男性向けの花束にはどんなものがおすすめ?色やギフトタイプなど
大切なパートナーへの贈り物、彼氏の誕生日サプライズのプレゼントや、お世話になっている上司や先輩への感謝の気持ちを伝えるプレゼントには、花束のギフトがおすすめです。
しかし、男性に花束をプレゼントをして、はたして喜んでもらえるのかどうか心配に思う方も多いのではないでしょうか。
女性へのお花のプレゼントなら選びやすいのに、男性向けの花束になるとなんだか選ぶのが難しい……
こんなお悩みを持っている方向けに、今回は男性への花束の贈り物でお悩みの際に役立つ、喜んでもらえる花束の選び方や、好まれる色味などについてご紹介していきたいと思います。
プレゼント選びに悩んでいる方は、ぜひ参考になさってみてくださいね。
そもそも男性は花束のプレゼントは嬉しいのか
男性に花束を贈ろう!と思い付いた時に、まず悩むのがこの疑問です。
結論から言うと、個人差があるものの7割以上の男性は、花束などのお花のプレゼントを喜んでくれる傾向にあります。
ただし、お花そのものに喜んでいるというわけではなく、自分のことを思い浮かべながら選んでくれたということや、あまりプレゼントされる機会がないので新鮮さを感じている、という喜び方が大半のようです。
こうしたことを踏まえると、少し花束選びが簡単になってくる気がしませんか?
喜ばれる男性への花束の選び方
「花の内容よりも、花束を贈ってもらうという行為自体に嬉しさを感じる。」そうは言っても、実際にお花を選ぶとなると何を選べば良いのか、どんなものが喜ばれるのかとぐるぐる考えてしまうものです。
相手の方が大切な存在であるからこそ、喜んでもらいたいという気持ちが強くて悩んでしまいますよね。
ここからは、男性に花束をプレゼントする際に、喜ばれやすい選び方や抑えておきたいポイントなどをご紹介していきます。
花の色の組み合わせ
男性に花束を贈るときには、まず花の色を意識して選んでみましょう。
男性の好む色としては、赤や青、白、黄色やオレンジなどがありますが、あなたが花束を贈りたい方は、何色が好まれるのでしょうか。相手の方が好きな色などを知っているのであれば、その人が好きな色合いでまとめるのが良いですね。
好きな色が分からない……というときには、その人が普段身につけている小物の色や文房具の色、私服を見たことがあるのなら、何色の服を好んで着ていたかなどを思い出してみてください。普段使いする小物などは、自分のお気に入りの色を取り入れていることが多いためです。これは、性別に関わらず皆さんそうですよね。
相手の雰囲気やイメージで決める
相手の方が好きな色が分からない場合には、相手の方を思い浮かべたときにぴったりな色や、イメージカラーなどから花の色を決めてみましょう。
落ち着きを感じる知的な男性には青やグリーン系で、明るくハツラツとしていて元気を分けてもらえるような方には黄色やオレンジ系で、目上の方や上品さを感じる人には紫系など、相手の方をイメージして色合いを決めるのは、意外と楽しい作業です。
特にイメージが思い浮かばないようなときには、イエローやオレンジ系か、青や紫などの寒色系、白やグリーンの爽やか系の色合いでプレゼントするのがおすすめですよ。
赤やピンクなどの色合いは、女性らしさを象徴する色ですし、可愛らしすぎる印象にもなるので、なるべく避けたほうが良いかもしれません。
花言葉で選ぶ
草花には、それぞれに花言葉が付けられています。縁起の良い花言葉や、伝えたい気持ちに近い花言葉を探して、日頃の感謝や愛情を表現してみるのはいかがでしょうか。
メッセージカードなどに花言葉を書き添えれば、より心のこもったフラワーギフトを贈ることができるでしょう。
男性がもらって嬉しいフラワーギフトの傾向
男性がもらって嬉しいフラワーギフトには、どんな特徴のものが多いのか、その傾向を探ってみましょう。
可愛すぎないデザイン
女性が可愛らしいフラワーギフトをもらうと、思わず「かわいい!」と口にしてしまうものですが、男性が受け取るということを考えると、あまりに可愛すぎるアレンジメントは避けたほうが良いでしょう。
中にはそういったデザインでも気にされない方や、好む方もいらっしゃいますが、大半の方は「自分にはちょっと可愛すぎるな……」と照れ臭くなってしまいます。
グリーンが多い
枝ものや葉ものを多く取り入れた、グリーンをたくさん使っているフラワーギフトは、全体的に爽やかでさっぱりとした印象になりますので、ユニセックスでお贈りいただけます。
特に白いお花などの花材と葉ものの相性は抜群で、フレッシュなアレンジメントに仕上がりますよ。
甘やかな雰囲気でまとめあげるよりも、爽やかさや清涼感を意識して作られたアレンジメントは、大半の男性が喜んでもらえるデザインです。
持ち帰りやすいもの
フラワーギフトを贈るときには、持ち帰るときの手間まで考えてプレゼントする必要があります。あまり大きな花束を贈ってしまうと、電車などで通勤されている方は持ち帰るのが大変ですよね。帰宅時間の混み合う電車の中では、花束を傷めずに持ち帰るのも一苦労です。また、カゴなどに吸水スポンジを使って切り花を生けたアレンジメントフラワーは、水を吸ったスポンジが入っている分、やや重みがあります。
なるべく持ち帰りやすいサイズ感のものを贈るよう心がけましょう。
お世話や管理が楽
花束を贈られた方は、家に持ち帰ってから花瓶などに切り花を移し替える必要があります。まだ年齢の若い一人暮らしの男性などは、おそらく花瓶を持ち合わせていないでしょうし、花瓶の草丈にあった高さのある食器で代用できるかも分かりません。
「せっかく花束をいただいたから、花瓶を買ってみよう」と思えるポジティブ思考の方なら良いのですが、「花瓶もないし、水を換えるのもちょっと億劫だな」と感じる方も少なからずいらっしゃいます。
花束のプレゼントが負担になりそうな場合には、吸水スポンジに水を足すだけで水やりが完了するアレンジメントフラワーや、長期保存用に生花を特殊加工したプリザーブドフラワーを選んで水やりの手間をなくすなど、贈った後のことも考えてプレゼントのタイプを選んでみましょう。
男性にも喜ばれるお花の種類
ここからは、男性にも喜ばれやすいお花を5種類ご紹介します。
それぞれ詳しく見てみましょう。
ヒマワリ
科・属 | キク科・ヒマワリ属 |
和名 | 向日葵(ひまわり) |
英名 | Sunflower |
学名 | Helianthus |
原産地 | 北アメリカ |
花言葉 | 「あなたは素晴らしい」「憧れ」「光輝」 |
夏を代表するお花のひとつ「ヒマワリ」は、カジュアルで親しみやすく、性別や年齢を問わずに贈りやすいお花です。
明るく元気なビタミンカラーを持つヒマワリが目に飛び込んでくると、自然と気持ちが華やかになるので不思議ですよね。
夏の暑い日差しの中でもまっすぐに上を向くヒマワリの花は、たくましさや強さを感じます
。そんなヒマワリの花にお花を贈る相手の姿を重ね合わせてみても良いですね。
ヒマワリには「あなたは素晴らしい」「憧れ」「光輝」といった相手を尊敬する気持ちを込めやすい明るい花言葉がありますので、ぜひ花言葉も一緒に添えてヒマワリを贈ってみてください。
アジサイ
科・属 | アジサイ科・アジサイ属 |
和名 | 紫陽花(あじさい) |
英名 | Hydrangea |
学名 | Hydrangea macrophylla |
原産地 | 日本、アジア、北アメリカ |
花言葉 | 「一家団らん」「和気あいあい」 |
日本の梅雨のシンボルでもあるアジサイは、最近ではカーネーションに次いで、母の日に贈るお花の定番となりつつあります。寒色系の花色が多いアジサイは、男性の方へも贈りやすいお花です。
アジサイは「藍色がたくさん集まる」=「集真藍(あづさあい)」が名前の由来になっており、花が集まっている様子が家族をイメージさせるため、「一家団らん」や「和気あいあい」などの家族にまつわる素敵な花言葉があります。
胡蝶蘭
科・属 | ラン科・ファレノプシス属 |
和名 | 胡蝶蘭(こちょうらん) |
英名 | Phalaenopsis, Moth Orchid |
学名 | Phalaenopsis aphrodite |
原産地 | 東南アジア |
花言葉 | 「幸福が飛んでくる」 |
お祝い事から冠婚葬祭まで、どんなシーンにも活躍してくれるのが胡蝶蘭です。ビジネスシーンでもよく使われている贈答品ですから、職場の上司の方や先輩に贈る場合にも失礼がなくプレゼントできます。
厚みがある純白の花びらは高級感があり、整えられて咲く大きな花姿は壮観です。
さらにおすすめ点としては、「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉を持っていることと、お世話の手軽さ、花持ちが長く、1〜2ヶ月もの長い期間お花を楽しめることなどがあります。
胡蝶蘭は鉢植えで贈ることになる胡蝶蘭にはお世話が必要になりますが、初心者の方でも簡単に育てられる丈夫な植物なので、相手の方の負担も少なく済むのです。
ガーベラ
科・属 | キク科・ガーベラ属 |
和名 | 花車(はなぐるま)、アフリカ千本槍(せんぼんやり) |
英名 | Gerbera, African Daisy, Transvaal daisy, Barberton Daisy |
学名 | Gerbera |
原産地 | 南アフリカ |
太めの茎に大きな花を咲かせるガーベラは、ヒマワリのようにとても明るい印象を受けるお花です。その明るさに比例して、「常に前進する」「希望」の花言葉がありますよ。
花言葉には、だいたいのお花がポジティブな意味とネガティブな意味の両方を併せ持っていることが多いものなのですが、なんとガーベラにはポジティブな花言葉しかないのです。
色別にも花言葉がありますが、色別にもポジティブな花言葉しかありませんので、花言葉を意識して贈りたいギフトにはうってつけですね。
さらに、英語での花言葉には「You are my sunshine(あなたは私の太陽)」という、情熱的ながらも爽やかな花言葉があります。
本数が少なくても存在感があり、アレンジメントに取り入れるとボリューム感の増した仕上がりになるでしょう。
ダリア
科・属 | キク科・テンジクボタン属 |
和名 | 天竺牡丹(てんじくぼたん) |
英名 | Dahlia |
学名 | Dahlia |
原産地 | メキシコ |
花言葉 | 「華麗」「優雅」「威厳」
白色;「感謝」「豊かな愛情」 |
大輪の花が豪華なダリアも、フラワーギフトにとても人気のあるお花です。
豪華な存在感で目を惹くダリアは、フラワーアレンジメントの主役になることもしばしばです。牡丹の花に形が似ていることから、和名では「天竺牡丹(てんじくぼたん)」と呼ばれます。
ダリアには「華麗」「優雅」「威厳」の花言葉があります。目上の方や恩師などにも贈りやすい花言葉ですね。さらにダリアには色別にも花言葉があり、白いダリアは「感謝」「豊かな愛情」という花言葉を持っています。
男性にも贈りやすい白色のダリアをアレンジメントに取り入れて、日頃の感謝や愛情を伝えてみてはいかがでしょうか。
男性に花束を贈るときに配慮したいポイント
男性が受け取って嬉しいフラワーギフトタイプには、グリーンなどの葉ものを多く使っていて可愛すぎず、かつ持ち帰りやすくてお世話が楽なものが好まれる傾向にある、ということが分かりました。
続いては、男性に花束を贈る際に配慮しておくとベターなポイントや、年代によるおすすめのギフトタイプについてお伝えしていきます。
個人の好みもありますので、あくまで参考程度にはなりますが、フラワーギフトを注文する際に役立てれば幸いです。
花束ならラウンドよりもワンサイドブーケ
少し細かい好みの話にはなりますが、花束を贈る際の形状にも気を配ってみるのもおすすめです。
花束には、式典や表彰式などで手渡しやすいワンサイドブーケという形と、ころんとした丸いフォルムがカジュアルで、どの角度から眺めても美しい仕上がりになるラウンドブーケの2タイプがあります。
あまり女性的・男性的という表現は良くないとは思いますが、ラウンドブーケは丸みがあって可愛らしい雰囲気を持っていますので、どちらかといえば男性に贈る花束としては、ワンサイドブーケをおすすめします。
茎を眺めに残して、すらりと花を束ねるワンサイドブーケはスタイリッシュで、男性が手に持つととてもかっこよくキマりますよ。
若い男性には写真映えするものを選ぶ
若い男性でしたら、SNSなどに日記感覚で写真をアップする習慣がある方も多いでしょう。そういったトレンドなどに敏感な男性には、写真映えするギフトを贈ってみるのはいかがでしょうか。
定番の花束など以外にも、箱にお花を敷き詰めたボックスフラワーなどは、写真に収めるとコンパクトにまとまったお花たちがとても美しく、素敵な1枚になります。また、ドライフラワーを使って作られた、ハーバリウムなどのインテリアアイテムもおすすめですよ。
年配の方には育てる楽しみのあるものを
退職のお祝いや、還暦のお祝いなどに贈るフラワーギフトには、育てる楽しみがある鉢植えや観葉植物などのグリーンギフトを選ぶのがおすすめです。
日持ちの短い切り花と違い、観葉植物は生きていますから、お世話をすれば長く育てていけます。
お仕事を退職された方は、プライベートの時間をゆっくりと確保できます。本来は草花を育てることが好きなのに、仕事の忙しさで余裕がなく、育てることができなかったという方もおられるでしょう。
鉢植えや観葉植物を選ぶ
プライベートタイムが充実していて、ゆっくりと草花に向き合えそうな方には、これから先も長く育てて楽しんでいける、鉢植えのお花や観葉植物などを贈るのも素敵ですね。
鉢植えのお花では、胡蝶蘭がおすすめです。縁起の良い花言葉を持っている他にも、花が長く咲いてくれるので美しい姿をじっくりと楽しめる点や、お世話がとても簡単なので育てやすいというメリットがあります。
また、流通量が多い人気の観葉植物は、丈夫で育てやすい初心者向けの品種がほとんどです。基本さえ抑えれば、初めは不慣れな方でも観葉植物を元気に育てられますよ。
観葉植物のお世話は、新芽が出てきたり、つぼみがついたりと日々の変化を楽しみつつ育てられるのも魅力です。
まとめ
今回は、男性にも喜ばれる花束の選び方や、花選びに迷ったときのアドバイス、もらって嬉しいギフトの傾向などをご紹介してきました。
花束などのフラワーギフト選びは、贈る側も楽しめる作業であり、好きな人や大切な人を思い浮かべながらあれこれと悩むのは、ちょっと贅沢な気分にもなれますね。
男性向けの好みについていろいろとご紹介してきましたが、最終的に大切なのは相手のことを考えながら選ぶという気持ちです。
どんな花が似合うのか、どんな色を好むのか、相手の方の笑顔が見られるよう、いろいろと
悩み抜いて決めた花束は、相手にもきっとその真心が伝わることでしょう。