【観葉植物・オーガスタ】大きくなりすぎたらどうすればいい?

オーガスタ(ストレリチアニコライ)は大きく成長する観葉植物。

いい環境で長く育てていると、思っていた以上に成長してしまった……なんて声も。

大きくなりすぎるとお部屋の中でかなり場所を取ってしまいます。観葉植物を飾りたいけれど、成長しすぎると困る……という方もいるでしょう。

この記事では、オーガスタが大きくなりすぎた際の対処法や、育てる際のよくあるトラブルについて解説します。

 

オーガスタ(ストレリチアニコライ)ってどんな植物?

オーガスタは、ストレリチア属に属します。

大きな花を咲かせる多年草で、南アフリカが原産国となっているものが多いです。

原産国地域では、大きなものだと10mを超えるものもありますが、一般家庭用はそこまで大きくならない品種が出回っています。そのため、自宅でも育てることができる観葉植物です。

オーガスタは、和名ではルリゴクラクチョウカ、英名ではパラダイス・オブ・バード・ツリーと呼ばれています。

オーガスタの原種は、ストレリチア・アルバと呼ばれるものとされていて、こちらはとても希少な品種です。現地でも栽培が難しいとされているため、なかなか見かけることはありません。

          

基本情報

オーガスタは、皇帝ニコライ一世が名前の由来になったとされていて、とてもセレブな雰囲気もある観葉植物です。

葉が大きく横に広がる姿はとても優雅で、皇帝から名前が付けられたのも納得できますね。白い鳥のような花を咲かせて、花が咲くとよりゴージャスになります。

品種により花の色が白ではないものもありますが、大きな花が咲くのは共通しています。ただし、オーガスタの場合は花が咲かないものもあるため、そのような場合は葉を鑑賞して楽しみます。

          

特徴    

オーガスタの特徴として、とても葉が大きいことがあげられます。

トロピカルな雰囲気が漂う観葉植物なので、お部屋に飾れば南国のリゾートのような雰囲気にしてくれるでしょう。

葉が大きいことから、蒸散作用が高いとされていて、加湿器的な役割も果たしてくれます。

 

素敵な花言葉

 オーガスタ(ストレチアニコライ)の花言葉はとても縁起が良く、贈り物にしても喜ばれる花言葉です。

美しい花に由来して、「輝かしい未来」や「あたたかい心」というような花言葉がつけられています。「あたたかい心」は、丸みのある葉から由来しているといわれています。

このような点から、贈りものとしても人気のある観葉植物です。

 

オーガスタが大きくなりすぎた…どうすればいい?  

オーガスタは野生では10mにもなる植物で、成長スピードが早く、どんどん大きくなってしまいます。室内で育てている場合は、大きく育ちすぎると困ることもあるでしょう。

大きく育ちすぎないようにするためには、剪定や根っこの間引きなどを行わなければいけません。

逆に、大きく育てたいという場合は外に出して育てることで、大きくなっても置き場所に困るということはないでしょう。庭が広ければ、外で育てるのもおすすめです。

ここからは、オーガスタが大きくなりすぎた際の対処法を5つご紹介します。

 

剪定する

オーガスタは、縦に成長していきます。

高さも含めて全体的に大きくなってしまうので、定期的に剪定してあげるといいでしょう。剪定のタイミングは大きくなり過ぎた時や、葉が黄色くなってしまっているなど色が悪い場合です。成長が進むと、外側にある葉はだんだんと黄色になっていきます。これは葉が枯れている状態なので、枯れたら剪定しましょう。

剪定の時期は、5月から7月がベストです。冬の時期は成長が止まりますし、根っこも弱っているので剪定はおすすめできません。

また、剪定する際は、古い葉から順番に切ってください。中心の葉の茎と茎の間から新芽が出る植物なので、外側の古い葉から剪定すれば、新しい葉を剪定してしまうこともありません。葉がついている茎の根元から剪定しましょう。剪定した葉は、見栄えが良ければそのまま飾っておくのもおすすめですよ。

 

根を間引きする  

根を間引きしてあげることで、大きく成長するのを防げます。

植物は根から栄養を吸収して大きくなっていくので、根を間引きすれば栄養を吸収する根を減らすことができ、大きくなりすぎません。

しかし、間引きしすぎてしまうと成長が悪くなる可能性もあるため注意しましょう。

 

夏は屋外で育てる          

オーガスタを大きく成長させたくないという場合、室内だと日陰で伸びすぎてしまう「徒長(とちょう)」が起こりやすくなります。徒長とは、植物の茎や枝が必要以上に間延びしてしまうことをいい、日照不足や水分過多などが原因とされています。

徒長を防ぐためには、夏は屋外に出して育ててみてください。オーガスタはもともと熱帯の植物ということもあり、直射日光も好みます。

日光に当ててあげれば縦に伸びることはなくても、株そのものは丈夫に育ちます。よく日に当てれば、高さは半分以下になる可能性もありますよ。高さを出したくない場合は、屋外に置くのもおすすめです。

 

植え替えしない  

オーガスタは、2年くらいしたら鉢底から根っこが出てきてしまうほど大きく成長することが多いです。そのため、基本的には2年に1回を目安に植え替えが必要です。しかし、大きく成長させたくない場合は、植え替えしない方が良いでしょう。

植え替えはさらに大きく成長させたい、元気に育てたいという場合に行います。現在の鉢よりも一回り大きな鉢に植え替えするので、今より大きくなってしまうことは間違いありません。

これ以上大きくしたくない場合は、植え替えではなく、株分けして小さなものを再び育てていくのがおすすめです。置き場所さえあれば、お部屋の様々な場所に飾ることができますよ。

 

子株ができたら株分けする

オーガスタに子株ができたら、株分けしないとますます大きくなってしまいます。

子株ができた場合は、株の根元に切り込みを入れて株分けしましょう。

オーガスタは、挿し木で増やすことができない観葉植物のため、増やしたい場合は株分けします。

株分けの時期は、オーガスタの成長期である5月から7月がベストです。オーガスタは、水はけの悪い土で育ててしまうと根腐れのリスクが高くなるため、株分けして育てる場合は、使用する土に注意しましょう。水はけのよい観葉植物用の土を用意するか、自分でブレンドしてもいいです。ブレンドの場合は、赤玉土2と鹿沼土1の割合がおすすめです。

             

株分けの方法    

オーガスタの株分けを行う際は、ハサミは使いません。

親株と子株の間に割り目を入れるようにスコップをさしこんで、根っこがついている状態で切り離します。あらかじめ根っこを乾かしておくと作業しやすいです。そして、培養土に植え替えしてから2週間から3週間は、明るい日陰に置いておきましょう。

 

オーガスタの葉に関するトラブルと対処法  

綺麗な葉が魅力的なオーガスタですが、葉が大きいため葉にトラブルが起こりやすいです。オーガスタの葉に関するトラブルについて、原因や対処法を見てみましょう。

 

葉が垂れる

オーガスタの葉が垂れて元気がないように見える場合、日当たりが悪いことによる日照不足が原因の可能性があります。

日当たりの良い場所に移動させて、日光を当てましょう。その際は、直射日光に当たりすぎないように注意してください。

 

葉が割れる

葉が割れてしまうという場合は、強い日光に当たり過ぎたか、水不足や強風が原因です。

オーガスタはもともと葉が割れやすい品種なので、葉が割れないように注意しなければいけません。特に強風があたりやすい場所に置くのは避けましょう。割れた葉がある場合は、他の葉に刺激を与えないようにして剪定してしまうのがおすすめです。

 

葉が茶色、黒くなる       

葉の色が茶色になったり、黒くなっている場合、葉焼けや水分不足になっている可能性があります。葉焼けは直射日光に当たると起こりやすいため、置き場所を見直しましょう。葉水もして葉の変色を防いでください。葉水は、毎日1回は行っておきましょう。

 

葉が丸まる 

葉が丸まっている場合、直射日光の強光に当たりすぎていたり、水分不足の可能性があります。乾燥でだんだん丸まってしまうのです。このような場合は、葉水を行ったり、しっかり水分を与えて他の葉に影響が出ないようにしましょう。

 

葉が開かない

新芽がいつまで経っても開かない場合、日照不足や根腐れ、害虫被害が考えられます。通常は、くるくると丸まって自然に開きますが、日照不足だと途中で破れてしまうこともあります。なかなか新芽が開かないという場合は、濡らしたタオルで新芽を拭いてみたり、手で開くように補助してあげるといいでしょう。そうすると自然に開きやすくなります。

 

葉に白いものがついている

オーガスタの葉に白い綿のようなモノがついている場合、これはコナカイガラムシの可能性が高いです。コナカイガラムシは、見つけたらすぐに除去しましょう。濡れた雑巾や綿棒などを使って取り除きます。取り除いた後は、薬剤を散布して再発しないようにしてください。

 

ストレリチア属は種類が豊富!人気の品種を紹介   

 

ストレリチア属は、とても種類が多いです。大きく分けて8つの種類に分類でき、そのうちの6種類は、南アフリカが原産地となっています。

有茎種と無茎種に分けることができ、有茎種は、5mから20mまでの高さにまで成長するんですよ。無茎種は、綺麗な花を咲かせるのが特徴です。ここでは、人気のある品種をいくつかご紹介します。

 

ストレリチア・レギネ(ゴクラクチョウカ)             

ストレチア・レギネは、ゴクラクチョウカとも呼ばれています。18世紀ごろに見つかったストレチアで花が極楽鳥に似ていることから、ゴクラクチョウカと名付けられました。花がエキゾチックで美しいだけでなく、葉もバナナのように大きいのでとても見栄えがする観葉植物です。

同じ品種に、ストレチア・オーガスタがあります。同じストレリチア属ではありますが、花の色や葉の形、草丈、全体の雰囲気が異なります。ストレリチア・レギネは、花がだいだい色や緑色が中心で、葉は細長く草丈は1mから2mあり、全体的にスリムな見た目です。これに対して、ストレリチア・オーガスタは、花が白や黒、葉の幅が広くどっしりした見た目で、草丈も7mから10mととても大きいです。

 

ストレリチア・ユンケア  

 ストレリチア・ユンケアは、ストレリチア・ジャンセアとも呼ばれています。こちらはノンリーフという品種で、針金のような見た目をした葉が特徴的です。

大きな鉢で育てることで大きく成長しますが、光が不足すると葉が柔らかくなってしまって倒れやすくなるので注意しなければいけません。葉焼けしにくいので、日当たりが良い場所で育てやすいです。ユンケアとレギネを掛け合わせたものとして、ストレリチア・パルビフォリアと呼ばれる品種もあります。

 

ストレリチア・アルバ    

ストレリチア・アルバは、花冠の色が白く形が丸い耳状です。アルバは、白いという意味なので、花の色がそのまま品種の名前の由来となっています。

 

ストレリチア・コーダータ          

ストレリチア・コーダータは、白い花を咲かせる品種になります。アルバにもよく似ており希少な品種なので店頭で並ぶことは少なく、通販でもなかなか入手できないとされています。

有茎種に分類されており、南アフリカが原産地です。昔は、ストレリチア・オーガスタと一緒の呼び名でしたが、現在はコーダータとニコライとアルバというように分けられています。観葉植物としてよく利用されるのはニコライです。

             

ストレリチア・ユンケア  

ストレリチア・ユンケアは、成長するとだんだんと葉が小さくなっていきます。そして最終的には茎だけのように見えるのが特徴です。

別名、ストレリチア・ノンリーフとも呼ばれていて、これは葉がなくなることから名づけられています。葉は棒状で、先端は少し丸みを帯びているので柔らかな印象もあります。スタイリッシュな観葉植物で、葉が横に広がらないので、狭い場所でも飾りやすいです。高さは120cmから130cmとやや大型なので、存在感はあります。

 

観葉植物を購入するならプレミアガーデン 

 

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観葉植物は実店舗でも購入できますが、実店舗では限られたものしか置いていないことが多いです。欲しい種類が決まっている場合は、通販を利用して購入するといいでしょう。

通販なら店舗にはないものも購入できますし、珍しいものも入手しやすいです。種類が豊富なので、よりお部屋に合うものを選びやすいでしょう。

通販サイトにはさまざまなものがありますが、お悩みの方はプレミアガーデンがおすすめです。最後に、プレミアガーデンで扱っているおすすめの観葉植物をご紹介します。

 

ストレリチアニコライ8号

ストレリチアニコライ8号 (ラスターポット付)

 

ストレリチアニコライの8号サイズで、高さは80cmほどです。ストレリチアニコライは、実はオーガスタの別名です。記事の冒頭でもご紹介しましたが、名前の由来は皇帝ニコライ1世からといわれており、高貴な雰囲気が人気のある観葉植物となっています。

花言葉は「輝かしい未来」や「温かい心」というようなとても優しいものなので、ギフトにも最適ですよ。

枯れにくく育てやすいので、初心者にもおすすめです。

 

ストレリチアレギネ8号

ストレリチアレギネ8号 (ラスターポット付)

 

別名「極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)」と呼ばれている観葉植物です。鳥のように美しい花が咲き、オレンジ色の花は南国を連想させます。

いい意味を持つ花言葉がたくさんあるのが特徴で、「輝かしい未来」や「すべてを手に入れる」といった縁起が良い花言葉なので、贈り物としてもおすすめですよ。

こちらも比較的育てやすく、長く綺麗な状態を楽しめる観葉植物です。

 

まとめ

今回は、オーガスタの特徴や大きくなりすぎてしまった場合の対処法についてお伝えしました。オーガスタは育てやすい観葉植物ですが、中には大きく成長しすぎてしまうものもあります。ご自宅の広さに合わせた観葉植物を選ぶためにも、どれくらい成長するのか、成長しすぎてしまった場合にはどうしたらいいのかは把握しておきましょう。

これから育ててみたいと考えている方には、プレミアガーデンがおすすめです。質の良い観葉植物を揃えているので、ぜひ利用してみてくださいね。

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