ドライフラワーの花束でおしゃれに飾るには?長く楽しむためのコツなども解説

ドライフラワー 花束 イメージ

水やり不要で長く楽しめるドライフラワーの花束は、ナチュラルで上品な雰囲気を演出できるインテリアとして人気を集めています。アンティークのような色合いと独特の質感は、生花とは異なる落ち着いた魅力があり、贈り物としても喜ばれる存在です。

本記事では、ドライフラワー花束の魅力やおすすめの花材、飾り方や長持ちさせるためのコツなどを詳しく紹介します。

ドライフラワーを使用した花束の魅力

ドライフラワーを使用した花束の魅力として、以下の4つが挙げられます。

  • 水やり不要で長く美しさを保てる
  • 独特の風合いと色合いが楽しめる
  • インテリアとして飾りやすい
  • 花粉や香りが少なく扱いやすい

ここでは、ドライフラワーの花束が持つ代表的な魅力を4つの視点から詳しく見ていきましょう。

水やり不要で長く美しさを保てる

ドライフラワーの最大の魅力は、枯れる心配がなく長く飾れることです。生花は数日で花びらがしおれ、こまめな水替えや日光調整が必要ですが、ドライフラワーは水やりをせずに半年から1年以上楽しめます。難しい手入れが不要なため、忙しい人や植物を育てるのが苦手な人にもぴったりです。

さらに、飾る環境を整えることで経年による色の変化を味わいとして楽しめるのも魅力の一つです。時間の経過とともに落ち着いた色合いへ変化していく過程には独特の美しさがあり、季節や空間の雰囲気に合わせて飾り方を変えることもできます。

独特の風合いと色合いが楽しめる

乾燥させることで生まれるドライフラワー特有の質感は、他の花にはない奥深い魅力を放ちます。水分を失うことでやわらかなトーンへと変化し、アンティーク調やナチュラルな雰囲気を引き立てます。

また、時間の経過とともに少しずつ色が褪せていく過程も味わい深く、年月を重ねるごとに異なる表情を楽しめます。生花のような鮮やかさではなく、落ち着いた色彩が特徴のため、木製家具やリネン素材などの自然素材と相性が良い点も人気の理由です。

インテリアとして飾りやすい

ドライフラワーは飾る場所を選ばないため、どんな空間にも取り入れやすいのが特徴です。水を使わず、花束をそのまま立てかけたり壁に吊るしたりなど、飾り方が自由自在です。

また、生花のように水漏れや花粉の心配がないため、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して楽しめます。さらに、ナチュラルテイストからモダンインテリアまで幅広く馴染むため、部屋のアクセントとしても活躍します。

手軽に空間を彩りたい人や季節ごとに雰囲気を変えたい人にとって、ドライフラワーの花束は理想的なインテリアアイテムといえるでしょう。

花粉や香りが少なく扱いやすい

ドライフラワーは花粉がほとんど落ちず、香りも控えめなため、衛生的で扱いやすいのが特徴です。花粉アレルギーがある人や強い香りが苦手な人でも安心して飾ることができ、オフィスなどの人が集まる場所に適しています。

また、水を使わないことでカビや腐敗の心配がなく、清潔に保てるのもメリットです。香りがない分、好みのアロマスプレーを軽く吹きかけて自分好みにアレンジすることも可能です。

こうした取り扱いのしやすさから贈り物としても人気が高まっており、気軽に花のある暮らしを楽しめるアイテムとして注目されています。

ドライフラワーの花束にぴったりな花材

ドライフラワーの花束にぴったりな花材として、以下の5種類が挙げられます。

  • スターチス
  • ラベンダー
  • バラ
  • センニチコウ
  • ユーカリ

ここでは、ドライフラワーに適していて見た目も美しい代表的な花材を5種類紹介します。

スターチス

ドライフラワーといえば、まず挙げられるのがスターチスです。小さな花が密集した姿が特徴で乾燥しても色褪せにくく、美しい発色を長く保ちます。

紫やピンク、白など、色の種類が豊富で、花束にボリュームを出すのに最適です。特に淡い色合いのスターチスはナチュラルな雰囲気のアレンジメントと相性が良く、他の花を引き立てる存在として重宝されます。

また、花びらがしっかりしているため、形が崩れにくいのも大きな魅力です。ドライになってもふんわりとした質感を保ち、季節を問わず活躍する万能な花材といえるでしょう。

ラベンダー

ラベンダーは、香りと見た目の両方を楽しめる人気のドライフラワーです。乾燥させても色と香りが比較的長く残り、束ねて飾るだけでリラックス効果を感じられます。スリムな茎と穂のような花姿がエレガントで、ナチュラルテイストの花束やフレンチ風インテリアによく合います。

また、ラベンダーの紫色は他の花材との相性が良く、黄色や白、グリーン系と組み合わせることで上品なコントラストを生み出します。見た目の美しさに加え、心を落ち着かせる香りを楽しめる点からも贈り物として高い人気を誇る花材です。

バラ

バラは、ドライフラワーにしても高級感と華やかさを保つ代表的な花です。花びらがしっかりしているので乾燥しても形が崩れにくく、アンティークのような落ち着いた色合いに変化します。特に、赤やピンクのバラは時間が経つにつれて深みのあるトーンになり、クラシックな印象を与えます。

バラは一本でも存在感がありますが、スターチスなどのグリーンを添えると上品で洗練された印象に仕上げることが可能です。ギフトやインテリアどちらにも映える万能な花材として、多くの人に選ばれています。

センニチコウ

センニチコウは、ドライフラワーの中でも特に発色が良く、色褪せしにくい花として知られています。赤やピンク、白、オレンジなどの鮮やかな色合いが豊富で、花束にあたたかみと明るさを加えてくれます。

丸いフォルムがかわいらしく、ナチュラルな花束やミニサイズのブーケにぴったりです。乾燥しても花の形がほとんど変わらず、湿気にも比較的強いため、長期間飾っても美しさを維持できます。

センニチコウは単体でも存在感がありますが、他の落ち着いたトーンの花材と組み合わせることで全体のバランスを引き締めるアクセントとしても活躍します。

ユーカリ

ユーカリは、ドライフラワーの花束に欠かせないグリーン素材です。乾燥しても葉の形が崩れず、色もグレーがかった緑に変化して上品な雰囲気を保ちます。スモーキーな色調がアンティーク風の花束とよく合い、他の花材を引き立てる効果も抜群です。

また、ユーカリにはほんのりと清涼感のある香りが残るため、飾るだけで心地良い空気を感じられます。ボリュームを出したいときは長めの枝を生かし、コンパクトにまとめたい場合は短くカットしてアクセントにするなど、用途に応じて自在に使える万能な素材です。

ドライフラワーの花束をおしゃれに飾るアイデア

ドライフラワーの花束をおしゃれに飾るアイデア

ドライフラワーの花束をおしゃれに飾る方法として、以下のようなアイデアが挙げられます。

  • スワッグとして壁に吊るす
  • 花瓶に挿して北欧風インテリアに
  • フォトフレームやガラスケースに閉じ込める
  • カゴや木箱に無造作にまとめる
  • 天井から吊るして空間をデコレーション

ここでは、ドライフラワー花束をよりおしゃれに見せるための5つの飾り方アイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

スワッグとして壁に吊るす

スワッグはドライフラワーの定番の飾り方で、花束を逆さに吊るすだけで自然な陰影が生まれます。ナチュラルな麻紐やリボンで束ねると、素朴であたたかみのある印象に仕上がります。

玄関やリビングの壁に飾れば空間のアクセントになるだけでなく、季節感を取り入れるインテリアにもなります。複数のスワッグを並べると華やかさが増し、アンティーク調の家具やウッドフレームと組み合わせると統一感が生まれます。

また、香りの残るラベンダーやユーカリを使えば、視覚だけでなく香りでも癒しを感じられる空間を演出できるでしょう。

花瓶に挿して北欧風インテリアに

花瓶を使った飾り方は、最も手軽で上品な方法です。ドライフラワーは色が落ち着いているため、シンプルな白やベージュの陶器、クリアガラスの花瓶との相性が抜群です。

北欧風インテリアに馴染むよう、余白を意識して花の量を控えめにすると洗練された印象になります。さらに、季節ごとに花材を入れ替えたり光の当たり方を変えたりすれば雰囲気が変化し、飽きずに楽しめます。

この飾り方はリビングや寝室など、朝日や間接照明の光を受けやすい場所にぴったりです。

フォトフレームやガラスケースに閉じ込める

お気に入りのドライフラワーを長く美しく飾りたいなら、フレームやガラスケースに閉じ込めるアイデアがおすすめです。立体的な奥行きを生かせるフォトフレームや透明のボックスに入れると、まるでアート作品のような印象になります。さらに、ホコリや湿気からも守れるため、色褪せや劣化を防ぐことが可能です。

バラやスターチスなどの形がきれいに残る花材はフレームアレンジに最適なので、思い出の花束をそのまま残したいときや記念日ギフトを長く飾りたい場合は検討してみてはいかがでしょうか。

カゴや木箱に無造作にまとめる

ナチュラルであたたかみのある雰囲気を演出したいなら、カゴや木箱を使った飾り方が最適です。ドライフラワーを束ねずにふんわりと入れることで自然なボリュームと動きが生まれ、素材の質感が引き立ってカフェのようなリラックスした空間になります。

また、ウッドやラタンのアイテムと合わせれば、より統一感のあるナチュラルインテリアに仕上がります。カゴの中に布や麻を敷いたり小物を添えたりすると、さらに温もりのある印象になるでしょう。

天井から吊るして空間をデコレーション

個性的に演出したいなら、天井からドライフラワーを吊るすスタイルもおすすめです。軽やかな花材を複数束ねて高さを変えて吊るすと、立体感のある空間装飾になります。

風に揺れる花々がやわらかな影をつくり、自然の動きを感じさせる雰囲気を演出します。特にキッチンやカウンター上、吹き抜けのある空間では存在感を発揮するでしょう。

また、ライトと組み合わせると影が壁に映り込み、幻想的な雰囲気を楽しめるのもポイントです。イベントの装飾や季節の模様替えにも活用でき、暮らしに彩りを添える印象的な飾り方といえます。

ドライフラワーの花束を長持ちさせるコツ

ドライフラワーの花束を長持ちさせるためには、以下の3つを押さえておくことをおすすめします。

  • 直射日光や湿気を避ける
  • ホコリをためないよう定期的に手入れする
  • 劣化が進んだ部分は少しずつリメイクする

ここでは、ドライフラワー花束を長持ちさせるためのコツについて具体的に解説します。

直射日光や湿気を避ける

ドライフラワーの天敵は、強い日差しと湿気です。直射日光に長時間当てると色褪せが進み、せっかくの美しい色合いがくすんでしまいます。そのため、飾る際は日光が直接当たらない明るい日陰を選びましょう。

また、湿気の多い場所ではカビや劣化が起きやすく、花びらがやわらかくなって形が崩れることもあります。特に梅雨時期や夏場は、エアコンや除湿器を使って空気を乾燥させると安心です。

玄関や寝室など、風通しが良く温度変化の少ない場所が理想的です。環境を整えるだけで、色・形ともに長持ちさせることができます。

ホコリをためないよう定期的に手入れする

ドライフラワーは静電気を帯びやすく、時間が経つと表面にホコリがたまりやすくなります。放置すると色がくすんで見えるだけでなく、質感も損なわれてしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。

掃除する際は、やわらかいブラシやドライヤーの冷風を弱めに当ててホコリをやさしく払うと良いでしょう。細かい部分には、メイクブラシを使うと便利です。

また、ケースやガラスドームに入れて飾るとホコリがつきにくく、掃除の手間も減ります。こまめな手入れを心がけることで、ドライフラワーの自然な美しさを長く保てます。

劣化が進んだ部分は少しずつリメイクする

長期間飾っていると、どうしても一部の花びらが色褪せたり葉が欠けたりすることがあります。そんなときは無理に全体を取り替えるのではなく、部分的にリメイクするのがおすすめです。

劣化した花を取り除き、新しいドライフラワーを少し加えるだけで再び新鮮な印象になります。色褪せた花をあえて残し、アンティーク風のアレンジとして楽しむのも素敵です。

また、花束を解いてスワッグに組み替えたりガラス瓶に入れて再利用したりするのも良い方法です。小さな工夫を重ねることで、ドライフラワーは長く寄り添うインテリアへと変化していきます。

プレミアガーデンが提供するドライフラワーの花束を紹介

商品ID:1859

クールな印象を与えるドライフラワーのブーケ

デルフィニウムを活用し、クールに仕上げたドライフラワーの花束です。デルフィニウムの花言葉の一つである「清明」は、澄んだ空気のような爽やかさを意味します。

すらりと伸びた茎と重なり合うやわらかな花びらが上品で穏やかな印象を与えます。ドライフラワーにするとその色合いはより深みを増し、静けさの中に清々しさを感じさせてくれます。

また、デルフィニウムの花がツバメの飛ぶ姿に似ていることから、日本では「大飛燕草(オオヒエンソウ)」とも呼ばれています。ツバメが訪れる春は出会いと別れの季節でもあり、旅立ちや再会の気持ちを伝える花としてもふさわしい存在です。

しばらく会えない人や新たな出会いを迎える人へ、思いを込めたデルフィニウムのドライブーケを贈ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

ドライフラワーの花束は生花とは違う静かな魅力を持ち、手入れをしなくても長く飾って楽しめるのが大きな特徴です。スターチスやラベンダー、バラなどの乾燥に強い花材を選べば、美しい色合いと形を長く保てます。

また、スワッグや花瓶、カゴなど飾り方を工夫することでインテリアとしての存在感を高められます。直射日光や湿気を避け、こまめにホコリを払うなどの手入れを行えば、さらに長持ちさせることも可能です。

ぜひ本記事を参考に、永く楽しめる花束として特別な日のギフトや自宅のインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

プレミアガーデンでは、上記で紹介した商品以外にもドライフラワーのギフトを幅広く提供しています。ドライフラワーのアイテムを探している場合は、ぜひ一度プレミアガーデンを覗いてみてください。

大切なあの人にお花を送ってみませんか?