観葉植物の選び方。インテリアや開店祝いにおすすめの種類を紹介

インテリアとしても置くことができる観葉植物は、同じ空間にあるだけで元気や癒やしを与えてくれる素敵なアイテムです。

ご自宅用に購入するのはもちろん、贈り物としても最近人気が高まっています。

しかし、観葉植物には様々な種類があり、どんなものを購入したら良いかに悩む人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、観葉植物を選ぶときのポイントを解説します。

室内のインテリアグリーンに、開店祝いの贈り物として、そして室外におすすめな観葉植物も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

観葉植物の選び方のポイント

観葉植物を選ぶ際に覚えておきたいポイントは大きく分けて5つあります。自分自身がどんな場所で観葉植物を育てるのか、想像しながらポイントを確認していくと素敵な観葉植物を購入することができるかもしれません。

5つのポイントは以下の通りです。

置き場所

まずはじめのポイントとなるのが、観葉植物を置く場所です。

屋外に置くのか、屋内に置くのかの違いによって、選ぶべき観葉植物が異なります。

というのも、観葉植物にはそれぞれに向いている生育環境があり、また成長に伴って必要となる空間にも違いがあるからです。

そのため、観葉植物を選ぶ際は、まずどこに置きたいのかを決めてください。

そうすることで、その置き場所の環境と空間に合った観葉植物の種類まで選択肢を絞り込むことができ、選びやすくなるはずです。

観葉植物のサイズ

観葉植物のサイズを確認することも重要なポイントです。

というのも、観葉植物は生き物であり、大きく成長するものが多いためです。

サイズについては、以下の3点に注目してみてください。

・鉢の号数

・植物の高さと横幅

・どのように成長していくか

鉢の号数については、予定している場所に置けるかどうかの判断ポイントとなります。

植物の高さと横幅のサイズ、そして成長の仕方の確認も重要で、予定している場所に置けるかどうかだけでなく、成長しても置き続けられるかの判断ポイントとなります。

育てやすさ

育てやすさも観葉植物を選ぶ際のポイントのひとつです。

観葉植物は、種類によって適した生育環境があり、水やりの頻度や日光の当たり具合、肥料の与え方、メンテナンスの必要性などが異なります。

育てにくい観葉植物を選んでしまい、すぐに枯らしてしまっては元も子もありません。

観葉植物を選ぶ際には、その植物の特徴をよく確認し、ご自身の性格や生活リズムに合い、育てやすいかどうかを判断したうえで選ぶことをおすすめします。

風水や花言葉

お花にも花言葉があるように、観葉植物にも風水は花言葉が存在します。

観葉植物は生きているため、飾ることで「邪気を祓い生気を呼ぶ」といわるほど、気が強い植物です。

そのため、パワーストーンよりも効果が強いともされています。基本的にどんなものも風水の力は強いです。

そのため、花言葉も一緒に選ぶとより環境にピッタリな観葉植物を選ぶことができるでしょう。

害虫のつきにくさ

害虫といえば香りのする花に多いイメージが強いですが、観葉植物にも害虫が湧く場合があります。

虫が苦手な人は特に、こういった作業はなるべくやりたくないですよね。

実は観葉植物は種類によっては害虫がつきにくいものがあります。そういった観葉植物を選ぶことで、より快適に空間に置いておくことができるでしょう。

室内に置くおすすめの観葉植物

室内で観葉植物を育てる場合、日光がよく当たる窓際が観葉植物が一番育ちやすい環境です。

そのほかにも、蛍光灯がよく当たる場所や白熱球が当たる場所であれば、観葉植物は室内でも元気に育ちます。

こういった室内で育てることができる観葉植物は数多くありますが、その中でもインテリアに最適である、リビングにおすすめの観葉植物を紹介していきましょう。

パキラ

ドラセナと同様に育てやすいことで有名なパキラ。

「快活・勝利」という花言葉を持つパキラは、スタイリッシュな見た目から男性にも喜ばれる観葉植物です。

ドラセナと比べると耐陰性は高くないものの室内でも元気に育ってくれます。

基本的にはレースのカーテン越しに日が差し込む場所に置いてあげると良いでしょう。

パキラは寒さに弱いです。室内の温度が極端に低くならないように意識すると、より素敵に育てることができます。

ポトス

「永遠の富」という花言葉を持つポトスは、ツル性の観葉植物なのでハンギングして飾ることもできます。

また、水耕栽培ができる観葉植物でもあるので、キッチンやお手洗いなど小さなスペースにインテリアとして飾っておくことができます。ある程度の寒さにも強いので、初心者でも簡単に育てることができますよ。

室内での栽培がおすすめですが、冬場であっても7℃から10℃を下回らなければ、屋外で育てることも可能です。

ウンベラータ

大きなハート型の葉っぱが特徴的なウンベラータ。

インテリアショップやカフェなどでもよく目にするおしゃれな観葉植物です。

花言葉は「夫婦愛」なので、インテリアとして家に飾っておくだけで夫婦の中が良くなりそうな植物ですね。

また、育てやすい上に見栄えが良いので、こちらもプレゼントとしても人気がある観葉植物のひとつです。

日光が好きな観葉植物なので、レースのカーテンから光が差し込むようなリビングに置くと、長く楽しむことができるでしょう。

ベンジャミン

小さめの葉っぱが上品な雰囲気のベンジャミンの花言葉は「友情」や「永遠の愛」です。

初心者でも育てやすい上、上手に育てると隠頭花序を楽しむこともできますよ。

ベンジャミンもお日様が大好きな観葉植物なので、室内で育てるにはピッタリです。

モンステラ

切れ込みが入ったり穴が空いたりと、ユニークな形の葉が魅力的なモンステラ。

南国を思わせるエキゾチックな雰囲気を楽しませてくれます。

そんなモンステラも育てやすい観葉植物のひとつです。

乾燥に強いため頻繁な水やりを必要とせず、耐陰性があるため日が当たりにくい場所でも育てられます。

原産地のハワイで「希望の光を導く植物」と大切にされているモンステラは、縁起が良く、リビングのインテリアグリーンにぴったりではないでしょうか。

開店祝いにおすすめの観葉植物

開店祝いに観葉植物を選ぶ場合、インテリア映えするおしゃれさや育てやすさなどにも注目しますが、よく選ばれている人気観葉植物は「根を張る」という意味を持つ鉢植えです。

お店がその位置に定着しますようにという縁起の良い贈り物となるのはもちろん、その土地の人々に愛されますようにといった気持ちも込められます。

開店というおめでたい日に贈る観葉植物に、ぜひおすすめしたい根を張る鉢植えを紹介していきましょう。

ガジュマル

ガジュマルは、気根と呼ばれる地上部に発生する根が独特な形状をしているのが特徴の観葉植物です。

そんなガジュマルは、沖縄地方やハワイでは「精霊が宿る木」として神聖な存在とされ、家族に繁栄をもたらす木と言われるほか、多幸の木、幸せを呼ぶ木とも呼ばれています。

繁栄を願いたい開店祝いに、まさにぴったりな観葉植物です。

強靭な生命力を持つほか、耐陰性があり頻繁な水やりを必要としないなど、育てやすい点も、喜ばれるポイントとなるでしょう。

また、サイズの選択肢が豊富で、お店に合った大きさを選びやすい点でもガジュマルはおすすめです。

シュロチク

シュロチクは、まっすぐに伸びた細い幹から伸びる枝先に、四方にフワッっと広がる細い葉が特徴の観葉植物です。

その葉は、つやのある美しい緑色だけでなく、風にさらさらと揺れる様子や風で葉が擦れ合う音を楽しませてくれるなど、その場を癒やしの空間へと変えてくれる魅力を持っています。

そんなシュロチクの花言葉は「向上心」です。また、風水においても悪い気を静め、気の流れを良くする効果が期待できると言われています。

開店のお祝いだけでなく、運気アップの願いも込められる贈り物に最適ではないでしょうか。

ドラセナ(幸福の木)

ドラセナは耐久性の非常に高い観葉植物なので、観葉植物の中でも比較的育てやすいです。

「幸福の木」とも呼ばれるドラセナは、風水では「開運・仕事運アップ」の効果があるといわれています。

「幸福」という縁起の良い花言葉があるため、贈り物にも喜ばれる観葉植物です。  

日陰でもすくすくと育ってくれるので、室内で育てるのに向いていますが、光合成が長期間行われないと元気が無くなってしまうことがあります。そのため、1週間に4時間から5時間程度は日光浴をさせてください。

 ただし、直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越しの光を当ててあげる程度で十分です。

室外に置くおすすめの観葉植物

室外で育てる場合、どのくらいの温度に植物が対応しているか知る必要があります。

日本は四季がある国なので、寒いときと暖かいときの温度差が激しいです。

そんな環境でも育つことができるかが、室外で観葉植物を育てるポイントになります。

ユッカ

「青年の木」とも呼ばれるユッカは、室内でも育てることができますが耐暑性・耐寒性どちらにも優れているため、室外でもしっかりと育てることができます。日光が少ないと弱々しい葉っぱになってしまうので、外に置く際はしっかり日光の当たる場所を選びましょう。

また、ユッカは乾燥にも非常に強いです。必要以上に水を与えると「根腐れ」を起こしてしまう場合があるので注意してください。 

葉っぱが鋭いユッカは金運アップの効果が期待できます。玄関前などに置くと良いでしょう。

オリーブ

日当たりを好むオリーブは室外で育てるのにピッタリです。

年間の平均気温が15〜20度の環境であれば問題なく育てることができますが、短期間であれば-10度ほどの環境にも耐えることができます。そのため、日本でも問題なく栽培することができますよ。

しかし、過湿には弱いので水のあげすぎには注意が必要です。排水性と通気性を良くしておくと、しっかりと育つことができます。

サンスベリア

日光を好むサンスベリアは乾燥に強く寒さに弱いのが特徴です。

しかし、寒いからといって枯れてしまう訳ではありません。サンスベリアは10度を下回ると、寒さに耐えるために冬眠状態に入り成長を止める性質を持っています。そのため、10度を下回るような寒さになったら、水を一切与えないようにしましょう。湿気に弱いので成長がストップしている間に水を与えすぎてしまうと枯れてしまいます。

もちろん、寒い時期に室内で管理すれば冬眠はしないので、通常と同じように育てることができます。

ゴムの木

ゴムの木は日当たりの良い場所を選び、室外でぐんぐん育ってくれる観葉植物です。生命力に溢れていることから長寿のシンボルとして親しまれてきました。

暗い場所に置くと、葉の艶が失われてしまったり元気がなくなってしまいます。1日2~3時間でも日光を当てることで元気に育つことができます。しかし、7月~9月の直射日光が強い時期は「葉焼け」を起こしてしまうので、直射日光を避けて明るい日向などで管理しましょう。

冬は寒さで一時的に成長が止まることがありますが、5度以下にならなければ外で管理することができます。

ガジュマル

初心者でも比較的育てやすい人気の観葉植物で、沖縄地方では「精霊が宿る」といわれている、とても神秘的な植物です。太陽を好むため、日光の当たる場所で育てると元気に育つことができます。しかし、寒さには比較的弱いため季節に合わせて水やりタイミングを変える必要のある植物です。

5度までであれば寒さに耐えることができるため、比較的暖かい地域で育てる健康な株であれば、室外で冬を越すことも可能になります。

観葉植物の鉢の選び方のポイント

観葉植物をより長く楽しむには、鉢にもこだわる必要があります。

鉢といってもサイズや素材に違いがあるため、どんなものを選んだら良いかわからない人も多いでしょう。

ここでは、観葉植物に使われる鉢を選ぶときのポイントを紹介します。

材質

鉢といっても材質はさまざまで、プラスチック、陶器、テラコッタ(素焼き)、コンクリートなどがあります。

材質で鉢を選ぶ際、見た目の印象で決めがちですが、観葉植物に適した育成環境を維持しやすいかどうかから判断することが重要です。

例えば、陶器は通気性や排水性が良いため、多湿が苦手な植物に適しています。プラスチックは軽いため、日光を好む植物に使用することで気軽に移動できます。

観葉植物を元気に育てるための大切なポイントとなりますので、植物の特徴と鉢の素材の特徴を照らし合わせて選ぶ点に注意してください。

インテリアに合ったデザイン

観葉植物が主役だからといって、鉢は何でもいい、というのは面白くありません。

鉢には、材質ならではの雰囲気があるほか、フォルムや装飾、色合いなどが異なり、その印象もさまざまです。

インテリアに合ったデザインの鉢を選んで、観葉植物をおしゃれインテリアの1つとして映えさせてあげましょう。

例えば、スタイリッシュな印象の部屋には、白あるいは黒を基調としたスタイリッシュな鉢がおすすめです。

やさしい雰囲気の部屋には、和風や木目調デザインの鉢がしっくりくるかもしれません。

インテリアにはどんなデザインの鉢が合うのか、楽しみながら選んでみてください。

サイズ

鉢を選ぶときはサイズ選びも重要です。

サイズに関しては、今使用している鉢の1つ上の号数で選ぶのがポイントとなります。

では今使用している鉢の号数の確認方法ですが、直径何cmかで判断します。

例えば、直径12cmであれば4号の鉢なので、1つ上の5号の鉢を選ぶということになります。

ただし、植物の成長具合との兼ね合いも大切で、成長が早い場合は2つ上の号数の鉢に植え替える必要があります。

そのため、鉢のサイズは、今使っている鉢の大きさと、観葉植物の成長スピードの2点から決めてみてください。

鉢カバーもおすすめ

鉢カバーとは、観葉植物が入っている鉢をそのまま入れることができる鉢のことです。

植え替えの手間なく印象を変えられるアイテムで、季節や気分などに合わせて気軽にデザイン変えを楽しむことができます。

実際には植物を入れることができない、木や布などを編み込んだ鉢も選べるなど、デザインの選択肢も広がります。

鉢カバーは花屋や園芸店などだけでなく、インテリア雑貨店にも置かれているケースが多く、よりインテリアに合ったデザインを選びやすいでしょう。

観葉植物の土の選び方

観葉植物を上手に育てるには、その観葉植物に適した条件を満たす土を用意しなくてはいけません。

チェックすべきポイントは以下の4つです。

・保湿性

・通気性

・排水性

・保肥性

この4つの条件を満たすために、さまざまな種類の土をブレンドして、その植物に適した土に仕上げます。

例えば、湿気を好む植物には腐葉土を多めに配合し、乾燥を好む植物には軽石を多めに配合します。

このように紹介すると土選びが難しく感じるかもしれませんが、「観葉植物の土」を選ぶという方法をとれば簡単です。

初心者の方は観葉植物用の土を選び、慣れてきたところで土にもこだわってみるとよいでしょう。

観葉植物の肥料の選び方

観葉植物をより健康で頑丈に育てるのに必要なのが「肥料」です。植物の状態に合わせて肥料を与えることで、足りない栄養を補うことができ、より立派な観葉植物を育てることができます。

ここでは、問題に合わせてどんな肥料がおすすめなのか紹介します。

葉に元気がない場合

 

葉に元気がない場合、葉の色味を鮮やかにしてくれる「チッ素(N)」の数値が高い肥料を選ぶようにすると良いです。スプレータイプの液体肥料を使用することで、直接葉に栄養を与えることができますし、なにより即効性に優れているため、手軽に元気にしてあげることができます。

スプレー肥料の中には「活力液」と呼ばれているものが存在します。人間でいうと肥料は食事、活力液は栄養ドリンクだと考えると違いがわかりやすいかもしれません。肥料をあげるほどでもない場合は、こういった活力液を使用するなど、使い分けるとより効果を実感できるでしょう。

花が咲かない場合

花が咲かない、あるいは咲きにくいなと感じたら「リン」の栄養を多く含む肥料を選ぶことが大切です。

安定して効果を持続することができる錠剤タイプの肥料と、錠剤タイプの効果をさらに強めることができる液体タイプの肥料を併用することによって、より効果を実感することができます。

小さい観葉植物の場合

肥料には主に「チッ素(N)」・「リン酸(P)」・「カリウム(K)」が含まれていますが、小さい観葉植物の場合はこれら3つの数値が低いものを選ぶのが基本です。この3つの値が大きいものを与えてしまうと、栄養過多で根や葉が傷んでしまう原因になります。水で薄めるタイプの肥料材で様子を見ながら与えると良いでしょう。

大きい観葉植物の場合

植物が大きいほど必要とされる栄養分は多いです。そのため、大きい観葉植物の場合は、「チッ素(N)」・「リン酸(P)」・「カリウム(K)」の数値が高いものを選ぶようにしましょう。

おすすめは錠剤タイプの肥料で、長いと数か月から1年間安定した栄養分を与えることができます。

成分比率は10以上のものを選ぶのがベストです。

観葉植物を購入するならプレミアガーデン

プレミアガーデンでは、ここで紹介した観葉植物をはじめ、数多くのおしゃれなインテリアグリーンを取り扱っています。

厳選した生産地から仕入れた観葉植物は、どれも高品質で元気。

そんな観葉植物を、プレミアガーデンだからこそ実現できるリーズナブルな価格で購入可能です。

また、観葉植物の種類だけでなく、サイズ展開が豊富なほか、すぐに飾れるおしゃれな鉢カバー付きで購入できます。

観葉植物と鉢の全体像を写真で確認できるため、インテリアに合う観葉植物を見つけ出すのも簡単です。

おしゃれ映えする観葉植物を飾るなら、プレミアガーデンでの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

観葉植物は以下の5つのポイントに注目することで、自分の理想とするおしゃれなインテリアグリーンを選ぶことができます。

・置き場所

・観葉植物のサイズ

・育てやすさ

・風水や花言葉

・害虫のつきにくさ

選ぶ観葉植物だけでなく、植物をいれる鉢でも雰囲気が変わるため、ぜひこだわって選んでみてください。

また、土や肥料の選び方にも注意し、健康に育ててあげましょう。

ここでは、悩みやすい方のために、室内、開店祝い、室外におすすめな観葉植物も紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

さまざまな観葉植物を取り扱っているプレミアガーデンも、ぜひ一度覗いてみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?