1月17日の誕生花のマーガレットってどんな花?おすすめのギフトスタイルも紹介!
寒さに強いお花なので、温暖な地域にお住まいの方であれば室外でも冬越しすることが可能です。ポイントさえおさえれば、ガーデニング初心者の方でも簡単に育てられますよ。
ここではマーガレットの上手な育て方をはじめとして、マーガレットをオシャレに飾るコツもご紹介します。
マーガレットは1月17日の誕生花。誕生日の贈り物としてもおすすめですよ。
女性に人気があるマーガレットの花ギフトの種類なども紹介しますので、最後までチェックしてみてくださいね。
マーガレットの基本情報
マーガレットはキク科のアルギランセマム属に分類されており、カナリア諸島が発祥の地です。
その後フランスに渡り、園芸用として品種改良が進んだといわれています。
和名では木春菊とも言われていますが、これは葉の形が似ていることが由来です。ただし、日本では和名で記されることはなく「マーガレット」と言う名前で広まっています。
まずは、マーガレットの特徴や花言葉について解説していきましょう。
マーガレットはどんな花?
公園の花壇や寄せ植えにも人気があるマーガレットは、どんな花なのでしょうか。
細長いしなやかな白い花びらと、中央の黄色い花芯のコントラストが美しく、全体的には愛らしい印象を持っている方が多いでしょう。
恋占いで使用されることも多いマーガレットですが、実は花びらの数は大体が奇数(21枚)と決まっています。
したがって、もし好きから始めた場合は好きで終わるようになっているのです。しかし、それを知っていても知らなくても純粋に恋する乙女にはおまじないのような花だったのでしょう。ちなみに、恋占いの発祥の地はフランスだといわれています。
マーガレットと風水
白い花は北または北東の方角に飾ると、金運アップにつながると言われています。その理由は、白い花は出発や再生を意味しており浄化のパワーもあると言われているためです。
また黄色のマーガレットや水仙などと一緒に飾ると、より一層風水効果が高まります。さらに恋愛運を上げたい時には、ベッドのそばにピンク色のマーガレットを飾ると吉です。
花言葉の意味
昔から恋を占うために活用されて来たマーガレットには「恋占い」と言う花言葉があります。
その他、マーガレットは花色ごとに異なる花言葉を秘めているのです。ここでは色別の花言葉を紹介します。
白
白いマーガレットが持つ花言葉は「誠実」「心に秘めた愛」です。
純白のマーガレットは、よく庭園などの野外で行われるウェディングの際に花嫁の花冠やブーケとして使われています。
ピンク
ピンクのマーガレットが秘めている花言葉は「真実の愛」になります。
思いを伝えるのには最適な花ですね。恋人やパートナーはもちろんのこと、母の日ギフトにもピッタリです。
黄色
黄色のマーガレットは「美しい容姿」という花言葉がつけられています。パッと華やかな雰囲気がある黄色には、人を元気にしてくれるパワーがありますね。明るい女性に贈ったら喜ばれそうです。
しかし花言葉は国によっても異なります。したがって贈る相手が必ずしも花言葉を知っているとは限らないのです。
このことから、花言葉にこだわり過ぎることなく、相手の好きな花をチョイスするようにしましょう。
マーガレットの花ギフトのスタイル
最近の花ギフトでは、ナチュラルなスタイルに人気があります。気取らずに贈れるので、親しい人への誕生日や記念日にもピッタリです。相手が自然由来のものが好きな方なら、きっと喜んでくれるでしょう。
ここでは愛らしいマーガレットが主役のフラワーギフトの種類を紹介しますので参考にしてください。
花束(ブーケ)
最初におすすめするのは、純白のマーガレットを主役にしたブーケです。
小輪サイズの白いマーガレットやカスミソウと組み合わせると、より一層ナチュラルな印象になります。小さめのクラッチブーケにすれば、普段のデートの際にもサプライズで贈ることができますよ。
少し豪華なイメージにしたいなら八重咲きのマーガレットをチョイスして、パステルカラーのラナンキュラス・ガーベラなどと合わせるとオシャレです。
またマーガレットにはたくさんの種類があるので、品種が違うマーガレットをいくつか組み合わせてブーケにするのも素敵ですよ。
アレンジメント
アレンジメントは花器に吸水スポンジを入れて、花を美しく並べていくスタイルになります。
器の種類や大きさは花のバランスを考えながらセレクトしますが、マーガレットのようなナチュラルな花の場合は天然素材のバスケットがおすすめです。
品種の違うマーガレットにデルフィニウムやライラックを合わせると、優しいイメージになりますよ。
アレンジメントのメリットは、そのまま飾れること。したがって、女性から男性へのプレゼントにも最適です。
ボックスフラワー
ボックスフラワーは近年とても人気があるスタイルで、箱の中に花をアレンジメントしたギフトになります。
他の花ギフトと異なり、箱を開ける時のワクワク感を味わえるのがうれしいポイントです。華やかな雰囲気にするなら黄色のマーガレットを主役にして、脇役にはブラックベリーやトルコキキョウなどがおすすめです。
さらにレモンリーフやユーカリなどの葉物を上手に使うことで、上品さを演出できます。
マーガレット・人気ランキング5選
世界中で100種類もの品種があると言われているマーガレット。その魅力は、何と言ってもかわいい花姿ではないでしょうか。
マーガレットは咲き方だけでも4種類あります。(シンプルな一重咲き、花びらが何層にも重なる八重咲き、中央の筒状花が大きく菊のようなイメージの丁子咲き、丸い球のようなポンポン咲き)
ここではその中でも特に人気があるマーガレットの品種を紹介していきましょう。
ストロベリーホイップ
ストロベリーホイップは、色の変化が楽しめるマーガレットです。ですから1株でも寄せ植えとしての満足度が高くなります。
この品種は咲き始めには濃いマゼンダ色で、次第にピンク、ホワイトと移り変わっていくのです。
枝分かれするスピードも速く全体的にこんもりとしたドーム型になるので、プランター栽培がおすすめですよ。
花も次々に開花するので、一つあるだけでも華やかな雰囲気になります。
ソレミオ
ソレミオは、見ているだけで明るい気持ちになるポップな黄色のマーガレットです。
見た目はタンポポのようなイメージで、3~4cmの花が次々と咲くため、株全体が花で覆われているようなフォルムになります。
一般的な一重咲きのマーガレットより花の期間が長いところがメリットです。
マルスレッド
マルスレッドは、ローズピンク色が目を引く印象的なマーガレットです。花びらが2重になっているので華やかさも増します。
赤系の花の場合時間が経つと色褪せしやすいのですが、マルスレッドは退色しにくく、花を楽しむ期間も長いのが特徴です。花姿もコンパクトながらとても美しいですよ。
ドリームカシス
ドリームカシスは、普通のマーガレットをひと回り小さくしたようなサイズ感がかわいい印象です。
また、茎が固く安定感があるので、ブーケやアレンジメントにも活用しやすいのが魅力。花芯が濃いピンク色になる珍しい品種になります。
主役にも脇役にもなる花ですが、同じ種類でまとめるなら小輪サイズのこちらがおすすめです。ブーケにしてもかわいいですよ。
風恋香(ふうれんか)
「風恋香」は、マーガレットの中ではとてもレアで香りがある品種になります。こちらは最初のうちは淡いピンク色をしていますが、次第に純白になる大輪のマーガレットです。風が吹くとほのかに甘い香りを漂わせます。
時が経つにつれて、色を変え香りを振りまく姿には元気をもらえそうですね。
風恋香は花持ちも良く無花粉なので、どんなシーンのプレゼントにも最適です。
マーガレットの育て方
1年を通して温暖な気候の中で育ったマーガレットは、日本の風土にはなかなか馴染みにくいでしょう。
したがって長く楽しみたいなら、梅雨のシーズンの高温多湿や冬の寒さを上手に乗り切ることが必須になります。
ここではマーガレットの基本的な育て方の他、長く楽しむコツなども紹介しましょう。
マーガレットの苗を選ぶポイント
マーガレットの苗が販売されるのは、春と秋になります。
苗を選ぶときは、パッと見だけではなく株全体をよくチェックするようにしてください。葉の裏側に虫がついていないか、根がグラグラしていないかなども確認しましょう。
その他としては茎に安定感があり、葉が青々として元気なものを選ぶと良いです。
さらに花芽がたくさんついているものなら、購入してすぐに花を楽しめますよ。
水やりの方法
マーガレットに水を与える際には、表面の土が乾いてからにしてください。
どんな植物でも同じですが、水を与え過ぎると根腐れを起こすことがあるので注意しましょう。ジメジメした環境を嫌うので、梅雨時は長雨に濡れないように気をつけてください。
また夏は少し乾燥気味で管理すると、丈夫に育ちます。
置き場所など
マーガレットは、どんな品種でも太陽の光を好みます。
長い間日陰で管理すると、花つきが悪くなる可能性があるため注意してください。ただし夏の強い日差しは苦手です。西日が当たる場所に置くのも避けた方が良いでしょう。
また冬の過酷な寒さを乗り切るためには、地植えよりも鉢植えの方が育てやすいかもしれません。
霜などに当たると枯れてしまうので、室内で育てるのがおすすめです。
温暖な地域では地植えでも冬越しすることが可能ですが、念のため土の表面を藁などでマルチングしてあげると良いですよ。
花がら摘み
季節になると一斉に咲き出すマーガレットは、そのまま放っておくと種を作り始めます。
しかし種を作るには、たくさんのエネルギーを必要とするため、次の花が咲く準備ができなくなってしまうのです。
このことから、花がら摘みは不可欠な作業になります。
マーガレットは他の花のように自然に落ちることはないので、シーズンになったらこまめに手入れしてあげましょう。
この手間によって、長い間かわいらしい花を楽しむことができるのです。
【切り花】マーガレットを長持ちさせる方法
きれいな花がお家の中にあると華やいだ気持ちになりますね。ではマーガレットの切り花を自分で購入する場合、どんな点に気をつければ良いでしょうか。
またできるだけ長く美しい状態をキープするためには、どんな準備が必要なのでしょう。
ここではマーガレットの切り花を長持ちさせる方法を伝授します。
新鮮なマーガレットを見極めるコツ
新鮮なマーガレットを見極めるには、花芯(中央の黄色い部分)をチェックすることです。
この部分はキク科の植物に多い筒状花と言い、ひとつひとつの花弁が独立して筒状になっています。
春を告げる花の中には筒状花と舌状花(花びらの部分)で構成されるものが多く、ノースポールやカモミールなども同じ造りです。
この筒状部分がギュッと詰まっていて、咲いていない方が鮮度が良いので覚えておきましょう。
湯上げする
なるべく鮮度がいいマーガレットを購入して来たら、花器に活ける前にもうひと手間かけましょう。
マーガレットは水を吸い上げるパワーが弱いので、湯上げをしてあげると効果的です。湯上げをすることで中の空気を放出して、その後冷やすことで吸水を促します。
湯上げの方法は以下の手順で行ってください。
①余分な葉を取り去りましょう。(蕾がない脇芽も取る)
②水切りをします。(水の中で茎を切る)
③花と葉の部分を新聞紙などで包みましょう。(蒸気から保護する)
④バケツや洗面器に熱湯をはります。
⑤茎の部分を20秒ほど浸したら、その後冷たい水の中に入れて1時間くらい置きます。
水替え
マーガレットをきれいな状態で楽しむためには、水替えは必須です。
冬場は1日1回で構いませんが、暖かくなってきたら1日2回くらい替えてあげるのがおすすめ。
それはなぜかと言うと、暖かくなると菌が増大してしまい、放置すると切り口が傷んでしまう可能性があるからです。
また水替えを小まめにしていても、花器に菌が付着していることもあります。
したがって、水替えの際に花器もしっかり洗うようにしましょう。
マーガレットをオシャレに飾るコツ
円い花芯を中央に細長い華奢な花びらをたくさんつけるマーガレットは、見ているだけで癒される花です。
特に若い女性からの支持は圧倒的で、ウェディングブーケとしても人気がありますね。
特別な華やかさないけれど、草花のような控えめなルックスにも愛らしさを感じます。
では、マーガレットをオシャレに飾るコツはあるのでしょうか。
マーガレットのみを無造作に飾る
マーガレットを主役にしたければ、単体で飾るのが効果的です。
特にマーガレットのように野のイメージが強い花の場合は、テクニックにこだわるよりも無造作に活けた方がオシャレに見えます。
白いマーガレットは清潔感がある雰囲気、ピンクならスイートなイメージ、黄色をチョイスすれば快活な印象になるでしょう。
シルバーリーフと組み合わせてガラスのコップに飾っても素敵です。
寒色系の花と組み合わせて飾る
マーガレットは華やかな花と合わせると、脇役になってしまうことが多いのです。
ですから組み合わせるならば草花系の小花が向いています。例えばクレマチスやブルースターのような寒色系の花との相性も良いですよ。
マーガレットには寒色系のカラーがないので、取り入れることで落ち着いた雰囲気になるでしょう。
グリーンとの相性も抜群
かわいらしいマーガレットには、爽やかなグリーンが良く似合います。
丸い葉の形が特徴のユーカリポポラスや、シルバーのような色合いがシックなグニユーカリがおすすめです。
また何かお花をもうひとつ加える時には、マーガレットより控えめな花を選ぶようにしましょう。例えばスターチスやエリンジウムなどと合わせてもおしゃれです。
まとめ
マーガレットは、花が少なくなってくる秋から春にかけて長い期間楽しめる貴重な花。丈夫なので、ガーデニング初心者の方でも育てやすいのが魅力です。
またマーガレットは可憐で愛らしいイメージがあるため、花束としても人気ですよ。
1月17日の誕生花にもなっているマーガレットには、「信頼」「心に秘めた愛」など素敵な花言葉も秘めています。
あなたも是非大切なパートナーや友達にマーガレットの花を贈ってみませんか?野の花のように優しいマーガレットは、きっと贈った方を笑顔にしてくれるでしょう。