モンステラを育てよう!育て方と基本情報をご紹介

 

最近はコロナ禍の影響もあり、自宅に癒やしが欲しいという方も多いでしょう。こんな世の中だからこそ自宅で緑を楽しめる観葉植物に大きな注目が集まっています。なかでもモンステラは、可愛らしい見た目からインテリアとして人気があり、部屋におくだけで雰囲気を変えてくれます。今回はモンステラの基本情報はもちろん、育て方などをまとめてご紹介します。

モンステラの特徴・基本データ

 

植物名 モンステラ
学名 Monstera
英名 Monstera
和名 モンステラ
科名 サトイモ科
属名 モンステラ属
原産地 熱帯アメリカ
園芸分類 観葉植物
耐寒性/耐暑性 弱い/強い
草丈 約30cm~2m

 

モンステラは、熱帯アメリカのジャングルに広く分布しているツル性の植物で、葉に穴が開いたり、切れ込みがあったりと葉の形が特徴的な植物です。特徴的な葉の形で南国をイメージさせやすいため、モンステラをモチーフにしたアロハシャツもよく見られます。とても大きくなるものからあまり大きくならないものまで、様々なサイズから選べるため自分の好みのものを見つけやすい植物です。また、その見た目からインテリアとしても人気があります。

草丈は大きくても2mほどまでしか成長しないので、室内でも育てやすいのが魅力です。

モンステラの種類と品種

モンステラはサトイモ科の植物で30種類あるとも40種類あるとも言われています。日本でその全ての種類を手に取ることは難しいですが、日本でも様々な品種のモンステラを手に入れることができます。そのため、自分にあったものを見つけやすいこともモンステラが人気の観葉植物である理由の一つといえそうです。今回は、数多くあるモンステラの中から3つの品種について紹介します。

モンステラ・デリシオーサ

モンステラ・デリシオーサは、モンステラの中でも最も代表的な品種です。モンステラと言ったら普通はこの品種のことを指します。草や葉の部分がとても大きくなり、モンステラ界の王様と呼ばれることもあるそうです。葉はほとんど左右対称に切れ込みが入り、大きくなるにつれて穴も開きます。ツタの長さが10mほどととても大きくなる品種なので、室内で育てるのはあまり向かないかもしれません。

 

モンステラ・アダンソニー

モンステラ・アダンソニーは別名ヒメモンステラとも呼ばれる品種で、日本で最も人気のモンステラです。こちらは、モンステラ・デリシオーサと比べて草も葉も大きくならない小型の品種です。大きくなりすぎないため、育てる場所を選ばず管理しやすいため好きなところで育てることができます。葉の形もモンステラ・デリシオーサとは異なり、左右非対称な形になります。ただ、デリシオーサよりも寒さに弱いため冬場は温度管理に気を付けてあげましょう。

モンステラ・フリードリヒスターリー

モンステラ・フリードリヒスターリーは別名マドカズラとも呼ばれる品種です。別名であるマドカズラにマドとあるように葉にたくさんの穴が開き、開いた穴が窓のように見えることが特徴です。フリードリヒスターリーも小さめで室内でも育てやすくインテリアとして人気があります。この品種もアダンソニーと同じように寒さに弱いため、冬は暖かい場所で管理してあげましょう。

モンステラを育てるまでの準備

モンステラを育てるにあたって必要な準備は、まずはモンステラを育てる場所を確保することです。屋内で育てるとしても屋外で育てるとしても、育てる場所を選ぶときには日当たりや気温など、モンステラが快適に過ごせるような場所を事前に確保してあげるようにしましょう。

鉢で育てるための準備

鉢で育てる場合には、モンステラにあった鉢を選んであげましょう。もちろん、鉢はデザインも大切な要素で、部屋の雰囲気に合った鉢を選ぶことはとても重要です。しかし、鉢の大きさも植物を元気に育てるためには大切な要素の一つなので、鉢はインテリアとモンステラの状態で選ぶようにしましょう。鉢が大きくなれば、根を張れる範囲も広がるため大きく生長します。しかし、最初から大きなサイズの鉢にしてしまうと、根詰まりや根腐れの原因になるので注意が必要です。

庭などで直接育てるための準備

庭などで直接育てる場合には、春から秋にかけての比較的暖かい時期は温度については心配しなくて大丈夫です。ただし、冬は暖かい室内に入れてあげないと弱ってしまう可能性があるため、鉢に入れ替えて室内で管理するなどの工夫が必要になります。

ただし、大きすぎて植え替えが大変な場合は、簡易的なビニールハウスを作るのも良いでしょう。

モンステラの育て方の基本情報

モンステラは耐乾性があり、高温にも強いため育てるうえでそこまで手のかかる観葉植物ではありません。しかし、育て方をしっかりと理解することで、より元気に長く育てることができるでしょう。

そこで、モンステラの育て方をご紹介します。

 

植え付けの仕方

モンステラは寒さに弱いので、この時期に植え替えをやると弱ってしまいます。そのため、モンステラの植え付けは暖かい時期である5月から7月にやるとよいでしょう。このときに、水はけの悪い土に植えてしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。土は植物が元気に育つための土台となる部分です。家を建てるときに基礎がしっかりしていないと立派な家は建たないように、モンステラにもモンステラに合った土がなければ元気に生長しません。そのため、モンステラが好む水はけのよい土を準備してあげるようにしましょう。

 

水やりの仕方

モンステラは寒さに弱いので、暖かい時期と寒い時期で水やりの仕方を変えてあげましょう。まず、暖かい時期は水やりは土の表面が乾いたらあげるようにします。耐乾性があるため、あげすぎるよりは乾き気味のほうがよいです。

冬場は暖かい時期に比べて生長が鈍化するため、あまり水をあげなくても育ちます。土の表面が乾いて2~3日したらたっぷりと水をあげるようにしましょう。

時期を問わず受け皿に残った水は、根腐れの原因になるので必ず捨ててください。

肥料のあげかた

モンステラは肥料をあげなくてもよく生長しますが、肥料をあげるならば春から秋にかけてあげると効果的です。なぜなら、春から秋にかけてモンステラは生長し、冬はそもそもモンステラが生長しづらいため、肥料をやると肥料焼けという悪影響が出るため控えましょう。肥料をあげると大きく生長しやすいため、モンステラを大きくしたい場合には肥料を使うべきです。反対に、モンステラを室内の鉢などで育てていてあまり大きくしたくないという場合には、肥料を使うのを控えたり少なめにしましょう。

 

剪定の仕方

葉が多く生えてきた場合には、葉の数を調整する剪定をしてあげましょう。葉っぱが大きすぎて見栄えが悪くなったりしたら剪定のサインです。葉が増えすぎることによって通気性が悪くなり害虫が発生することもあるので、適度に剪定してあげることが大切です。モンステラの剪定は特に変わったところはなく、古くなった葉や邪魔になった葉を付け根から切ります。このときに切り口から液体が出るのですが、この液体に触れるとかぶれる可能性があるので触らないように軍手をつけて作業するなどして注意しましょう。

冬越しさせる方法

モンステラは高温には強いですが寒さには弱いです。モンステラが耐えられる寒さの目安は5℃と言われているので、屋外で育てている場合にも冬は早めに屋内に入れてあげましょう。そして、先ほども述べましたが、冬の間は水やりを控えめにしましょう。ほかの季節と同じように水やりをしてしまうと根腐れの原因になってしまうので気を付けてください。

挿し木での増やし方

モンステラは挿し木で増やすことが一般的な植物なので、自分でも挿し木をすることで増やすことができます。やり方としては、切った茎を土に挿すことで新しい苗として生長してくれます。挿し木におすすめの期間は5月~7月です。5月~9月は生育期と呼びモンステラが成長しやすい時期なので、この期間中に挿し木をすることで成功する可能性が高まります。モンステラの剪定をすると切った茎がいくつかでるはずなので、剪定をしたタイミングで挿し木をしてみると良いかもしれませんね。

 

モンステラの育て方のポイント

モンステラは直射日光が当たらない明るい場所で管理して、冬は他の季節よりも水やりの頻度を少なくしましょう。また、鉢で育てている場合にはモンステラが大きくなるにつれて大きなサイズの鉢に植え替えてあげると、モンステラが元気に生長します。

置き場所

モンステラは直射日光が当たらない明るい場所、室内であればカーテン越しの日光が当たる場所や明るい日陰、屋外であれば遮光ネットなどで直射日光が当たらない明るい場所で育ててあげましょう。また、風通しの良い場所を選んであげるようにしましょう。風通しが悪いと水の乾きが悪くなり、菌やカビが繁殖してしまいます。また、風通しが悪いと害虫がつきやすくなります。人間が空気のこもった空間では居心地悪く感じるように、モンステラも風通しの悪い場所では様々な悪影響があるので置き場所には気を付けましょう。

苗の選び方

モンステラを買うときに気を付けることは、まず害虫がついていないかを確認するようにしてください。買ったときに害虫がついていると、その後の生長に悪影響を及ぼします。葉の表側だけでなく裏側も確認するとより害虫がついている可能性を減らすことができます。害虫がいないことが確認できたら、次に葉が大きく茎がしっかりしているかを見ましょう。

植え替え時期の方法

モンステラを鉢で育てている場合には、モンステラが生長してくると鉢を大きなものに取り換えてあげる必要がでてききます。これを植え替えと呼びますが、植え替えをする際にも植え付けと同様にモンステラの生長しやすい時期である春から秋にかけておこなうようにしましょう。このときに、土も新しいものに変えましょう。なぜなら、それまでの土は栄養をすでにモンステラにとられているため、植え替えてからも同じ土を使うとモンステラが生長するために十分な栄養を吸収できない可能性があるからです。

 

モンステラにつく害虫・病気とその対処法

モンステラは害虫や病気などに強い植物と言われていますが、それでも病気になったり害虫がつかないわけではありません。代表的な害虫としてはカイガラムシやアブラムシ、病気としては炭疽病やうどん粉病などがあります。これらの特徴とどのような対策をすればよるべきかを解説します。

カイガラムシ

カイガラムシは植物から養分を吸い取るだけでなく、カイガラムシの糞によって植物が病気を引き起こす可能性がある厄介な害虫です。夏に発生しやすく、カイガラムシを放置するとモンステラが枯れてしまうため、見つけたらすぐに駆除する必要があります。カイガラムシには様々な種類があり、観葉植物用のスプレーが効きやすい種類もいれば効きにくいものもいます。そのため、スプレーが効きにくい場合には手作業でとる必要があります。具体的には歯ブラシでこすり落とすといった地道な作業が必要になります。

 

アブラムシ

アブラムシも観葉植物につく代表的な害虫であり、モンステラから栄養を奪い、さらにウイルスを媒介します。アブラムシ対策としては歯ブラシでこすって駆除する、粘着性の弱いテープを使って駆除するという方法があります。しかし、最も効率的な方法としてスプレーで駆除することが挙げられます。アブラムシは繁殖のスピードが速いため、歯ブラシなどに比べてスプレーで一網打尽にすると素早く駆除できるでしょう。他にはアブラムシの天敵であるテントウムシに頼るといった変わり種の方法もありますが現実的にはなかなか難しいようです。

うどん粉病

うどん粉病とは、その名の通り葉に白い粉が付いたようになる病気です。この白い部分の正体はカビで、はじめは一部分ですが時間経過につれて植物全体に広がっていき植物が光合成できなくなり枯れてしまいます。うどん粉病は自然に治る可能性のある病気です。しかし、自然に治らない場合、薬剤を散布させたり、うどん粉病で白くなった部分を切り取るといったことが考えられます。うどん粉病にさせないための予防として、まずは風通しの良い場所でモンステラを育て、土の水はけを良くしてあげましょう。

 

炭疽病

炭疽病(たんそびょう)はカビが原因の病気です。症状としては葉に茶色や灰色の斑点がでてからその部分が破れやすくなってしまいます。モンステラはもともと葉に穴が開く種類の植物ですが、炭疽病ではまず斑点がでるので症状を見逃さないようにしましょう。炭疽病になった部分は枯れてしまうので、全体に広がるとモンステラの生育に悪影響を与えるので症状が出たところを剪定したり、薬剤を散布して対策しましょう。また、予防策として水はけをよくして、風通しを良くするなど基本的なことを徹底すると良いです。

 

モンステラを買うならプレミアガーデンへ

今回はモンステラについて紹介しました。モンステラは熱帯原産の植物で耐乾性があるため水やりの頻度も多くなく、葉の形が特徴的な初心者でも育てやすい観葉植物です。モンステラを飾れば、その特徴的な見た目は部屋の雰囲気を変えるインテリアになり、同時に植物の持つ力でリラックス効果も期待できます。

プレミアガーデンでは、高品質な観葉植物を低価格で提供しています。

実際に見て購入してもらうことはできませんが、注文を受けてから農家から取り寄せるため、質の良い状態の観葉植物を提供できます。ぜひこの機会に、モンステラを取り入れてみてください。

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