初心者必見!パキラなどの観葉植物を育てる基本や室内で育てるコツとは?

この記事では、観葉植物栽培の初心者の方に向けて「観葉植物の育て方」をご紹介します。

観葉植物を育てる場所や水やりの方法はもちろんのこと、肥料の与え方や植え替えの仕方などについても詳しく解説します。

ガーデニング初心者の方でも育てやすいおすすめの観葉植物の種類とその特徴についてもまとめてありますので、観葉植物の育て方について詳しく知りたいという方はぜひご一読ください。

観葉植物の育て方のポイント1【育てる場所】

はじめに観葉植物の育て方のポイントについてご紹介します。

観葉植物を育てるうえで最も大切なポイントとなるのが「観葉植物を育てる場所」。

以下では観葉植物を育てるのに適した場所について解説していくので、チェックしていきましょう。

明るさ

はじめに重要になるのが、観葉植物を置く場所の「明るさ」です。

中には日陰を好む観葉植物など特徴によってさまざまですが、観葉植物は基本的に日当たりのよい明るい場所で育てるのがおすすめです。

ただし、直射日光が当たり続けるような明るすぎる場所では、観葉植物が葉焼けを起こしたり、弱ってしまったりとトラブルの原因になる場合もありますので、避けるようにしましょう。

もっともおすすめな明るい場所は、レースのカーテン越しに光が差し込むような適度に明るい場所です。

ただし、観葉植物の種類によっては「半日蔭」などを好む場合もありますので、観葉植物購入後にその植物が日当たりを好むか否かを調べるようにすると良いでしょう。

風通し

次にポイントとなるのが、観葉植物を置く場所の「風通し」です。

意外と忘れられがちですが、観葉植物は「風通しの良い場所」で育てることも重要です。

風通しの良い場所で観葉植物を育てることによって、湿気によるカビや害虫などの発生を防ぐことができます。

また、風通しの良い場所で観葉植物を育てられない場合は、1週間に1度程度は観葉植物を屋外などの風通しの良い場所に出してあげると良いでしょう。

気温

最後に確認したいのが、観葉植物を置く場所の「気温」です。

一日のうちで気温の変化が起こりにくい場所で観葉植物を育てるのがもっともおすすめです。

窓のすぐ近くなどは、一日のうちで大きな寒暖の差が起こりトラブルの原因となりやすいため避けるようにしてください。

また、極端に暑すぎる場所や極端に寒すぎる場所に観葉植物を置くと、観葉植物が弱ってしまう原因となるので避けるようにします。

観葉植物の育て方のポイント2【水やり方法】

次に観葉植物の「水やり方法」について見ていきましょう。

観葉植物に水やりは必要となってきますが、水をあげる際にちょっとしたポイントに気をつけることで観葉植物をより元気に育てることができますよ。

水やりのタイミング

はじめに確認したいのが、観葉植物への「水やりのタイミング」です。

こちらも例外がありますが、基本的には「観葉植物を植えている植木鉢の表面の土が乾いたタイミング」で水やりをおこないます。

表面の土が乾かない状態で水やりをしてしまうと水の与えすぎに繋がり、観葉植物が根腐れしてしまう原因となりますので、注意が必要です。

必ず観葉植物の土の表面が乾いたタイミングで水やりをおこなうようにしましょう。

水やりの時間帯

次にチェックしたいのが「水やりの時間帯」です。

特に日中の気温が高くなる夏場は、朝や夕方の比較的涼しい時間帯に水やりをおこなうようにするのが基本です。

日中の気温が高い時間帯に水やりをしてしまうと、観葉植物に与えた水が一気に高温になり観葉植物が弱ってしまうことがあるためです。

そういったことを避けるためにも、なるべく涼しい時間帯に水やりを済ませておくようにしましょう。

水はたっぷりと!

観葉植物へ与える「水の量」についても確認しておきましょう。

水やりの際には、水はたっぷりと与えるのが基本です。

与える水の量の目安となるのが、「植木鉢の底から水があふれ出てくるかどうか」です。

植木鉢の底から水が出てくる程度の水を十分与えるようにしてください。

葉水も与えよう

霧吹きなどで「葉水(葉っぱに水を吹きかけること)」をおこなうのも観葉植物にとっては重要です。

葉水は特に空気が乾燥している時季に毎日、それ以外の時季は3日に1回程度葉水を与えてください。

葉水には観葉植物の葉を潤すだけでなく、葉に害虫がつくのを防止する役割もあります。

意外と忘れがちですが、葉水を与えることで観葉植物がより元気に育ってくれますよ。

観葉植物の育て方のポイント3【肥料】

次にご紹介するポイントは、「肥料の与え方」についてです。

肥料を与える時期

まず確認しておきたいのが、観葉植物に「肥料を与える時期」についてです。

肥料は観葉植物が生育する時期(5~10月頃の最低気温が15℃以上になる時期)に与えるのが基本です。

また、観葉植物の成長がストップする時季(基本的には冬季)に肥料を与えてしまうと、観葉植物が肥料の養分を十分に吸収できず、観葉植物の根や葉が傷む原因となりますので与えないようにしましょう。

肥料を与える頻度

次に確認したいのが、観葉植物に「肥料を与える頻度」についてです。

肥料を与える頻度は観葉植物の種類や状態、目的によっても異なってきますが、基本的には、2ヶ月に1回程度の頻度で与えるようにしましょう(固形肥料の場合)。

まれに「観葉植物を丈夫に育てたいから1週間に1回は肥料を与えている」といった方もいらっしゃいますが、こういった行為はおすすめできません。

理由としては、肥料の与えすぎは観葉植物が弱る原因となるからです。

過ぎたるは及ばざるがごとし。

肥料の与えすぎには、十分に注意してください。

植え替え時の肥料のやり方

次にご紹介したいのが、「観葉植物植え替え時の肥料の与え方」についてです。

実は観葉植物を新しい鉢に植え替えた直後に、肥料を与えるのはNGなのです。

植え替え直後の観葉植物は、植え替え作業の際に根や茎などに少なからずダメージを受けています。

そのため、植え替え直後のタイミングで肥料を与えても、ダメージを受けている観葉植物は肥料を十分に吸収することができなくなってしまうのです。

そうなると、観葉植物は肥料焼けや根腐れなどのトラブルを起こしてしまい、最悪の場合枯れてしまうことも珍しくありません。

観葉植物の植え替え後に肥料を与えたい場合は、少なくとも植え替えから2週間程度は間隔をあけるようにしてください。

追肥のやり方

最後にご紹介したいのが観葉植物への「追肥の与え方」です。

例外もありますが、追肥に関しても通常の肥料と同様の時期・頻度でおこなうのが基本です。

また、観葉植物を植え替えた場合に追肥をおこなう際には、植え替えから3~4週間程度の間隔をあけてからおこなうようにしてください。

これも通常の肥料の与え方と同様に、植え替え直後でダメージを受けている観葉植物が追肥によって更に弱ってしまうのを防ぐためです。

観葉植物の育て方のポイント4【植え替え】

最後に観葉植物の「植え替え」について解説します。

一度覚えてしまえば、そう難しくない植え替え。

これからご紹介する観葉植物の植え替えのポイントを確認して、上手に植え替えの作業を進めていってくださいね。

植え替えのタイミング

実際に観葉植物を植え替える前に、確認しておきたいことがあります。

それは、観葉植物の「植え替えのタイミング」について。

観葉植物の植え替えには、さまざまなタイミングがあります。

下記に観葉植物に植え替えが必要なタイミングの代表例を挙げてみましたので、ご参考になさってくださいね。

 

・植木鉢の底にある穴から、観葉植物の根が出てきている

・観葉植物を購入してから2年以上が経過している

・観葉植物に水やりをしたときに、土の中に水が染み込まなくなっている

・いま植えている植木鉢に対して、明らかに観葉植物のサイズが大きくなりすぎている

植え替え方法

観葉植物を植え替えるタイミングを確認したところで、次はいよいよ観葉植物の植え替えの方法をチェックしていきましょう。

観葉植物の植え替え方法をステップごとにご紹介していますので、ぜひじっくりご覧ください。

 

ステップ1:いま観葉植物を植えている植木鉢に対して【ひと回り大きなサイズの植木鉢】・【植木鉢の底穴用ネット】・【ごろ土(鉢底石)】・【観葉植物用の土】・【移植ごて】・【軍手(なくても良いがあると便利)】を用意する。

 

ステップ2:観葉植物の茎の根元に近い部分を持ち、表面の土部分に対してやさしくゆっくりと力を加えながら、観葉植物をもとの植木鉢から引き抜く。

 

ステップ3:もとの植木鉢よりひと回り大きなサイズの植木鉢に、植木鉢の底穴用ネットを敷く(害虫などが植木鉢の底穴から侵入するのを防ぐ役割があります)。

 

ステップ4:新しい植木鉢にごろ土(水はけをよくするための鉢底石)を植木鉢の底が見えなくなる程度まで敷きつめる。

 

ステップ5:観葉植物の土を植木鉢に対して3分の2程度入れ、土の側面を移植ごてを使って下に向かって押し込むようにし土を安定させる。

 

ステップ6:土の中央に観葉植物の根っこが植わる程度の穴を移植ごてを使って軽く掘る。

 

ステップ7:観葉植物の根っこを穴の中に植え、その上から土をかけていく。

 

ステップ8:植え付けが完了したら水をたっぷりと与え(植木鉢の底穴から水があふれ出す程度の量)、土と根がなじむようにする。

 

ステップ9:すべて完了したら、半日程度は日陰に置いて観葉植物を休ませる。(植え替え後すぐに日当たりの良い場所に置いてしまうと、観葉植物が弱ってしまうこともあるためです。)

初心者でも育てやすい観葉植物10選!

ここまでは観葉植物を育てるポイントや植え替えの方法について解説いたしました。

ここからは、「初心者でも育てやすい観葉植物」を10種類ご紹介します。

実際に初観葉植物を育ててみたいとお考えの方は、ぜひ参考にされてください。

パキラ

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「パキラ」は中南米原産の観葉植物で、手軽に手に入り頑丈な性質をもっているため初心者におすすめです。

大変育てやすい植物ですが、寒さには弱いので冬季には注意が必要です。

冬季は室内に取り込み、なるべく温かい場所に置いて育てるようにしてください。

サンスベリア

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「サンスベリア」は、「サンセベリア」とも呼ばれる観葉植物です。

こちらも大変育てやすい観葉植物ですが熱帯アフリカ・南アフリカなどが原産国なので、パキラと同様に寒さにはやや弱いという特徴があります。

パキラと同じく、冬季は室内で育てるのがおすすめです。

ウンベラータ

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「ウンベラータ」は、「フィカス・ウンベラータ」とも呼ばれる熱帯アフリカ原産の観葉植物です。

おしゃれな見た目と育てやすさから、インテリアグリーンとして大変人気があります。

ウンベラータも寒さにはやや弱いので、室内での管理がおすすめです。

ただし、耐陰性が高いため、日陰でも育てることができますよ。

モンステラ

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「モンステラ」は、熱帯アメリカ原産の観葉植物です。

今までご紹介した観葉植物と同じくやはり寒さに弱いため、室内で育てるのがおすすめです。

ウンベラータと同様に耐陰性があり、日陰でも元気に育てることが可能です。

直射日光が当たる場所に置くとすぐに日焼けを起こしてしまうので、注意が必要です。

サボテン

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「サボテン」にはさまざまな種類がありますが、基本的には大変育てやすい観葉植物です。

あまり手をかけなくとも、元気に育ってくれます。

ただし、水やりのしすぎには注意。

乾燥を好むサボテンは、水を与えすぎると根腐れを起こしてしまいます。

サボテンの種類にもよりますが、基本的には土へ直接おこなう水やりは避け、霧吹きで水を与える程度が最適でしょう。

ベンジャミン

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「ベンジャミン」は、ゴムノキの一種で「フィカス・ベンジャミナ」などとも呼ばれます。

インドなどを中心としたエリアが原産で、インテリアグリーンとしての需要が高い観葉植物です。

ベンジャミンは耐陰性があり、やや明るめの日陰でも十分に育てることができます。

クワズイモ

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別名「アロカシア」とも呼ばれる「クワズイモ」。

インドや東南アジアなどでよくみられる観葉植物です。

多年草で、日陰でもよく育ちます。

初心者の方でも大変育てやすい観葉植物です。

葉焼けを起こしやすいので、直射日光が当たる場所で育てるのはおすすめできません。

オリーブ

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「オリーブ」は室内ではもちろん、室外でも庭植えでもよく育つ観葉植物です。

耐寒性もあるので、冬場のお手入れにも気を使わなくて良いというのが特徴です。

日当たりや風通しのよさを好む観葉植物ですので、どちらかというと屋外で育てるのが一般的です。

上手に育てれば、花や実を楽しむこともできますよ。

ユッカ

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「ユッカ」は、アメリカ原産の観葉植物です。

大変丈夫な植物で、寒い場所や日陰でも元気に育ちます。

屋外でも屋内でもあまり気を使わずに育てることができる観葉植物ですよ。

ゴムの木

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「ゴムの木」は、インドやマレーシア原産の観葉植物です。

どのような環境でも大変育てやすく、室内でも室外でも大きく育ってくれます。

ただし、大きくなるスピードが比較的速い観葉植物ですので、植え替えも1年に1回程度必要になってきます。

観葉植物の育て方のよくある質問

最後に観葉植物の育て方に関して、よくある質問とその答えをまとめました。

100均の観葉植物はどうやって育てればいい?

100均の観葉植物は小さな容器に入って売られていることが多いため、購入後すぐにひと回り大きな植木鉢に植え替えるようにしましょう。

その後は、一般的な観葉植物と同様の育て方で大丈夫です。

葉っぱに元気がない!

観葉植物の葉っぱに元気がないと感じた場合は、下記についてチェックしてみてください。

 

・土の表面が乾いていないか→土の表面が乾いていれば水不足です。水をたっぷり与えてください。

・観葉植物を置く場所は適切か→直射日光が当たる場所や日当たりが悪い場所、またエアコンの風が直接当たるような場所は避けてください。

・葉の裏などの害虫がついていないか→害虫駆除剤を利用し、葉水で害虫予防をおこなってください。

・植木鉢が小さすぎないか→小さすぎる場合は植え替えをおこないます。

お水をあげてるのに枯れてきている

水を与えているのに観葉植物が枯れてくる場合、上記と同じ内容について確認してみましょう。

また、肥料の与えすぎや水やりのしすぎで根腐れを起こしていることも考えられます。

黄色い葉っぱが出てきた!

下記のような原因が考えられます。

 

・もともと新芽が黄色い→観葉植物の種類によっては新芽がもともと黄色いものもあります。

・害虫がついている→害虫駆除剤の利用や乾燥している場合は水葉を与えてあげましょう。

・紅葉している→イチョウなどに見られる現象です。

・葉が弱っている→観葉植物の水不足や害虫によるトラブル、設置場所などによる可能性が考えられます。

 

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