花屋でパートを始めたい!主婦でも働くことは可能?どんなことに気をつける?
子供の頃、花屋さんの仕事に憧れたという方は意外と多いのではないでしょうか。主婦になってから花屋でアルバイトを始めたいと思ったものの、花屋の仕事は外からでは分かりづらい部分も多いので、未経験の主婦でも働くことができるのか不安に思う方も多いかもしれません。
今回は、花屋の実際の仕事内容や、花屋で求める求人の特徴、そして花屋で働く魅力をお伝えします。
花屋は主婦でも働きやすい
実際花屋さんには、たくさんの主婦の方が勤務しています。その中には、小さいお子さんがいる方もとても多いです。結婚や出産を機に一度花屋の仕事を離れたものの、やはり花に触れたくなって戻ってきたという方も少なくありません。
特にチェーン店の大きな花屋や、テナントに入っている花屋はオープンから閉店までの時間が長いので、シフト制でまわしている店舗が多いです。
現在お仕事を探している主婦の方の中には、午前中だけなどの短い時間で働きたいと考える方もいるでしょう。のちほどご紹介しますが、花屋の仕事はその時間内で完結する作業が多く、引継ぎが発生するような業務が少ない為、短時間のシフトでも働きやすいという特徴もあります。
主婦におすすめの花屋とは?
では実際に求人を探す際、主婦におすすめの花屋とはどのような店舗なのでしょうか。
花屋も店舗によって特徴があり、街の花屋さんとブライダルに特化した花屋さんでは、業務内容にも大きな違いがあります。
ここからは、主婦の方におすすめの花屋さんのポイントを特徴別にご紹介していきましょう。
徒歩圏内・通勤しやすい花屋
花屋はお店のオープン前に切花の仕入れや「水揚げ」と呼ばれる、花を長持ちさせるための処理をする作業、ディスプレイなどを行う必要があるので、勤務時間が早い店舗が多いです。
忙しい主婦にとって、勤務時間が短いのは大きなメリットと言えます。特に子供がいる方にとっては、店舗が近ければ急な子供の早退などにも対応しやすいですし、短い時間のみの出勤もしやすいでしょう。
また、働きはじめて少しすると、ブーケやアレンジメントの制作を教えてもらえることもあります。最初のうちは自分自身でのスキルアップもある程度必要なので、空き時間に店舗にレッスンに通えるのは大きなメリットではないでしょうか。
商業施設内の花屋
花屋にも様々な業態のお店があります。個人経営のお店は素敵なお店も多いですが、従業員の人数が少なく、シフトの時間も売上に応じて変動があるという店舗が多いです。
従業員が少ない分、急なシフト変更に対応しづらいというデメリットもあります。
主婦の場合、家族の体調不良や予定変更などで急なシフト変更が生じる可能性が高い事も考慮すると、商業施設内に入っているようなある程度大きな店舗の方が働きやすいと言えます。
チェーンで全国展開しているような花屋の場合は、シフトも固定になる場合が多く、店舗で働く人数も多いので、急なシフト変更にも対応しやすいのも大きなメリットです。
また、一部のショッピングモールでは従業員向けの託児所を併設している場合もあるので、子供のいる主婦の方はより働きやすい環境であるといえるでしょう。テナントによっては、独自の従業員割引サービスや福利厚生を利用出来るところもあります。
大きなテナントに入っている花屋は、空調が効いた環境で営業している店舗が多いのも主婦が働きやすいポイント。特に冬場は切花の鮮度を保つためにあまり暖房をかけられないので、寒い中での水仕事が大変な花屋の中では比較的働きやすい店舗環境にあるのもメリットです。
主婦がパートをはじめる際の注意点
ここまでで、なんとなく花屋でパートをはじめるイメージが湧いてきたという方もいるのではないでしょうか。
実際に働きたいと思える店舗を探す前に、主婦がパートをはじめる時に注意しておいた方が良い点をいくつか知っておきましょう。
年収130万円を超えると扶養から抜けてしまう
まずは、面接を受ける前に、扶養内で無理なく働きたいのか、それとも扶養を抜けてたくさん稼ぎたいのかを考えておく必要があります。
主婦がパートをはじめる際に気をつけたいのが、「130万円の壁」と呼ばれる収入に対するボーダーラインです。年間の収入が130万円を超えた場合、配偶者の扶養を外れて、自身で会社の社会保険に加入し、保険料を支払う義務が生じます。
週にどのくらいの時間勤務ができるのか、1年を通して勤務できない時期はあるかなど、ある程度年間のスケジュールをあらかじめ考えておくと、パートをはじめてからも無理なく働けるので、主婦業との両立がしやすいかもしれません。
社会保険に加入できるか事前に聞く
実際に、扶養を抜けて働きたいと考える場合は、希望の勤務先に社会保険への加入が可能かどうか聞いておく事をおすすめします。
社会保険に加入した場合、会社側も社会保険料を半分負担する義務が生じます。小さなお店では、社会保険への加入は難しい場合や、そもそもそこまでシフト時間に入れないという場合もあるので、加入を希望する場合は確認しておきましょう。
自分の希望はしっかり通す
憧れの花屋で勤務したいあまり、自分の希望を我慢しがちになってしまう事もあるかもしれませんが、主婦には家事もあり、子育て中の方は育児もあります。
無理せず、なるべく自分の希望に合う勤務先を探すのが長く働く秘訣です。
面接を受ける前に、自分の生活で大切にしたい優先順位を改めて見つめなおしてみたり、パートナーと話し合ったり、今後の生活や働き方を考えるのも良いでしょう。
先ほど少し触れましたが、主婦がパートをする上で急な休みに対応してもらえるかはとても重要なポイントといえます。働き始める前にぜひ確認してみてください。
パート先の雰囲気を事前にチェック
お店の雰囲気は、働き続ける上でとても重要です。働く年齢層はどのくらいなのか、どんなブーケやアレンジメントが多いお店なのか、スタッフ同士の雰囲気はどうかなど、事前にチェックできるといいでしょう。
もちろん実際に働いてみないと分からない部分も多いですが、お客様としてどんな風に感じ、お店がどんな雰囲気で、実際にここで働きたいと思えるかは事前によくリサーチしておくと安心です。
また、お店によって、ブーケやアレンジメントの雰囲気も変わってきます。自分が好きなテイストの花屋さんで働くことができると、ブーケやアレンジメントを制作する際の花合わせや色合わせなど、これからの業務がスムーズに行えるかもしれません。
主婦が花屋で働くメリットは
お花に囲まれた職場で働けるのがなによりのメリットですが、実は花屋には主婦に嬉しいメリットが他にもたくさんあります。
もちろん仕事内容は、イメージよりも体力が必要な場面も多く大変な事もありますが、お花が好きな方にはとても幸せな職場であるといえるでしょう。
花に関する知識・スキルが身につく
花屋で働き出すと、見たことのない切花にたくさん出会う事ができます。最初は覚える事も多いですが、花に関する知識は働きながらどんどん身に付いていきます。
また、長く働き続けると、ブーケやアレンジメントの作製も勉強することができるので、切花に関するスキルも身に付けることが可能です。
花屋で実際に働いているスタッフの中には、未経験でゼロからお店で学んでいるスタッフも多いです。身に付いたスキルがあれば、ブランクがあっても復職しやすいというメリットもあります。生花に対する知識と、ブーケ、アレンジメントの制作スキルが身に付けば、独立して開業するのも夢ではありません。
気分転換になる
慌ただしい主婦にとって、家事や子育てとは別の、仕事に没頭できる環境は、仕事ではありますがある意味気分転換にもなります。
花屋で働き始めると、スキルアップのために自分のために使う時間も多くなります。日常とは違う、自分のための時間が生まれるのは、仕事以外の日常生活を送る上でも大きな意味を持つはずです。
また、花が好きな人にとっては、花に囲まれた職場自体が気分転換になりとても楽しいです。
閑散期は長期で休みが取りやすい
夏は花屋にとっての閑散期にあたります。
子供を育てている方は、夏休みの間は長期休みを取得したいという方もいるのではないでしょうか。夏の暑い時期は、花持ちが悪く、大きなイベントもないので、長期の休みが取りやすい傾向にあるのは嬉しいポイントです。
スキルが身に付けばブランクがあっても復帰しやすい
冒頭でも触れましたが、花屋は結婚や出産で一度離職した方が、時間に余裕ができたあとに戻ってくるというケースがとても多い職場です。一度身に付いたスキルがあれば、ブランクがあっても復職しやすく、また同業他社への再就職がしやすいという特徴もあります。
結婚や出産、育児によってライフステージの変化が多い女性にとって、復職しやすいスキルを持っているのは大きな強みでありメリットです。
主婦が花屋で働くデメリットは
では逆に、主婦が花屋で働く際のデメリットはあるでしょうか。
花屋の仕事はゆったりとしたイメージを思い描く方もいるかもしれませんが、実際は力仕事が多く、体力が必要な職場でもあります。
意外と力仕事が多い
1日を通して立ち仕事がほとんどです。座って作業をする事がほとんどないので、腰痛がある人は大変かもしれません。
水を扱うので、大きな桶ではかなりの重さになります。
また、職場は女性の割合も多いので、力仕事を任される事も多く、見た目以上に体力が必要な職場になります。特に冬場の水仕事は、冷たく、手荒れ対策も大変です。
繁忙期は忙しい
1年で1番忙しい母の日と年末年始は、とても忙しい日々が続きます。
特に母の日の1週間前から当日は常に人手不足な状態なので、なかなかお休みも取りづらくなる店舗が多いかもしれません。
店舗では接客をしながらブーケやアレンジメントの制作作業をする事がほとんどなので、やるべき事も多く、あっという間に勤務時間が過ぎていきます。
土日祝は休みにくい
これは店舗によりますが、接客サービス業なので土日祝はお客様が増える店舗が多いです。おのずと人手が必要になるので、休みづらいという店舗もあるでしょう。営業時間や、シフトの融通が効くかどうかは、各花屋の業態によっても大きく差が出るところなので、事前によく調べておく必要があります。
花屋でパートをはじめたい!よくある質問
最後に、花屋でパートを始める際によくある質問をまとめました。
疑問を解消してから、ぜひ求人に応募してみてください。
面接はどんな格好でいけばいい?
店舗によっては服装が決まっていたり、エプロンの支給があったりするお店もありますが、基本的に服装や髪型、髪色は自由な職種です。
面接の際も、アルバイトでの採用の場合は普段着でと言われる事の方が多いかと思います。花屋は接客業でもあるので、お客様から見て清潔感のある明るい見た目であれば、あまりフォーマルな装いでなくても大丈夫です。
面接では何を聞かれる?
志望動機や、今までの経歴や職歴、勤務可能時間など、他の職種と同じような質問もあります。立ち仕事がほとんどなので、体力面で続けられるかの確認をされる事も多いです。
未経験の場合は、その花屋でできること、もちろん花関連の仕事でなくても、今までにしてきた仕事の中で活かせる事を伝える事が大切です。
勤務可能時間に関しては、今後長く働き続けるためにも無理せずに、希望をありのままに伝えるのが良いでしょう。
花屋の平均時給は?
慣れるまでは、少し時給が下がる試用期間があるお店も多いです。
未経験の場合は、地域によって差がありますが、最初は平均して950円~1000円といったところ。スキルに応じて時給が上がっていきます。
スキルアップには技術に関する試験があるところもあるので、ある程度自身のスキルアップも必要な職場です。
資格は必要?
自社配送がある場合は、運転免許が必要な店舗があります。
テナントに入っている店舗では、配送は宅配会社に任せることになるので不要な場合が多いです。
花関連の資格でなくても、色彩検定などの資格が制作に役立つこともあります。
短時間だけ働くことは可能?
母の日や、年末年始には短期間のみのアルバイトの募集を行っている店舗があります。
また、スタッフが多い店舗では午前中のみや、数時間単位での勤務も可能です。スキルが身に付くと、よりフレキシブルに働きやすくなります。
花関連に特化した派遣会社もあるので、ライフスタイルに合わせて短期間での勤務も可能です。
未経験でもフラワーデザイナーになれる?
未経験でも、経験を積めばもちろんフラワーデザイナーになることができます。
株式会社プレミアガーデンでは、3年間で一通りの仕事をこなせるようになるプログラムが用意されており、未経験からでもフラワーデザイナーを目指すことができますよ。
仕事内容も、水揚げから、花束、アレンジメント、スタンド花の制作など、かなり多岐に渡るのも魅力です。
インターネットでの通信販売に特化した新しい花業界を担う会社で、TV局やスタジオ、舞台や芸能にいたるまで、クリエイティブな職種の方からも支持されています。
プレミアガーデンではアルバイトを募集中です
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より詳しい採用情報は、こちらからご確認ください。プレミアガーデン求人情報
まとめ
今回は、花屋でパートをはじめたいという主婦の方に向けて、どんな店舗選びをしたらよいのか、どんな点に気を付けたらよいのか、花屋で働く魅力や大変な点をお伝えしました。
花屋は、花を通してお客様とお客様の心をつなぐ仕事です。生き物である切花は日々表情が変わり、一輪として同じ花はありません。毎日新しい発見のある、とても魅力的でやりがいのあるお仕事です。
この記事が、花屋でのお仕事に興味がある方の背中を少しでも押す、手助けになれば嬉しいです。
花屋で働き始めたいと考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。