緑のバラの花言葉とは?品種名や購入方法、色ごとの花言葉の違いを解説
バラをプレゼントするときは、花言葉にこだわりたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
バラは贈りものの定番ですが、花言葉について詳しく知っている方は多くないかもしれません。バラは花の色や本数によっても花言葉が変わります。
この記事では緑色のバラに焦点を当て、その花言葉や品種、おすすめのアレンジや贈るシチュエーションなどをご紹介します。
バラのその他の色や本数別の花言葉なども幅広く解説しているので、大切な人にバラをプレゼントしたいと考えている人は参考にしてみてください。
緑のバラの花言葉は?
バラは花の色の種類がとても豊富で、それぞれの色で花言葉が異なります。
その中でも緑のバラには「新たな気持ち」「希望を持ち得る」「穏やか」という花言葉がつけられています。
花言葉は、もともと花束に想いを託して贈るという「セラム」というトルコの風習が由来しているといわれているので、その花のイメージに合う花言葉が多いのかもしれません。
緑のバラをプレゼントしたいときは、これらの花言葉を意識してみましょう。具体的に、どんなシチュエーションで贈るのがおすすめなのかをご紹介します。
緑のバラを贈るのにベストなシチュエーション
「新たな気持ち」や「希望を持ち得る」という花言葉にふさわしいシチュエーションは、送別会や卒業式です。お別れは寂しいけれど、新たなステージへ向けて希望を持って進んでもらいたいという想いを込めて緑のバラをプレゼントしましょう。
緑色のバラを女性に贈るときは、白や黄色などの花と組み合わせて優しい雰囲気に、緑のバラを男性に贈るときは、青系の花と組み合わせてクールにまとめるのがおすすめです。
年齢や男女を問わず誰にでも贈りやすいのが、緑のバラの魅力の1つとなっています。
緑のバラの品種名
世界中で愛されているバラは、品種改良も盛んで現在では非常にたくさんの品種が存在します。しかし、その中でも緑のバラはとても珍しく、限られた品種でしか見ることはできません。ここでは、緑のバラの中からおすすめの品種を5つ厳選してご紹介します。
- スーパーグリーン
- エクレール
- グリーンアイス
- グリーンダイヤモンド
- グリーンスリーブス
それぞれの特徴を見ていきましょう。
スーパーグリーン
スーパーグリーンは鮮やかな緑色が美しいバラで、ほかのバラに比べて花もちが良いのが特徴です。秋や冬になると1ヶ月以上咲き続けることもありますよ。
育てるには少しコツがいるので上級者向けですが、鮮やかで香りも強すぎないのでプレゼントにおすすめの品種です。
エクレール
小さくて丸みをおびた花びらが魅力の「エクレール」は、淡い緑のバラなのでほかの色の花との相性も抜群。花束やアレンジメントなどにぴったりの花です。
存在感がそれほど大きくないので、バラを贈りたいけどあまり派手にはしなくないという方におすすめ。ロマンティックになりやすいバラですが、カジュアルに贈ることができます。
グリーンアイス
まるで氷のように明るくて爽やかな緑の「グリーンアイス」は、花びらを幾重にも重ねてふんわりと咲くミニサイズのバラ。
グリーンアイスも花もちが良いのでフラワーギフトにおすすめです。
低木で株の成長も旺盛なので、ガーデニングでは大きな木の下に植えるとおしゃれなグランドカバーになってくれることでしょう。
グリーンダイヤモンド
ダイヤモンドのように尖った花びらが特徴的な「グリーンダイヤモンド」。
ほのかな香りで、花びらも完全に開ききらない控えめな花です。花の大きさは1〜2cmとバラの中でもとても小さいサイズなので、バラのゴージャス感よりも可愛らしさを楽しみたい方におすすめ。フラワーギフトの中では、メインの花を引き立ててくれることでしょう。
グリーンスリーブス
グリーンスリーブスは、淡いベージュやピンクっぽい色から、開花が進むにつれて緑色に変化していく面白い品種です。1つの花でさまざまな表情を見せてくれますよ。
また、花もちも2週間程度と長めなので、ガーデニングにもおすすめです。花びらは大きく開くので、花束やアレンジメントでは存在感を放ってくれますよ。
その他の緑のバラの品種
上記でご紹介した品種以外にも、「グリーンアイス」「ミントティー」「緑茶ローズ」「ライム」など、食べ物や飲み物にちなんだ名前の緑のバラが存在します。
それぞれ緑の色合いや花の大きさ、咲き方などが異なるので、好みの緑のバラを探してみてください。
緑のバラの基本情報
緑のバラの花言葉や品種をご紹介しましたが、ここからは緑のバラの購入方法や値段、作られ方などを解説します。
緑のバラは一般的なお店では手に入りにくいのですが、ネット通販なら比較的安価で販売されていることもありますよ。実際に緑のバラの購入を考えている人は参考にしてみてください。
緑のバラの購入方法
上記で解説したように緑のバラは品種が限られており、とても珍しいものです。
一般的な花屋さんや園芸店、ホームセンターなどでは手に入りにくいこともありますが、店舗によっては見かけることがあるかもしれません。お店を回ってみたけど、緑のバラに会えなかったという方は、一度ネットで検索してみてください。
または、お店の方に問い合わせてみると入荷情報を聞くことができたり、取り寄せてもらえたりするかもしれません。
緑のバラの値段
緑のバラはそれほど多くないので、店舗ではほかの色のバラよりも少し値段が高くなることがあります。店舗によっても値段は変わりますが、少しでもお安くお求めならネットで購入するのがおすすめです。
ネット販売では、緑のバラ10本で2,000円程度で購入できますよ。花束やアレンジメントも、5,000円程度から販売されているので、ほかの花とそれほど変わりません。
コストを抑えるためには、緑のバラをメインにしながら安価な小花を組み合わせるのも良いでしょう。
緑のバラの作り方
店頭やネットで販売されている緑のバラのほとんどは、白いバラを染色したものです。緑色の顔料を混ぜた水に白いバラを浸け、茎から色水を吸い上げて緑色に染めていきます。
本来の緑のバラは栽培が難しいものが多いので、自宅で気軽に緑のバラを楽しみたい方は白いバラを染色した方が簡単かもしれません。
しかし、染色したバラは花びらだけでなく茎や葉も染まりやすくなるので注意が必要です。また、顔料を吸わせている分、普通のバラよりも花もちが短くなることもあります。
緑のバラのおすすめアレンジメント
緑のバラはその存在だけでも華やかなプレゼントになりますが、より美しく見せたり深い意味を持たせたりすることで、さらに特別なフラワーギフトになります。
緑のバラは白い花との相性が良く、花束やアレンジメントを爽やかでフレッシュな印象にしたいときにおすすめです。ほかにも、バラを12本で贈ると特別な贈りものになりますよ。
かすみ草と合わせる
かすみ草は、白い小花をたくさん咲かせる花で、花束に取り入れるとふんわりとした優しい雰囲気を演出してくれます。かすみ草だけの花束も素敵なのですが、メインの花の美しさを引き立てる役として用いられることがほとんどです。
もちろん、緑のバラとの相性も抜群で、どちらかというとクールな印象の緑のバラを優しい印象にまとめてくれます。
かすみ草は切り花として多く流通しているので、比較的安価で手に入りやすいですよ。
12本の「ダズンローズ」として贈る
「ダズンローズ」とは直訳で「12本のバラ」という意味。
12本のバラにはそれぞれ、「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」という意味が込められています。
結婚式で新郎が新婦に贈り、全てを誓うというロマンティックな演出が一般的なのですが、最近ではプロポーズや結婚記念日などにも贈る人が増えてきました。
贈る人と受け取る人が強い絆で結ばれている、とても素敵なフラワーギフトです。
ほかにも、バラは本数によって花言葉が変わりますが、それは後ほどご紹介しますね。
年齢や周年記念の本数で贈る
「誕生日おめでとう」という気持ちを込めて、年齢の本数分の緑のバラを贈るのはいかがでしょうか。あまり年齢が上になると本数が多くなって難しいかもしれませんが、お子様への誕生日プレゼントなら、年々本数が増えていくにつれて成長を実感できることでしょう。
また、結婚しているパートナーへ、周年の数だけ緑の花束を贈るとロマンティックです。いつもと違う結婚記念日のプレゼントを贈りたいと考えている方は、ぜひ挑戦してみてください。
「バラ」そのものの花言葉は?
緑のバラの花言葉は初めに解説しましたが、バラそのものには「愛情」や「美」といった花言葉があります。
バラは「花の女王」という別名があるほどなので、その上品で美しい見た目にぴったりの花言葉ですね。
恋人やパートナー、近しい友人や家族など、大切な人に愛を伝えるために最適のバラですが、実は色や本数によって花言葉が細かく異なっています。
ここからは、バラの色や本数、さらに組み合わせ方による花言葉の違いを解説します。バラの花に特別な想いを込めたい方は要チェックです。
【バラの花言葉】色による違い
バラは、定番の赤や白だけでなく、ピンクや黄色、オレンジ、紫などカラーバリエーションがとても豊富です。
緑のバラにほかの色のバラを組み合わせたいときは、色合いはもちろん、花言葉にも注目してみましょう。
ほとんどが前向きでプレゼント向きの花束ですが、中にはネガティブな意味合いを含んでいるものもあるので、注意が必要です。
赤色のバラ
真っ赤なバラの花束は情熱的でロマンティックな印象ですよね。「バラの花束」と聞くと、赤いバラを想像する人も多いのではないでしょうか。
赤いバラの花言葉は「あなたを愛しています」や「情熱」、「熱烈な恋」などがあります。告白やプロポーズするときに贈るのにぴったりの意味合いですね。赤いバラには「マリーミー(私と結婚してください)」という情熱的な品種名も存在しますよ。
緑のバラと赤いバラを組み合わせるとクリスマスカラーになるので、クリスマスのプレゼントにもおすすめです。
ピンク色のバラ
赤いバラよりも可愛らしい印象で、優しい雰囲気を演出してくれるピンクのバラ。赤いバラに次いで人気の高い色です。ゴージャスすぎないので、普段のギフトやお子様へのプレゼントにも贈りやすいのではないでしょうか。
ピンクのバラの花言葉は「しとやか」「上品」「美しい少女」。女友達や職場の同僚の女性へのプレゼントにいかがでしょうか。
また、「愛の誓い」という花言葉もあるので、赤いバラ同様、告白やプロポーズにも最適です。
黄色のバラ
見ているだけで明るい気持ちになれるような黄色いバラ。日本では父の日に贈る花のイメージが強いですが、日本ファーザーズ・デイ委員会によって開催された「父の日黄色いリボンキャンペーン」がきっかけになっています。
そんな黄色いバラには、「友情」や「平和」といった花言葉があり、一家を支えるお父さんに贈る花として最適ということが分かりますね、
しかし、黄色いバラには「嫉妬」「薄れゆく愛」というネガティブな花言葉もあるので、贈るときには勘違いを招かないように注意しましょう。
黄色いバラは緑のバラとの相性も良いので、組み合わせて花束やアレンジメントとして贈ってみてください。
オレンジ色のバラ
さんさんと降り注ぐ太陽のように周りを温かい気持ちにさせてくれるオレンジのバラ。明るくて情熱的な印象がありながら、カジュアルでもあるのでさまざまな贈りもののシーンに選ばれています。
オレンジのバラには、「絆」「信頼」「健やか」「幸多かれ」という花言葉があるので、親しい友人や家族へのプレゼントにおすすめです。
オレンジも黄色同様、年齢や性別を問わず誰にでも贈りやすいので、バラの色選びに迷ったら候補にしてみてください。
白色のバラ
ブライダルシーンのイメージが強い白いバラですが、その花言葉は「純粋」「純潔」。まさに、花嫁さんが持つブーケにふさわしい花です。ほかにも、「相思相愛」や「私はあなたにふさわしい」といった意味もあり、結婚式で使われることが多いのもうなずけますね。
また、「深い尊敬」という花言葉もあるので、上司や目上の方へのプレゼントにもおすすめです。
白いバラは緑のバラとの相性が良いので、組み合わせると上品さとナチュラルさのバランスが良い花束やアレンジメントになります。
紫色のバラ
あまり見かけることは少ないのですが、バラには紫色も存在します。古くから紫色は高貴な色として扱われてきたことから、花言葉も「誇り」「気品」「尊敬」といったように、相手を敬うような意味合いになっているのが特徴。
色味も落ち着いているので、職場の上司や祖父母への贈りものにいかがでしょうか。
【バラの花言葉】本数による違い
バラは色別だけでなく本数によっても花言葉が変わるので、プレゼントするときには本数にも注目してみましょう。そのほとんどは「愛」にまつわる花言葉になっているので、告白やプロポーズ、結婚記念日などで緑のバラを贈りたいときは参考にしてみてください。
- 1本:一目ぼれしました
- 2本:この世界は2人だけ
- 3本:愛しています
- 6本:あなたに夢中
- 9本:いつもあなたを想っています
- 10本:あなたは全てが完璧
- 11本:最愛
- 12本:私と付き合ってください
- 99本:永遠の愛
- 100本:100%の愛
- 108本:結婚してください
【バラの花言葉】組み合わせによる違い
さらに面白いのが、バラは色の組み合わせや花の状態によっても花言葉が変わるということ。
例えば、赤いバラの中に白いバラがあると「温かい心」「仲が良い」という花言葉になります。しかし、黄色いバラの中に赤いバラがあると「どんなにあなたが私に誠実でなくても」というネガティブな意味合いにもなるので注意が必要です。
また、つぼみ3本と開花したバラ1本だと「あの事は永遠に秘密」、つぼみ1本と開花したバラ2本だと「あの事は当分の間秘密」という少し意味深な花言葉になります。
バラのプレゼントは通販がおすすめ
緑のバラは、一般的な店舗ではなかなか見かけることはありません。緑のバラをスムーズに購入したいのであれば、通販を利用するのがおすすめです。通販ならさまざまな組み合わせやバリエーションの花束やアレンジメントなどを取り揃えているので、贈りたいシーンや人に合わせて選びやすいですよ。
緑のバラを贈って特別なプレゼントにしよう
緑のバラは珍しいものですが、店舗によっては取扱いがあるので探してみるのも楽しいでしょう。自宅で気軽に楽しみたいなら、白いバラから染色してみるのも良いかもしれません。
緑のバラをプレゼントしたいときは、ほかの色の花との組み合わせを試してみたり、本数によって花言葉を意識したりするのもおすすめです。
緑のバラを大切な人に贈って、特別なプレゼントの思い出にしてみましょう。