フィカスアルテシマの育て方と剪定|花言葉や風水効果も紹介
おしゃれな観葉植物の一つとして高い人気を誇る「フィカス アルテシマ」。濃淡のグリーンが入り交じる斑入りの葉や、クネッと曲がる樹形はデザイン性が高く、オフィスやカフェなどさまざまな空間をスタイリッシュに演出しています。そんなフィカス・アルテシマは、自宅に置くインテリアグリーンとしてもおすすめです。
この記事では、フィカス・アルテシマの特徴や魅力だけでなく、おしゃれな樹形を維持する基本の育て方や剪定方法をご紹介します。魅力的な花言葉や風水効果にもふれつつ、最後にはおすすめ購入サイトも取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
フィカスアルテシマの基本情報一覧
フィカス・アルテシマとはどのような植物なのか、まずは基本情報をご紹介します。
植物名 | フィカス・アルテシマ(フィカス・アルテシーマ) |
学名/英名 | Ficus altissima |
科名属名 | クワ科フィカス属 |
原産地 | インド、タイ、ミャンマーなどの東南アジア |
耐陰性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 弱い |
樹高 | 3~4m |
フィカスアルテシマの特徴と魅力
フィカス・アルテシマはゴムの木の仲間で、暖かい地方を原産地とする植物です。日本の気候でも成長期には元気に育ち、鮮やかなグリーンを楽しませてくれる観葉植物として高い品気を誇ります。そんなフィカス・アルテシマの特徴であり魅力となるのは、以下の3つです。
- 独特な樹形がおしゃれ
- 斑入りの葉が明るい雰囲気を演出
- 成長スピードが早く育てがいがある
それぞれについて簡単にご紹介します。
独特な樹形がおしゃれ
フィカス・アルテシマの樹形は非常に個性的で、株によってまっすぐなものや湾曲したものなど、樹形が異なります。購入後に剪定や固定で樹形をアレンジすることもできますが、おすすめはお気に入りの樹形のアルテシマを選ぶこと。樹形によって空間の雰囲気が変わりますので、置く予定の場所に合うかをイメージしながら、見比べて自分好みのものを選んでみてください。
斑入りの葉が明るい雰囲気を演出
フィカス・アルテシマは、ゴムの木の仲間の中でも、濃いグリーンの周りに薄いグリーンが入る斑入りの葉をつけるのが大きな特徴です。斑入りの観葉植物は、単色の植物とは異なって明るい雰囲気を演出してくれるのが特徴で、部屋の雰囲気も大きく左右します。ワンランク上のおしゃれ感も楽しませてくれる点でも、インテリアグリーンにおすすめです。
成長スピードが早く育てがいがある
フィカス・アルテシマは、春から夏にかけての成長期に比較的早いスピードで成長します。枝がグングン伸びて成長点から次々に芽を出し、枝や葉を切り落としても新芽が出てくるので、安心感があり、育てている実感を得やすいです。
この特性により、思い切った剪定で好みの樹形や大きさに整えやすいのも魅力です。育てて行く中で樹形を変えていくフィカス・アルテシマは、異なる雰囲気を楽しませてくれますよ。
フィカスアルテシマの花言葉「永遠の幸福」
フィカス・アルテシマの花言葉は「永遠の幸福」です。この花言葉を知ると、よりフィカス・アルテシマがより一層魅力的に感じられるのではないでしょうか。インテリアとしてご自宅に置く観葉植物にぴったりなのはもちろん、新築祝いやお誕生日祝いなど、大切な方に贈るプレゼントにも最適です。
フィカスアルテシマの風水効果
風水において、葉が大きく丸みのある観葉植物は金運アップをもたらしてくれると言われています。フィカス・アルテシマの葉はまさにその特徴を持っており、縁起の良い花言葉と相まって、さらに強いパワーを発揮してくれるかもしれません。
フィカスアルテシマを育てる際のポイント
購入した時と変わらず、おしゃれなフィカス・アルテシマをお部屋で楽しむためには、基本的な育て方を理解し実践することが重要です。
おしゃれに飾るための基本となる育て方について、以下の4つを取り上げて解説しておきます。
- 日がよく当たる場所に置く
- 水やりは鉢底から流れ出るほどたっぷりと
- 肥料を与えなくても育つ
- 2~3年に1度は植え替える
日がよく当たる場所に置く
春から夏にかけての成長期には、窓辺などの日光がよく差し込む場所に置いて日光浴をさせてあげましょう。フィカス・アルテシマは、日光をたっぷり浴びることで、枝が伸びて新芽を出して成長し、葉の発色も良くなります。ただし、真夏の強い日差しは遮光する必要がありますが、それ以外の日差しはしっかり浴びさせるのがおすすめです。
冬の寒い時期には休眠期に入りますが、日当たりの良い場所に置き続ける点に変わりはありません。ただし、フィカス・アルテシマは寒さに弱いため、10度以上の温度を保つ必要があります。気温が下がる時期には、窓から遠ざけたり、鉢を保温したり、窓からの冷気を防ぐなどの対策を講じてください。
通年の注意点として、エアコンなどの風が直接当たらない場所を選ぶことも大切です。置き場所に注意して、フィカス・アルテシマが快適に育つように心がけましょう。
水やりは鉢底から流れ出るほどたっぷりと
成長期については、土の表面が乾いてきたタイミングで水やりを行います。ベランダや庭先に移動させて、鉢の底から水が流れ出るのを確認できるほどたっぷりと与えましょう。
休眠期については、土の表面が乾きはじめてから2~3日後をタイミングとして水やりを行います。与える量については、たっぷりと。土の中の空気を入れ替えるようなイメージで十分量を与えてください。土の中で水が凍るのを防ぐため、気温が高い日中に行うのをおすすめします。
肥料を与えなくても育つ
フィカス・アルテシマは、基本的には肥料を与えなくても問題なく育ちます。しかし、葉つきがよくない、葉が黄色くなって落ちてしまうといった場合には、肥料を与えることで改善を試みるのがおすすめです。
肥料を与えるタイミングは、春から夏の成長期です。緩効性の置き肥や即効性の液体肥料のいずれも使用可能ですが、コバエの発生を防ぐなら化成肥料であるかに注目するとよいでしょう。肥料の頻度や使用方法については、選んだ肥料の説明に従ってください。
2~3年に1度は植え替える
フィカス・アルテシマは、植え替えが必要な時期がやってきます。一般的には2~3年で植え替えを行いますが、根の状態をよく観察して判断することが重要です。
以下のサインがみられる場合は、植え替えのタイミングです。
- 葉先が茶色くなって枯れてきた
- 水はけが悪い
- 葉がよく落ちる
これらのサインが現れ、鉢からフィカス・アルテシマを取り出した時に土が見えないほどびっしりと根が張りつめている場合は、植え替えが必要です。
植え替えは、植物に大きなダメージを与えないように成長期に行います。また、水をたっぷりと含んだ植物はやわらかく傷つきやすいため、1週間程度水やりを控えてから行う点にも注意してください。
フィカスアルテシマのおしゃれを維持する剪定方法とは
フィカス・アルテシマは成長スピードが早いため、剪定が必要となってくる時期が必ずやって来ます。
剪定と聞くと難しく感じるかもしれませんが、以下のポイントを押さえて行えば簡単に整えることが可能です。
- 剪定を行う時期は成長期
- 葉が出ている1cm上あたりを切る
- 枝の先にある葉を残し、他を切り落とす
- 樹液付着予防に手袋を用意する
少し失敗しても、フィカス・アルテシマはすぐに新芽を出して成長しますので、安心して挑戦してみてください。それでは、それぞれのポイントについて解説していきましょう。
剪定を行うタイミングは成長期
フィカス・アルテシマの剪定は、春から夏の成長期に行うのが最適です。特に新芽がよく芽吹く5~6月に行うと、新芽が出やすく、順調な成長が目に見えて安心感が得られます。フィカス・アルテシマを剪定すると決めた年は、春先から水や肥料、活力剤などをしっかり与え、勢力が強くなった頃を見計らって剪定を行うとより安心です。
寒くなる時期の休眠期は、枯れる可能性が高くなるため剪定を行わないように注意してください。
葉が出ている1cm上あたりを切る
剪定する場所は、葉が生えている位置から1cm上あたりが目安です。この時注意したいのは、剪定後に出てくる新芽は、残した葉と同じ方向に出て伸びていくという点です。複数の新芽が異なる方向に出ることもありますが、右向きに伸びている葉の上で剪定すると右へ、葉が左向きなら左へ新しい新芽が出て枝を伸ばしていく傾向にあります。
この特性を理解し、剪定位置を決める際には、どの方向に枝を伸ばしたいかという点が一つの大きな目安となることを覚えておくと良いでしょう。
枝の先にある葉を残し、他を切り落とす
剪定を行う際には、それぞれの枝の先端部分に葉を1~2枚残し、他を切り落とすのがポイントです。葉数を少なくすることで成長が促され、新芽が出やすくなります。一方、1~2枚の葉を残すのは、葉の蒸散作用で水分や栄養を根から吸い上げるためです。そのため、すべて切り落としてしまわないように注意してください。
樹液付着予防に手袋を着用する
ゴムの木の仲間であるフィカス・アルテシマは、切った枝や葉から白い樹液が出てきます。この樹液にふれると被れてしまう可能性があるため、剪定の際には必ず手袋を着用してください。また、大きく成長したフィカス・アルテシマの場合、剪定時の衝撃で樹液が飛び散ることもあります。そのため、衣類や家具への付着にも十分注意してください。
フィカスアルテシマの最適な増やし方は「挿し木」
せっかく大きく育ったフィカス・アルテシマを、剪定で枝を落としてしまうのはもったいないと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。そんな方にぜひおすすめしたいのが「挿し木」です。挿し木で株を増やすことができれば、おしゃれなインテリアグリーンが増えますし、飾り方の楽しみ方も広がります。以下に簡単な増やし方の一例を紹介しますので、ぜひ剪定の際にチャレンジしてみてくださいね。以下で挿し木方法をお伝えします。
- 元気な枝を10cm程の長さに切る
- 枝の先端にある葉を1~2枚残し、他の葉を切り落とす
- 30分~1時間程度放置し、枝の切り口を乾かす
- 深さのある容器に水をはり、枝を挿す
- 根が出てきたら、春から夏の成長期に植え付ける
枝を切った直後に水につけると、傷口から菌が入る可能性があるため、必ず切り口を乾かしてから水に挿すようにしてください。根が長く出るほど挿し木の成功率が上がります。
フィカス・アルテシマにつく害虫と原因と対処法
フィカス・アルテシマにつきやすい害虫は以下の2つです。
- ハダニ
- カイガラムシ
それぞれの害虫について、ついてしまう原因や症状の特徴、対処法をご紹介します。
ハダニ
ハダニは繁殖力が高く、薬剤にも強いという特徴を持つ厄介な害虫。発生する原因は「乾燥」です。
ハダニの発生については、以下のような葉の特徴から見分けることができます。
- クモの巣のようなものが葉の表面や裏に見られる
- 葉に白い斑点や傷がある
- 葉が薄くなり、乾燥して枯れている
- 葉の裏に小さな虫が付着している
ハダニは見つけた時にわずかな数であっても、短期間で無数に発生します。そのため、フィカス・アルテシマの葉を美しく保つなら、以下の手順を参考にしっかり駆除してしまうのがおすすめです。
- 傷んでいる部分の葉を切り取る
- ベランダや庭に移動し、水で糸やハダニを洗い流す(軍手をはめて手でなでる駆除方法も効果的)
- 必要に応じて殺虫剤を吹きかける
ハダニは水に弱いため、水を吹きかけるだけでも効果的ですが、確実に除去するなら殺虫剤の使用も検討してください。
カイガラムシ
カイガラムシもハダニ同様で、繁殖力が高く、薬剤が効きにくい厄介な害虫。発生する主な原因は「風通しの悪さ」です。カイガラムシの発生については、植物をよく観察し、以下のような症状がないかを確認しましょう。
- 葉や枝に殻のようなものがついている
- 黒いすすのようなカビが発生している
- 葉や枝にふれたときにベタベタしている
カイガラムシは葉や枝にしっかりとくっついており、成虫になると殻のようなものを持つため、薬剤が効きにくくなる特徴があります。そのため、以下の手順を参考にして駆除を試みてみてください。
- 傷んでいる葉を切り落とす
- 歯ブラシなどを用意して、枝や葉についているカイガラムシをこすり落とす
- カイガラムシに効果のある殺虫剤を選んで吹きかける
駆除が済んだら、風通しの良い場所に移動させて、再発を防ぐようにしてください。
フィカスアルテシマをお探しならプレミアガーデンへ
フィカスアルテシマは選ぶ株によって樹形や葉模様が異なります。そのため、さまざまな株を見比べることをおすすめしましたが、その際に便利なのが通販サイトです。
全国の注文に対応しているプレミアガーデンは、独自ルートで仕入れた数多くのおしゃれな観葉植物を取り扱っています。お気に入りのフィカスアルテシマに出会えるだけでなく、即日配送に対応しているため、急なお届け物にも対応可能です。さらに、豪華ラッピングやメッセージカードの利用が無料とお得なサービスも充実しています。
最後に、プレミアガーデンからおすすめのフィカス・アルテシマを2つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
フィカス・アルテシマを探したい方は以下のページをご覧ください。
葉色が美しいコンパクトサイズのアルテシマ
商品ページ:フィカス・アルテシマ7号
高さが約75cm~95cm前後の、比較的コンパクトなサイズのフィカス・アルテシマです。数あるなかでも葉の模様がはっきりしている株で、濃いグリーンと薄いグリーンのコントラストが美しく、空間だけでなく、目にする人の気持ちも明るく演出してくれる魅力があります。背が低いため、しばらくは枝の剪定を心配せずに成長を楽しむことができるでしょう。
デザイン性の高いおしゃれアルテシマ
商品ページ:フィカス・アルテシマ10号
フィカス・アルテシマにデザイン性を求めるなら、枝に曲がりがある株を選ぶのがおすすめです。独特な樹形は目を引き、存在感は抜群で、おしゃれな雰囲気を演出するシンボルツリーとして活躍してくれます。紹介する株は高さが160cm前後あるため、リビングに置けば、まるでマイナスイオンが降り注ぐようなグリーンで癒やしの空間作りができます。