生花のときの美しさを長期間保てるようにしたものです。
生花から作られているので質感などはリアルですが、花粉や香りはないので管理しやすくなっています。
プリザーブドフラワーを使ったプチ花束は、生花とは違って水などの手入れが必要ありません。そのまま好きな容器に飾ることができるので、受け取った側も飾る楽しみが増えるでしょう。
プリザーブドフラワーは人工的な着色料で加工するので、自然界には見られない特別な色味を再現することもできますよ。
ドライフラワー
ドライフラワーは、生花を乾燥させて作られたもので、最近ではアンティークなインテリア小物としての人気も高まっています。
ドライフラワーを使ったプチ花束は、色味が抑えられてナチュラルで優しい風合いになるのが特徴です。
ドライフラワーに向いている花であれば、自分で生花を吊るしてドライフラワーを作ることもできます。ドライフラワーは生花よりも長持ちするので、花を長く楽しみたい方への贈り物におすすめです。
ソープフラワー
ソープフラワーとは、石鹸を薄くのばして花の形状に加工したものです。
まるで本物の花と見間違うほど繊細でリアルに作られたものが多く、清潔感のある石鹸の優しい香りが特徴的です。
プリザーブドフラワーよりもお手頃価格で購入できることが多く、華やかで美しいフラワーギフトとして人気です。
生花のようなリアルな香りはないものの、飾ることで芳香剤のように使用できるのでそのままインテリアとして楽しめます。
もちろん、水やりなどのお手入れも必要ないので、花の扱いに慣れていない方へのプチ花束としていかがでしょうか。
アーティシャルフラワー
アーティシャルフラワーとはハイクオリティな造花のことで、本物の生花のような繊細さやリアルな質感が特徴的です。
人工的な素材で作られているため、劣化しにくく、半永久的に花の美しさを楽しめます。
生花のような香りはありませんが季節外れの花を楽しむことも可能なので、好きな花が分かっている方へのプチ花束におすすめです。
プチ花束の選び方
プチ花束を贈りたいけど、どんな花を選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
プチ花束を選ぶときには、花の形状や種類、イメージカラーなどから考えてみましょう。
花言葉に伝えたい気持ちを託したり、美しく咲き誇る旬の花を使用するのもおすすめです。
ここからは、プチ花束の選び方を解説します。
タイプで選ぶ
まずは、先ほど解説したような花の形状、タイプを決めましょう。
花が好きで扱いに慣れている人であれば生花がおすすめですが、忙しい方や花の扱いに慣れていない方へは、手入れが簡単なプリザーブドフラワーやアーティシャルフラワーがおすすめです。
また、花瓶を持っていない方へは、花束のままさりげなく飾れる生花以外が良いでしょう。
清潔感のある香りが好きな方へや、少し変わった花で相手を驚かせたい場合にはソープフラワーを選んでみてはいかがでしょうか。
相手の好きな花やイメージカラーで選ぶ
相手の好きな花が分かっているのであれば、その花をプチ花束として贈ればきっと喜んでもらえるはずです。
自分の好きな花を把握してもらえて、かつ花束として贈ってもらえるのは嬉しいものですよね。
もしくは、相手の好きな色やイメージカラーで決めるのもおすすめです。
情熱的な人へは赤い花を、可愛らしくてキュートな人へはピンクの花を、落ち着いた人へはブルーやグリーンの花を選んでみてはいかがでしょうか。
それでもピンと来なければ、フラワーショップで贈りたい相手の印象や特徴を店員さんに相談することで、おすすめの花を選んでもらえることもありますよ。
店員さんはお花のプロなので、きっと最適なお花を選んでくれるはずです。迷った時にはぜひ相談してみてください。
花言葉を意識する
ほとんどの花や植物には、花言葉という意味合いが込められています。
愛をうたうものや感謝、お祝いを伝えるもの、相手を象徴するイメージなど花言葉の種類はさまざまです。
また、花言葉は花の種類や色、花束の本数などによっても変わるので、伝えたい気持ちや相手のイメージに近い花言葉を探して、その花をプチ花束として贈るのがおすすめですよ。
しかし、花言葉を認知している人はそれほど多くないのも現状です。こだわりがある場合は、メッセージカードなどに花言葉を記しておくと相手に伝わりやすいでしょう。
季節の花を使う
四季のある日本においては、花にも美しく咲き誇る「旬」があります。
例えば春なら桜やチューリップ、夏ならひまわりやアジサイ、秋にはコスモスやシクラメン、冬はパンジーやビオラなどが代表的です。
現在はハウス栽培が進み、多くの花が1年中を通して手に入れられるようになっていますが、旬の花は多く流通するのでお手頃価格で購入しやすいというメリットもあります。
また、花の扱いに慣れていない人でも、花の季節感はなんとなくとらえている方も多いので、おすすめです。
暑中見舞いの贈り物にも、季節のお花は最適です。こちらの記事では夏が旬のお花について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
プチ花束を贈るおすすめシーン
プチ花束は、大々的なお祝いのシーンというよりも、ちょっとした記念日やお祝いとしてさりげなく贈るのがおすすめです。
また、大きな花束を贈るのは少し気恥ずかしい……という方や、お子さまへのプレゼントとしても多く選ばれています。
ここからは、プチ花束を贈るのにおすすめのシーンをご紹介します。
恋人・パートナーのお祝いや記念日
恋人やパートナーとのちょっとした記念日は、1年に何度かありますよね。
最も大切なお祝い事には、ボリューム感のある花束が良いかもしれませんが、そうでもない日には、プチ花束でカジュアルにプレゼントするのもおすすめです。
プチ花束であれば、デートなどのお出かけ先でも、相手に気付かれずにさっと渡すことができるでしょう。
また、特に記念日やお祝い事がない日でも、その日の気分でさくっと購入できるのもメリットです。
家族・お子さまへのお祝い
家族へボリューミーな花束を贈るのはなんとなく気恥ずかしいという場合でも、プチ花束なら気兼ねなく贈れそうですね。
家族の誕生日や父の日、母の日などにプチ花束を贈るのもおすすめです。
また、小さなお子さまの入園祝や入学祝にも、お子さまが受け取りやすいプチ花束がよいかもしれません。
職場や学校で
職場や学校で花束を渡すときには、相手の持ち帰りのことも考えましょう。
プチ花束であれば、職場や学校でも目立ちにくく相手の持ち帰りに負担にもなりにくいです。
また、部署や部活メンバーなど花束を贈りたい人が複数人いる場合にも、プチ花束であればかさばらずに準備しやすくなるでしょう。
プチ花束を贈るときのポイント
プチ花束は、小さいながらも見栄えが良く華やかなフラワーギフトです。
しかし、ちょっとしたポイントをおさえることで、より喜ばれやすい贈り物になりますよ。
サイズはコンパクトでも、工夫次第でおしゃれさやボリュームアップが可能です。
ここからは、プチ花束を贈るときのポイントを解説します。
シーンにふさわしいボリュームにする
プチ花束を贈るときには、ふさわしいシーンかどうかを確認してみましょう。
例えば、他にもたくさんの人から花を贈られるであろうビジネスシーンや、恋人へのプロポーズの際には、本数の多いボリューミーな花束が喜ばれることもあります。
どんな相手にどんなシーンで贈りたいのかを明確にし、花の本数によってボリューム感を決めることが大切です。
ラッピングにこだわる
プチ花束なら、ラッピングペーパーやリボンにこだわって個性的な飾り付けをすることも可能です。
花の本数が少なくても、ラッピングによって華やかさや豪華さをプラスできますよ。
クラフト紙であればナチュラルで飾らない花束に、透明感のあるビニールのラッピングペーパーなら可愛らしくてキュートな印象になります。
ラッピングのカラーは、花の色味を際立たせるように意識しましょう。
雑貨や小物と組み合わせる
プチ花束だけでは少し物足りないと感じるのであれば、小物や雑貨と組み合わせるのもおすすめです。
プチ花束はどんな贈り物とも相性が良いので、相乗効果の高まるプレゼントになります。
例えば、文具やアクセサリー、お菓子や紅茶セットなどがおすすめです。
手紙やメッセージカードを添える
普段は気恥ずかしくて伝えられない思いがあるのであれば、プチ花束にメッセージカードや手紙を添えてみましょう。
メールやSNSでのやりとりが主流になっている現代で、直筆のメッセージをもらえるのは嬉しいものです。
花言葉にこだわっているのであれば、その意味合いを記すのも素敵ですね。
プチ花束におすすめの花
プチ花束にする花は、本数が少なくても存在感が出るものがおすすめです。
逆に小花であれば、プチ花束であっても本数を増やしてボリュームを出すことができますよ。
選ぶ花の種類によって、プチ花束全体のイメージは大きく変わるものです。
最後に、プチ花束におすすめのお花の種類をご紹介します。プチ花束の花が決まらない際には参考にしてみてください。
バラ
花束といえば、バラを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
真っ赤で情熱的なバラは、花の色や咲き方、本数などで細かく花言葉があてられています。
愛にまつわるものが多いので、恋人やパートナーへのプチ花束におすすめです。
また、バラは本数が少なくても存在感があり、1本でも凛としたおしゃれな印象になります。
カラーは赤やピンクが一般的ですが、プリザーブドフラワーやアーティシャルフラワーだと珍しい青いバラも簡単に手に入るのでおすすめです。
かすみ草
白い小花をたくさん咲かせるかすみ草の花束は、ふわふわで優しいイメージになります。
かすみ草であれば、プチ花束でも本数を増やしてボリューミーに仕上げることもできそうですね。
かすみ草はクラフト紙などのラッピングペーパーとの相性が良く、ナチュラルな印象になるので老若男女問わず贈りやすいプチ花束になります。
また、かすみ草には、「感謝」や「幸福」などの花言葉があるので、家族やお世話になっている方に贈るのがおすすめです。
ひまわり
夏に大輪の花を咲かせるひまわりは、子どもから大人までの認知度も高く、人気の花の1つです。
本数が少なくても存在感があり、華やかな印象になるのでプチ花束にも適しています。
ひまわりはその見た目やビタミンカラーからカジュアルなイメージがありますが、花言葉は「あなただけを見つめる」や「憧れ」などがあるので、異性に贈るプチ花束としてもおすすめです。
また、花が咲いている姿からは元気なイメージを連想させるので、お子さまへのプチ花束にもいかがでしょうか。
ガーベラ
赤、オレンジ、ピンク、白などのさまざまな色の花を咲かせるガーベラは、細長い花びらをいくつもつける可愛らしい花です。
品種もたくさんあり、多く流通しているので1年を通して手に入りやすいと言えます。
ガーベラには「希望」や「前向き」などの花言葉があり、シーンを問わず誰にでも贈りやすい花です。
プチ花束にするのであれば、同系色でシンプルにまとめるのがおすすめですよ。グリーンや小花との相性も良いので、アレンジの幅も広がります。
ガーベラを贈ってみたいと思った方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
プチ花束を贈って気軽に気持ちを伝えよう
プチ花束はコストで用意できるだけでなく、相手の負担になりにくいフラワーギフトです。
花の種類やラッピングによっては、ミニサイズでも十分華やかな印象になりますよ。
大きな花束を贈るのは気恥ずかしい方は、気軽に贈ることのできるプチ花束を大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
小物と合わせたり、メッセージカードなどを添えることで、より相手に喜んでもらえるのではないでしょうか。